四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

今日は宝塚山本の秋祭り。
朝一番から神棚をお祀りし、法被を身に纏い、いざ松尾神社へと向かう。

集合時間の少し前に到着。そこには既に“だんじり”が出されていた。
ただ今年もCOVID-19の影響で曳行はない。
COVID-19が流行する前、若者に紛れて?助けられて?率先して“だんじり”の左後ろに肩を入れ押していた頃が懐かしく思い出される。

これまで気合と根性で押したり担いだりで、ゆっくり“だんじり”を見ることがなかったのだが、今年はゆっくり拝ませてもらうことができた。

ゆっくり見ると、その様々な表情から色んな想像が湧いてくる。
そして小さな頃、太鼓の音を聞くだけで、ランドセルを家の玄関に放っぽり出して、“だんじり”を見に行ったことがとても懐かしく思い出された。

そのような中、お清めなどの神事も執り行われ、しばし地元の人と歓談をしながら、楽しい時間を過ごすことができた。

そして行事も落ち着いた頃、私は少し早めに上がらせてもらい、もう一つのお祭りへと向かった。

車で高速道路を使わず、約2時間半で到着。
そこは、先日来お世話になっているシャンプーハットのてつじさんや素敵な仲間の皆さんによって創られた「てつじ亭」である。
今日はここで1周年祭りが開催されるということで、すでに多くの人が訪れており、遅ればせながら又右衛門も参加させてもらった。

到着するや否や、てつじさんの温かい手で出迎えてくれた。
そして再会を喜び合いながら、皆さんに振舞っておられた「宮田麺児」のつけ麺をいただいた。

私は普段、麺類は控えているが、とても美味しく1人前を完食した。

さらにみたらし団子もいただき、しっかり炭水化物を吸収できて身体もとても喜んでいたと思う。

その後、お腹もいっぱいになったので、てつじさんと裏山へと向かった。
それは腹ごなしというのではなく、ちょっと面白い取り組みを一緒に考えているので、そのチェックのためである。
結構素敵なものも見つけられ、色んなアイデアも浮かんできて、お互いワクワクである。きっと素敵なことができるので乞うご期待である。
そのような楽しい時間を、いつもカメラ片手にとても魅力的な、まえともさんや新しくご縁をいただいた皆さんと過ごすことができ、心はとっても喜んでいた。

そして、後ろ髪を引かれる思いで、「てつじ亭」を後にして、同じく綾部市内で開催されていた「ゼロ・ウェイスト」というイベントを見学した。

そこには環境意識の高い方々が集まられており、とても強いパワーを感じることができた。今度時間が許せばもう少し学ばせてもらいたいと思った。

そして先日お知り合いになった野田さん(ネコさん)たちとご挨拶をし、今日の1日の締めくくりとなった。

今日は、思い出を語り合う昔からの仲間と一緒に過ごし、お昼からは最近お知り合いになった方々と今を楽しみ、未来や将来を語り合える、身も心も豊かになる、実り多き秋を感じる1日となった。

神様。皆様。大きな秋をありがとうございます!

日曜日に横浜から帰り、バタバタのまま新しい週へと突入となった。
月曜日は、朝一番から植物管理施設の更新についてのミーティングで始まる。

続いて、遠路神奈川から私と又右衛門プランツに会うためにお越しになられたお客様をご案内した。
様々な魅力的な植物たちをご覧いただきながら植物の説明をすると、私たちの植物輸入に対する考え方や取り組みに共感し賛同いただくことができた。
そのような声をいただけることが、又右衛門の何よりの励みになり、パワーとなり、疲れを全てふっとばしてくれた。本当にありがたく感じた瞬間である。

そして午後からは、同じく神奈川でのプロジェクトの重要なリモート会議。
最近、都内より神奈川につながるプロジェクトが多くなったように感じるのは気のせいではないのかな・・・。

今日19日は、パートナーとの共同プロジェクトでバラエングループが主となり輸出を進めているセラミック栽培式省スペース型植物工場の打ち合わせのため、大阪市内へと向かう。
足掛け2年の野菜工場のプロジェクトは、環境に配慮され、省スペースで導入可能であり、何と言っても成果物である野菜が薫り高く美味しいということから、大きな期待を寄せられ「JETRO 新輸出大国コンソーシアム」の支援事業にも採択されたプロジェクトである。
あくまでも期待ではあったが、本来の予定では今頃は世界で営業し、導入が始まっている事業だったのだが、多分に漏れずCovid-19の影響もあり、実際に現地に向かうことができずに、約2年間の遅れとなってしまっている。
しかしながら社会も厳しい状況から少しずつ回復傾向にあることから、何とか来春の渡航をめざして引き続き取り組んでいきたいと思っているので、引き続き注目をしていただければと思う。

その後は、大阪でも茨木に移動し、インドアグリーンについての新しい取り組みについて話をした。
ここでも私の提案に賛同していただくことができ、お力を貸していただけそうである。
私たちの開発した有機JAS対応品や、来春リリース予定である天然由来の植物活性液など、他に無い特別なエッセンスが組み込まれた仕上げになると思っている。
試験走行をしながら、早ければ来春にも稼働ができるビジネスモデルであるので楽しみにしている。

そのような新しい取り組みの準備をしながら、まださらに新しいプロジェクトに取り組んで行くことに様々なご意見が内外からあるかもしれないが、今はとにかく前へ前へと向かっていくことで、自らを励まして、奮い立たせていきたいと思っているのでご理解いただければです~~。

16日は周辺を視察する予定が組み込まれていたのだが、お世話になっているテーマパークより連絡があり、植物の管理で少し気になるところがあるとのことで、メールや電話ではわからないことがあるだろうと思い、急遽予定変更して朝一番に現地へと向かうことにした。

現地では、お届けした植物は元気そうにしており、久しぶりの対面がとても嬉しく感じた。早速、植物管理方法についてのミーティングを始めたところ、参加された方々の眼は真剣そのもので、植物のために学ぼうという気がとても強く、素敵なチームだなと感じることと、ここならもっと素敵になっていくだろうな~と感じ、嬉しく思えた。

その後は、再び昨日と同じ国際会議場へと向かった。
そこで市民の方々と一緒に、ナチュラリスティックガーデンの管理講習を受けながら、半分はカメラマンをしていた。又右衛門は見た目が少しカメラマンっぽいところもあるので最後までカメラマンと思っていた方もいたようでした(^_^

ナチュラリスティックガーデンの説明を聞きながら、いくつかの大事なポイントをつかむことができ、勉強になりました。そして気がつけば夕方になり、再び電車に乗り、宿泊地である横浜のホテルへと向かった。
一日歩き続けて足が疲れ、お腹も減っている。
ホテルの近くのメキシコ料理をいただくことにした。お店に入ると他のお客様が誰もいないので、少し不安に感じたが、出てきた料理は美味しく、一日の疲れを癒すことができた。

そして17日。今日はガーデンの手入れをしながら勉強する日であったが、あいにくの雨。レインマンぶりを発揮してしまった。

雨でもできるメンテナンスに加わりながら、昨日に引き続き勉強することができた。

冷たい雨に打たれながらの作業のため、結構寒かったが、一緒に作業に入ってこそわかることや、雨でこそわかることがあるので、良い経験をすることができた。

2日間ガーデンの作業に加わり、私たちチーム又右衛門の有機による作庭や、ナチュラリスティックガーデンとの考え方、手法の違いの確認もでき、今まで不足していた考え方も見つけることができ、貴重な機会となった。

素敵な先生と市民の皆さんにはとてもお世話になりました。本当にありがとうございました。今回学んだことを今後に活かしながら、さらに上質な環境に優しいガーデンを提供できるように頑張っていきたく思います。

この3日間。急激に冷え込み、また冷たい雨に打たれて身体は冷え切っても、素敵な皆さんと出逢うことができて、心はとても温まりました。寒さで震える時もあったが、帰りの飛行機では今後が楽しみで、武者震いするぐらいの素敵な出張になりました。関りをもっていただけた皆様、本当にありがとうございました。

関東のイベントや打ち合わせに向けて、始発の飛行機に乗った。
定刻に羽田空港に到着し目的地をめざす。まずは千葉。リムジンバスにうまく乗り継げ、幕張メッセへと向かった。

幕張メッセでは、第16回 国際ガーデン&アウトドアEXPOが開催されており、今回は出展者ではなく、来場者として参加した。
まずはガーデンの方から順番に周ったが、植物の出展は相変わらず少なく、少し寂しさを感じた。出展社が少ないのはCOVID-19の影響もあるのと、実際に鉢物などの生産者はプチバブルのような状況で動けなかったのかもしれないと察する。

アウトドア関係ではユニークなものもあり楽しむことができたが、やはりボリューム感が足らず少しさびしく感じられた。
ただ私は好奇心旺盛なこともあり様々な事業に関わっているため、同時開催展のツールジャパンと農業Week(国際 農業資材EXPO、国際 スマート農業EXPO、国際 6次産業化EXPO、国際 畜産資材EXPO)にも興味があったので、足早ではあったが全てを周った。

多くの出展がある中、数社ではあるがとても興味のある出展や、ちょうど探していたものを提案していたブースなどもあり、学べることが多かった。さらに、たまたま出展していた大企業から、私たちに大きなプロジェクトへの参画オファーをしていただけるなど、短い時間であったが有意義な時間になった。
そして何よりありがたかったのは、すれ違う人に時折、「ブログやFacebook見てます!」「海外行けてますか?」「応援してます!」など、マスク越しでもありながら、私を見つけてご支援のお声掛けいただくことである。おかげさまで疲れるどころか、元気になって、次の目的地へと向かった。

電車に乗り込み、もう一つの展示会ギフトショーが開催されている東京ビッグサイトへと向かった。
海浜幕張から新木場経由のりんかい線で国際展示場駅に到着。早速、会場へ向かい登録をすませて、まずはパートナーの出展ブースへ向かった。
そこで新しく一緒に取り組むプロジェクトについて意見交換と最終確認をすることができた。内容についてはまだお話できないが、早ければ年内にお知らせできるかと思うので楽しみにしていてください。結構喜んでいただける提案であると思っています。

そのミーティングの後は、わずかに残った時間で、会場を周ることにした。
いくつかのブースを流すように見ていると、先日深谷にお邪魔した時にお世話になった富田さんに、ばったり出逢うことができた。
このようにして1日に2つの展示会を駆け足で周ったのだが、今後につながる出逢いや、お互いの意思を確認できた再会、はたまた「えっ?」と思うような遭遇などもあり、ある意味自社が出展している時よりも、嬉しい出逢いがあったように思う。
本当に有意義な1日であったと満足しながら、宿泊地である横浜へと向かった。

そして、桜木町駅から素敵な夜景を横目に見ながらホテルにチェックイン。
食事をとったあと、部屋でスケジュールをみながら、今日の出逢いを振り返り、正直、結構パンパンで厳しい状況であるが、やはり出逢いは大切にして、新しいことにチャレンジしていきたいと思った。スタッフの皆様、ごめんなさい。

そうして心地よい疲れの中、休ませていただいた。さて明日はどんな一日になるか楽しみである。

週初めは全国花卸協会の理事会や大事なプロジェクトの会議にリモートで出席し、週半ばの14日は滋賀県栗東へと向かった。
栗東といえばトレセン(トレーニング・センター)を連想する人が多いと思う。知っている方は何をするところかはわかられていると思うが、知らない方もいらっしゃると思うので下記にJRAのHPから引用させていただいた説明を。

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栗東トレーニング・センターは、約150万平方メートル(甲子園球場約40個分)の広大な敷地の中に、6つのトラック型調教コース、全長約1キロメートルの坂路調教コース、競走馬スイミングプール、逍遥馬道といったさまざまな調教施設を有しています。
また、2,000頭を超える競走馬が生活するための厩舎、競走馬診療所、調整ルーム、乗馬苑などの施設を備え、世界に通用する強い馬作りのため、日々運営されています。
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ということである。
ではなぜ又右衛門がトレセンに行く用事があるのか?観光?ということになるかと思うが、私が訪問したのは、年に1度開催される競走馬の飼料についての講習会へ参加するためと、今後についてのアドバイスをいただくためである。

先日初めての講習に参加したが、競走馬に与える飼料は本当に厳格な基準が設けられており、ある意味人の飲食物の基準より厳しいぐらいである。
しかしバラエングループが開発したマリネックスはじめ各資材が、競走馬や引退馬や繁殖馬、各施設の環境改善に役立てられる可能性を見出すことができたため、年に一度のタイミングを逃してはいけないと思い、参加することにした。

これからは各種検査などしっかり行い、次のステップに向かうことになる。
ただいつもの土俵と違うところでの取り組みであり、花き園芸の肥料よりハードルは高いかもしれない。難しいところばかりかもしれないが、未知の部分が多い分、どのような展開になるかも楽しみで、期待も大きく膨らむ。とても楽しみなプロジェクトである。
馬さんの健康のお手伝いができ、良い報告ができるように、一生懸命取り組んでいくので、見守っていただければ嬉しく思います。乞うご期待である。

今日は、阪神百貨店梅田本店のリニューアルオープンにともない開催中の「スタジオのある植物園」でイベントに出演するため、阪急電車にて梅田へと向かった。
駅構内で食事を済ませてから、関係者出入り口から入店、広いバックヤードを迷いながらサウステラス1階の「スタジオのある植物園」に到着した。

本来であれば、メンテナンスは開店前か閉店後にすることが多いが、あえて開店中に行いたいとお伝えすると、快諾いただきメンテナンスを行った。
なぜ周りには人がいて、少し手間が増える開店中にメンテナンスを行いたかったかというと、結構いろんな方から植物のことや活動について質問を受けることが多く、そのような時間を大事にしたいと思っているからである。
実際にこの日も、潅水作業中に輸入植物について相談をされ、現地での体験談を併せてお話すると、凄く納得いただけた様子で、にこやかな顔でお帰りになられた。
また、SNSを見てお越しの方々も、植物を眺めながらお話をし、さらに写真も撮られて、とても楽しそうに過ごされていた。

15時からは、私にとっての冒険企画!「スタジオのある植物園 又右衛門LIVEクルーズ」として、ライブ配信を行った。

内容は、「スタジオのある植物園」をナビゲーターと共に一緒に歩きながら、植物についてお話をする…というものである。
見た目によらず結構シャイな又右衛門にとってはハードルが高めのプログラムであるが、素敵なナビゲーターのリードとカメラマンの盛り上げによって、リラックスして植物のお話をすることができました。

ライブ配信中は、その質問する???という予想をしていない質問があるなど、冷や汗が出そうにもなったが、明るい皆さんのおかげで楽しいものであり、気がつけばあっという間に30分が経ち、無事終了となった。
何を言い出すかヒヤヒヤされた方もいらっしゃったと思いますが、実力通りのトークかなと思いますのでお許しを。

配信終了後も、お客様と植物のことをお話することができ、又右衛門にとっても、植物にとっても、とても幸せな時間となりました。
次回の又右衛門出演は、10月24日(日)14時〜17時を予定しております。
ひょっとしたら懲りずにライブ配信をするかもです。
お時間のある方は、百貨店の中に出現したちょっとユニークは植物の空間へぜひ癒されに来て下さいませ。出逢い、再会を楽しみにしています。

最後になりますが、阪神百貨店様・ナビゲーター清杉様・関係者の皆様、そしてお越し頂きました全てのお客様に感謝申し上げます。

前日の8日に都内に入り、午前中は年に1度の講習に参加し、午後は大事な会議に参加し、夜食を買い込んでホテルでデスクワークをしていたところ、スマホの緊急アラートが鳴り響くと同時に強い揺れを感じた。

地震である。その揺れは結構強く、お気に入りの常宿であるリーズナブルなホテルの7階は、しっかり揺れ、かなり怖さを感じた。手にしていたコンビニのフランクフルトを落としてしまい、悲しさも加わり、しばし呆然とした。
停電はしていなかったが、部屋の外に出てみるとエレベーターは停止しており、その揺れの強さを物語っているようである。

しばらくして、落ち着きを取り戻し、エレベーターも動いたため、フランクフルトを買い直すのと、明日の移動が不安なので確認のため駅に行ってみると、山手線はじめほとんどの電車が止まっており、駅には多くの人が不安げな面持ちでたまっている状況であった。

部屋に戻っても興奮気味のために寝付けなかったが、おかげで溜まっていた資料に少し手を付けることができた。

翌朝は大幅にダイヤが乱れていたが、何とか乗継ぎ、千葉駅に到着。バスと徒歩で今日の目的地である千葉県立中央博物館へと到着した。

千葉県立中央博物館では、明日10月9日から始まる令和3年度特別展「バラのすべて~All about Roses~」の開催に先駆けた内覧会があり、特別の御招待をいただき参加した。
館長のご挨拶にはじまり、今回ご縁をいただいた御巫さまの展示物の説明を拝聴したのち、早速展示会場へと向かった。

会場に入ると真っ先に目に飛び込んでくるのは、ドーム兄弟の器である。
残念ながら私の写真ゆえうまく写っていないが、とても美しく一見の価値がある素敵なものである。そう感じると同時に、昨夜の地震でよく無事であったなと思い、聞いてみたところ建物は免震構造になっているとのことで、さすが博物館と思った。

この展覧会は、バラの新品種や生産物の実物ではなく、バラの貴重な絵や書物などから歴史について触れられるもので、博物館ならではの展示で、多くを学ぶことができた。

そしてその一角に、大正13年や昭和初期に発刊した薔薇園植物場の植物カタログが展示されており、この頃から国内だけでなく欧米などと貿易をしていたことが書かれている。
現在とは物流の便利さも全く異なり、戦前、戦中、戦後と動乱の時期にも関わらず取り組んできた祖父である金岡喜蔵(二代目金岡又右衛門)には、まだまだ足元にも及ばない気がした。

お世話になった主任の御巫さんと、いつも多くを学ばせてもらっている宇田川さんと一緒に記念写真を撮って、時間の許す限り植物談義を行った。
そして、まだまだ不安定な交通事情の中、帰路につくことにした。

今回も地震によって体が揺さぶられ、バラの歴史に触れ、心が揺さぶられたような感じがした。
ともあれ今回の地震では、大きく影響を受けた方もいらっしゃるかと思います。お見舞いを申し上げますとともに、今後余震などでの被害がありませんようお祈りしています。

羽田空港に着いた頃には、夕陽が落ちていた。とても意義深い関東の出張であった。

リニューアルオープンした阪神百貨店梅田本店サウスゲート1階に「スタジオのある植物園」が出現しました。

新しくなった阪神百貨店のコンセプトは『毎日が幸せになる百貨店~Live in clover everyday~』。とても素敵ですね。

今回阪神百貨店梅田本店は100年に1度の全館リニューアルで、エシカルやSDGsを意識したターゲティングになっており、植栽を検討される中、あるご縁から又右衛門やバラエングループの取り組みを知っていただいたとのこと。百貨店として共感していただけるところが多く、是非売り場に反映させたいということからご依頼いただき、バタバタではありましたが何とかOPENに間に合わせることができました。それにしてもこのような短期間で今回のような取り組みが実現にいたるとは、本当にびっくりです。

そして今回、「スタジオのある植物園」の植物セレクトを私、四代目金岡又右衛門が担当いたしました。
選んだ植物は、スペインからのオリーブの古木や、ユッカ ロストラータ ブルースワンやヒドラ、ダシリリオンなどのデザットプランツや、オーストラリアからのマクロザミア ムーレイ、アフリカからのバオバブや、パキポディウム サンデルシー、エンセファラトス ホリダスなど、趣味家もよだれがでるような希少な植物などを用い、とても贅沢な空間となっていると思います。

ただ今回こだわったのは、見た目以上に管理方法です。
本当はまだまだ見た目を整えるべきですが、それよりもコンセプトどおり環境に配慮するため、天然由来の資材を用いて管理をする提案を歓迎いただき、有機栽培指導で培ってきたオリジナル資材を使用させてもらうことになりました。
植物にも、お客様にも、ここで働く人にとっても、見た目以上に健康的な空間になっているのではと思っています。
あくまでも今回のイベントは期間限定ではありますが、日々更新していければと思っています。

また又右衛門は10月10日と24日14時~17時に、阪神梅田本店の1階サウステラス「スタジオのある植物園」におり、さらに10日にはトークイベント&ライブ配信という冒険も予定されていますので、よろしければお越しくださいませ。
皆さんとお会いできること楽しみにしています。

また下記に阪神百貨店梅田本店様オフィシャルのご案内を転載いたします。
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阪神梅田本店の1階サウステラスにみどり溢れる憩いの植物園が誕生。
グリーンに囲まれた空間で植物やレコードのお買物を満喫したりオンラインショッピングやデジタル発信を楽しんだり…。
リアルで感じる心地よさにデジタルの自由さを兼ね揃えたあたらしいスペースです。
ゆったりと自由にお過ごしください。
▼スタジオのある植物園 〜BOTANICAL STUDIO
https://youtu.be/4qWitWUVkVQ

9月に入って急を要する多くのプロジェクトが起ちあがり、東へ西へ、南へ北へとバタバタの日々。さらにリモートでの多くのミーティングが毎日のように行われ、気がつけば10月を迎えることになった。
ただ1日はいつものように神棚をお祀りし、氏神様への参拝をし、先月の御礼とご報告をした。

先月末には、急遽お声掛けいただいたイベントの打ち合わせで大阪市内へと向かうことになった。
少し遅めからの打ち合わせのため、少々疲れ気味に歩いていたが、階段を上がると目の前に広がっている光景に見入ってしまい、しばらく足をとめて眺めていた。

真っすぐの光り輝く道。その先に見える灯り。その夜景に自分自身を映すように観ていた。

しっかり輝くような道を歩いているか?真っすぐに歩けているか?その先にはしっかり明るい未来があるか?・・・と

そして少しして歩き始めてみる。いつもは道の端を歩いているが、空いていることもあって、この時は道の真ん中を歩いてみた。

一歩一歩確かめるように・・・

そして道一杯に、手を繋いでくれている仲間がいてくれることを感じ、絶対に向こうに見える灯りに身を置いてみせると念じながら・・・

はじめてのホテル。時間的なものと精神的なものが重なり、少し寝不足気味であったが、ホテルの朝食をいただき、最近控えめにしているコーヒーを数杯流し込んで、しゃきっとさせてレンタカーに乗り込んだ。
今日は久留米の園芸センター付近の取引先への訪問であったが、早めにホテルを出て少し時間ができたので、花き園芸生産で有名な田主丸へと向かった。

実は、予定がはっきりしていなかったためアポなしの訪問ではあったが、内山園芸さんが出荷の手を止めて対応してくださった。

内山園芸さんとは展示会でよくご一緒することがあり、懇意にしてもらっている。

圃場には出荷を控えた素敵な鉢物が多く並んでおり、その一角で私が頼んでいる稀少なものをしっかり確保してくださっていた。嬉しい限りである。
あまりにも急な訪問であったのでご迷惑をかけてはいけないと思い、早めに帰ることにしたが、短い時間の中でのとても親切なご対応に人柄の良さがにじみ出ていた。内山さん。ありがとうございました。

少し移動し久留米緑化センターに寄り、車の窓からさっとだけ拝見した。
久留米と言えば約10年前訪問した時に、とても可愛いヒヨコの形をしたトピアリーに出会い、それにひかれて出荷できるものを全て送ってもらったことを思いだした。
その時にFacebookにアップしたところ多くの問い合わせをいただき、瞬時に完売したことが懐かしい。このように各地を周ると思ってはいなかったものに出くわすこともあるので、生産者訪問は価値がある。

そして九州地区で園芸センターの多店舗展開をされている平田ナーセリーさんへ。
今日は新しいプロジェクトのミーティングのため、もちろん事前アポはありで訪問させてもらった。
売り場と隣接するハウスなど広大な土地であるため、少し迷いながら無事に本社事務所へと到着した。
そこには平田社長がお待ちになっており、久しぶりの再会となった。
以前は展示会で見かけると声をかけてくれていたが、最近はCOVID-19の影響もあり、展示会が激減しているので中々お会いすることがなかったが、相変わらず柔和でありながら力強さを感じる方であった。
そして早速お互いの状況についてお話をした。

平田ナーセリーさんは歴史もあり、生産から販売までされており、いつも素敵な取り組みをされている。
さらに小売りについては大型店舗の多店舗展開もされており、地域の園芸発展に寄与されてきた。

そのような平田社長と、さっと互いの考えをすり合わせていくだけで、今までにない取り組みなど、いくつかのプロジェクトが思い浮かんでくる。
それも構想や希望だけではなく、実際の販売や生産に携われている企業である平田ナーセリーさんなので、話も早く、実現性も高く感じている。また平田ナーセリーさんと一緒だからこそできることも浮かんできて楽しみである。
この場ではどのようなプロジェクトかは言えないが、うまくいけばすぐに取り組めるもの、具体的にできることもあるので楽しみである。

そして時間となり、今後は積極的に進めていくことを互いに確認し、久留米を後にした。

福岡空港にもどり、出発まで素敵な方とミーティングを行った。
今まで違う業界で活躍されてきたことを活かし、私たち花き園芸業界に新しい風を吹かせてくれそうな方である。その方とは飛行機が出発する間際まで花き園芸業界の抱える課題や今後についてざっくばらんにお話することができた。

この2日間の九州は、開発、共創、協力など様々な取り組みについて貴重な議論ができた。
多くの方々からの指導を受けながら進めてきた環境に優しい農業、花き園芸業の発展の一助となる取り組みである。
またひとつ悲願の花のつぼみが膨らみかけたことを実感するとともに、これを実装させることが大切であり、重要な役割を担わなければならない責任感を強く感じることができた九州訪問であった。