四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

今週、スペインのパートナーより40ftコンテナが大阪に入港した。

まずは、ヤードでのコンテナ開封による一次審査であるが、難なく合格し、後日のデバン作業(コンテナから倉庫に移す荷卸し作業)となった。

この作業は、万が一にも虫や土などの付着物が日本国内に侵入することのないように、倉庫内の隔離された場所にて行われる。

そして植物防疫所による検査が、植物検疫協会の立ち合いのもと進められていく。
いくらスペイン国内の私たち専用の出荷準備施設(又右衛門エリア)にて丁寧に管理してきたとはいえ、荷積みの途中に何らかの事象により虫たちが混入してしまうことは100%ないとは言えないため、緊張する場面である。

準備を進め植物防疫所の指示のもと、順番に検査をしてもらう。その状況や防疫所の方々の入念なチェックを皆さんにも紹介したいのだが、その模様は写真では撮れないため、ここでは公開できない。

当然、POTに植わったものを上から見るだけではなく、POTから出し、根やその周りも懐中電灯やスコープ、ピンセットを駆使して、入念に検査をする。その様子や工程は、私たちが病院で検査されるよりも、もっと丁寧で正確なのではないかとさえ感じる。

長きにわたる全ての種の検査が終わり、病害虫の検出がないパーフェクトの合格と連絡がきた。ホッとする瞬間である。

私が植物貿易を始めた頃には「正直そこまでの検査が必要なのか?」と思ったものだ。それから数回検査に立ち会い、また輸入の事前および事後に植物防疫所や検疫協会の方々からご指導いただきながら進めていくと、数年後には私の考えも「植物の検査が通過しますように・・・」という結果重視の考えから、厳しくチェックする側の意識へと変わり、今では防疫所の方々と同様に日本の環境、植物を護るための、とても重要なことである認識に変わっていった。

そしてその考えを生産者(輸出者)に再々伝えてきたことで、生産者の意識も変わり、今の状態までたどり着くことができている。本当に植物防疫所や協会の方々には感謝である。

ここで培った技術や考え方は2025年の大阪・関西国際博覧会や植物が主役である2027年の横浜国際園芸博覧会には大いに役立てられるのではないかと思うと同時に、この機に恩返しができればと思っている。

さて今回の植物も写真のようにしっかり根を張ったものばかりなので、しばしの養生で皆さんにご紹介できると思います。

今回も人気のユッカ ロストラータで、“ブルースワン”と名づけた魅力的なものも入荷してますので乞うご期待です!

今日はCOVID-19の影響もあり遅れていたオリーブの植え替えをするために三田農場へ向かった。

現在三田農場では樹齢100年ぐらいのオリーブから300年ぐらいのオリーブが百数十本以上管理されている。
南は九州、北は宮城、中には日本のシンボリックな施設などへ多くのオリーブがここから旅立っており、素敵な場所で今も元気に過ごしてくれている。

ただ管理場所において、全ての植物が100%元気な状態であるとは言えない。中には管理中に少し元気を落としてしまう場合もあるので、そのような場合は、枯死させないために様々な方法で体力回復をめざす。

今回は、長い間ポットで管理し、多くの人に観ていただいてきたユニークな形のオリーブ “ピレネー”を、回復のために地植えにすることにした。

用土は水はけのよい「真砂土」に「バークたい肥」。これは当然完熟のものを選ぶ。そこに最近植栽現場にも使っていただくことが多くなっているオリジナルの「植栽用オーレスG」。通常の植栽ならこれだけで充分だが、樹勢回復と発根促進のため、植え込み時に傷んだ根を修復させるフルボ酸が主成分の「マリネックス ミネラルソイル(MM土)」を配合して、高植にて植栽した。

しばしこの状態で回復をめざしたいと思う。長年小さな鉢で少しつらい思いをさせてしまったので、ゆっくり静養してもらうことにする。早く元気な姿で再びいろんな出逢いをしてくれることを願う。

皆さんも写真を見ていただきお気づきかもしれないが、このオリーブの幹は地表から少し上で急にくびれたようになっていて、通常のオリーブと大きく違うことがわかると思う。

地表直ぐの幹の直径を見れば樹齢500年以上ぐらいあるように見えるが、くびれた部分を見れば、樹齢50年ほどのように思える。

このオリーブは樹齢約500年。では何故このようにくびれているのかというと、ピレネー山脈の、風の強い地域で育ったためだと現地では教えられた。そのため通常の種よりも乾燥と寒さに強い。さらに枝もクネクネとユニークな形で可愛い。私も少し親近感を感じている。

私たちはこのオリーブを “ピレネー” と呼んで皆さんに紹介しているので、気になる方はご連絡くださいませ~~。

大きく太いオリーブも迫力満点で素敵だが、モンローのようなこのオリーブも魅力的ですよ~~。

今日は母の日。
COVID-19の影響による様々な問題を緩和させるためもあり、業界は今年も昨年同様に「母の月」として活動をすることになった。

卸が主たる事業である私たちは、物日より少し早く需要の波が訪れるため、母の日当日は少し落ち着き、今日の売り場は普段の姿に戻っている。本来であれば日曜日の朝は店舗を閉めているが、小売店の急遽の要望に応えられるように営業させていただいた。休みにもかかわらず出勤してくれているスタッフ、そして厳しい中大きな波を工夫して乗り越えてくれたスタッフには本当に頭が下がる思いである。

私は外出を控えた活動の予定であったが、農業や植物の命に関わる緊急のプロジェクトの要請があり、朝一番に資料を揃え、卸売り場をまかせて空港へと向かった。

今日は久しぶりにANAにて目的地をめざす。プロペラの小刻みな振動が、パソコンのキーボードから伝わってきて、何となく心地よい。

飛行機は無事定刻に着陸。さらに車で約2時間で現地に到着。
現場には日曜日にもかかわらず、首長はじめ代表される方々がお越しになっていた。

ご挨拶の後、早速現場の土質調査や照度などの確認を行い、要望などをお聞きしながら、植栽計画についてお話をさせていただいた。さすが首長がいらっしゃると決断も早く、トントンと話が進み、あっという間に実施の日程までも決めることができた。

その後場所を変え、私たちバラエングループの取り組みや、町の状況などの情報交換もでき、今後のプロジェクトの進め方や、その手法などいろんなアイデアを浮かべることもでき、短い時間であったがとても中身の濃い有意義な時間となった。

町と植物双方にとって、いい形になり、発展性を持たせることができる取り組みである。また後日紹介させていただきたいと思う。

打ち合わせが終わると、とんぼ返りで空港に向かい、再び飛行機に乗って伊丹空港をめざす。その飛行機の中で、このブログを書いている。

今日は母の日。
このような1日で、自分の母に会い、感謝を伝えることはできなかったが、人類の母とも言える植物や大地に感謝を表現する活動のきっかけは、創れたかもしれない。
本当に素敵な機会をいただけた皆様には感謝である。
ありがとうございました。

そして私のブログを読むことがない母や、読むことができない植物たちであるが、あえてこの場でも感謝を伝えたい。

私、私たちを育ててくれてありがとう。

今日5月4日は “みどりの日”。
このような素敵な日に、環境やカラダに優しい安心・安全なみどり色のお気に入りアイテムを紹介するだけで、緑化活動に貢献できる、新しい社会貢献のカタチとして創出した「みどりのフェアトレードショーケース」プレオープンのご案内をさせていただきます。

●「みどりのフェアトレードショーケース」って?

・お気に入りの緑色のアイテムを紹介するだけで、都市緑化推進活動を支援できる仕組みで、個人が人や環境に優しいと思う、安心・安全な緑色のアイテムを発見し、紹介するプラットフォームです。

・サイトの利用者は、希望するアイテムを申し込むと、メーカーから商品を購入することが可能です。

・購入した商品の売上の一部は、都市緑化推進活動「One Green」プロジェクトに活用されます。

・運営はOne Greenプロジェクト「みどりのサンタプログラム」を実践している一般社団法人 テラプロジェクトのビジネスモデルを生かして、一般社団法人 日本みどりの研究所がおこなっています。

▼詳細につきましては、下記リンクから
https://midori-fairtrade.com/

四代目 金岡又右衛門より
私たちは、生まれながらに植物(みどり)より多大な恩恵を受けながら生活をしてきました。
しかしながら世界的な開発、それに伴う災害などで多くの植物(みどり)が失われ、今もなお、歯止めがかかっていないのではないのでしょうか?
このままでは、地球に住み暮らす全ての生き物が命の危険にさらされてしまいます。

そこで私たちは、まちにみどりを増やす新しい社会貢献活動“みどりのSDGs”として「みどりのフェアトレードショーケース」を創出しました。
まだまだプレオープンのため、今後一部変更点などが出てくるかもしれませんが、是非この取り組みについて知っていただければと思います。

皆さんとともに、エシカルな観点を持ち、「みどりのフェアトレードショーケース」を通じて、みどりを守る活動を進めていきたいと思っています。皆さんの身近にあるものや、チャーミングなものなど、お気に入りの緑色のアイテムを紹介することで都市緑化推進活動を支援できます!

自然と文明、人と生き物がゆだね合うことができる豊かな未来のために・・・。
みどりのサンタと一緒に、その一歩を踏み出しませんか?

一般社団法人 日本みどりの研究所 代表理事
みどりのサンタアンバサダー 金岡信康(四代目 金岡又右衛門)

今日は5月1日。お朔日。何度も書かせてもらっているが、お朔日は自宅、本社、営業所の神棚のお祀りと、氏神様の参拝をしている。

今日も松尾神社を参拝し、先月までのお礼、ご報告をしてきた。
少し前までは朝5時の参拝は、辺りは暗かったが5月になると結構明るく、木々の芽吹く様子もよく見え、季節の移り変わりを教えてくれる。

境内を歩くと古木たちが穏やかに話かけ、戒めや教えなど大切なことを、様々な事象に置き換えて伝えてくれているように感じる。そして、周りの環境が大きく変わっても、人間のためだけの手は加えられずに、ありのままの姿で守られてきていることの意味を、心身で感じながら十分納得することができる。
境内は、現代の社会において活動する私たちにとって、とても貴重な場所であることが実感できる。

そのような素敵な空間で過ごした後の帰り道では、今まで以上に小道に咲く草花が可愛らしく、愛おしく感じる。

私たちの花き園芸業界は、新しく改良された品種やデザインを世に送り出してきた。それは大切なことである。しかし新しいものを世に送り出すためには、やらなければならないことがあると思う。それは今まであるものを護ること。それがきちんとできてこそ、新しいものを世に出すことができると私は思っている。

そのことをあらためてしっかり教えてくれる植物たちに関わりながら近い距離で仕事ができるという恩恵に誠意をもって応えられるように、エシカルであることを基本とし、高い美意識と感性をもって、世界に向けて自分らしく発信していこうとあらためて感じたお朔日となった。

四代目 宗家秀久と四代目 金岡又右衛門の繋がりから産み出される又右衛門鋏に、新作がリリースされます。

枝切りや花切りなど様々なシーンで活躍してくれる、手にすっぽり入る少し小ぶりな万能剪定鋏。今回はそのハンドル部分になんと人気樹種であるオリーブを使用しております。独特の風合いがあり、同じ製品でも仕上がり具合は一つ一つ違い、それぞれとても良い感じに仕上がっています。

鉄の部分には四代目「秀久」と「又右衛門」の刻印入りです。

鋏は切ることが役割のために、シーンによっては敬遠されることもありますが、オリーブは平和や勝利のシンボルであり、また人と人、国と国を繋ぐという意味も持ち合わせています。

自分に合わない繋がりは鋏で切って、良いご縁をオリーブが繋いでくれるかもしれませんね。
包み込むように握っていただくと使う度に温かさを感じさせてくれますよー。

そして今回、使用したオリーブはスペインのものになります。現地にて伐採や剪定時にでる木の中から検査、選抜をして送っていただきましたので環境にもいいと言えると思っています。そのオリーブを日本の木工技術によって丹念に特別加工しました。

そして代々受け継がれ日本の伝統技術である秀久の鉄工と木工、本場スペインのオリーブが融合!まさに人と人、国と国が繋がった逸品と言えるのではないでしょうか?

まずは日本にて先行販売。そして海外に向けての販売もチャレンジしていきたいと思っています。

詳しくはお気軽に大阪営業所 事業開発部 斎藤0668673900までお問い合わせくださいませ。

よろしくお願いします。

前回のアップからあっという間に、2週間が経ってしまいました。
2週間ほど更新がないと、いろんな所から「又右衛門、元気にしてるの?」「海外に行けなくて、しょんぼりしてるの?」などとお声掛けいただけ、嬉しい限りです。

はい!ご心配なく!!
又右衛門は元気にひっそり活動をしています。不要不急以外の活動はしっかり行っています。
ただ、お仕事での取り組みは公開できないものが多くて、正直ムズムズしているのと、海外に行けずに少ししょんぼりもしています。

おまけに、最近取り組んでいる重要なプロジェクトのため、苦手なデスクワークが続く毎日なので、少し元気レベルが下がっています。

そのような中、久しぶりにオリーブのチェックと自らの充電も含めて、自社の農場へと向かうことにした。

農場ではスペインからやってきてくれたオリーブたちが、山間部の寒さを耐え忍び、元気な姿を見せてくれた。


そのオリーブたち一本一本に声をかけながら、POTの草ひきや、芽かきを行なったり、健康状態のチェックをしたり、夏場に向けての植え替え準備などを行う時間は、仕事というよりレクリエーションのような感じがした。



あらためて「植物に触れること・直接日光を受けること・自然の風を肌で感じること」の大切さを実感できる時間となった。
午後からは他の用事で場所を移動したので、たった数時間ではあったが至福の時間を過ごすことができ、いろいろとチャージができたように思う。


さ~~。元気になったので、再びデスクに向かうとします。
かなり先のプロジェクトであり、2040年2050年を視野にいれた提案。又右衛門は生きているかどうかはわからないが、とにかく頑張ろうっと!!!

今日は何の日か知っている人はいるかな~~。何で・・・・・

実は今日は四代目 又右衛門の誕生日なのです~~~。今日で57歳になりました。早いものです。

そんな又右衛門は朝一番から日本海にて活動。そして一気に南下してお昼前には、瀬戸内海。

あわじ花さじきの1000年オリーブの健康チェック。皆さんからの愛情のおかげで、環境の変化にも耐えて元気にしていました。

その後はZOOM会議。いつもであれば事務所内で行うのが当たり前だが、自然に囲まれた場所から会議に参加いたしました。風を受けながらのZOOM会議はなかなか良い感じで、色んな発想が生まれてきて、たまには環境を変えることの大切さをひしひしと感じることができました。

そして、金岡家にとって4月6日は他にも特別な日なのです。それは金岡喜蔵(二代目 金岡又右衛門)の命日でもある。

金岡喜蔵は、昭和初期には薔薇を日本国内にとどまらず海外に輸出するなど、日本の薔薇産業の発展に強く携わった人であり、薔薇に命を懸け、ある意味、薔薇園植物場の礎を築いた功績者である。四代目などは全く足元にも及ばないご先祖様である。

私の誕生日に祖父である金岡喜蔵が他界したことは、子どもながらに考えさせられるところがあった。そして気づけば家業を継ぎ、今がある。

まだまだ先代たちの功績には及ばないが、こうして誕生日に自分に向かい合い、今一度見つめ直し、私がやるべきこと、やらなければならないことをしっかり考え、私しかできないことに挑戦していきたいと思っている。他から見ればまだまだ不安定で心配かもだが、何卒見守りながらご指導いただけたらと思う。今後ともよろしくお願いいたします。

私は3月31日と言えば、年末の12月31日と似ているようで、全く違うような感覚に包まれる。物事の締めくくりや別れなどを感じる。ただ年末とは違い、春という季節柄、花が咲きはじめ、芽吹きのシーズンなので、目の前の活況が力を沸き立たせてくれる。
今更ながら新年度が年始ではなくこの時期であることの意味を自分では妙に納得をしている。これはいつもの年と違って、リモートなどで部屋から桜を眺めているからかもしれない。

さて、今回、月間830万人を超えるという多くの園芸ファンから園芸のプロが訪れるガーデニングWEBメディア「LOVEGREEN」にて連載中の『世界の植物紀行 – WORLD OF PLANTS – 四代目金岡又右衛門』の最終回が公開され、一段落を迎えた。

思い起こせば約2年前に素敵な機会を頂戴し、これまでオーストラリアやスペイン、マダガスカルなどを訪れ出逢うことができた植物や人びと、文化、預かったメッセ―ジなどについて又右衛門独自の視点で書いてきた。
もともと文章力のなさから執筆は苦手な分野でもあり、このブログが皆さんからお叱りを受けることもなく書き続けられていることが奇跡的なのに、「LOVEGREEN」のような多くの方々にお読みいただけるメディアでこのように続けられたことで本当に多くの学びを得ることができました。あらためてこの機会をいただけたストロボライト社の方々には深く感謝したいと思っています。

今回、この企画が一旦終わりになるのは、私がCOVID-19の影響もあり1年以上海外に出ていないため、ホットな情報を皆さんにお届けできなくなったのが主な理由です。
個人的には、2週間の隔離期間をとってでも、海外の植物の状況を観に行きたい気持ちや、1日も早く海外にて活動したい気持ちがあるが、ここはぐっとこらえて日本においてできる方法を模索していくことを優先すべきだと思い、自粛をしています。
ただまた近い将来、海外との交流が以前のようになったときには、私の信条である「自らの足で現地に向かい大地や植物に直接触れ感じること」を大切にし、「世界の感動を日本に。」伝えていくことができればと思っています。

そして今回の最終回は総集編『まとめと御礼』として、私、四代目 金岡又右衛門の想いを書かせていただきました。お読みいただいている皆さま。2年間本当にありがとうございました。皆さんからの温かい声援があったので2年間書き続けることができたと思っています。また次はどのようなことにつながっていくかお楽しみに。
では最終回ぜひご覧ください!

▼LOVEGREEN連載記事はこちらから…https://lovegreen.net/special/p264537/

今日は神戸煉瓦倉庫のオリーブの入れ替えとメンテナンスのため神戸ハーバーランドへ向かった。

今日のメンバーは、弊社 植物管理担当の幾田氏と福中氏。そしてヘルプにムサシ氏に来てもらい早速取り掛かる。

周囲の高層マンションがつくる影の影響で日照不足気味になることを考慮した土壌設計を行い、オリーブだけではなく土の入れ替えも行うことにした。

水はけをかなり良くするために、微生物が滞留しやすい十和田水砂をベースにお決まりの植栽用オーレスGとMM土などを用いて植栽。

最近、公的機関や民間関わらず、安心安全や環境に配慮した植栽の要望が増えてきて、それを満たすためのご依頼をいただけるようになっており、私たちも日々勉強と経験を積み重ね、手際もよくなってきている。今日も午前中に作業を終えることができた。
作業中には、通る人にお声掛けいただき、中には私のことを知っている人もおられて、温かな気持ちになることができた。

以前この地は比較的ひっそりしていたが、オリーブ広場を開設してからは人通りも増え、週末にマルシェを開いた時は、かなりの人が来ていただけていた。しかし今はいくら緊急事態宣言が解除されたからと言ってもまだまだコロナ禍であろう、以前のような賑わいというわけにはいかないようである。
でもきっと、もうすぐ以前のような賑わいが戻ると信じよう。
そしてその想いを人と人を繋ぐシンボルであり平和の象徴であるオリーブに託すつもりで植栽を行った。

早くそんな日が来てくれることを心から願う。