四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今年も残すところあと半月。15日の神棚のお祀りをし、営業所で打ち合わせを行い、終了後、栗東へと向かった。
以前、栗東は北陸や中部方面に行くときに素通りするだけではあったが、守山のバラ生産の國枝さんとのプロジェクトや、JRAの栗東トレーニングセンターへ向かうことが増え、今回の訪問が今年の何回目になるかも思い出せないぐらいである。
大阪を出発し、1時間強で到着。今回の目的である栗東トレセンへの通行証受け取りのため事務所を訪問して、昨年に続いて交付いただくことができた。
何故花卉園芸企業の私たちが栗東トレセンに、と思われる方が多いかとは思う。
グループ会社が製造するマリネックスが、農業、水産、畜産の現場において良い実績を残しており、北海道の牧場を訪問した際に、競走馬生産牧場においての課題を聞かせていただき、その際にマリネックスを案内したところ非常に興味を持っていただけた。
飼料など競走馬へ与えるものの規制は非常に厳格であり、いくつかの検査をクリアし適合承認を受けることができ、本年度から納品許可をいただくことができた。そして納品や使用法説明のために厩舎を訪れることが出てくるので、その際の通行証が必要となり、今回のように申請し、許可をいただくことが必要になったということである。
いずれにしろ今までコツコツと研究をし続けた製品が、生き物の健康に寄与できることは意義あることであり、COVID-19などの影響で、かなり厳しいながらこの事業を継続してきた価値があったことが確認でき大変うれしく思っている。
いつの日かマリネックスを飲んでいる競走馬がG1レースで勝利をおさめることを夢見ながら引き続き取り組んでいきたいと思っている。
ぜひ競走馬だけではなく引退馬の支援にもつなげていきたいと思っているので、一人でも多くの方にアドバイスをいただければと思っています。よろしくお願いします。
こうべ~~~♪
神戸という言葉が出ると、何故かこのフレーズが頭をよぎる。やはり年代のせいかもしれない(;^_^A
今日は、先日、日本植物園協会の技術講習会を開催した時に、貴重な講演をしていただいた神戸植物防疫所へのお礼と来年度の植物輸入の相談にて庁舎を訪問した。
防疫所の方々には前回同様に親切丁寧にご指導をいただき、こちらからも新しいプロジェクトや今後についての報告をすることができ、とても有意義な時間となった。そしてこの学びを活かして、日本の生産、植物をまもりながら植物貿易を2025年に向けてさらに推進していければと考えている。楽しみがいっぱいである。
その後、神戸煉瓦倉庫のオリーブ広場を植栽チェックのために訪れた。到着した時には幾組かのカップルなどが記念写真を撮ったり、オリーブの古木を観ながら楽し気に会話したりしていたのが印象的であった。
オリーブ君たちも一部を除いてはとても元気な状況であった。そして少し前に体調を崩させてしまった子も順調に回復傾向にありホッと一安心である。
この広場は一旦、来年3月までの取り組みとなっているため、それ以降はまだ未確定であるが、任期の間はここを訪れる人を優しく包み込んでくれると思うので、ぜひ皆さんも彼らに会いに行っていただき、声をかけていただければ幸いである。
待ってま~~す!!!
今日は、本社のある宝塚にてバラエングループとして取り組む新しいプロジェクトのミーティングと現地視察を行った。
まず午前のミーティングでは、近日中に発売開始予定の農業・花き栽培向け新資材の打ち合わせを。
新資材について本年度より特別顧問に就任いただいている前川先生から進捗状況の説明があった。残念ながら特許の絡みもあり現時点ではお話できないが、この資材は今までのあり方を覆すようなものであり、同じチームにいながら改めて驚きを感じるものである。
既に実地試験も終え、効果も確認済みである。そのメカニズムと実際の効果について資料とともに丁寧に説明をいただけた。
また今回の新資材は主に国内資源や再生資材を有効に使い、環境にも優しい設計になっている。それらを用いた画期的な事業展開の提案もあり、その可能性と将来性に胸が高鳴る思いがした。
そしてこの資材を世に出すにあたり、「この資材は生産者と植物を護るために開発した。決して価値相応の価格設定とは言わず、生産者に寄り添った価格で提供してあげて欲しい」とのことで、私もその意見に共感できたので、できるだけ喜んでいただけるようにつとめていきたいと思う。
またこの他にも2種ほど新資材があるため来年度は新製品のオンパレードになるので大いに期待していただきたい。さらにこれらの資材と今まで培ってきた有機栽培技術などを用い、希望される市町村などとの連携協定や生産者との共同事業を推進していければと考えている。ただいかんせんまだまだメンバーが少ない企業のため限定した取り組みになると思うので、もしこのブログをお読みいただいた行政や事業体の方々がいらっしゃったら早めにお声掛けいただければ幸いである。
このような話をしているとすぐにお昼になり、食事を済ませた後は地元山本のバラ生産をされている確実園本園さんへと向かった。
そこではわざわざ阪上代表に対応いただき、バラ生産についてレクチャーをいただいた。
さらに前野先生も加わられて、私たちのバラ向け新資材についてご意見などをお聞かせいただくことができた。
そしてデスクワークを終えたのち、圃場にて様々なバラについての性質の違いなどをとても細かく教えていただけた。
現場でもとても長く教えていただけ、多くの意見交換や情報交換ができ、参加者それぞれの見地で多くの学びを得て、帰社することができた。
バラエングループは現在、直接的なバラ生産からは遠ざかっているが、新しい資材をバラ業界に提供することで、業界やバラのお役に立てればと思っている。あと少しで展開が可能である。これもまた乞うご期待である。ただやりたいこと、やらなければならないことが盛りだくさん過ぎで追いつかない。
そうだ猫の手をかりよう!!!!!
月末オーストラリアから帰国し、オンライン会議、事務作業、1日早いお朔日参りを行い、30日の夜から東京入りをした。
今回は、よみうりランド HANA-BIYORI ピィト アゥドルフ ガーデン東京の冬支度に参加するためである。
珍しく夕方からの飛行機。いつもの朝一番の飛行機よりは少し空いているものの結構多くの人が搭乗されていた。
到着後は新橋にて久しぶりの和食をいただき、とてもホッとした気分になることができた。そして宿泊地の調布へと向かい約1時間でホテルに到着。
夕食が早かったせいもあり、少しお腹が空いたのと、明日からの力仕事に備えてのエネルギーチャージのため吉野家の牛丼をおいしくいただき、デスクワークの後、眠ることにした。
そして朝、都内で活動をしてくれているスタッフと京王よみうりランド駅にて集合し、ウォーミングアップを兼ねてよみうりランド HANA-BIYORIへとジャイアンツ坂を歩いて上がることにした。途中ジャイアンツ球場が目に入り、若い選手たちが出勤?してくるのを見ることができた。
しばらくして現場に到着。そこにはピィト アゥドルフ ガーデン東京のプロデュースを行っている永村裕子さんはじめ各地で活躍されているガーデナーの方々が既に集まっていた。
永村さんとは初めて会ったのが少し前のチェルシーフラワーショウで、それ以来いろんなプロジェクトをご一緒しており、今回、当ガーデンにおいて土壌改良に関わる機会にての再会である。
まずは、館内のパラボラッチョにご挨拶。さらに枝を伸ばして元気そうにしている姿をみてホッとするのと同時に、以前より少し大きくなった胴をみて、素敵なスタッフに囲まれて愛されていることが伝わってきて本当に嬉しく思えた。
そして現場に合流。永村さんから今日のスケジュールや目的とする土壌の状態を教えていただき、さっそく取り掛かることとした。
実は以前、長雨などによる影響で根が傷んでしまった植物をサバイブしなければならないことがあった。本来であれば植物を抜いて、土をすき込んで完全に改良をすべきであったが、その時期に植物を植え替えると枯れてしまうリスクがかなり高かったために、応急処置として、傷んだ直根はそのままにして周辺を土壌改良し、側根をできるだけ伸ばして植物の命を守る方法を用いた。すると植物の傷みは止まり、かなり改善されたということもあり、植え替えが可能なこの時期に全体的な改修を行うことになり、お声をかけていただいたのである。
永村さんの適切な指示のもと、エリアごとに、ガーデナーの皆さんは丁寧かつ見事な手さばきで植物の植え替えや株分けを行っていく。
その際に又右衛門は持ち込んだ資材を駆使して順次改良を行っていく。
今回持ち込んだ資材はマリネックスとMM土。さらに松本微生物研究所と現在進めている有用微生物のバランスが素晴らしい改良材やミネラルを使って改良を行うことにした。
そして以前にセダムをサバイブするために土壌改良したエリアの改植を行った時には、掘り上げた植物の側根の広がりの凄さをみて、前回の改良が功を奏したことをみんなで確認でき、その効果に驚いてもらうことができた。
ちなみに今回使用し大きな効果をもたらした微生物資材は、日本各地の著名な有機野菜生産農家さんにも採用いただいている優れモノである。そして来春リニューアルし、バラエングループからも販売することになるので、楽しみにしていただければと思う。有機野菜農家はもちろんのこと、ナチュラリスティックガーデンの基礎資材としてはかなり有効だと思うので期待していただきたい。
引き続き永村さんが各エリアに応じた指示を行い、ガーデナーの皆さんがそれを確実に行っていく作業が、お昼をはさんで夕方陽が落ちるまで続き、本日の作業は一旦終えて、また明日に備えることになった。
本日のピィト アゥドルフ ガーデン東京チームの作業はテレビの収録もされていたので、後日放送されると思う。多くを学べると思うので是非ご覧いただければと思います。
そして私はせっかくなのでHANA-BIYORIのライトアップを観てから帰ることにした。
ホテルについて荷物をおいて、食事に出かけることにした。
ホテルのチェックインの際にもらうことができた「ただいま東京」のクーポン3000円分を持って参加店を探しながら調布駅周辺を歩いていたが、その頃から何となく足腰の痛みが強くなってきて、結局このクーポンは食事代ではなく、ドラッグストアでの薬やシップなどに使うことになってしまった。
翌朝、目覚めると思うように体が動かない。かなり腰が痛い。
以前からギックリ腰で苦しんでいて、その後、タイ、シンガポール、オーストラリアと海外出張が続き、痛み止め注射などを打ってはいたが、治すことまではできていなかった。
そして今回、屈んでの作業なども必要であったので、負担が大きかったのかもしれない。ガーデナーの皆さんは、へっちゃらな顔で丸1日作業されているので、又右衛門は恥ずかしいばかりである。そんなことを思いながら、再び京王よみうりランド駅で東京スタッフと集合し現場へと向かった。
私の身体の異変に気がついていたスタッフは、細い身体で慣れない作業をして疲れているだろうに、私のバックを引っ張りながら、力強く長い坂を歩いて行く。頼もしい限りである。
そして現場に到着しても、私が土嚢袋に手をかけようとしたら、走って寄ってきて、その土嚢袋を横から奪い、細い腕で一生懸命持ち上げ運んでいく。女性にはかなり過酷な重さであったろうが、顔色ひとつ変えずにである。申し訳ない気持ちでいっぱいである。
そして、出発の制限時間いっぱいまで作業に参加し、皆さんより一足先にあがらせていただいた。
今回、ピィト アゥドルフ ガーデン東京の冬支度に参加させてもらい、多くのことを学ばせてもらった。
それは植え方やテクニックもあるが、リーダーの適切な指示や、参加者のガーデナーの皆さんが、ポイントごとに必要なことをしっかりメモし、写真を撮って記録に残していく。皆さんは相当なプロであるにも関わらず、常に学ぶ姿勢が本当に素晴らしく感じた。それもこれも植物に対する想いの表れであろうと言える。
しばらく続いた出張などの影響も重なり、身体は悲鳴を上げているようだが、今まで培ってきた技術で植物を助けることができ、今後への期待も高まり心は歓喜を上げている。
そのような素晴らしいプロジェクトに参加できたことを本当に嬉しく思う。
また春にピィト アゥドルフ ガーデン東京がどのようになっているか楽しみで仕方ない。
さていよいよ帰国である。
昨晩といっても2時間ほど前だが、ベッドで横になってはみたものの、隣の宿泊者がご機嫌であったのか遅くまで大きなTVの音や笑い声が絶えずで眠れず、結局はそのまま起床時間を迎えることになった。
そしてレセプションに教えてもらったように、玄関近くにあるTAXIコールのボタンを押してみたが反応がない。少し不安になる。
しばらく待ってみてもやはり反応がない。不安がつのる。
もしこのタクシーが来てくれなかったらフライトには到底間に合わず帰国できない。おまけにチケットも自動的にキャンセルになってしまうので帰るにはかなりの費用が掛かるし、待ってくれているメンバーにも多大な迷惑をかけてしまう。そのようなことを考えると尚更不安でいっぱいになってくる。
またTAXI GOのようなアプリを駆使しても来てくれそうにない。いよいよ半分あきらめモードになってくる。
私が同行のパートナーに「あきらめて、かなり離れてはいるが歩いて大きなホテルに行ってタクシーを呼んでもらおう」と提案し、キーボックスに部屋の鍵を放り込み、ホテルから離れようとすると、タクシーボタンに反応があり1分後に到着と表示された。
パートナーのいざという時のための準備と判断のおかげである。私一人であれば恐らくスーツケースを引きずりながら放浪した挙句乗り遅れてしまっていたかもしれない。本当に逞しいと感じた。
しばし真っ暗なホテル玄関で待っているとバンが到着。さっそく荷物を積み込んで空港へと向かった。
それにしてもタクシーが来てくれた時には、難破したときに救助を受けたような気分だと思った。そして空港に向かうタクシーの中では、帰国前の宿泊、特に深夜チェックアウトが必要とされる時は、倹約といってもモーテルのようなものではなく、24時間レセプションが開いている最低限のビジネスホテルか、空港に歩いても行けるところを予約しなければならないとしっかり頭に叩き込むことができた。
タクシーに乗ること30分。Domesticに到着。ここで乗り継ぎ場所であるシドニーに向けての国内線に乗ることになる。無事に搭乗手続きを済ませることができ、搭乗口付近で過ごすことにした。
搭乗口から外を見ると素敵な朝焼けが目に入ってきた。さっきまでハラハラで不安な時間を過ごした後なので、その朝焼けが何とも言えないぐらいに美しく感じられた。
そして定刻にシドニー空港に到着。International transferを済ませて、搭乗口付近に向かう。
数十分だけラウンジでコーヒーをのみ、羽田行きのJALに乗ったときには、いつものようにJALのCAさんが名前を呼んで迎えてくれ、それだけで半分日本に帰ってきたような気分になり、様々な緊張から解放された。
ほどなくして離陸。日本に向かう機内でこのブログを書いている。
今回のオーストラリア訪問は、素晴らしい植物の自生地から、タクシー問題など、ワクワクドキドキの繰り返しで記憶に深く刻み込まれた訪問となった。
現地パートナーのStation Creek Tree FarmのDannyはじめファミリーの皆さんには本当にお世話になった。心より感謝である。
再来年の2025年には大阪・関西万博が開催される。その準備もありこれからはさらに忙しくなるであろうが、しっかりと連携し一緒に良いパフォーマンスをおみせできればと思う。楽しみでいっぱいである。
さて到着までの時間はまだまだあるが居眠りをしている時間はないので、たまったデスクワークを行いながら羽田に向かうことにする。機長よろしくお願いします。
今回もいつものように乱文のブログをお読みいただきありがとうございます。
恐らく今回のオーストラリアで年内の海外出張は最後になると思います。次の海外は1月はじめかと思います。それまでは年内精一杯国内で活動をしていきますので、引き続きよろしくお願いします。
ではでは皆様。ありがとうございました(^^)v
今日は帰国に向けてStation Creek Tree Farmを出発の日である。
早朝、私が目を覚ましパッキングを終えた頃には、ナーセリーでは本日出荷のボトルツリーのディギングを終え、積み込みする手前であった。
しばらくしてボトルツリーにはシュリングがかけられ、重機によって吊られていく。
トレーラーに積み込まれ、養生されたのちしっかり固定されて旅立っていった。その作業の手際良さと丁寧さはさすがである。そして新天地に向かうボトルツリーを見送りながらみんなに愛され元気で育つことを願ってやまない。いってらっしゃい。
その後いつものようにお手製の美味しい朝食をいただき、今後の進め方や取り組みについて最終のミーティングを行い、お互いが確認できたので、変わらぬパートナーシップと再会を約束して、名残惜しいが帰国のために出発することになった。
そしてDannyに最後の感謝を告げ、送迎車に乗り込み、お互いの姿が見えなくなるまで手を振り合い、ブリスベンシティへと向かった。出発から約1時間、シティから少し離れた予約済のホテルに予定よりずいぶん早く到着することができた。
チェックインができる時間ではなかったのでレセプションに荷物をあずけて、近郊の植栽などのチェックや植物園を観るために歩いて出発した。
気温は昼間37℃ぐらいまで上がり、日差しこそきついが、日本と違ってカラッとしているのであまり汗もかかずに心地良い。
歩くこと小一時間でRoma Street Parklandに到着。
いきなり入り口では大きなトカゲが出迎えてくれていた。
そしてRainforestやFern Gullyなどでマイナスイオンを吸収。
そしてネイティブプランツであるグラスツリーやボトルツリーを見納めもかねて見学。その際には土壌の様子などもチェックさせてもらった。
またイベントとして花苗のカラフルな植栽も拝見させてもらった。
そこではちょうど植え込みの最中で、声掛けると、とても素敵な笑顔で応えていただけ気持ちも晴れやかになる。
噴水や池など水場も多く、その周りには多くの鳥たちがいる。さらにトカゲも一杯である。
植物に気をとられていると、何度もトカゲを踏みそうになり、その都度自分で驚いてしまっていた。
パーク内には素敵な花が咲き、本当なら1日ゆっくりしたいぐらいであったが、みどりに触れてチャージができたので、前回の記憶をたどりながら再び街中へと歩いて向かうことにした。
そして約30分で中心部に到着。軽くケンタッキーでランチをとることにした。
さっと食事をとった後にCity Botanical Gardenに行くことにした。ここは恐らく4回目の訪問である。植物園というよりはみどりが多い公園という感じである。
多くの緑と可愛らしい花が出迎えてくれて心地よい。
また大きな木の周りは柔らかい芝。寝転んだり、裸足で歩いたりしてみると全身の疲れがスーッと抜けるような気がした。
そして園内を散策すると、木からボトンという音がして、何だろう?と見てみると、ユニークな堅い実がコロコロと転がってきた。木についている説明板を見てみると、エレファントアップルとのことである。
和名はビワモドキ。葉がビワに似ているかららしい。確かにビワの葉を少し太く大きくしたような感じはする。ただ実は似ていないかな??
一応食用とのこと。隣で別の方が食したのを覗き見していると、少し酸っぱいようで美味しくなさそうであった。
続いて植栽して間もないローズガーデンなどを見学して次へと向かうことにした。
川向にあるアートセンターやミュージアムへと向かう。
色々な展示はされていたがゆっくり観るまでの時間がないため、さっと流すように拝見してきた。
そして再び歩いてシティの中心部に向かう。人混みをさけるようにして見学をすることにした。
街中のスーパーの花売り場を視察。以前よりは随分鮮度は良くなったと言えるが、やはり日本や欧州の方まではいかないとも言える。その後果物売り場、小物雑貨売り場を見学。
また街のアートなどを観たり
店舗のクリスマス装飾を視察したが、正直個人的に夏にクリスマスは少し?随分?違和感があった。
そして夕方になったので少し早いが、最後の夕食をとることにした。油物が続いたので最後の晩餐は韓国?中国風?の鍋のようなものにすることにした。
ここではあらかじめ用意された大きなボウルにビュッフェ形式で野菜や海鮮、肉、麺類などを入れていく。そして最後にその重さをはかってもらい、スープにするか炒めるかの選択をするシステムである。これなら自由に好きなものを選択できるので個人的にはとてもありがたく嬉しい。ちなみに私の選んだものの重さは約700gであった。
100gあたり3.8AUDのお金を払ってしばし席で待つ。
待つこと約10分。大きな丼に好みの具材だけがてんこ盛りの鍋のようなスープが出てきた。魚介もしっかり火が通っていて、少し辛かったものの美味しくいただくことができた。
そして食事を終えて帰ろうとしたところ外は大雨。さすがのレインマンである。ただ傘もなにも持っていないので、フードコートでお茶をしながら待つと小一時間で止み、涼しくなった夕暮れの街を、今回のオーストラリア訪問の思い出をなぞるように再び歩いてホテルをめざし、約30分で到着。チェクインを済ませて、預けた荷物を引き取り部屋へ向かうことにした。
部屋は倹約したため古く小さいが特に不自由はない。ただ部屋の壁が薄いため、隣の部屋のTVの音がそのまま聞こえてくる。さすがに少し気になる。とはいえ明日の起床時間は2時なので少しでも寝ようと頑張ってみよう。
さ~明日は帰国。絶対に寝過ごさないようにしなければである。おやすみなさい。
一昨日の午後にブリスベンを出発。
夕方、空港に到着。気温は低く肌寒いが空気は綺麗。レンタカーにて移動し、街中で予約済みのホテルにチェックインした後、夕食をいただくために街に出た。
せっかくなのでネイティブな食事をと思っていたが、時間が遅いということもあり、手軽な中華にすることにした。
味は海外でよく出会う中華味であり、そこそこのおいしさではあったが、価格はさすがオーストラリアか、王将の約5~6倍の値段であった(^_^
その後は部屋に戻り明日からの準備に遅くまでかかったので、終わり次第眠ることにした。
翌朝気温は7度。比較的薄着の私は少し震えながらホテルで朝食をいただき、レンタカーで目的地をめざした。
そして車で約1時間。ナーセリーに到着。到着するや否や手厚い歓迎を受けることができた。
実際にツリーファーンを目の前に説明をしていただき、こちらからも多くの質問をさせてもらったが、とても親切丁寧に色々教えてくださった。
さらに実際にハーベスト中である自生地にも案内してもらった。
写真で見るとわかるように、ここは松やユーカリなど材木の収穫のために伐採を行っている現場である。ただツリーファーンは材木にはならないので、ライセンスをもったナーセリーがそれらを引き取り、ビジネスを行い、その収益を森に還しているというモデルである。これはナーセリーや植物、森にとっても良い循環であると感じた。
とても大きなサイズのツリーファーンがたくさんあり、これがただ単に倒されてしまうのではなく、きっちり政府の許可を得て、国際ルールを遵守した上で、流通にのり各国の需要者のところに届くのは良いことであろう。
中にはウェーブしているものや、複数の頭をもつマルチタイプのものなど多くあり、とても興味深かった。
後は国際ルールなどいくつか大切なことを調査した上で、今後について検討をしていければと思っている。今後がとても楽しみである。
その後はネイティブプランツが多く植えられた植物園などを探索。
また、マスクを外して公園を探索し、良い空気をめーいっぱい吸うことができ、とてもリフレッシュすることができた。
さらに夜はアンガスビーフをごちそうになり、今日もまた全てに満たされた1日となった。
そして最終日である日曜はナーセリーなどが休みのため、近くの渓谷など素敵な自然を堪能した後、ランチをいただくことにした。
イギリスではないが、オーストラリアでランチといえば一度は食べておかなければと思うフィッシュ&チップスにすることにした。ただチップス(ポテト)は好きなのだが現在控えているので、フレッシュサラダに変更してもらい、美味しくいただくことができた。
食事後は、地元のガーデンセンターを見学に行くことにした。
屋外には植物、広い店内には様々な物が並べられており楽しい。
せっかくなのでお土産代わりに作業着をゲット。ただ支払いを終えたすぐ後にサイズを間違えていたのに気づき、レジにて交換をお願いしたところサービスカウンターにて手続きをと指示され、サービスカウンターにて手続きしたところ、OKはしてくれたものの35セントを要求され、何のチャージか理解はできなかったがとりあえず支払って交換してもらい退店することにした。
その後時間となったので帰路に着くことにした。車を走らせ約1時間。少し早めに空港に到着。レンタカーを返し、搭乗手続きを済ませて、搭乗口でゆっくりすることができた。
そして定刻に搭乗。少し遅れて離陸そして到着となり、無事再びブリスベン空港に到着。
その後車で再びベースキャンプのDannyの家に戻り、今回の産地での状況を報告と、今後についてディスカッションを行った。
今回の国内移動は、ツリーファーンビジネスだけではなく、彼らとの今後について話をすることができたとても貴重であり、素敵なショートトリップとなった。
そして夜も更けてきたのでベッドルームに向かい、今回の現地視察が大きな価値があったことを喜びながら眠りにつくことにした。
さて明日からはいよいよ帰国に向けて移動である。少し寂しい気持ちもあるが日本で待つ素敵なスタッフに土産話をいっぱい持ち帰ってあげたいと思っている。
みんな待っててね。
今朝も夜明けとともに起床。朝食をいただいた後、国内移動までの数時間でナーセリー内と周辺の探索を行った。
まずはボトルツリー。3年前に比べて明らかに良い感じで育っていた。できればあと10年ほど待って素敵なサイズに仕上げていきたいと感じた。
相変わらずビスマルキアは魅力的である。スペインでは土を使わず育てたビスマルキアはほぼないので、オーストラリアに期待したいところだが、やはり難しいようである。中には根を洗って輸入をしようとする業者もいるようだが、その成功率は極めて低く、仮に問題なく日本に到着しても、育つことは稀であろうと言える。ただクライアントの要望も多い品種のため、積極的に進めていきたいと思っているのでしばしお時間をいただければである。
オーストラリア原産であるソテツ類の「カイルンシアナ」。現地で「カイルンシアナ」と呼んでも「???」とした表情をする。私の発音が悪いせいではあろうが「ケンジアナ」と言うとすぐにうなずいてもらえる。
このナーセリーでは種から育てているので輸出も可能である。ただもう少し大きいほうが良いかなと思うので今回はまだ様子見になるであろう。
他にはマクロザミア ムーレイが並んでいる。私たちが保有するマクロザミア ムーレイもこのナーセリーから送ってもらったものである。現在ハーベストを行っていないようなので、続いての日本の輸入は中々ないだろうから、弊社にいてくれるムーレイは希少価値が高まったと言えるだろう。
その他にも希少なソテツ類が多く植えられている。
立派な花をつけたものもいた。
中にはこのように葉がくるくるとカールしたものもいる。とても親近感が湧く1本である。
またグラスツリーでも葉がよりシルバーであり、その中心がパープルの個体がある。本当に希少である。現地の彼らに聞いても、数万本に1本あるかないかというレベルと以前に聞いたことがある。本当に魅力的な1本である。
その他にもユニークな植物をチェックした後、ナーセリー近くを探索し、出発の時間となったのでタクシーにて空港へと向かうことにした。
約1時間で空港に到着。今日から2泊3日でオーストラリアでの国内移動になる。とても楽しみである。
今日は少し曇り気味だが良い天気。さて今日は待ちに待ったグラスツリー グラウカverグラウカの自生地へ向かう日である。
昨日は移動で丸1日寝ていなかったこともあり、寝つきもよく深い眠りにつくことができ、珍しくアラームで起きる朝になった。
朝一番に素敵な空気を思いっきり吸い込み、そして美味しい朝食をお腹いっぱいいただいての出発である。目的地はそう遠くない。
素敵な風景を横目に観ながら、道路を疾走する。オーストラリアではこのような道でも、制限速度は100km/hなので、少々スリル感も味わえる。
そして1時間強で目的地であるグラスツリーの自生地付近に到着した。
ここで4WDであるTOYOTAランドクルーザーに乗り込み急な坂を上り自生地へと向かう。動画でないので伝えられないが随所に急な登りもあるが、さすがランドクルーザーは難なくクリアしていく。何となく日本人として誇らしく感じる。
しばらく駆け上がると大型のグラスツリーが群生しているのが視界に飛び込んでくる。思わず声を上げてしまうほどである。園芸家や輸入植物に携わるものにとっては、エキサイティングであり、楽園にでもきたようなものであろうと思う。
この場所は、大小の多くのグラスツリーが群生または点在している、人の手の入っていない本当に素晴らしい地である。
遠くを観れば眼下に素敵な風景が広がる。
足元を見れば可愛らしい野の花が咲いている。
中には、このような見たことのない茶色の花も咲いている。マメ科の花であろうか???
そして色とりどりの蝶が舞っている。まさに楽園である。
ここでしっかりお伝えしたいのが、このような場所でいくつかのグラスツリーが採取されるのであるが、その活動は、ちまたで見受けられるハンティングのようなものではないということ。チームとして政府など公的機関の許認可、山の持ち主の許可、さまざまな必要な許可を取得し、自然のルールと人のつくったルールの両方を遵守しての取り組みであることをお伝えさせていただく。
実際の採取風景はSNSなどでのアップはひかえるが、又右衛門が確認をしているのでご安心いただければと思う。
しばし採取に立ち会い、その後移動しランチタイム。ランチタイムには様々な鳥たちもやってきてくれる。
白黒の鳥もいれば、カラフルな鳥もいる。彼らはお互いをどのように見ているのであろうか?そもそも鳥は色を見分けられるのであろうかなど考えてしまう。
そして午後は採取したグラスツリーの根洗い工程を再チェックする。この作業はお芋を洗うような作業ではなく、本当に大変な作業である。
岩肌や崖から採取されるグラスツリーの根には石のように固くなった土がこびりついていて、水洗いや高圧洗浄で簡単に落とせるようなものではなく、素手や場合によってはノミのような尖ったもので少しずつ丁寧に剥ぎ取らなければならないので、かなり時間を要する。
この作業を荒く行うと植物を傷めてしまい、大きなダメージを与えてしまう。かといって丁寧に行い長時間をかけるのもまたストレスに繋がるので、迅速かつ丁寧に行わなければならないプロフェッショナルの作業である。
そして土の代わりになる新しいピートモスやパインバークなどに仮植されることになる。その後、数年かけて発根の確認を行ってから、来日の際には、再び新しい器やパインバークなどに再度植え替えられてからの輸入になる。
たまに他社のネット販売(個人輸入)でグラスツリーを購入し日本で植えたが根付かなかったなどの相談を受けることがあるが、正直グラスツリーは共生菌に多く助けられて生きている植物なので、移植&洗浄は大きなストレスのため枯死することもある。しっかりそのことを念頭に置いて購入されることをお勧めしたい。
今日1日、採取~輸送~洗浄~植え付けまでの一連の作業を確認したが、本当にここまでしっかりとした作業を行うのはStation Creek Tree Farmぐらいではないかと言える。
これからも引き続きしっかりとしたパートナーシップで取り組んでいければと思っているのでご支援よろしくお願いいたします。
そして夕飯。今日の夕飯は鶉(うずら)である。バーベキューでいただいたがこれがまた格別に美味しい。そして日本からお土産に持って行った「ほりにし」スパイスを差し出すと早速使ってくれて、大変気に入ってもらえた。
「ほりにし」は海外でもうけるということを確認できた。
そしてうずらをいただきながら長く談笑し、眼にも心にもお腹にもとても贅沢な1日となった。
さて明日はオーストラリア国内での移動である。これもまた楽しみである。おやすみなさい。
シンガポール、チャンギ空港を出発し約7時間でブリスベン空港に到着。機内に忘れ物をしないようにパスポート、財布をしっかりチェックし降機。ターンテーブルで25kgのスーツケースをピックアップして、問題なく入国。
迎えに来てくれている師であり家族であり友であるDanny氏との再会を喜び合うことができた。そして彼の車に乗って、早速ナーセリーへと向かうことにした。
車からは久しぶりのオーストラリアの街並みが見えてくる。3年前とほとんど変わらない風景である。
車は次第に街中を外れ山間部へと近づいていく。景色と空気を楽しみながらあっという間に目的地付近になってきた。
空港から約1時間。慣れ親しんだDannyのナーセリーに到着。そこにはDannyの息子さんであるTim氏、奥様のCarolynさんやお孫さんたちが待っていてくれて、先日のシンガポールでの表彰式に続いて2週間ぶりの再会となった。
到着するなり朝食をごちそうになり、お互いの事業の話や思い出話を楽しくすることができた。
お腹が膨れると事務所付近で管理している採取して間がないグラスツリーをチェック。この品種は最も人気の高いグラウカ。中々採取許可が出ないが今回特別に許可され、公認での取り組みになる。
日本で人気があるジャストサイズのグラウカがいっぱいあり心が躍る。
中にはこのような小さいながらも5つの頭があるものもあり、とても魅力的である。ワクワクする。
その他にボトルツリーも沢山あり、3年前より目に見えて成長してきている。
中にはとても良いフォルムになってきているものもあり、これもまた魅力的である。
他にもカイルンシアナやムーレイなども多くあるが、また後に紹介したいと思う。
そして夜にはCarolynさんお手製のディナー。私が訪れるといつもお手製の食事を作ってくれて本当にありがたい。さらに美味しいときているからこの上ない喜びである。
家族同様にあつかっていただき、楽しく話をしながら食事をし、夜も更けてきたので寝室に向かうことにした。
自宅を出発してから約30時間でDannyの家に到着。相変わらずその間は眠ることができなかったので、今夜はゆっくり眠れそうである。おやすみなさい。