四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

月末から2泊にてタイ東北方面を目指した。今回はタイにおいて調達可能な植物の捜索のための訪問である。

早朝まだ暗い中、セブンイレブンで朝食を買い、部屋でさっといただいてから出発した。車で約5時間超えの移動になる。

日曜日と言うこともあり道路は空いていたので順調に進む。途中、お目当てではないが訪問依頼を受けていたナーセリーに到着。このナーセリーの状況はお伝えできないが、低迷する稲作やキャッサバの代わりに観賞用植物の生産を始めていた。まだまだ良い生産体制が組めているとは言えず、本当に簡単な所だけのアドバイスはさせてもらったが、実際のパートナーや契約農場ではないので、深くアドバイスすることはできなかった。

ただ彼らの産業が伸びていくことを望んでいるので今後も可能な範囲で連絡をとりながら、お互いが良いかたちで進められるタイミングを待とうと思っているので期待したい。

途中、比較的気候の良いところを通るので道端で売っている果物やパーキングエリアで売っているものを食べながら移動をした。
まずはパーキングで売っていた青マンゴ。甘くもなく、くせもなくサラダ感覚である。あっさりした味が嬉しい。

そして道端のお店で売っている釈迦頭を購入してみた。名前の由来は、お釈迦様(仏像)の頭に似ていることらしいです。お釈迦様の頭を食べることに少し抵抗を感じながら実食。別名「バンレイシ」、「シュガーアップル」と言うようで、その名の通りとても甘く、一個食べきるのが難しかった。

お昼をまわって現地近くへと到着。食事をとることにした。
本日のランチは写真のようなスープ。辛すぎずあっさりしていて、ほのかなレモングラスの風味が体に優しく感じ、とても気に入ることができた。

さらに玄関には、とても良い感じの流木があったので、どのようにして手に入れたのかを聞いてみると、いくつかのヒントを親切に教えてもらうことができ、興味があるので情報があったらお願いしますと電話番号を残して、次の目的地へと移動した。

そして以前より訪問依頼を受けていたアデニウム アラビカムの生産者を訪問した。大きなサイズから小さなサイズまで、手をかけて作られているのが印象的であった。

以前はもっと多くあったようだが、最近アジアの大国などの爆買いがあり、大幅に減少したとのこと。日本での需要はあまり多くもないかもだが、今後日本にて起業したり出店するアジア諸国が場合によっては必要とする可能性もあったりするので有意義な訪問であったと言える。また以前から日本製の園芸資材にも興味を持っていただけていたので、ご紹介することができた。

夕方になってきたのでホテルに向かう途中、先ほどのカフェの方から連絡があり、流木の情報が少しあるとのことで、少し引き返して訪問。

小さいながらいくつかの流木を確認。探せばまだあるだろうとのことで、引き続き調査をお願いすることにした。本来目的のものではなかったが、興味深いものでもあるし、現地の収益につながるのであれば良いことであると思うので、楽しみである。

そして暗くなったのでホテルに向かう。今日の夕食はホテルから歩いて10分程度の場所で、最近出店が多くなってきたという「ターミナル21」というモールへと向かった。

空港さながらの様子で、3階は東京をイメージして作られていて日本語がいっぱいである。すき屋なども出店していたのでいろいろと見学した。

その後はホテルに戻り、いつものようにデスクワークを行って眠ることにした。

バンコクに早朝到着。相変わらず眠れずの私は少しキレが悪い状態で空港からホテルを目指し、6時に到着。行動開始が9時のため、朝食を食べながらデスクワークを行い、粘りに粘って待ち合わせ時間となったので、現地パートナーと合流して、まずは車で生産者のもとへと向かった。

車で約2時間、定刻に到着。とても興味深い商品と生産工程を拝見させてもらった。ただ申し訳ないがここでは何の生産かは控えたいので、生産者とともに過ごしていた、かわいいネコちゃんの写真でご勘弁いただきたく思う。そのうちにきちんとした形でご報告できるかと思うのでしばしお待ちいただければです。

そして午後は総合展示会である「IMPACT CHALLENGER」へと向かう。この展示会は植物や電化製品など総合的な展示会であり、年に4回ほど開催しているらしく、今回はハサミや欄間などバラエングループが扱う日本の花き園芸品や園芸資材の提案と、次回以降に出展を検討するための訪問である。

会場の大きさは幕張メッセぐらいであろう。既に多くの人が来場されていて駐車場も満車である。しばらくして車も停められたので早速会場を目指すことにした。

一番奥の入口から入ると、目の前には多くの植物販売ブースが拡がっていた。

ヘリコニアなど南国を感じさせるブースや、前回訪問したバナナ農園なども出展していた。

カラジュームやアロイド系の植物も相変わらず多く出展されていた。ただ斑入りモンステラは、引き続き人気下降気味のようにも感じた。

サボテンなども少し価格は落ち着いたようである。

このサボテンには少し心惹かれたかも・・・

盆栽調のものも多く出展されていた。
その方たちに日本のハサミを紹介したところ興味を持っていただき、次の訪問に繋げることができた。

またスペイン産オリーブの古木を販売している会社が数件あった。
樹齢についてスタッフにたずねてみると、専門スタッフでなかったのかもだが、私の見立てとは大きく差があり約1.5~2倍ぐらいの樹齢を告げられた。価格に関しては小さなものは日本の販売価格と同じぐらいで、大きなものは少し安めの設定であったように感じた。

他にも少しではあるが簡易な植物栽培装置などもあり、私たちの製品とすり合わせることができ、良い訪問の機会となった。

他にも多くはないが、器などの提案もあり、私たちバラエングループが提案する商品も可能性を感じることができたので、出展要件などについて簡単に説明を聞くことにした。

日本と大きく違うのは出展期間が長く、価格は安い。ある意味お得であるが、考えようによっては拘束時間が長く、負担になってしまうことも考えられる。

ただいろいろ考えてもわからないので、展示会の名前のように「IMPACT CHALLENGER」となり、近いうちに出展を検討してみたいと思う。きっと何らかの収穫は得られるであろう。楽しみである。

展示会視察後はバンコクにおいて大のお気に入りであるガイヤーン(焼き鳥)のお店である「ソイポロチキン」に向かった。ここのチキンとそれにかかっているガーリックフライは最高である。

またあっさりしたパパイヤサラダとのコンビネーションは本当に病みつきになる。是非バンコクに行かれた際には、実食されることをお勧めする。

そして夜も更けてきたのでホテルに戻り、明日からの小旅行(出張)の準備を行い、眠ることにした。
中々長く腰の痛い1日となった。明日は少しでも痛みが和らいでいることを願っておやすみなさい。

今日は1日都内で活動し、深夜便でバンコクへと向かう。
バンコクの再訪の目的は、進行中の共同プロジェクトの推進が主である。しばらくは2~3か月に1度の訪問になるのであろう。

未だにギックリ腰の痛みが癒えずで、特に目覚めの腰痛が一番きつく、座薬を入れながら自宅を出発することになった。重たいスーツケースを出発カウンターに預けるまでが一苦労である。空港までは車で送ってもらい、駐車場からボチボチとスーツケースをおしながら、何とかカウンターに預けることができた。

そして羽田に到着。羽田にはアシストしてくれるスタッフが待ってくれていたので荷物をゆだねて、早速目的地へと向かった。

今日の目的地は東京ビッグサイトである。ここではアグリニュービジネスの展示会やアグロイノベーションという展示会が開催されていて、知人が出展をしており「是非来場を」と勧められたので、出発前に訪問をしてきた。

知人は秋田で採取できるとてもユニークな資材を扱っている。確かに、その効果は絶大であると説明を聞かせてもらうと興味が湧く資材であり、その可能性は大きいということが容易に想像できた。なので実際に自分たちで使用してみて、今後を検討してみたいと思う。楽しみである。またその時に預けてくれた粉状の資材は、痛いところなどにあてていると傷みを軽減するとも説明があり、早速コルセットの中に袋ごと挿入し、大きな期待を寄せながら、次の会場へと向かった。

隣接するフローラルイノベーションにも顔を出してきた。そこには長年お世話になっているインパック社やJFMA(日本フローラルマーケティング協会)のブースがあり、久しぶりにご挨拶をすることができた。
アグロニュービジネスでも気になる出展者にはお声掛けし、色々資料をいただくことができた。そして、近くで食事を済ませ、出発時間までカフェで打ち合わせを行った。

そのように過ごしていると、少し離れた席の方からお声掛けいただき、名刺交換をさせてもらった。その方はとても有名な企業の方で、私の活動を知っていただいており、ブログなども見ていただいていたようで今回お声掛けいただいたということである。とてもありがたいことである。自分で言うのも何だが私は比較的?かなり?声をかけにくいタイプかなと思うが、女性であり若く素敵な方であったので、かなり勇気がいったのではと思う。素晴らしい。私たちの会社のメンバーの多くは、私を筆頭に消極的なところが多く、このような方をみると輝いて見える。私たちのグループに迎えたいぐらいである。業界は違えど、是非活躍をしていただきたいと思う。いつかあるかもしれない再会が楽しみである。

その後は、恵比寿に移動。ここは普段通っている整体院の東京の店舗があるので腰痛を少しでも軽減してもらいたく治療を行ってきた。

再び羽田空港に戻り、出国ゲートへ。
検査場でボディーチェックを受けると、腰にしっかりと撒いたコルセットに手がかかる。検査官は私の身体を気遣いながら丁寧にコルセット周りをチェック。その時コルセット内に粉の袋を挟み込んでいたことを思い出す。そして勝手な想像で、「この袋の粉は何?」ということになれば、別室に連れていかれてしまうのではとビクビクしながらコルセットに挟み込んだことを後悔したが、無事に検査場を通過でき一安心であった。

そして、いつものラウンジで食事とデスクワークを行いながら出発時間までを過ごし、日付が変わった0時35分出発の飛行機に乗り込んで、いつものようにデスクワークを行い眠れぬうちに無事にバンコクへと到着した。

さてと今日からバンコクでの8日間。やらなければならないことが山積みである。時間がとれ、報告できるものはできる限りブログアップしていきたいと思うので引き続きお読みいただければである。ではでは~初日頑張ります。

27日。技術者講習会2日目は、私たちが深く関わらせていただいている同郷の植物園「あわじグリーン館」にて開催した。

現地集合であったが、ほとんどの方が定刻よりも速くお越しいただけ、スムーズに開催することができた。

まずは私のご挨拶、そして瀧本副館長より「あわじグリーン館」のご説明をいただき、早速、瀧本副館長先導のもと館内を案内していただいた。

入り口から入ると幻想的なエスカレーターを登り、温室へと向かう。

途中大きなかぼちゃがとても気になった。

そして温室内へと進む。淡路島名産の玉ねぎのオーナメントもユニークである。

続いて眼下には、私たちからの植物であるディクソニアなどが元気そうにしているのが目に入り、ホッとする。

奥まで進むと大きなアロエ ディコトマが見えてきて、その迫力に多くの参加者は魅了されていた。

さらに進むと先ほどのアロエやサボテンなどとは一転して、みどりが茂るエリアに。

そこにはペトレア・ヴォルビリスが咲いていて、とても魅力的であった。

さらに進むと希少な青いラン類クレイソントロンが目に入る。世界にたった3種類のボルネオの青い蘭とのことである。とても可憐で魅力的である。

そこを過ぎると、私たちからの植物が多く展示されている「しんかのにわ」である。
マクロザミア ムーレイやディクソニア アンタルクティカなどが多くの人を元気に出迎えてくれていた。ところどころにおかれた恐竜たちが可愛らしく、子どもたちに人気のゾーンになっているとのことである。嬉しい話である。

人気スポットになったということで副館長の説明にも力が入る。さらに管理責任者の後藤さんにも登場していただき、皆さんからの質問にお答えいただいた。質問者も実際の植物管理に携わる人が多いため、ひっきりなしに質問があり、とても活発な見学会となった。

最後に参加者全員による集合写真を撮り、2日間のプログラムを終了することになったが、皆さん名残惜しいのか、中々その場を離れずその後も多くの意見交換がなされた。
そしてかなり時間も経ったころ、少しずつハケていき、私たちもお世話になった副館長はじめ参加者の皆さんにお礼を伝え、「あわじグリーン館」を後にした。

今回、私たちのような立場の者がホスト園になることがどうかとは思ってはいたが、私たちにとってはとても良い機会となった。
さらに参加者や事務局の方々にも価値ある2日間であったと言っていただけ、本当にやった甲斐があったと思う。次の私たちの順番は10年後ぐらいになるであろうから、もう私は引退をしているかと思うが、今回多く人との出逢いの時間がつくれたのは本当に価値があり嬉しくある。

園は持たないが、縁を持つことができ、大いに実りある腰の痛みも薄れる2日間であった。皆さんとの再会が楽しみである。

26日27日と私たちが所属する日本植物園協会の第3分野会議と技術者講習会を薔薇園植物場が初めてホストになり開催いたしました。

第3分野とは、協会において民間植物園が所属する分野になるのですが、私たちが入会した時に配属推薦されてから、この分野に参加をしています。

前回の伊豆シャボテン動植物公園開催時に次年度のご指名をいただき、植物園を持たない私たちにはご案内できる園がないため腰がひけていたのですが、バラエングループの取り組みはとてもユニークで今後の植物園にも必要であり、興味もあるとお声をいただき、他園のサポートもあり、今回『海外からの植物導入と最新の栽培技術』として開催することができました。

26日は、お昼ちょうどに第3分野会議を開始。遠くは沖縄からもご参加いただいた。
大きな議題はなかったので、各園からの近況報告、新入会員の紹介などを行い、私たちのパートナーである大宝青果さんの手づくり弁当を準備した。薄味でとても美味しく多くの方に大変喜んでいただき嬉しく思えた。

そして昼食後には技術者講習会。集合時間よりも早く皆様にお集まりいただき、早速始めさせてもらうことにした。

まずは市場のセリ場、荷物分荷場などを案内。

営業は終了しているが「ローズガーデン生花部」を案内させてもらった。その後グループ会社の「ローズガーデンプランツ」を案内。

続いて樹齢約1000年のオリーブをはじめ、オリーブの古木を観ていただき、皆さんがその存在感に驚いておられたのが印象的であった。またオリーブの輸入や養生についてなども多くご質問いただき、現地での作業などのお話をした。

そして私たちが生産する大和橘についても簡単に説明させてもらったところ、橘の言われなどを知らない方もおられ、多くの方に興味をもっていただくことができ、実際に納入のお話も頂戴することができた。

次は「ローズガーデン植物部 第2売り場」を案内し、ユッカロストラータ ブルースワンやヤシ類など、私たちが提案する輸入植物と通常流通している輸入植物との違いを実感してもらうことができたと思う。

移動して「ローズガーデン植物部」を案内。温室内の国産の花物や観葉植物などを観ていただいた。

そして再び輸入植物。ワシントン条約アペンディックス1のホリダスなど、希少な植物を紹介した。特にバオバブの説明については多くの方が興味をもたれ、質問も多くいただいた。

その他にもディクソニアやサイシアなどもご紹介。よく似ている2種の見た目の違いや特性にも触れ、これもまた多くの方に興味をもっていただいた。
この他にはマクロザミアムーレイやグラスツリー、アガベなどにも興味をもっていただけ、時間の許す限りご案内をさせてもらった。

そして時間となったので会議室に戻り、技術者講習会を開催した。

まずは私又右衛門から開催趣旨を説明させてもらった後に、バラエンクリエイティブ福中より、植物のイベント紹介をさせてもらった。
短い時間ではあったが興味をもっていただけ、後に色々問い合わせがあったようである。

続いて再び又右衛門から植物輸入についてお話をしたところ、細部まで注視し、植物の命にこだわりを持っている取り組みに賛同いただけた。中でも私たちが海外にて日本向けに又右衛門エリアを展開していることに共感をいただけたことは大変うれしく思えた。

そしてお忙しい中、神戸植物防疫所から森本様にお越しいただけ、植物防疫についてとても大切なことを学ぶことができ、私も含め参加者にとっても大いに参考になったのではと思う。

その後休憩をはさんで、バラエングループ特別顧問として生産や肥料開発にご教示いただいている前川氏に最新の栽培技術などについてお話をしていただいた。
中々難しい講演であったが、生態系調和型農業のあり方や技法など本当に大切なことを教わった。私はただ単に聞いているだけに近かったかもしれないが、肥料関係者などが聞けば、目からうろこのような話も多くあった。内容については特許がらみのところもあるので控えるが、新資材が年内にリリースされるということもあり、楽しみである。

そして最後の発表は、弊社が扱うAIR-POT®の案内である。
海外との接続での講演であったので少しドタバタしてしまったのは申し訳なかったのだが、最後まで多くの方にお付き合いいただき、終了後は質問も多く、大変関心をもっていただけたようである。あの英国王立キューガーデンも採用する資材であることも多くの方々に信用を与え、その効果を疑うことなく見ていただけたのであろう。

これが1日目のプログラムである。
次回に2日目のプログラムについてご案内しようと思うのでお読みいただければです。

先週の土曜日は地元のだんじり曳行のお手伝いをし、にこやかに街を歩いたのだが、翌日の日曜日になると体に異変が。

少し腰とお腹に違和感があったので、腰にはシップを貼りながらデスクワークを行っていたが、夕方ぐらいから痛みが増してきて、夜には痛み止めを飲みながらコルセットをしなければパソコンに向かい合えなくなり、とうとう座っているのがかなり苦痛になり、今日はあきらめて寝ることにしようと思ったが激痛で立ち上がることができず、結局お風呂にも入れず、もがきながら何とかベッドに入り翌朝を迎えた。

翌朝になってもその痛みは衰えず、座薬のボルタレンと飲み薬を併用して、ボンレスハムさながらにコルセットで腰を縛り上げ、何とか車に乗り込み空港へと向かった。
さすがに今日はいつもの少し離れた格安駐車場ではなく、空港の駐車場に停めることにして搭乗口へと向かった。

空港内では、同行者に持ち物を預けて、ペンギンのようにヨチヨチ歩きで進む。人が横を通る抵抗ですら身体が横にぶれるような感じになり、そのたびに激痛がはしり、顔をゆがめながらの搭乗となった。ただそのような状況でありながら外に目をやると虹がかかっていて何らか良いことがありそうな予感もある出発となった。

その後飛行機は、少し遅れはしたものの大きな問題もなく東京に到着。そこで都内で活動していただく新しいスタッフと合流。一緒に外房線で目的地をめざした。

目的地に着くまでは、今日のプレゼン資料を再チェック。少し気になる所や思いついたこともあったので、移動中に資料を更新させ、駅にてプリントアウトを行ってくれた。今回の新しいスタッフは、私にないもの、欠けているものを多く持っているので多くを助けてもらえる。期待の助っ人である。

しばらくして駅に到着。そこには現地集合で、今回のご縁をいただいた先生と、私たちの研究スタッフが待ってくれており、これで全てのメンバーが無事に集合することができた。

ランチミーティングを行った後、市庁舎へと向かう。そしてプレゼンの準備を整えて、定刻にミーティングを開始することができた。内容についてはまだ現段階では控えるが、市長、副市長、担当の要職の方々が参加された中、私たちの行った環境調査の報告と、この問題に対する解決策を併せて提案をすると、今までにない取り組みだと、とても高評価をしていただいた。

さらにバラエングループとして、「人と自然が共生する“まち”づくり」の提案をいくつかさせてもらったところ、方向性が合致していると強く共感をいただけた。今後はさらに議論を深めていきながら、課題解決を行い、今日この報告が終わりではなく、ここから共に始めようということとなり、次回に向けての一歩を踏み出すことになった。これからどのように展開していけるか楽しみである。

その後、また別の街にて、ユニークな天然資材を駆使して、農業に関わられている先生にご挨拶の機会を得ることができ、時間の関係で立ち話にはなってしまったが、貴重な提案をいただけたので、日を改めてまたお伺いしようと思っている。
そして、大急ぎで駅に向かい、飛行機に間に合う最終の特急に駆け込むことができた。といってもペンギンのヨチヨチ歩きの駆け込みであったのだが・・・・・

特急列車の中では、真っすぐ座れない又右衛門を助けるような形で、車内ミーティング。明後日からの大切な講習会の打ち合わせを行い、あっという間に東京駅に。

ただ東京駅に着いたと言っても、京葉線のホーム。そこから山手線のホームまでの長距離を引き続きヨチヨチ歩き。行き交う人が多い夕方の構内をすり抜けるように歩こうとするが、動きが鈍いのに加えて、見た目普通を装っている又右衛門に容赦なく歩行者が向かってくる。そのような中、何とか山の手線とモノレールを乗り継いで、無事空港に到着。飛行機にて帰阪することができた。

今日一日、正直痛くてたまらなかったが、無理をしてでも価値あるミーティングであったと言える。
痛みの意味は違うが、これから歩んでいく道は、険しい時もあり、痛く苦しい時もあるだろう。そしてそのような時に屈んでしまって足を止めてしまうと何も動かず、むしろ硬直し動けなくなってしまう。
しかしそのような時でもこれも試練と思い歯を食いしばって前に向いて歩いて行くと、痛みすら判らなくなるような素敵な出逢いが待っている。そのような気がしながら痛み止めを飲み続ける又右衛門であった(^_^

2022.10.22

山本 秋祭り。

今日は、地元宝塚山本の秋祭りである。
例年通りとまではいかないが、今年はだんじり曳行もあるので、朝一番から参加した。

朝、6時30分に西の宮である天満神社に集合。

神事を行い、西の宮にあるだんじりを園芸センターまで曳行させた。

そして、東の宮である松尾神社に移動。ここでもだんじりを倉庫から出し皆様にお披露目。神事を行い、お神酒をいただいた。


乗用車ですら通るのが困難なぐらいの狭い道を、巧みに操りながら園芸センターまで曳行させていった。

そして園芸センターにて、東の宮のだんじりと西の宮のだんじりを並ばせることができた。この光景は3年ぶりであり、村のみんなが待ちに待った機会であったのではないかと思う。

また以前から一緒にだんじりを曳行させてきた若い衆とも再会ができた。彼らと初めに出逢った時は確か中学生か高校生になったばかりで、又右衛門を「船長。船長。」と呼びながら慕ってくれていたが、今では大学生とのこと。本当に逞しくなった。きっとその成長には、このだんじりで培ったものもあるだろうと思いながら目を細めて彼らの広くなった背中を見つめさせてもらうことができた。

いつもであれば宵宮、本宮がありお祭りは2日間開催されるが、今回はまだCOVID-19も少しはあるので変則的な1日開催であった。私は次に移動しなければならない時間となったので、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にした。

さて来年は例年通りの2日間開催になっているであろうか?是非そうなってくれることを祈りたい。そうして以前のように2台のだんじりを町中曳行させて、皆さんにご加護があるように練り歩きたいと思っている。
その時のためにも、また1年間しっかり仕事をして体を鍛えて健康でいなければならない。
そしてその時にはヘトヘトになるまで、筋肉痛で身体が動かなくなるまで、だんじりを担ぎたい。

それこそが願いであり、街の幸せにつながっていくのであると感じられる1日となった。

週中は、滋賀栗東 守山経由で信州松本へ車で向かうことになった。

早朝、豊中の大阪営業所にて少し用事をすませて、まずは滋賀栗東へと向かった。

豊中を出発して約1時間半で、栗東トレーニングセンターへと到着した。競馬好きの方であれば聖地のようなところである。

今回の訪問は、JRA所属の競走馬にお使いいただく資材の許可申請や納品などをする際に必要な通行許可証の請求手続きの更新のための訪問である。
そして事務所が開いた9時過ぎから手続きのための書類を提出をし、無事受領をいただけた。

そして私たちのパートナーが樹勢回復をさせたセンター正面玄関前のシンボルツリーである「美しの松」の元気そうな姿を拝んで、次の目的地である守山へと向かった。

約30分でローズファームケイジに到着した。
ローズファームケイジさんは「WABARA(和バラ)」がとても有名な生産者で、近年弊社の資材を多く導入いただいたり、一緒にプロジェクトを行ったり大変お世話になっている。

今回も突然の訪問であったが快く対応いただけ、生産についての様々な意見交換をさせてもらうことができ、今後の提案に向けての大きなヒントを得ることができた。きっとさらに魅力的な資材の開発に活かせると思うので乞うご期待である。

生産の話になると話は尽きないため、そこそこにしておき、再訪を約束して、再び出発をした。

そして名神、中央道を乗継ぎ、途中で期待外れの食事をとりながらひたすら走り続けて夕方、松本に到着した。

ホテル到着後、部屋で少しデスクワークを行った後、駅前の居酒屋でディナーミーティングを行った。

さらに場所を変えて、今後の新事業の進め方などしっかり話しこみ、気がつけばかなり遅くなり、駅前の気温表示は8℃になっていた。その後、記憶も薄れそうなミーティングになりそうになってきたので、今日はお開きとして、各自ホテルに戻ることにした。

ホテルに戻って所要を済ましていると随分時間が経ち日付が変わったので、シャワーを浴び、バスタオルで身体を拭いたままの姿で、倒れるようにそのまま横になってしまった。

翌朝、食事を済ませてパートナーである松本微生物研究所を訪問し早速ミーティングを行った。

ミーティングには農学博士でもある牧社長に臨席いただき、今までの進捗報告と今後の進め方などについての提案をし、貴重なご意見と、ご協力の言葉をいただいた。
今秋発売予定の「バラ専用アーバスキュラ―菌根菌」に加え、来年早々発売予定の、土壌改良剤についてなど多くを議論することができた。

この土壌改良剤には良質の土壌微生物が絶妙なバランスで入っており、既に野菜農家などでは手放せないなどのお声もいただいている。それに一工夫を加えて花き園芸や緑化に提案できるようにしたいと考えている。正直樹木にはもったいないぐらいの内容物でもあるが、より環境に配慮し、健康に育ってもらうには格好の資材であるので是非楽しみにしていただきたいと思う。

この他にも畜産事業などの相談もすることができ、多くの収穫を得ることができ、近い再訪を約束して帰路についた。

帰るときにせっかくなのでおそばをいただき、途中何度も眠い目をこすり、濃いブラックコーヒ―を何杯も飲みながら、約6時間で無事に豊中まで帰りつくことができた。

今回の信州への旅も、今まで積み上げてきたものが少しずつでも形になっていくことが実感でき、本当に価値あるものであった。さらに信州では別のパートナーとの取り組みも待っていて楽しみがいっぱいである。気温はかなり下がってきているが、まだまだあつい松本であった。乞うご期待である。

昨晩、東京でのイベントを終え、朝一番の新幹線で福山(広島)へと向かった。

今回の福山は、現在進行中のプロジェクトと、2025年に向けてのプロジェクトのミーティングである。
めったに乗らない新幹線に少しテンションを上げながら乗りこむ。思ったより多くの乗客がいたので、少し驚いた。

席に着くや否やノートパソコンを開いてデスクワークをしながら西へ向かう。途中富士山が見ることができるかな?と期待はしていたのだが、やはりレインマンの私には厚かましい期待であったようで、うっすらとも見られず、ひたすらパソコンの画面だけを見ながら、約3時間半で福山駅に到着した。

そこから市バスに乗継ぎ、午前中の訪問予定であるパートナー企業ダイキシステム社を訪れた。
この会社は、3年前にJETROの輸出大国コンソーシアム支援企業として弊社が採択された事業である「省スペース型セラミック栽培式植物工場」のハードの製作でご支援ご協力いただいている企業であり、大変お世話になっている。

今夏にも、試験栽培などのご協力も積極的にしていただき、大変助けられている。そしてそのお礼と今後の進め方などについてお話をしてきた。

結果としては今後も引き続き一緒に取り組んでいただけるという力強いお言葉を頂戴でき、また新たに提案できるものもご紹介いただけ、一歩前にすすめることができたように思う。今月末からの海外出張での良い提案に繋げられると感じたので楽しみである。

ミーティング終了後、わざわざ社長自ら駅まで送っていただいたのだが、その途中では、街の案内までしていただいた。本当にありがたく、今後も一緒に色んなことにチャレンジし、多くを学ばせてもらいたいと素直に思えた。

午後は、庁舎に向かい第20回世界バラ会議福山大会2025に深く関わられる上田先生を訪ねた。上田先生は「ぎふワールドローズガーデン」理事なども担われ、バラについては上田先生抜きでは考えられないというほどの方で、以前より大変お世話になっている。そして2025年の世界バラ会議の協会が設立され、上田先生が要職に着任されたのをお聞きしてご挨拶に伺った。

弊社から今年リリースする新資材「バラ専用アーバスキュラ―菌根菌」の報告と説明をし、しばし業界やバラ会議などについてお話しし、貴重な情報もいただくことができた。

そしてテーブルでのミーティングを終えると駅前のガーデンを案内してくださった。実際にバラを目の前にして色々お話を聞かせていただき、多くを学ぶことができた。

上田先生は数日後、シドニーにて開催されるバラ会議出席のために渡豪とのこと。私も移動が多いが先生も非常に多くのことに関わられているので移動が多く大変なようであるので是非体に気をつけていただきたいと思う。そう願いながら新幹線に乗りこみ帰路についた。

2025年には世界バラ会議福山大会、大阪・関西万博がある。さらに2027年には横浜国際園芸博覧会があり、花き園芸の役割がかなり大きくなるであろう。とても楽しみである。そのようなときにしっかりお役に立てるよう引き続き世界を駆け巡り、多くの縁を繋ぎ準備をしておきたいと思う今日この頃である。

熊野から日帰りの車の旅を終えて、次は飛行機で東京へと向かった。

今日は、TOKYO2020開催後1年の節目で、アスリートが残した数々の功績を称え、関わった全ての方に敬意を表し、再びスポーツの力を分かち合う「Thank you Tokyo! Festival and Ceremony」が国立競技場で開催され、来賓としてご招待いただき出席してきました。

1年前に観戦することができずに、正直残念な気持ちもあったので、何とか都合をつけて出席してきました。

定刻16時からのセレモニーを観覧しました。
冒頭、安倍晋三元首相の黙祷にはじまり、IOCバッハ会長のお言葉、世界のアスリートからの開催に際しての感謝のメッセージが映し出されました。

そのビデオメッセージのほとんどが、このような世界的なパンデミックの中、日本でしか開催はできなかった本当に「ありがとう!東京!」「ありがとう!日本!」と繰り返され、それを聞いているだけでも込み上げてくるものがありました。

また、遠いステージ上には女子400mハードルのアメリカ代表金メダリストであり、大人気のシドニー・マクラフリン選手が立ち、1年前の五輪についていろいろ話をされた。私はオーロラビジョンに映し出されたマクラフリン選手を食い入るように観させてもらった。

皆さんからのメッセージの後には、王者フィージーとの7人制ラグビーの試合、女子走高跳オーストラリア代表銀メダリストのニコラ・マクダーモット選手や、女子1500m日本代表の田中希美選手など豪華メンバーによる障害競走、男子やり投げインド代表金メダリストのニーラジ・チョプラ選手、女子やり投げ日本代表の北口榛花選手による的当てなどが行われた。
その後、次回パリ五輪で正式種目入りするブレイキンのパフォーマンスが繰り広げられ、とても楽しませていただけた。

そしてサプライズ。先ほどオーロラビジョンで食い入るように観ていた金メダリストのシドニー・マクラフリン選手はじめ、女子マラソン銅メダリストのモリー・セイデル選手などが、同じ来賓席に・・・・・

この光景にさすがの又右衛門も緊張。
ただこのような機会はもう生涯ないだろうと思い、意を決してマクラフリン選手に「一緒に写真を撮らせていただきたい」とお願いしたところ快諾いただけた。それもこんな素敵な笑顔で・・・・・。

各選手それぞれが独特なオーラを放ち、さすが世界を代表する方々だと感じた。

最後は今大会を支えてくれたボランティアスタッフの方々が競技場に集まり、参加者の皆さんから、大きな拍手が送られフィナーレとなった。

今回、パンデミックによる課題や制約があった中でもアスリート、コーチ、ボランティアスタッフ、そして世界中で応援する多くの人びとの力によって、スポーツを通じ世界中が一つになったと言えるのではないかと思う。賛否両論ある中での開催ではあったが、この大会に関わらせていただくことで、多くを学ぶことができたのは事実。もう私が生きている中での日本開催は難しいであろう。本当に素敵な機会を嬉しく思う。

「Thank you Tokyo」と私も言いたい。きっと国立競技場に植栽された又右衛門オリーブもそう思っているに違いないと感じられた。とても感慨深い1日であった。