四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
MATAEMON'S THINKING BLOG
先週の新潟出張を終え、今週に入るとCOVID-19の感染拡大などもあり、今年の出張は全て終わりとなった。
そしてこの一週間は、比較的近場で新しいプロジェクトの打ち合わせや作業がほとんどであった。
時には海が手に届きそうな港であったり、
時には雲が手に届きそうな高いビルの上階であったり、
時には都会のど真ん中を流れる川の近くであったり、時にはみどり溢れる植物園であったり、それぞれに興味深いプロジェクトである。
是非来年はスピード感もって、しっかり形にすることにこだわりたく思っている。
さ~明日は、今年最後のセリ日。
本業の卸にとっては、31日のゴールに向けて最後の直線である。ここまで来ると着順よりも、お取引先やスタッフなど皆が無事に駆け抜けてくれることを願うばかりである。
17日は、特別に又右衛門鋏をつくっていただいている外山刃物 本社を訪れるために、久しぶりに新潟へと向かった。それも結構急なことである。
朝一番、暗い中を出発。電車を乗り継ぎ、伊丹空港へと向かう。空港で確認すると、新潟行が欠航になっておらず、とりあえずホッと胸を撫でおろした。ただ前日のニュースでも多く取り上げられていたように新潟方面の豪雪や悪天候のため引き返す条件付きであったため、少し不安な中での離陸となった。
機内ではパソコンで作業をしながら、ふと又右衛門鋏をつくってもらったときのことを思い出していた。
それは約10年前、他者と違うことにチャレンジすることを好む私は、オリジナルのハサミが欲しくなり、今まで何のつながりもなかった秀久氏のもとを訪れ、私の仕事に対する思い、ハサミに対する思い、四代目 秀久氏と、四代目 又右衛門で新しきを創りだすことにチャレンジしたいことを伝えたところ、秀久氏は、会ったばかりの私に次のような言葉をかけてくれた。
「武士にとって刀は命(魂)、花屋にはハサミが命(魂)、お前さんのハサミは、この俺がつくる」と・・・。
本当にその時は感動した。今まで大きな企業の申し出をも断るような職人気質の秀久氏が何の実績も付き合いもない突然現れた私にこのようなありがたい言葉をくれるとは思ってもおらず感動した。
さらに、その翌日、新幹線の駅に見送りに来てくれた時に、手にしているものを差し出し見せてくれた。
それは前日の夜、一緒に話した時に思い立ったハサミであった。正直ものすごく驚いた。昨日言ったものを翌日の朝、形にして持ってきてくれるとは思ってもいなかった。朝一番それもきっとかなり早い時間から作ってくれたのであろう。
そして別れ際に「おめーさん。ほんとにいろんなこと考えたり、変わったこと考えたり、面白い男やで・・・。これから面白くなってきたな~」と言葉を残して、その場を後にしていった。その時、花き業界で生きていくための刀を手に入れたような感じがしたことを憶えている。
飛行機は空港に近づくにつれて揺れが強くなってきたが、少し遅れて無事到着となった。
到着後はレンタカーにて外山刃物をめざした。道路はほとんど雪がなかったため、空港から約一時間で、外山刃物 本社に到着することができた。
車を停めて挨拶をし、ショールームでハサミを見せてもらっていると、ほどなく現社長である外山秀信氏が来られた。初めてお会いするのでご挨拶をしていると、しばらくして前社長の秀久氏が来られ、相変わらずの口調で私を出迎えてくださった。
そして社長ともに、又右衛門鋏がつくられた経緯や想いをお伝えしたところ、十分ご理解をいただき、今後も同様に又右衛門鋏をつくっていくことを快諾いただけ、更に製造から販売モデルまで新しくつくりかえ、今まで以上に取り組んでくださるとのお話をいただけた。
正直、社長が変わると、前社長の想いとか関係なく、自分のやりたい道を進めていく方々が多い中、先代の想い、客への配慮、そして将来のことを考えて取り組む姿勢は、とても嬉しいというか、また素敵な後継をつくられたように思う。
お昼をごちそうしていただき、再び事務所に戻って新しい又右衛門鋏の検討と販売方法の打ち合わせをじっくり行い、製造現場にてその工程を見学し、その後、製造責任者の方々と社長で再びミーティングを行ううちに、気がつけば外は真っ暗になっていた。
そして秀久氏が帰られる前に再び打ち合わせに来られ、「お前さんに初めて会ったときから思っていた。お前さんは他の人と違う目を持っている。何でもチャレンジしてくれ。売れる売れないのは二の次、何でも欲しいものをつくってやる。」「そして俺らのつくるハサミ(魂)を身につけて、世界中を周り、色んな世界をみせてやってくれ。」と言っていただけた。
正直、コロナ禍で海外事業やイベント事業などは厳しく、いろんな事業を見直したり、縮小したりを考えることもある中、このような言葉をかけてもらい、改めて前を向いて進んでいく力をもらえた気がした。
実際にいくつかの又右衛門新シリーズや海外モデルなども検討に入ることができ、来春が楽しみである。四代目同士のコラボさらに次世代の担い手と共に世界にむけて新たな旅もはじまるかと思うので楽しみである。
そして最後に一緒に写真を撮り、引き続きのパートナーシップと今まで以上の繋がりと再訪を約束して、後ろ髪を引かれる思いで、この地を後にした。
翌日早朝の飛行機も無事に出発。前日のことを思い出しながら、今回も10年前同様に、ハサミの取引を越え互いが話をできたことを嬉しく思う。そして何よりも今回の再訪で、砥がれたのは、私、又右衛門自身のように思える。海外も行けずに新しい日常に馴染みはじめ少し疲れ気味の又右衛門を今一度砥いで、さらに鍛造してもらえたように思う。
さ~~。切れ味と強さがさらに増したはずの又右衛門。この素晴らしい刃(はさみ)を手にして花き業界の鬼を斬り見晴らしの良い世界にしていきます。今後に期待あれ!!
https://www.toyamahamono.com
何だ!この題・・・?
確かにです。12月12日にちなんで「いっちにー。いっちにー。」です。
海外に行けずに又右衛門オヤジ化もしくはネタ切れ感は否めないです(笑)
今週も本当にバタバタ過ごし、お嫁?お婿?にいった素敵な植物たちの元気な顔を観るために定期健診に行ったり、新しいプロジェクトのために西へ東へ奔走したりの繰り返しで、あっという間に一週間がたってしまいました。
コロナ禍において、私たち花き園芸業界でも色んな変化が起こっています。そのような中、不安もあれば期待もあり、焦る気持ち、はやる気持ちを抑えて、今はとにかく素敵な植物たちや、パートナーと共に前を向いて歩いて行かなければならないですね。
慌てず急いで進まなきゃ・・・「いっちにー。いっちにー。」と。手を携えてくれる人がいてくれる喜びを感じながら。
来週初めは大事な講演&プレゼン。久しぶりの徹夜続きの資料作成。結構しんどいけどやりがいがある。それは花き業界から異業種へのラブレターを書いているようなものだから。
さてと、もうひと頑張り。見晴らしが良いところに向かって。
今日は大阪梅田にある富国生命ビルで日本みどりの研究所のミーティングを行いました。
日本みどりの研究所は、一昨年に山積された社会の課題を健康な植物(みどり)の力で解決するために、植物(みどり)の持つ力を探求し、その価値をより広く伝え、社会実装させることを目的とし設立をしました。また環境に配慮した植栽のあり方などの研究に加え、更には、植物界の絶滅危惧種や希少種の保存活動などにも取り組んでいきたく思っています。
また令和2年10月に大阪観光局、長野県、高知県、三重県、鳥取県、熊本県、長野県観光機構が設立メンバーとなり、日本の自然(みどり・花 )を核に、都市と地方が連携し地方創生を推進することを目的とした「日本みどりのプロジェクト推進協議会」が発足。会長には長野県阿部知事が就任し、アンバサダーに渡辺謙さん、市川海老蔵さん、隈研吾さんらが就任され、設立記念式典には小泉環境大臣はじめ環境省、農水省、国土交通省他、関係省庁など多くが参加され、設立記念シンポジウムを開催しました。
「日本みどりのプロジェクト推進協議会(都道府県首長会議)」の推進する5大プロジェクトは以下の通りで4番目にテラプロジェクトが推進するOne Greenプロジェクトが入りました。
① 2025 大阪・関西万博「日本の自然のショーケース」実現プロジェクト(自治体・民間企業)
2025 大阪・関西万博において、日本の各地域を代表するような自然・日本発の先進的環境技術等をアピール。
②Green Recovery プロジェクト(民間企業・大学・行政)
産学官連携でのイノべーティブなアイデア・技術により、コロナ禍からの経済回復と環境問題解決を同時に推進。
③ Go Green プロジェクト(観光関連事業者)
新たなライフスタイルに則した観光の推進。
④ One Green プロジェクト(国民総参加事業)
都市と地方が連携した植樹等、都市緑化の推進。
⑤ National Parkプロジェクト (ナショナルパーク関係機関)
関係機関と連携した国立・国定公園 等における保護と活用の両立。
以上です。
日本みどりの研究所は上記「One Green プロジェクト」の牽引役である智の木協会、一般社団法人テラプロジェクトと連携し、みどりなる語のもつポテンシャルを生かしたコトおこし・モノつくり活動を推進するとともに会員相互の連携によってグリーンビジネス創生に努めてまいりますので、是非ご参加いただきたく思っております。
研究所会員募集については info@thera-projects.com までご連絡をいただければ幸いです。
是非、誰が?どこの企業が?ではなく、みんなの力を合わせて、植物(みどり)の力をかりて、美しく健康な地球を取り戻していきたいですね!
週末(先月末)から、とても大事であり、ワクワクするプロジェクトの打ち合わせのため都内へと向かった。
もちろんCOVID-19対策としてマスクと、私が旅の救急箱と呼んでいる携帯用マリネックスを装備し、4社のプロジェクトと特殊植物のメンテナンスを行ってきた。
植物は健康であり、また今までの活動について高い評価をいただき、とても興味深い新しいプロジェクトのお声掛けをいただけるなど、分刻みの移動でかなりバタバタしながらも、嬉しい悲鳴が出るようなワクワクの出張となった。内容においてはまた後日?数年後?に・・・
帰阪し、1日遅れでの氏神様参拝となった。昨年までは海外プロジェクトで月初は日本にいないということもしばしばあったが、今年はCOVID-19の影響で国内のみの活動になっていたので、1日にお朔日参りできないのは久しぶりである。
そして2日は生花仲卸ローズガーデンが入場する梅田生花市場の迎春用花材のメインとも言える “松” が全国から集まり取引される「松大市」が開催された。
下馬評では昨年に続き、良い商材が少ないとのことであったが、当日確認すると、かなりしっかりした品ぞろえで、不作?など感じられるものでは全くなかった。
実際にスタッフが現地にて厳選収穫する「秋田美人松(八竜松)」
地元から持ち込みの「蛇の目松」など厳選した魅力的なものが多く品ぞろえできており、素晴らしい松を出荷していただけた生産者の皆様はもちろん、手前味噌と言われるかもだが、弊社現場スタッフの目利きの素晴らしさと、集荷努力には頭が下がる思いがした。
COVID-19の影響により、年末はどのような生活スタイルになるのかわからないが、このような時こそ、是非、企業や家庭においては、Go to Green&Flower迎春用のお花を飾り、無病息災を願ってもらいたいと思っている。
気がつけば今年もあと1か月。不安な要素を上げればきりがない。しかし、この厳しい中でもまだまだ植物の役割は多くあり、まだまだ期待も多くある。目を閉じれば真っ暗だが、しっかり目を見開いて前を向けば、まだまだ視界は良好である。
すでに展示会を終えてから2週間にもなるが、展示会がらみのプロジェクトの準備や、年末に向けての社内外のミーティングで、先週に引き続きバタバタの日が続き、気がつけばあっという間に週末になっていた。
早朝まだ暗いうちに本社により、その後大阪営業所へ移動。そして昨晩遅くまでかかって用意した出張に必要な追加資料のプリントと、スタッフが事前準備をしてくれていた資料を併せて、日曜出発の大事なミーティングの準備を行い、再び本社へと向かった。
先ほどとは違って日が差し込むようになったお馴染みローメンテナンスガーデンには、いつものように恐竜たちが心地よさそうに遊んでいた。
でもよく見るといつもと少し違う。写真をみてお分かりになるだろうか?
そう。恐竜の口に木の実などが入っているのである。きっとこれは子どもたちが、恐竜くんたちにエサを与えてくれたのであろうと思う。今まで、色んな組み合わせで遊んでくれているのを数十数百種類と見ているが、このように食べ物を与えてくれたのを見かけるのは初めてで、とても嬉しく感じ、和やかな気分になることができ、また一つ地域の方々に可愛がられていることを実感することができた。
約15年前に、環境に配慮し土壌微生物と豊富なミネラルや炭にて土壌設計を行ない、主にデザットプランツで構成した子どもたちの成長とともに姿を変えるKIDS GARDENが今もなお、子どもたちに可愛がられていることは、本当に素敵なことであると思う。
初期のガーデンで遊んでくれていた子どもたちは、今頃どうしているであろう。どこの誰さんがここで遊んでくれていたかはわからないが、ひょっとしたら成人しているのかもしれないと微笑ましく感じた。
そして今日11月28日(いい庭)という日に、そのような光景を見かけることができ、そのメッセージを受け取ることができたこの庭は本当にいい庭でないかと手前味噌ながら感じている。
今日は大阪営業所にある樹齢約1000年のオリーブの植え替えをすることになった。時期的にはもう少し早い方が好ましいのだが、立地や様々なことからこの時期になってしまったが、来春よりもこの時期の方が好ましいと判断し、1日で3本のオリーブを弊社管理地において植え替えた。
まずは又右衛門が土壌設計を行い、1000年オリーブ専用に別注した木製プランターに底石を厚めに敷き詰めた。
そこに、秋田から取り寄せた保水性と排水性を兼ね備える機能はトップと言える「珪石」と地元からの良質の「真砂土」によって基礎土をつくり、アースフィール社が扱う植栽用の有効微生物(細菌・放線菌・酵母・糸状菌)と良質な有機物を配合した植栽用オリジナル微生物資材を添加。
さらに数百万年前の海底に堆積した動植物のプランクトンの遺骸や微生物が分泌する酵素など、昆布を母体にした腐植物質で、最近注目を集めているフルボ酸を多く含んでいる「マリネックス」と「MM土」を加えた。
施工チームは、弊社植物管理担当でめきめき腕を上げてきている幾田による陣頭指揮のもと、いつものスペシャルメンバーで行った。
そして日没前までに施工チームの頑張りで無事3本の1000年オリーブの植え替えを完了することができた。私は土壌設計において、まだまだ探求はしていくことが多くあるが、弊社開発のオリジナル資材を用い、独自の施工方法を確立できていることが本当に嬉しく思う。私の取り組みに賛同をいただき、日々、研究を重ねるドクターやパートナーの協力には頭が下がる。研究者の想いをより広く伝えていきたいという考えから、使用した資材などの販売も可能であるので、気になる方は気軽にお声掛けいただければと思う。
さ~、我らの想いを直接植物に伝えたので、その返事を植物からもらえる来春が楽しみである。
今日は大阪市内それも梅田から徒歩圏内で、新しいプロジェクトなど4つのミーティングが行われるため、久しぶりに電車にて大阪へと向かった。
まずは淀屋橋でのミーティング。弊社の取引銀行の大阪本店や、大きな企業があるオフィス街。中之島などみどりは点在するもののもう少しみどりの空間が欲しいと感じながら、目的地へと向かった。
訪問先では、丁寧に案内していただき、早速、私たちの緑化事業や新規事業について意見交換を行なった。結構長い時間を頂戴し、ざっくばらんにお話ができ、多くの部分で共感をいただくことができたと感じている。しかし組織が大きくなればなるほど、今すぐにという形で動けるものではない。時間がかかるかもしれないが、近い将来、必要とされることは互いの認識としては合致しているので、今後に向けて1日も早く動く出すことができればと思っている。
その後は、淀屋橋から中津まで大阪の街並みを感じながら歩いて移動。頼まれてもいない植栽チェックをしながら、雨上がりの街を楽しませてもらった。
中津では打ち合わせを兼ねて「Osaka FOOD LAB」にて、エディブルプランナーの山本洋子さんが運営する店舗「カオヤム山羊草」へと向かった。彼女は、十数年前にある団体で一緒に活動した経験があり、その後しばらく会うことがなかったが、少し前に行ったイベントにお越しいただいた際に久しぶりにお話することができた。彼女は「町中をエディブルに」という想いを持っていて、環境や社会に対しての問題意識や、その後の活動において多く共感ができるところがある。私たちの安心安全な野菜づくりにも興味を持っていただき、あらためて一緒に活動できることがあるのではということで、情報交換をさせていただくことになった。
お店の前には、山本さんのパートナー?スタッフ?実は店長???である、ひろしくんが素敵な声で出迎えてくれた。
彼がひろしくん。生後四か月である。その声はとても愛らしい。私には「いらしゃ~~い。」とも聞こえてくる。私が近くにいくと微妙な距離感を保っているのが、また可愛く感じる。
しばらくするとオーダーした「カオヤム」ランチが出てきた。その素敵さにびっくりである。見た目にとっても魅力的なのは誰でもわかるのだが、食べてみるといろんな素材の味が、それぞれ口の中で主張しながらも調和して拡がり、オリジナルソースと相まって、想像以上に、とっても美味しくて驚きである。
安心安全な花や野菜、お米でできていて、健康な美味しさってこういう事だと実感するでき、目も心も身体もリフレッシュされた気分にもなれた。
※「カオヤム」とは、タイのライスサラダで、タイ語でカオはお米、ヤムはまぜるという意味があるとのこと。食材には、生野菜、ハーブ、お米に、果汁やオリジナルのソースをかけて、全体を自分で混ぜて食べる料理のことです。
私はタイには何度も行っているがこの料理は初めてで、結構ハマるかもと思っています。決して店舗の宣伝をするわけではないが、期間限定のようなので、是非訪れられてはと思う。
そのようなランチをいただきながらのミーティングでは素敵な方もご紹介いただけ、引き続き、健康な「食」と「植」で色んなことを国内外でできればと計画中。今後の展開を楽しみに!
その後は、グランフロントに移動し、法務や色んなことにアドバイスをもらっている伊藤パートナーとミーティングを行った。
そして、すぐに私が専門委員と「みどりのサンタアンバサダー」を務めている一般社団法人テラプロジェクトの事務局がある富国生命ビルへと移動。そこで先週の展示会の報告と簡単なミーティングを行い、そのまま同じビル内で開催される智の木協会のシンポジウムにへと参加した。
今回は「動物園改革 〜天王寺動物園を事例に~」という題目の、大阪市立天王寺動物園 牧園長の講演を拝聴した。
シンポジウムは、まず富国生命相互保険会社の来賓あいさつに始まり、主催 智の木協会 小林代表幹事による1年間の活動報告と、新しく発足され、テラプロジェクト、智の木協会が参画し、大きくニュースなどでも取り上げられた「日本みどりのプロジェクト」の紹介が行われ、参加者一同大きな期待を寄せることになった。
そしてメインである牧園長による講演。牧園長は、もともとは科学技術庁、環境庁、文科省などバリバリの行政キャリアから転身され、天王寺動物園 園長になるまでの経緯や、園長となり進めてきた改革について、笑いを交えながら、面白おかしくお話をしてくださった。
私は植物園に植物をお届けしたり、イベントなどのお手伝いをしたりしている中で、自然が動物も植物も昆虫なども共生している本来の姿に近づけられればと思いで活動している。新しくグループに加入したマリネックス社が、植物だけではなく、動物の健康維持・増進や消臭・衛生などの現場で利用されることが多くなってきたため、とてもいい学びを得る機会となった。引き続きお役に立てることがあればと思っている。
と、言う訳で今日は一日盛りだくさんの日となった。
少し感じたのが、実際の日々のビジネスは大阪を中心としているが、新しいプロジェクトやイベントのほとんどが東京であった。しかし最近になって、大阪や兵庫でも新しいプロジェクトが起ち上がるようになってきており、とても嬉しく感じている。そして来たる2025年の大阪・関西万博に向けて、誰がどこの会社がではなく、また業界内外も関係なく、世界に誇れるようなものにするために、植物(みどり)の力を最大限に発揮できるようにみんなで取り組んでいければと思っている。
まずもって今回の出展にお力添えをいただいた協力企業、関係者、パートナーの皆さんに心より感謝を申し上げます。お世話になりました。
またスタッフの皆さん。大変お疲れ様でした。いつもの無茶ぶりにも毎日前向きに関わっていただけたことを本当に嬉しく思っています。
このコロナ禍の時期において、出展することはいかがなものか?という考えはあったが、結果的には出展をしたことは大変意義深いものであったと言える。
まずその一つには、この展示会を通じ、新しい方々にたくさんお会いすることができたこと。それはビジネスの相手ということもあるが、同じ志で事業や社会活動をされてきた人や、研究者の方々にお会いできたことである。皆さんの活動の中には、海上汚染の改善など、これからの地球においてなくてはならない社会的意義を感じるものが多く、私たちのこれからの活動に活かせることを多く学ばせていただけた。
また私たちの活動を高く評価いただき、驚くほど大きなプロジェクトや、ワクワクするもの、とっても魅力的な取り組みなど多くのお話を聞くことができた。近い将来に実現できるように積極的に取り組んでいきたいと思う。
さらに新しいパートナーシップやチームの立ち上げなど、とてもやりがいがあることをお声掛けいただけ、とても意義深い展示会となった。
そしてもう一つ。この展示会出展にあたり、スタッフといろんなものを準備することで、チーム全体がスキルアップできたと言える。そして私の頭の中も整理されたり、足踏み状態で滞っていたプロジェクトも動かすことができ、とても大きなことであると思っている。
会期中、ホテルと会場の間は、地下鉄で1区間あるのだが、私はできる限り歩いて通うことにした。それは電車代を節約する気持ちもないことはないが、街をつくるためには、できるだけ街を歩き、植栽や建物に触れ、学びを得るためである。
夜の帰り道には、その日のことを思い返し、色んなことを組み合わせることで、今後の展開を考えることができる。
朝、会場に向かう時には、植栽や鳥たちからのメッセージに耳を傾けることで、その命を守るために私たちの活動があることをあらためて気づかされ、その日のエネルギーに変えることができる。
そのようなことを感じ、学ぶことができた展示会。直近のビジネスよりも今後に活かすことができるかけがえのないものを得ることができたと思う。
“世界中が変わる今、植物(みどり)や私たちができること”を探求し、社会実装させていきたいと思えたとても貴重な時間であった。
さて早速、週明けからは、この機会を順次、形に変えていきますので、しばし楽しみにしてください。
「私たちの展示会。それは社会との約束」を守るために・・・
創業150周年に向けて新たな出発。視界は良好です!!!
11月11〜13日、フローラル・イノベーション2020への出展を無事に終えることができた。
COVID-19の心配もある中、省庁や企業の方々など多数お越しいただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。
期間中の展示会への入場者は昨年の約半分であったようだが、私たちのブースは、11日は事前アポイントで埋まってしまい、食事どころかトイレに行く時間もないほどであった。12、13日も事前アポには空きがあったものの、当日ひっきりなしにお越しいただいた方々との時間となりとても嬉しく感じた。
まず、アグリイノベーションとの同時開催のため、私たちの提案する省スペース型セラミック式野菜工場への関心が高かった。
特に、実際に栽培している野菜に触れていただいたら、多くの人が驚きの表情となった。セラミック栽培式で出来る野菜は、通常の水耕栽培による野菜工場と大きく違って香が高く、とても美味しいのが特徴である。さらに排水がないため環境に優しいのである。やはり食べるものは安心・安全はもちろんのこと、美味しくなければ価値がないとも言える。さらにこの栽培式は省スペースでもできるため、導入費用が安く上がり、様々なことが可能であることから、多くの問い合わせをいただけた。詳細についてはまたこのブログか、HP上で見ていただけるようにしたいと思うのでしばしお待ちを。
また同様に有機栽培をする多くの方々にご愛用いただいている「マリネックス」にも高い評価をいただくことができた。海洋性珪藻土から生まれフルボ酸を多く含むこの製品は、農業生産分野だけではない。
園芸、水産、畜産、流通、環境改善(水質・土壌・衛生)においても活用ができる。最近話題になっている陸上養殖や水質・土壌改善にも使用されている。ダイオキシンや重金属などの減量にも成功し、その手法は特許取得もできているので今後いろんな分野で期待できると嬉しい声を聞くことができた。
また私がアンバサダーをつとめている「みどりのサンタ」活動への関心も高く、今後の展開例として、環境に優しい生産をされた植物の認証などへ進めていければと考えている。
販売解禁となった大和橘の苗木などにも関心をもっていただき、ご注文もいただけた。
この他にも、バラエングループや又右衛門の活動を応援していただいている方々が激励に来てくださったり、出逢い再会の繰り返しで、とても楽しく嬉しい時間であった。気がつけばずっと休憩もとらずにいたが、普段のデスクワークから解放されているため、ブースにいる時間は全く疲れを感じることがない素敵な時間であった。
さらに各日の展示会終了後はそれぞれ新しいプロジェクトごとのメンバーが集い、今後について貴重な勉強会や意見交換会、夢に向かっての決起集会などを行い、グループ内外の結束力が大いに高まることとなったといえる。
さ~これからここで培ったものを大いに活用し、社会実装させていくことが楽しみである。乞うご期待である。