四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

今週は国内出張が立て続けにあり、フェリーや飛行機や車で日本を走り回る一週間となった。

 

そのような週中、いつも大変お世話になっているJFグループ生産者協議会に出席させていただいた。

毎年と同じ京都の素敵な施設での開催である。

講演では特別顧問であり日本体育大学 理事長である松浪健四郎先生の素敵な話を聞かせていただくことができました。

その後の懇親会は、これまで多くのことを切り開いてこられた加藤会長による開会の挨拶ではじまり、松浪理事長、加藤会長、東社長と同じテーブルにて美味しい料理をいただきながら、業界の今後などについて屈託のない意見交換をさせていただくことができました。

松浪理事長や加藤会長、東社長は、いろんな面において大先輩であり、いつもながら多くを学ばせていただける存在である。そして何よりも有言実行の推進力をもった方々である。これからも花き業界の将来に向けて一緒に精いっぱい力を合わせて取り組んでいきたいとあらためて感じました。

また園芸研究家でありTVなどでも活躍しているトミーこと富山昌克さんとも少しぶりにお話をさせていただくことができた。トミーさんとは実は同い年ということもあって以前から懇意にしていただいており、シャイな又右衛門の尻たたきと激励をいただける先輩ともいえる存在で、とてもありがたいことである。

 

その他にも生産者の方々や関係者を上げればきりがない、お世話になっている方々との素敵な時間はあっという間に過ぎていき、中締めとなった。

 

普通であればここで盛り上がり終わるところであるが、この会のいつもの無茶ぶりというか、今回、何の前振りもなく明らかに若輩である又右衛門が中締めに指名された。

私の記憶の中では締めは初めてであるのと、周囲には大先輩ばかりなので、辞退できないかと思ったが、全くのそのような雰囲気ではなく、僭越ながら又右衛門が「一本締め」をさせていただいた。

 

そして懇親会は終了。明日早朝から出張があるため2次会は遠慮し、一足先に帰らせていただいた。

そして帰りの車中で初めての経験で緊張のため何を言ったか覚えていない「一本締め」を振り返りながら、一本で締める意味を考えていた。

 

本来、締めはその行事やイベントなどが無事終了した時に協力者への感謝のために行うものと聞いたことがある。確かに今回も素敵な方々によってJFグループ生産者協議会 総会&懇親会が無事盛会で執り行われたので素敵な締めをむかえることができたと考えていた。

 

その一方でこの締めは、生産者、流通との絆をさらにきつくしっかり締め、一体となって将来に向け気を引き締めていこうという号令にも感じた。

何の準備もなく、きちんとした「一本締め」はできていなかったと思うが、新しいことを経験させていただき、学びと気づきをいただけた皆さんに本当に感謝である。

1年後の40周年が楽しみである。

うちの農場には、富士山のような形の1,000年オリーブの他いくつかの非売品がある。

その理由は様々であるが、その中の一つであるプヤ・セルーレアの大株に花が咲いた。

 

花が咲くことは、株にとっては必ずしも嬉しいことではないが、あまり見ることができない花を眺めているだけで、いろんなことが頭の中を駆け巡る。

 

 

その花は深みのあるブルーが輝いているようでもあり、とても寂しげにも感じる。そしてその神秘的な美しさを言葉で伝えきれないもどかしさを感じる。

 

まるで今の自分自身を映し出されているようだ・・・・・。

先日もアップさせていただいたツリーファーン(ディクソニア アンタルクティカ)

 

 

一斉に芽吹いてきた。

 

 

こんな感じで。くるくるっと・・・・・

 

 

ニョキニョキと・・・・・

 

 

まるでお祭り騒ぎ。

 

 

天に想いを届けてくれるかのように・・・・わっしょい。ワッショイ!!!

今日は久しぶりに清荒神清澄寺を訪問させていただく機会があり向かわせていただきました。

 

今回は、境内にある鉄斎美術館別館史料館が訪問場所になる。

 

 

地元宝塚で大変人気のある情報誌「ウィズたからづか」さまより、ここで開催されている「鉄斎の花鳥画」展の花鳥画を観て、園芸に関わる活動家・金岡又右衛門として感じることをインタビューさせてほしい、との機会をいただき訪問させていただきました。

 

着後、すぐに鉄斎美術館 学芸員の細里さまから、とても丁寧な案内をいただき、じっくり観させていただくことができました。

 

そこで又右衛門として感じたことなどは、「ウィズたからづか9月号(8月15日発行)」にて掲載予定ですので、ここでは控えさせていただき是非来月の発行を楽しみにしておいてくださいませ。

 

このような機会をいただけたことで、鉄斎先生の信念や積み上げられてこられたことの一部に触れさせていただくことができ、多くを学ばせていただけました。

 

鉄斎美術館の皆様、ウィズたからづか編集部の皆様お世話になりました。ありがとうございました。また特別撮影許可もいただきありがとうございました。

 

 

その後は、久しぶりに境内を周り、参拝させていただいた後、参道を歩いて、清荒神駅へと向かうことにした。

小さなころ、祖母と手をつなぎ何度も通った参道を、あらためてゆっくり歩くことで、色んなことを思い出し、とても懐かしく感じることができ、素敵な時間となった。

 

また参道の途中には、新しくできた建物や昔ながらのお店が混在しており、それもまたそれぞれ個性があってとても興味深く、この参道は進め方次第では、まだまだ可能性を秘めていると感じ、勝手な妄想まで掻き立てられることになりワクワクすることができました。今後の清荒神の参道に大いに期待です。楽しみです。

今月のスタートである1日は、懇意にしていただいているお客様で、ガーデンデザインや施工を行われている「Obriga道」の水谷さん夫妻がお越しくださり、さらにかわしま先生にも合流していただき、ランチミーティングをしながらとても有意義にお話をさせていただくことができた。

 

 

水谷さんご夫妻は、とても勉強熱心な方で色んなことに興味を持ち、自ら学んだことをすぐに検証してから、良いものを提供していくスタイルと、何といっても素敵な人柄で、きっとこれから多くの人に支持されていくであろうと思う。楽しみである。

 

そして先月 無事オーストラリアからやってきてくれた植物がある。それはツリーファーンである。

横たわっているのが通称 ソフトツリーファーンと呼ばれているディクソニア アンタルクティカ。この種はベアルート(抜き根)状態で輸入してもほぼ発根するため、輸送中のことを考えると、このようにベアルートで輸入するのが適していると言える。

 

 

今回やってきてくれたのは50cm~400cmまで大小、2品種合わせてその数なんと約450本である。

 

 

その中にはわずかだが、希少なマルチタイプのものが含まれている。この木の全ての葉が展開するとかなりの迫力になるだろう。

 

 

そしてPOTに入っているのはサイスィア オーストラリス。この種はワシントン条約のappendixⅡ(付属書Ⅱ)に属している種である。そしてこの種は、ベアルートでの輸入では枯死する可能性があるため、手間暇かけて発根済みの輸送を行って無事到着してくれている。

 

 

そして来日から約3週間でこのようにニョキニョキとくるくるの芽が出てきている。とても愛らしい。葉が展開している時よりも、日々芽が伸びていく今の時期が一番魅力的にも思える。

 

 

サイスィア オーストラリス 同じように芽が吹きはじめている。これからの日々成長が楽しみである。

 

このようにくるくるの葉を見ていると、何となく自分の髪の毛と似ていてどことなく他人のように思えない植物。

 

 

さ~。皆さん。今が一番いい時ですよ。是非観に来てくださいませ。大阪営業所にて多くの人にお越しいただけるのをお待ちしています。

by くるくる三兄弟(ディクソニア、サイスィア、又右衛門)

マダガスカル ナショナルデー レセプションの翌日は、千葉大学において花葉会が主催するサマーセミナー&交流会に参加させていただいた。

 

 

私は、花葉会のセミナーへの参加が初めてであり、場所も少し迷いながらの開会前の現地到着となった。

 

セミナー会場に到着し受付を済ますと、ずっしりと重い資料を渡され、セミナー室へ移動、そして定刻にセミナーは開催された。

 

 

今回の花葉会サマーセミナーは、「東京オリンピック後の花・緑産業の未来を考える。~植物を介した健康、街づくり、人づくり~」がテーマで、興味深いテーマのため参加をさせていただいた。

 

セミナーの講師陣6名と各題目は下記の通り

 

●「花壇活動が人を街を変える~自治体や地域住民が求める植物とは~」

千葉大学環境健康フィールド科学センター 渡辺 均教授

 

●「住民参加型の花壇活動の推進」

東京都葛飾区環境部環境課 課長補佐 早坂幸一郎氏

 

●「植物セラピー効果とその活用法」

千葉大学大学院 園芸学研究科 岩崎教授

 

●「都市緑化における花と緑の多様性と可能性」

(株)日比谷アメニス 景観環境二部主任 水野 妙子氏

 

●「緑化ビジネスの新潮流」~今、お客様が求められているキーワードとは?~

(株)パーク・コーポレーション parksERs ブランドマネージャー 梅澤伸也氏

 

●「屋内メンタルヘルスケア緑化における様々な可能性」

~LED照明、ハイドロカルチャーの可能性~

(株)プラネット 代表取締役 大林 修一氏

 

以上の内容で各人約1時間の講演となった。それぞれの方々による特色ある講演は、

新たに学べたこと、自分の考えが検証されたものなど、役に立つ内容であり、

資料もしっかりいただくことができ、満足できる内容であったと思う。

 

更にその後の交流会では、講師をつとめられた方々や参加者の皆さんと情報交換をさせて

いただくことができた。そしてその話の中でもやはり良く取り上げられたのは、昨日の都内

であった企業とのミーティングでも取り上げられた内容と同じで、今は環境配慮やSDGs、

トレサビリティーの明確化は当たり前であり、それに意識がまだきちんとできていなけれ

ば花き業界や企業は問題であり、今後は厳しいであろうと・・・。私と思っていることと同

じであった。

 

また他には、普段の私たちの取り組みに関心をもっていただいた方から支援や協力の

言葉をいただけたり、学生と話させていただく機会もあったり、実りのある1日となっ

た。

 

そこで特に重要だなと思ったのは、解らないもの知らないものについては、自分の肩書など

関係なしに、たとえ相手が教授であっても学生であっても、勇気を出して、見栄を張らずに

聞くことができるかどうかであるということだった。これからも多くの人から学ばせてい

ただきながら、多くの人に大切なことを伝えていければと思う。

 

 

それとあと一つ嬉しかったのは誰とは言えないが、地球と人との関わり合いに対して同じ

問題意識を持ち、今後はどのように進んでいかなければならないかを考えている人

がいたことである。純粋に嬉しかった。

 

いつかその目的に向かって一緒に取り組んでいくことになるかもしれないという、

嬉しい予感も感じさせていただける素敵な1日となった。

今日は大事なミーティングとイベントがあり、G20で警備が強まる伊丹空港から朝一番の飛行機で都内へと向かった。

 

 

午前中はまず超大手である不動産や開発を行っている企業でのプレゼンの機会をいただき集中したとても良いミーティングができた。内容についてはここでは書けないが国際ルール遵守や環境配慮はもちろんのこと、国際的な活動やデザイン性、学習プログラム、さらに多岐にわたる異業種とのネットワークを高く評価いただき、今後に大いに期待するとのありがたい言葉もいただけた。

 

そして夕方からはマダガスカル共和国の独立59周年記念レセプション(マダガスカル共和国の独立記念日は6月26日)へ招かれ、さらに私たちの「みどりのサバイブプロジェクト(木彫り)」の紹介をする機会までいただけたので、会場であるホテルオークラ東京へと向かった。

 

集合時間にはすでにブースで出展される方々はお越しになられており、初めて出展の私たちは、ご挨拶をさせていただきながら、準備を始めた。そして間もなく私が客員研究員をつとめさせていただいている進化生物学研究所の橋詰さんが到着されたので荷物を運び引き続き準備を行った。

 

その後しばらくして隣で出展されるマダガスカルの文化・人類学の権威である深澤教授も到着され、一緒に準備を行わせていただき、レセプション開場前には全てのブースが準備を終え、来場者を待つばかりとなった。

 

 

しばらくして開場。多くの方がお越しになられ、入場されていく。そして一段落がついてきた最後の方で私も皆さんに続いて会場入りをさせていただいた。

 

 

入り口では駐日マダガスカル特命全権大使ラクトゥマララ閣下が出迎えてくださり、あらためてご挨拶をさせていただき会場内へと進んだ。

 


しばらくしてラクトゥマララ大使閣下による希望溢れる力強い挨拶で会がはじまり、来賓の方々の挨拶、そしてケーキカットが執り行われ、レセプションはとても融和ムードと活気の両方が満ちあふれた中、進行されていった。

 

私はレセプション会場とブースを行ったり来たりしながら、普段からとてもお世話になっているJICAの方々をはじめ多くの方々からご指導をいただいたり、情報交換させていただいたりすることができました。

 

またブースには各国大使閣下や政府関係者もお立ち寄りくださり、私たちの活動をご評価いただき、興味深いお声掛けもいただくことができました。

 

 

そうこうしているうちに2時間はあっと過ぎてしまった。最後に今回のレセプションや出展などで大変お世話になった大使秘書官の半田様と写真を撮らせていただき、今後も協力させていただくことを約束して、盛大に執り行われたマダガスカル独立59周年レセプションは終わった。

 

今回このレセプションを通じて強く感じたのは、ラクトゥマララ大使閣下の皆さんへのお心遣いである。ブースで飾り付けさせていただいている時から、再会の喜びと慰労の言葉を直接かけてくださった。

 

さらに要人が多く来られている多忙なレセプションの中にも関わらず、弊社が通訳として同行した学生とも一緒に写真を撮ってくださるなど、お気遣いの気持ちを大変ありがたく感じた。本来そのように厚かましいお願いは大変失礼であったかもしれないが、それを受け入れてくださった笑顔は、将来を担う学生に、素敵な心を受け付けることになったと思っています。

 

 

まさにマダガスカルの美しい豊かな自然と温かな人々を代表して来日されている方だということをあらためて感じました。私たちの学生以外にも多くの学生ボランティアの方々が参加されていたが、きっとその学生たちの心の中にも、しっかりしたものが芽生えた機会になったのではないかと思う。本当に感謝である。

 

同時期に私の地元大阪はG20で重要な会議が進められ世界中の注目を集めていた。しかし、このレセプション会場においてもパートナーシップやお互いを思いやる温かな気持ちの芽生えという、大切なものが若い世代に芽生え、近い将来、世界を動かす力につながっていくことになるのではと感じることができた。

ラクトゥマララ大使閣下はじめ多くの皆様には、本当に素敵な機会をいただき感謝である。

マダガスカルが代表する豊かな自然と文化、人々が溢れる素晴らしい国であり続けるために、「みどりの力」でお手伝いをしていきたいとあらためて感じることとなった私にとっても特別な記念日となりました。

 

 

来年の独立60周年が本当に楽しみである。その時にも呼んでいただけるように、世界に対し恥じない活動をしていかなければ・・・・・。

 

先週の腰痛もブロック注射のおかげで随分楽になり、少し痛いことを除けば、何とか靴下も自分で履けるし、歩くことにも問題ない。むしろ長時間 椅子に座っている方が苦しい感じであるぐらいまでに快復してきた。若い証拠かな?(笑)

 

そのような中、週初めは大阪にてデスクに向かい、夕方からは今までお世話になっていた甲南学園の行事に連日参加させていただいた。

 

 

24日は父母の会。委員のメンバーの皆さんととても楽しい時間を過ごさせていただいた。

そして本年度の会長から感謝状とお花をいただき送り出していただいた。

 

実は本年度会長は、大阪青年会議所時代に私が委員長を務めさせていただいた人間力開発委員会のメンバーとしてお世話になった方である。

 

十数年経った今、またその時と同じように送り出してもらえることに不思議な縁を感じた。会長だけでなく、父母の会にて一緒に活動させていただいた皆様本当にありがとうございました。

 

そして感謝状と素敵なブーケありがとうございました。花関係の仕事の私には、少し渡しにくそうにされていましたが、私は中々お花をもらう機会がないため、とっても嬉しかったです~~~。実は誰よりも私が喜んでいたかもです。

 

 

 

そして25日は 甲南学園の評議委員会に出席させていただいた。いつものように張り詰めた空気の中で、真剣に議事を進めていくことは、大阪青年会議所時代の理事会に似ているところもあり、懐かしさもあり、毎回勉強になった。特に教授や職員などからの視点や大企業のTOPの方の意見など学べるところが多かった。このような機会をいただけて理事長をはじめ学園の皆様には本当に感謝である。

 

 

そして評議員会の閉会時に、今回が最後になる父母の会会長の嶝様と私に、一言挨拶の機会を与えてくださり、今まで四年間発言ができなかった分、「私の植物への想いと植物の役割」についてお話をさせていただいた。

本来であればさらっと短くするのが礼儀ではあると思う。おまけに元来、人前で話すことが苦手な私なので、「お世話になりました!」と簡単に終わらせるのがベストであったかもだが、日本を代表する企業の方々や、将来の日本を担う学生たちに学びを提供する教職の方々に対し、植物の素晴らしさや植物からあずかったメッセージを伝える絶好の機会と思い、掟破りの長い挨拶をしてしまいました。申し訳ございませんでした。

 

しかし部屋を出るときには多くの方がお声掛けくださったり、大先輩から支援の声をいただけたり、このような私を受け入れてくださり、皆様方の温かさを感じさせていただくことができました。

四年間、本当にお世話になった。ここでの経験を活かし、さらに前へ向いて進んでいきたいと思います。

私は卒業になりますが、甲南学園創立100周年記念に植えられた樹齢約100年のオリーブは、きっとこれからも人と人、街と街、国と国を繋ぎながら、創業者 平生先生の建学の理念である「世界に通用する紳士・淑女たれ」を実現するために学び、そして巣立っていく学生を見守り、送り出していってくれると思う。

 

そして私もこの学園でお世話になったことに恥じぬよう社会的にも認められる人になれるように日々学んでいきたいと思います。

本当にありがとうございました。またお会いできますこと楽しみにしております。

 

 


「100年オリーブ」後は任せたぞ!また会いに来るからね!!!

北海道から戻っての週初め、少し体調がすぐれなかったので、顧問を務めさせていただいているJFMA(日本フローラルマーケティング協会)が東京で開催する総会への出席は断念し、大阪でデスクワークを行っていた。

そして週中には、良くもならなかったのだが、早朝から大阪での大事な視察を終え、名古屋のミーティングに参加し日帰り。

そうして金曜日の朝を迎えたのだが、あれ?腰がおかしいと思うや否や、激痛で倒れこんでしまい、這うことすらできず全く動けなくなってしまった。

(※写真のカンガルーはイメージ画像です(笑))

 

何とか自力で病院へと思ったのだが、立ち上がることすらかなわないため、あきらめて救急病院へ。

 

今まで複雑骨折、靱帯断裂、結石など痛いと言われる病気やケガを繰り返してきたが、今回の痛さも、結構つらく白旗状態であった。

 

そして診断の結果は、予想通り強度のギックリ腰とその他もろもろ・・・・・。骨は竹の節のようにきれいで問題はなく、とりあえずは痛みをこらえるだけの生活で大丈夫とのことでホッと胸を撫でおろした。

 

その後、痛み止めの注射や座薬、飲み薬を処方してもらい、優しい看護師さんやスタッフに助けてもらって、何とか午後からの大事な来客までには机に戻ることができた。お客様には少し失礼な対応になってしまいましたが、何とか穴をあけずにお話をさせていただくことができました。

 

そして翌日には痛み止めとコルセットで、よちよちながら歩けるようになり、補助付きながら京セラドームで開催されていた「天下一植物界」に出展している方々の陣中見舞いへと向かわせていただき、会場では溢れんばかりの人に元気をもらい、少しずつ痛みもやわらいできたような気がした。

暑いところ寒いところなど国内外の出張が続いてはいた。疲れていたとは全く思わなかったのだが、確かに歩き続けたり、夜遅くまで良くない態勢で机に向かっていたりしていたので、それが原因だったのかもしれない。兆候はあったのだが、是正することなくそのまま続けていた結果このようなことになってしまい、本当に情けなく、周りに申し訳ない気持ちでいっぱいである。

 

ただ今回のことで今まで見えなかったものが少し見えてきたようにも感じている。そのことに気づかせてくれた良い機会であったと言えるかもしれない。

週明けには、地元での各ミーティングに、週中には都内でとても大事な商談とイベントがある。そのまま週末には千葉で勉強会もあるので、しっかり心も身体もリセットさせ体調を整えていかなければならない。植物からあずかったメッセージを伝えるために・・・・・

追伸 街角で又右衛門を見かけたら、決して追いかけたり、揺さぶったりしないでくださいね。今週は壊れやすい又右衛門なので・・・・・(笑)

週末は第10回 全国花卸協会 理事会&総会に出席のため開催地である北海道へと向かった。

 

いつものように朝の飛行機のため、本社に車を置いて阪急電車、モノレールを乗り継ぎ伊丹空港へと到着。

 

 

前日のトラブルが原因での欠航便があったので少し気になってはいたが少し遅れて無事出発。そして新千歳空港に到着した。

 

そしてそこからJR線に乗り換え、札幌駅へと到着。ホテルのフロントに荷物を預けて、そのまま会場へと向かった。多くの参加者はタクシーで向かったようであるが、私は基本歩いて30分の距離ならタクシーは使わない主義なのと、歩くことで色々なことに出逢えることが多いため、いつものように歩いて会場をめざした。

すると途中で出汁(だし)の自動販売機に遭遇。Facebook情報によると、結構設置されているようだが私は今までで3回目ぐらい。それもオフィス街ともいえる場所での設置に少し驚かされた。

 

さすがにこのまま買ってストレートで飲むわけにもいかないので写真を撮ってその場を通過し歩き続けた。

すると遠くから囃子が聞こえてきた。それも私の進行方向から聞こえてきている。

 

 

そしてしばらくすると、今度は、だしはだしでも山車にばったり。そういえば今日は神宮祭という年に一回の北海道神宮の大祭と言っていたことを思い出した。

せっかくなのでと思い、スマホのインカメラで写真を撮ってみると、まるで祭りが好きな外国人観光客のようになってしまった。

 

そして再び、目的地をめざし定刻到着どころか時間を間違えた私は開会の1時間前に到着したため、荷物を置いた後、再度歩いて散策をしてきた。

 

そしてちょうど安い定食屋さんを見つけ、そこでコスパが高そうな650円の刺身定食をいただき、満足して、お店を出た。そしてしばらく歩いていると、「こんにちは!」と声をかけられた。

 

振り返ってみると、声の主は、一昨年から昨年までの間取り組んだ「バオバブサバイブプロジェクト」を密着取材してくださった広島ホームテレビの方であった。まさかの、お世話になった広島の方々と札幌、それも狸小路の端の方という場所でのバッタリ遭遇に、とても驚かされ、懐かしさもあいまって、とてもうれしい気持ちになり、やはり歩いて移動するといろいろなモノ・コト・バに遭遇できるのだな~~としみじみ感じ入った。

そして会場に戻り、全国から集まった1年ぶりのメンバーとの理事会、意見交換を終えることができた。

 

 

その後 総会、懇親会も無事執り行われ、気の許すメンバーとともに二次会に行き、業界の将来について冗談を交えながら遅くまで語り合い、そしてそれぞれがホテルへと戻っていった。

 

 

そして日が変わり、私は、また単独行動で北海道大学 植物園や、大通公園、円山公園、中島公園など時間がある限り訪問しながら、多くのみどりから学ばせていただいたり、チャージをさせていただいたりした。

また今までご挨拶ができていなかった北海道の方々とお会いさせていただくことができ、とても充実した訪問となった。

 

 

そのような今回の北海道訪問で少し気になったことがあった。それは移動中に何度も乗った地下鉄。その優先座席は、目の前でつり革を持っていても、ほとんど座る人もなく空いていた。そのことを地元の知人に聞いてみると、地元の人は優先座席には、あまり座っていないとのこと。座っている人は、優先される条件の人か、他府県や海外からの旅行者とのこと。そのような地元の人の対応は本来のあるべき姿かもしれないけど、それが実際として根付いていることが、すごく素敵に感じた。

 

そして私が地下鉄から、旅行者が多く乗る空港快速に乗り変えたとき、その優先座席は旅行者で埋まっていた。そこに少し高齢の女性が二人来られたが、誰も席を立とうとしなかったので、私は少し離れていたが、席を変わろうと呼びに行き、トントンと合図をしたら、こちらに来ていただけた。すると私の隣の男性も同じように立たれて、二人の女性には隣同士で座っていただくことができた。その場から少し離れたドアのところで立っていたら、その女性方々の会話が聞こえてきて、「外国の方なのに親切な人やね!」と・・・(笑)

やはり私はそう見えるのかな~~~。

 

そんなこんなの久しぶりの北海道。またもやレインマンぶりを発揮し、雨模様ではあったが、その分みどりはイキイキしてとても美しく、肌寒いぐらいの気温も、体は心地よさを感じ、心は素敵な地元の方々で温めていただくことができました。皆さんありがとうございました。

 

さ~~次の訪問はいつになるのかな~~。楽しみです。できれば1年に一回ぐらい訪問できるぐらいの仕事を作れるように頑張ります。