四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今週、ある大先輩と話す機会をいただいた。
想いが強すぎたため、普段以上に早口な上、かすれていてかなり聞きづらい声であったと思うが、一時も表情を変えることなく優しい目をして終始笑顔で私の話を聴いてくださっていた。
少しの時間であったにも関わらず、私の過去や深い想いまでをよみとっていただけたのが伝わってきた。
きっと私を受け入れ、耳だけではなく、感覚の全てで聴きとろうとしてくださったからではないかと思う。
さらに過分なまでの評価とともに、力強い言葉までかけていただいた。
とっても報われた。
いや、報われたというより、強い一筋の光が射しこんできたようにさえ感じた。
そして、後にいただいたメッセージに触れたときには心が震えた。
それと同時に新たな想いが芽生え、今まで以上に自分の中で力が湧き上がってきているのが実感できた。
長い年月を経て、固かった蕾みが膨みはじめたような気がする。
これからも引き続き、目をしっかり開いて、耳を澄ませながら、両手を広げて光の方向へまっすぐに進んでいこう。
春の訪れを全身で受け取れるように・・・。
前へ。前へと・・・・・
ここ最近、取り組んでいる内容や様々なプロジェクトに忙殺される日々のせいで、ブログやFacebookへのアップができずにいる。
もちろん筆不精?キーボード無精の言い訳とも言えるかもしれないが・・・
そんなこんなでアップできるものが少なかったが、今日は少し。
さて、今日3月14日はホワイトデーである。
ホワイトと言えば白。白と言えばハク。ハクと言えば我が家の一員である。
このハクと出会ったのは、9年前である。
翌日にオープンを控えた食品スーパーの準備の応援に行っていた時に、どこからか子猫の鳴き声が聞こえてきた。店の方とその声の主を探すも中々見つけることができずに、引き続き作業をしていたところ、陳列什器の奥から聞こえてきていることがわかり、みんなで助け出そうとするも、多くの人に囲まれてしまったためか什器の奥に入り込んでしまい、子猫を連れ出すことができずにいた。
そのような時に、オープンのために来ていた内装業のスタッフが、人が入れるのか?と思うような隙間から見事に真っ白の子猫を救出して、皆が歓喜の声をあげたのだった。
そして一同が良かった良かったと胸を撫でおろし、遅くまでかかったオープンの準備を終えて、そろそろ帰ろうとした時にバックヤードから戻ってきたスタッフが、私に「さっきの子猫ちゃんが・・・。」と話をはじめた。詳しく聞いてみると、お店の近くで生まれた野良猫ちゃんたちのうち1匹がエサを欲しさに紛れ込んでしまったようであるとのことだった。
食品スーパーなので、「仕方がないが保健所に引き渡すしかないかな」と相談をしていたらしく、それは何とかしたいという思いから、スタッフがそこで「うちの社長はネコが大好きで・・・」ということを切り出してしまったとのこと。
そして気がつけば、私の助手席にはガサガサと音を立てながら小さな段ボール箱に入った同乗者が乗っていた。
しかし私は、オープンの準備を終え帰社しなければならないにも関わらず、その場から車を出すことができずにいた。
「本当にこの子を連れて帰っていいのか?」みんなが帰った隙に箱から出して逃がせば、「生まれ育った地に戻れる。」「親や仲間と再会できるのではないか?」しかし再びお店に紛れ込んでしまうと、この子は保健所にいかなければならない。万が一紛れ込まなかったとしても交通量が多い道路に面した駐車場は危険がいっぱいで、そう長くは生きてはいけないであろうということなど、様々なことが頭の中で堂々巡りをして、この子にとって一番のしあわせは何だろう・・・と答えが出せずに数時間が経ってしまった。
ただ、数時間経ってもその答えを導き出せず、最終的にとりあえずこの場は危険だから帰る途中の近くの公園に放すのもいいかもと自分に言い聞かせてスーパーの駐車場を後にした。
そして気がつけば9年経った今、ここにいてくれる。
あんなにも小さく真っ白であった子猫が、薄茶色の耳に、曲がったしっぽ。
手のひらに乗るような子猫が今は約8kgまでになっている。育ち過ぎである。
その他の子たちよりもひとまわりもふたまわりも大きくなったこの子が、しあわせ太りであってくれたら嬉しいと思うのは、きっと我が家で暮らしたことが、この子にとって一番のしあわせであったはずだと、当時の思いに無理矢理答えを出したがっているのかもしれない。
確実に言えるのは、このハクが来てくれてしあわせな時間を共有出来ていることである。
今でもたまに布団の上で粗相をするハク。
トイレに入るとついてきて蛇口から水を飲むハク。
黒いパンツを穿くと必ずと言っていいほどすり寄って毛だらけにするハク。
いちばんおっとりしているためにいつもみんなに先を越されてエサが少ないハク。でもしっかりこんなにも大きく育ってくれて本当に嬉しく思う。ただただ願うのは一日でも、一時間でも長く、一緒にいてくれること。
そんなことを彼の寝姿をみてつくづくと感じたホワイトデーであった。
まだまだ他にもお世話になっている白(ハク)がいるが、このことはいつまでも話すことはできないかもしれない。そんなかけがえのないハクたちに心より感謝である。
今回は本当に久しぶりに秋田へと向かった。秋田は迎春用の根引松やダリアでお世話になっているが、今回は園芸ではなく、農業や環境事業での取り組みに関することで訪れることとなった。
朝一番から会社にて作業と準備を行い、お昼に伊丹空港に到着した。空港は新型ウィルスの影響であろうか、いつもよりひっそりしているようにも感じる。少なく感じる利用者の中でも、マスクをしている人の割合がとても高い。そのような中、私は市販のマスクや消毒用アルコールなどが手に入りにくいこともあり、自社品でウィルスの防衛策を講じ伊丹空港を出発した。
乗り慣れない航路を一時間少々のフライトで定刻に秋田空港へ到着した。そして急いでレンタカーに乗り込み、現地へと向かった。
目的地へ向かう途中、風力発電の風車が目に飛び込んできた。特に今回の訪問は環境についてのミーティングもあるため、余計にこの光景が印象に残るものになった。そして、現地の人とミーティングを行い、一段落したところでホテルに戻り、明日の準備とデスクワークを行うことにした。
翌朝からは車で、周辺地域の視察を行い、その後、農業分野において有機微生物農法などのテクニカルな部分とブランド産品の作出についてミーティングを行った。
その後は飛行機の時間まで周辺地域を見て周ることにした。有名な八郎潟の干拓地や松林などを見学。
その途中、巨大な「なまはげ」に遭遇した。かなりの迫力。
そして道の駅にて販売されている農産物をチェックし、情報収集を行っているとお土産物で気になるものを見つけた。
「くるくるなまはげ」・・・・・。何となく他人事ではないような感じがする。
その後、全国的に有名な秋田国際ダリア園や国際教養大学などの冬の状態を見学し、今回の秋田訪問のスケジュールを終えることができたため、少し早めにレンタカーを返却し、秋田空港へと戻ることになった。
ただこれだけでは終わらないのが私らしさなのか、空港のチェックインカウンターで、お決まりのように眼鏡がないことに気づいた。さっきまでの記憶をたどると、レンタカーに置き忘れたに違いない。あわてて電話をすると、やはり車の中で見つかり、親切に空港まで持ってきてくださった。今回は時間もたっぷり余裕があり、しっかりチェックをしたにも関わらず、恒例のように忘れ物・落とし物をしてしまい、自己嫌悪である。ただ今回は、それ以上の今後への期待感のため晴れやかな気持ちで秋田の地を立つことができました。
初めて訪れた街、初めてお会いできた皆様、なまはげ様、素敵なご縁をありがとうございました。
これからも引き続き又右衛門は、「環境に悪いことしている子はいないか~~?」「植物や自然の言うことをきちんと聞いているか~~?」と怖い顔して世の中を周りたいと思いますので、ご容赦くださいませ!!!
先週に引き続きミーティングやイベントなどでバタバタの週となり、ブログをはじめ、Facebookのアップもなかなかできず、気がつけば週末&月末になってしまっている。反省中!
昨日28日には、以前よりお世話になっている方から壮大なプロジェクトの相談があり、急遽福岡へと向かうこととなった。
残った業務をスタッフにお願いし、お昼前に慌ただしく空港へと向かった。
朝ご飯を食べる時間がなく空腹のままで空港へたどり着き、昼ご飯も食べる時間がないため、せめてラウンジで軽食をいただこうと思ったのだが、昨今のコロナウィルスの関係でラウンジでの食べ物のサービスは休止。飲み物もトマトジュースなど大きなPOTに入ったものはなく、コーヒーやジュースのみでがっかり。
さらに搭乗口に向かう通路もひっそりしている。
そのような中、すれ違う多くの人はマスクをしている。何となく病院にお見舞いに来たような気がする。
また搭乗ゲートでは、ICカードの異常でチェックインができない。少々疲れ気味の又右衛門は、このような些細なことでさらにテンションが下がってしまった。
そして機内でも、業務指示で仕方がないがCAさんはマスクにゴム手袋。マスク越しの顔はほぼ無表情に見える。ニュースなどの情報で危機感は感じていたが、この光景を目の当たりにすると本当に私たちの地球はこのままで大丈夫かと感じてしまった。
そのような中、福岡に到着。
私たちに時間がないので先方に空港まで来ていただき、オープンスペースの片隅でお話をした。
どのようなプロジェクトであるかについてはお伝えできないが、実現すれば世界中が驚く発明であろう。ビジネスになるとかどうかではなく次世代や地球環境を考えれば、何とか形にしたいと思う。またこのような素晴らしいことについて遠く離れた私に相談を持ち掛けてくれることに、ありがたさと将来に対する期待感も湧き、出発前から下がり続けていたテンションは上向きとなった。
空港内での数時間にわたるミーティングを終え、少し時間があったのでレストランで夕食をいただいた。そこで出てきたイカのお刺身を食べるときに頬っぺたの内側を噛んでしまい、またテンションが下がる。さらに帰りのチェックインでもトラブルがあり、さらにまたテンションが下がる。何とももろい精神状態である。
そのような状態であったが、機内で今日のミーティングの資料を読み返すと再び色んなことが思い浮かんできて、モチベーションを持ち直すことができ、最後はなんとか元気に伊丹空港に戻ることができた。
そして今日は2月29日、うるう日である。うるう日とは4年間のずれを調整する日である。昔のイギリスでは4年に一度、この日は女性から男性にプロポーズをすることが許された特別な日であるらしい。素敵な日である。
今年行われる予定の五輪も4年に一度のスポーツの祭典。今年のうるう日は、コツコツ溜まったデスクワークを行っているが、次のうるう日はきっと何か自分なりの特別な日にしてみようと思う。
そう思いながら4年後を考えてみると、又右衛門は4年後には60歳、還暦である。昔の60歳と今とでは大きな違いがあるかもしれないが、自分なりにいい歳になったものだと考えてしまう。ただまだまだやらなければならないことが山積みで、小さなことでテンションが上がるや下がるとは言っていられない。
又右衛門にとっては、そんな気持ちのズレを直すうるう日となった。
先週に引き続き、今週も2回目となる都内。
毎週2回のペースは、小さい頃のお絵描き・お習字教室なみです。
前日は大切な打ち合わせがあるので、一旦大阪にもどり早朝の飛行機で再び上京となった。
いつものように伊丹空港で飛行機に駆け込み、羽田に到着してから急ぎ足で国立代々木競技場へと向かった。
今日はここで開催されているクリエイティブの祭典と言われる「rooms」の見学と陣中見舞いに訪れた。この展示会は以前お世話になったアッシュ・ペー・フランス株式会社が主催されているトレードショーである。
『roomsは、世界中のファッション、デザイン、アートを中心に約500ブランドが参加し、25,000人を動員するトレードショーです。2000年の設立以来、20年もの間、常に最新の情報を発信し続けてきました。若手デザイナーの登竜門としても知られるroomsは、まだ世に出ていない才能に直接出会える場です。会期中は、商談、お買い物、ご飲食の他、アート展やトークショーなどのコンテンツも充実。1日通して楽しめるイベントです。』
※rooms HP(https://www.roomsroom.com)より引用
とあるように大手メーカーが林立する展示会とは大きく違い、新鮮さとワクワク感がいっぱいであった。
会場内は斬新なデザインの服をはじめ小物などのファッション関連が多く、変わったもの好きの又右衛門は何度も足を止めながらの見学となった。中には素敵な盆栽や園芸関連のグッズも見受けられた。
そして少し時間がかかってしまったが、展示会の目的地でもあるエシカルエリアのフタバフルーツさんブースへと到着した。
フタバフルーツさんは東京都中野区で80年続くフルーツショップ。地元に根ざしたフルーツショップでありながら、自然を愛し、人とのつながりを大切にする三代目 成瀬大輔さんがフルーツの美味しさや美しさを伝えるために様々な分野の方々と積極的に取り組んでおられ、その範囲は無限である。
代表の成瀬さんは、弊社にお越しいただいたこともあり、会うたびに学ぶことが多くある、とても魅力的な方である。
今回の出展でもエシカル部門でアワードを受賞されていた。さすがである。
そして大和橘プロジェクトでも関わっている大切なパートナーでもある。この日も各ブースを一緒に周りながら、今後の取り組みについて意見交換ができた。果物業界と花き業界のマーケットは必需品とは受け入れていただきにくいところがあり、景気によっては削減される背景もあるなど胡坐をかいては先細りしかない厳しい業界である。そのために危機感をもって新しいことにもチャレンジしていかなければならないという共通の認識と、代々受け継いできたものを大切にしながらも斬新なことにチャレンジしていく考えも同じで、これからも一緒に様々な取り組みをできればと思っているので乞うご期待である。
残り少ない時間で見学させていただいたが、特に感じたのが「エシカル」に関わる取り組みが注目を受けていたということと、出展者が花き園芸業界ではないのに植物をうまく活用してブースをつくられていたり、たとえ少しのスペースでも植物を意識したブースになっていたりすることであった。
正直、私たちの花き関連の植物を集めることに意識を集中した展示会では作れない雰囲気で魅力的に感じた。確かに花きの展示会はBtoBが主流であるが、BtoCの展示会を積極的に行いうことで需要の拡大やマーケット調査にも繋がり、新たなものを創り上げる機会になるとも思った。他にも音楽や食の新しいものが含まれており楽しみが湧き上がってくるものがあり、これが主催者の言う「創出」という機会づくりであると感じた。
そして一通りのブースを見学させていただき、会場を出ようとしたときに、ちょうど運営者の坂口様とも再会でき、あらためてこの展示会の方向性や今後の取り組みについて聞かせていただくことができた。
「エシカル」「人」「植物」「環境」「アート」そして「創造」と私たちチーム又右衛門が大切にしていることとも大いにリンクしており、大いに学ぶことができた。
また「一緒にできること。しなければならないこと。」とともに、国内外の仲間の顔がすでに私の頭の中で駆け巡っている。これを何とかアウトプットできる機会を作っていければと思っているので乞うご期待である。
その後は、お世話になった方のご令嬢の結婚式・披露宴に出席させていただき素敵なご縁に触れることができた。
今日はとても恵まれた日だと実感しながら、またまた羽田空港に大急ぎで向かい、今回は搭乗時間に間に合い、落とし物もなく無事帰りつけた。そんな又右衛門の1日でした。
私が育った街である宝塚にて活動される宝塚グリーンライオンズクラブ様の例会にてゲストスピーチの機会をいただいた。
例会の出席者は地元を中心に多方面でご活躍されている先輩方や次の担い手の方々で、そのようなメンバーの前でお話をさせていただけることは光栄なことである。
それに加えて、先代である父は宝塚すみれライオンズクラブのチャーターメンバーであり、存命中に父が大変お世話になった方のお顔もお見受けしたのもあって、まるで先代がどこかの席で見ているような気がしてしまい、父親参観日のようなかなりの緊張の中でのスピーチとなった。
現在では宝塚すみれライオンズは、この宝塚グリーンライオンズと統合されたとのこと。
スピーチの後は、素敵な会食をご一緒させていただき、続く例会のプログラムにも参加させていただき、皆様の献身的な活動の一端をのぞかせていただくことができた。
すみれと言えば、宝塚市のシンボルフラワーである。
宝塚歌劇団の代表曲として「すみれの花咲くころ」が歌われることもあり、そのことを知られている人も多くあります。
そのすみれも、西谷地区のダリアも、日本三大植木産地と言われたほどの山本各地区や中筋、平井などの植木もすべて植物。そこに造園技術、環境緑化の先端技術も盛り込み、みどり(グリーン)の力を統合させれば、きっと日本を代表する「健康なみどりあふれる豊かな街」になれるでしょうね。
人と植物を力いっぱい愛せる次世代を育むためにも。
すみれからみどり(グリーン)へのバトンを・・・。
先週は2回の出張に加え、自らの至らなさゆえのあまりの忙しさでブログアップもできず気が付けば3kg痩せていた。
そしてそのままのバタバタで迎えた今週は、京都のcotohaさんにお招きいただき日本を代表するハウスメーカーの皆様に講演を2回おこなわせていただいた。
プログラムの前半は株式会社COTOHA谷奥社長が屋内の植物についてとても学びになるお話をされ、私は後半に屋外の植物や植栽のお話をさせていただいた。
屋外で行う植栽の中でも、近年注目が高まっているデザットプランツやその他の輸入植物によるドライガーデンやローメンテナンスガーデンのことを中心に、土のデザインや環境に配慮した植栽の施工・管理などについてお話をすることに。
会場いっぱいの観葉植物に囲まれ、普通であれば大変リラックスできる空間のはずが、むしろ又右衛門は、植物に見守られながらも、きちんと植物のメッセージを伝えなければならないと力が入り少し空回りしたところもあったが、参加者の温かさに救われ無事に終えることができた。
最近人気の高まりからよく耳にするようになってきた「デザットプランツ」。
その名の通り砂漠で生息する植物である。私たちはそれに加え、暑さ寒さに強く、また乾燥にも強い植物を同様に広い意味でとらえています。
また独特の姿から最近の建築デザインととても相性がよい。
ただそれだけではなく、しっかり根付いたデザットプランツの機能性の高さは驚くべきものがある。暑さや乾燥に耐えられるだけではなく寒さにも強い。低農薬・低化学肥料での栽培が可能なため、環境に配慮した輸入植物であると言えるのではないだろうか。
近々、デザットプランツを載せたコンテナがスペインより到着することになっている。
こうして、この植物の魅力を多くの人々にお届けするお手伝いができることは幸せである。
ちなみに弊社 本社前に試験植栽しているユッカたちは植え込んだ時以外一度も水をあげたことなく、自然の雨のみだが全く問題なく今も元気に育ってくれている。
ただデザットプランツであればどのようなものであってもいいというわけでもないのが現実である。日本の気候に馴染みやすい環境で育て、しっかり根の張った健康なものでなければならない。
書きながら、まるで植物が自分に対して伝えているようにも感じてきた。
確かに見た目は少し変わっていて、尖っているように感じられることもある。そしてあまり水も飲まないし、ご飯も少なめ。暑さ寒さもそれなりに我慢できる。わりに放ったらかしでも育っている。ローメンテナンスな奴である。しかしまだまだ弱い。それは根の張り方が足りてないのかもしれない。
私、又右衛門もしっかり根を張らなければならないとあらためて教えられたような気がする。
今回も素敵なご縁をいただけた。皆さんに本当に感謝である。再会が楽しみである。
週の始まりは都内でスタート。常宿がある新橋にて朝を迎えた。コロナウィルスの影響もあるのか心なしか人が少ないように感じる。
日曜日早朝からシンポジウム参加のため、再び国立オリンピック記念青少年総合センターへ向かい、昼からは新橋のホテルにて、ふんだんにたまったデスクワークを行った。
頭を使うとお腹も空いてきたのでホテルの近くに栄養補給に出かけた。
気になる看板を横目に、近場の駅前ビルにて簡単に済まそうと思い地下に入ると初めて見るお店の暖簾に目を奪われた。
今まで「カレーは飲み物」というキャッチフレーズのお店は見たことがあったが・・・
うどんやラーメンを飲み物ということは百歩譲ったらわからなくもないが、「焼きそばは飲み物」はさすがに千歩譲っても理解しがたい。飲み物感覚で食べよう!という意味なのか・・・
そんなことを思いながら別のお店に入って、ご飯を食べてホテルに戻ると、先ほどまで持っていた財布がないのに気づき、慌てて立ち寄ったお店2軒へ確認に行った。
1軒目では、「緑色の身体に、大きな口と手と足があって・・・」と財布の特徴を伝えると、私が言っていることが全く理解できなかったのか怪訝そうな顔で見つめられ、少し恥かしくなり、すごすごと退散。
2軒目でも同じように尋ねると、店員の方は財布の持ち主とは思えぬ私の外見にクスっと笑われたような気がしたが、とても丁寧に対応してくれ無事に私の財布は手元に帰ってきた。その財布がこれ!
まさに帰る(カエル)財布である。そんな財布をしっかり握りしめ再びホテルで原稿を書きながらほぼ半日を過ごした。
そして月曜日ミーティングが終了後、飛行機に乗り伊丹空港。自宅へと戻った。
翌日は、四国でリニューアルOPENを控えた素敵な施設の方々が来社くださり、多くの植物を選んでいただいた。今のところは何処とは言えないが、そのうちに報告したいと思う。
週中ごろは、社内ミーティングに兵庫、大阪でのプロジェクトの打ち合わせを行った。少し先のプロジェクトであるが役割をいただけそうなので楽しみがいっぱいである。
週末には、今までスタッフが大切に面倒をみながら、健やかに育ってくれていた大型植物の旅立ちで、少しセンチメンタルに・・・
その後は監事をつとめさせていただいている一般社団法人全国花卸協会の理事会に出席した。珍しく大阪開催である。実は完全に東京と思いこんでいて飛行機とホテルを予約していたが、前日に大阪開催と書いてあった案内を見つけ難を逃れることができたのである。最近は考え事が多いせいか、うっかりが多くなってきたので気をつけなければならないと強く感じた。
理事会の後は懇親会。多くの人が世代交代を・・・
今週は節分があり、年の区切りとなる。色々なことが動き始めたのを感じる。
そして昨年から始まった会社内の改革。今年も様々なプロジェクトで自宅はもちろんのこと、会社内から外に出ることが多くなるだろう。
福は内。鬼は外。さて又右衛門はどっちかな~~~
年初からバタバタの1月はあっという間に過ぎ去り、週末には2月を迎えることになった。
いつものように、深夜に起床し、お朔日(おついたち)参りをさせていただき、午後より都内へと向かった。
土曜日の伊丹⇒羽田間はビジネスユースが少ないため比較的に空いていた。
今回の上京は本年のイベントに関する打ち合わせ&準備と、NICEさんの30周年記念に参加するためである。
NICEは、正確には特定非営利活動法人 NICE(ナイス)日本国際ワークキャンプセンター (Never‐ending International workCamps Exchange)
日本で唯一(国際NGOの日本支部を除く)、国連・CCIVSに加盟し(現、財務理事)、世界トップクラスのネットワークを持ち、日本全国・世界各地の人々とともに、多様な生態系・文化・個性が生き生きと友好共存する地球社会を開拓している…そんな素敵な活動をしている団体です。(日本国際ワークキャンプセンターNICE HPより引用)
ではNICEと、何故、どのような接点があるのかというと・・・
青年会議所時代の2004年。人間力育成委員会の委員長に指名され、その際に人間力を高めるプログラムとして、まずは海外に身を置くことで自らを見つめ直し、外から日本の現状をしっかりと見ることが必要であると考えた。そして企画・運営、実施・検証を行うことで、地域には貢献を、参加者には研修の意味を持たせるモンゴルミッションを実行したのである。
その際にワークキャンプの考え方や手法などを積極的に取り入れることが効果的と考え、NICE代表の開澤氏や裕美氏の門をたたき、共感を得て多大な協力をいただいたことからの繋がりである。
注:写真は当時の学校建設している時のものです。
注:写真はモンゴルミッションの10年後の検証に行った時の写真です
そしてそのミッションから16年。NICEが30周年を迎えることを知り、お礼とお祝いを告げるために30周年記念パーティーに参加すべく都内に向かったのである。
空港に着いてから電車を乗り継ぎ、会場である国立オリンピック記念青少年総合センターに到着した時にはすっかり陽も落ちていた。
そして周年記念パーティー会場に到着。開澤さんたちと感動の再会を果たし、当時のお礼と30周年のお祝いを届けることができた。
パーティーは、現スタッフやワークキャンプ参加者、支援者による手作りの雰囲気がとても素敵である。入口で渡された席札のところに各自が向かう。
会場内にはワークキャンプの写真が展示されていたり、
協力者のブースとしてワインやチーズ、お茶やチュロスなどの産品が参加者にふるまわれた。
そして特に素敵に思ったところが、パーティーであれば普通お箸やお皿などがテーブルにあるのが当たり前だと思うであろう、しかしここでは違うのである。
食器は繰り返し利用できるものを各自が持参するのが基本。忘れた人には竹を割って作ったお箸などを渡してくれる。
今ではエコ活動を実践することも珍しくなくなってきたが、彼らはそのような動きがある前から自ら率先してこのようなことを行っていた。もちろん食事も余らさないようフードロス削減も実践している。それも特別ではなく当たり前のように・・・
そのような彼らとの再会は、あらためて今の自分たちのあり方、社会のあり方を深く考えさせてくれるものであった。
そして初めて出会う学生たちは、親子ほど歳の離れた私にも積極的にコミュニケーションをとってくれる。そして何事にも自らが率先して動いている。その彼らの行動すべてが多くを学ばせてくれ、お祝いに駆けつけたというよりは、再び大切なことを気づかせてくれる機会となった。
この団体がこれからも人びとに多くのことを教えてくれるだろう。私も彼らに置いて行かれないように頑張らねば。
そして近い将来、植物を護るワークキャンプを企画したいと強く思った。
NICEの皆さん。30周年本当におめでとう!そしてありがとう!!
今日は早朝?ほぼ深夜に起床。
神棚のお札を集め、自宅を出発。また本社と営業所に立ち寄り、同様にお札と少し古くなったお社を持ち、伊勢神宮への参拝へと向かった。
まずは外宮から。豊受大神を参拝させていただいた。陽が差し込む中でありながら急に霧雨が天から舞い降り、さすがレインマン又右衛門と感じてしまった。
続いて多賀宮、風の宮を参拝。ふと見ると、柑橘の実がなっていた。聞いてみると、参道から見える位置にはこの一本だけで、あと二本は立ち入り禁止区域にあるとのこと。殆ど実がならない年もあるが、今年は良くなっているとのことでとても興味深くしばらく見つめていた。
次は土の宮を参拝。以前から土に関する研究を続けてきたが、やはりご縁か、この春に土に関わる会社をバラエングループに招き入れることになったことをご報告させていただいてきた。
その後外宮に関わる古い札をおさめ、また新しいお札をいただいてくることができた。
霧雨の中、神路通りを抜け、月夜見宮を参拝。
境内には威風堂々とした力強い楠がそびえたっていた。その一方では可憐な梅の花がちらほらと咲いていた。
そして車に乗り込み、内宮まで移動。まだ駐車場での待ち時間もなく至近の場所に停めることができ、古いお札とお社を持参し、参道を歩いた。
五十鈴川でお清めをした後、天照皇大神を参拝。再びここに来ることができた御礼と日々の感謝を告げさせていただいた。ちょうどその時には風で幕も開き、とても素敵な空気に包まれた。
さらに荒祭宮にて心願を伝え、社務所にて新しいお札とお社を授かり再び車へと向かう。
おかげ横丁を歩いて通り抜け、猿田彦神社を参拝。多くの道を拓き続けてくれていることへの御礼を伝え、続いて芸能の神様である佐瑠女神社を参拝。私たちが届ける素晴らしい植物たちが多くの人に見ていただけるような機会の訪れを祈願し、今回のお伊勢さん参拝を終えることになった。
今回の参拝は今までになく心に響くものであった。
基本は曇りか晴れていたにも関わらず、外宮、内宮、猿田彦神社を参拝した時には、霧のような雨や時折吹く強い風に包まれ、何かのメッセージを受け取ることができたように思う。ここで言葉にこそしないがそれはとても強いメッセージであった。
きっと今年は、今までになかったようなことが起こると確信している。少し不安なこともあるがその先の希望が満ち溢れている。伊勢からの帰り道で峠に差し掛かった時に見たの雪のように、真っ白な心でむかっていきたいと強く思わせてくれた。そのような素敵な参拝であった。