四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

先週末、灼熱と言っていいほどの気温40℃超のタイから早朝に帰国し、一瞬自宅に戻ってカバンを持ち換えて北海道に向かった。

当たり前だがとても寒く感じる。その寒さのせいかタイで挫いた左足首の痛みが強くなったような気がする。よく見ればカモシカのようにスラっとした足が、細めのカバの足のようになっていた(笑) ただ痛みはさほどきつくないので普通に活動はできたので良かった。

早朝目覚めると、やはりひんやりしている。気温は8℃。タイと比べると気温差30℃以上で、少しきつく感じたが、景色の美しさでカバーされとても快適であった。

今回の北海道も前回同様、牧場から競走馬の健康増進と良質の牧草生産、芝の凍結防止などの問い合わせをいただき、サンプル片手の訪問であった。

今回も厳しい検査などに合格した現役競走馬用にも飲用で許されているマリネックスゴールドは多くの活用ができそうとのことで、少し期待をしたいと思っている。

 

そして24時間以内の北海道滞在を終えて東京経由で、大阪へと戻った。そして帰国後の仕事を終えて、週初めは西方面の三木に定例ミーティングのため移動。

次の日には南へ。熊本である。熊本は昨年の都市緑化フェア依頼の1年ぶりである。ここでは今まで花き栽培をされていた方が、作替えや新しいことに取り組んでみたいとのご相談をいただいており、中々訪問ができずにいたが、時間調整ができたので訪問をさせていただけた。

 

始めてお会いさせていただいた方だが、お互いにひざを突き合わし、本音でお話をできたことは有意義であった。素敵な出会いに感謝である。今後はどのような取り組みに発展していくかは、まだまだ何とも言えないが、双方にとって良い取り組みができそうなら、進めていければと思っている。

帰りには新しくなった空港をさっと見ながら搭乗ゲートへ。とてもきれいになった空港に驚きを感じ、ゆっくり見たいなとは思ったが、時間がギリギリのため急ぎ足で飛行機に搭乗することにした。ぜひ熊本空港(阿蘇くまもと空港)をご利用の際は、時間に余裕をもっていかれれば楽しめるのではないかと思いますよ。

そして今週金曜日には東へ。いつもお世話になっている花き市場へと向かった。モノレールの駅を降り、市場に向かう途中には、大手物流会社がある。

以前、ここの正面玄関前を通った時に、見かけた看板娘?息子?と思われるネコちゃんが今日も皆さんをお出迎えしていた。

何とも出来過ぎとも言える光景である。この状況にホッコリしながら花き市場へ。母の日の繁忙期を終えて、少し落ち着きを取り戻したように感じる仲卸通りを抜けて、事務所へと向かった。

事務所では新しい取り組みの相談などをさせていただいたが、とても前向きに捉えていただき、今後が楽しみである。

午後からは、中華街の最寄りである横浜石川町の会議室にて、国際園芸博覧会協会 GREEN ×EXPO2027「花と緑の共創推進会議 第1回屋外出展分科会」に出席。協会事務局の方々や、様々な団体の皆様の発言に多くを学ばせていただくことができ刺激を受けることができた良い機会であった。

出席者にはご無沙汰していた方も多くいたが、いろんなプロジェクトにおいてご一緒させていただき、その頃から数か月しか経っていない再会にも関わらず、何となく懐かしさを感じることになったのが不思議であった。

本日配布された資料にある「自然」「環境にやさしい」という意味を持つ「GREEN」、国際的に共通する課題の解決に寄与する「EXPO」を掛け合わされたものと記されている。とても重要で積極的に取り組んでいかなければならないことである。

SDGsやプラネタリー・バウンダリーの概念などが拡がりをみせてきた中、日本が 世界同様にカーボンニュートラル、ネイチャーポジティブを掲げながらも、人の集客目的で 、見た目を重視し過ぎ てしまい 、環境配慮の問題を置き去りにしてしまうと「グリーンウォッシュ」と揶揄されてしまい世界の舞台で大恥をかいてしまうことも考えられる。そのようなことにならないためにも環境配慮を出展や出品、場合によれば来場者にも、一定の 基準を設けることも必要であるかもしれない 。 確かに一定の基準を設けると、ハードルが 少し上がり、参加者は減ってしまう可能性もあるかもしれないが、最終的には 出展社 、出品者も 、さらに一段上のステージに上がることになり環境配慮では一歩先行く欧米諸国に近づけるようになり、出品物である花卉園芸品の輸出促進にもつながると思っている 。

さらに今回の会場となる横浜 上瀬谷の地が将来にOECM (Other Effective area based Conservation Measures 保護地域以外で生物多様性保全する区域)に向かうのであれば、 先ほどの人の集客だけではなく、人以外の生き物の集客にも目を向けていくことは必須のように思っている。

数年前に2027年は、少し先のようにも感じたが、もうあっという間でやってくるであろうと思う。正直少し焦りを感じている。ただどの業界よりも植物の恩恵を受けている私たちは、責務と捉えて取り組んでいかなければならないと考える。

そのようなこと考えながら、雨の横浜を歩きながら帰路につき、羽田経由で伊丹空港に着いた時には雨は止んでいた。

タイから帰国して今週末まで、北へ。西へ。南へ。東へ。と本当にバタバタであった。さ~~週明けも大事なプレゼン。そして出張が控えている。また来月に引き受けた講演の資料も作らなければで、かなり焦ってはいるが、転ばぬようにしっかり頑張っていきますね。

それでは皆さん。素敵な週末を。

今回も約1週間の予定でタイを訪問し、農場や生産者を周り続け、今帰りの飛行機の中でこのブログを書いています。

毎日気温40℃という猛暑の中で、確かに体力的に厳しいところもあったが、その分、日本ではめったに食べないアイスクリームや氷を食べ、その美味しさを再認識できた。ただ帰国した時に、かなり肥ってないかは心配である。

また汗をかくためか、いつもよりタイ料理を美味しく感じられランチや、屋台で食べる格安のディナーが至福の時間であった。

また好物のガイヤーン(大きな焼き鳥)も何度か食べられ、元気の源となった。

おかげで出国の時よりも体調が良くなって帰ることができる。

そして好物の焼きバナナ。揚げたバナナは油が多くて苦手であるが、焼いたバナナは甘みと酸味のバランスが私にはマッチしているのでお気に入りである。残念ながら日本で通常売っているバナナを焼いてもこのようにならないので、現地でいただくしかない。今回もありつけて上機嫌である。

今回植物だけではなく可愛い動物たちも又右衛門を歓迎してくれた。(と思っている)

さてもうすぐ帰国だけど今回の訪問でも植物、動物、人たちと新しい出遭い、再会があり、正直もっと滞在していたかったのが本音である。

しかし日本で色々なプロジェクトが始まろうとしているのでその打ち合わせや、実際に動きかけた新しいプロジェクトもあるため、そんなにも日本から離れていることもできない。実際にこの飛行機が日本に到着し徹夜で帰国したその日から別のところに出張の予定も入っている状況でもある。

そのような状況でも、多くのパートナーに助けられて、色んなことにチャレンジできていることが本当にありがたい思いである。

ここタイにおいても、この1年間一緒に活動をしてきて私たちの取り組みに共感いただけたプロフェッショナルが、日本向け出荷エリア(又右衛門エリア)を作りたい。さらには、日本においての総代理店を務めていただき、一緒に歩んで行きたいとまで申し出ていただけた。とても光栄なことである。このように今回のタイ訪問。40度超の猛暑という気候的には厳しかったが本当に素晴らしいつながりができた。何度もタイに足を運んでいる成果が形になってきているのが実感できる。

何度もタイを訪れる中、正直ブロメリアや斑入り植物などと出逢ってきたが、私は専門外なので知識や経験が乏しく、その希少性などもあまりわかっていないのでブログを見ていただいている方々から教わらなければならないぐらいである。

ただどれも同じ植物、生き物なので、私は商品価値という人間が決めた基準ではなく、直感的に魅力を感じた植物は時には名前や生態もわからないままでも紹介させていただいていることもあるので、そのあたり皆さんにはご理解いただければと思っている。むしろこのブログなどを通じて植物を愛する者が繋がり、植物管理などの最適解を導き、植物のためになればとも思っている。

さ~~。帰国。タイの皆さんにはお世話になりました。偉大な植物ありがとうございます。

次の訪問は7月。すでに待ち遠しい。では関西空港に到着後、荷物を引き取り、すぐに次の場所へと向かおう。今度は北である。これもまた楽しみな取り組みである。

さて今回は移動中に急遽立ち寄った農園や一部マーケットなどで見かけた気になった植物たちの写真をアップします。特に説明など詳細は省かせていただくので写真集のような感じで見ていただければです。

以前から探してはいるものの中々出会えないピクタム。何度見てもこの柄は魅力的である。

以前Facebookで紹介させていただいたときでも、問い合わせが多かった種。今回も聞いてみたがここでは現物のみとのことである。他国ではもう少し数があるのでいずれ紹介させていただきたいと思う。

斑入りモンステラも以前に比べると価格は落ち着いてきたように思う。

こちらは姫モンステラの斑入り。最近の趣味家などは屋内管理が多いため、このような小型のものの価値が高まっている。大きなもの好きの又右衛門は極端に強い関心はないが世間はこちらのような小型に推移しているようである。

さらにこれは小型のドリナリア。とても可愛い。大きなもの好きの私もこれは可愛いと感じた。ただ数はほとんどなく、通常輸入しているドリナリアに比べると数倍高い。でも本当に可愛いので少し探してみたいと思う。

さらにそれの綴化(てっか)した珍しいものを見かけることができた。数個しかなかったものを特別に日本に送っていただけそうなのでレアものファンは楽しみにしていただければと思う。

また写真のようにくるくるパーマがかかったようなドラセナ コンシンネ。又右衛門の髪型にも似ている感じで少し親近感がわいてくる。今度は又右衛門もこの色を真似てみようかな?(笑)

垂れるような枝ぶりのドラセナなどユニークなものを見かけることができた。

仮面ライダーアマゾンを思い出させてくれるような柄のヤシ。かなり魅力的である。せっかくなのでまだ人気継続中のフィロデンドロン、モンステラなどの斑入りをバタバタっと紹介。

私の専門外の植物がほとんどなので解説や名称については省略させてくださいませ。いい加減なこともかけないので。

 

さて今回もこのような感じでお気に入りのものとも出会うことができました。他にもいっぱいありますが、ブログではこの辺でお許しを。もしも気になったものがあれば連絡をくださいませ。ではでは。

今回のタイも多くの農場、生産者の新規訪問と既存パートナーの再訪をしてきた。その中からアップ可能なものをいくつかピックアップしてお届けします。

前回も訪問した巨大なビスマルキア農場。ここは幾度か足を運ぶことで心を許していただけたのか、日本向けに取り組みを始めようとしてくれている。

 

ビスマルキアはヤシの王様とも呼ばれ、ヤシ好きの方で知らない人はいないほど人気があるヤシである。しかしながら耐寒性の問題や環境の変化には敏感なヤシのため、日本での順調な生育が難しい。また根の洗浄や輸送ストレスにも弱いので、今まで多くの人がうまく継続できなかった。

 

またビスマルキア以外にもコペルニキアやウチワヤシなどヤシ類はほぼ同様の条件で根の洗浄で大きなダメージを受け、場合によっては枯死に繋がってしまう。しかしながら多くの方が待ち望んでいるため、日本に良い状態で来ていただく方法を色々試してきた。そして先日からのテストにおいて、現時点で最適な方法を導きだすことができた。この方法で根洗い及び養生をすれば恐らく、きちんと発根させることが可能である。

やっと何とかここまでたどり着くことができた。ただこれで最終とは思っていないのと、また課題は出てくると思うので引き続き最適を求めて取り組んでいきたいと思う。

今回初めてであるウスネオイデス(スパニッシュモス)の生産者も訪問してきた。今までウスネオイデスは南米産を中心に扱ってきたが、タイ産でも結構高品質のものを見かけることから、優良な生産者を見つけられると、可能性は十分あると思っていた。

そして今回、高品質のウスネオイデスを出荷する方を訪問し、拝見させていただいた。写真のように、中々の品質である。ありがちな内部の変色もない。これであれば可能性はあると言えるので日本にテストで送って、経過観察を行って今後を検討したいと思った。

そしてアロカシアの農場も再訪してきた。ここでは日本の寒さにも対応できる種を主に輸入を行っている。様々な色や形があり興味深い。

そして今回は写真のような大型の品種を輸入するための準備をおこなっているブロメリアの確認をしてきた。中々の迫力で私のお気に入りである。少し背の高めの器に植えれば商業施設の装飾にはインパクトがあって良いかと思う。またシルバーカラーのほうは寒さにも強いのがありがたい。すでに発根はしているが、もう少し発根を促してからの輸送が良さそうなのでもう少しの辛抱である。

 

さらに今回、特別にこの2種類を限定で譲っていただくことができた。ものすごく楽しみである。日本に来ていただくにはいくつかのハードルもあるので今のところ未定である。

これは花芽がついた個体である。残念ながら開花すると枯死してしまうので、この時点で余命半年から1年である。少し悲しい。今回このまま枯死を迎えるよりも、最後にヒトハナ咲かせてあげられないかとも思っている。

それには開花株を輸入するか切り花として輸入もありかとも考えている。

ただ子株が出るであろうから、このまま現地で咲いて終えるほうが良いのではなどとも思ったりしている。いずれにしても長年このブロメリアと一緒に過ごしてきた生産者の意見を聞きながら決めていければと思っている。

 

 

上記の大きなブロメリアの農場とは違うがグズマニアなどを生産する農場も拝見してきた。正直私はこのような植物は知識も経験も乏しく、名前すら十分にお伝え出来ないレベルであるが素敵なことだけは皆さんにお仕えできればと思っています。

 

この他にもとっておきの生産者を紹介いただき訪問してきた。そこには日本未入荷のレアものもあり、見ているだけでも十分なぐらいのところであった。本当はこのブログでも紹介させていただきたいが、トラブルに繋がったりしてはいけないので控えさせていただきたく思う。ただそこでの仕込みはできているので、日本に来てくれた時に、皆さんにも見ていただきたく思っているので乞うご期待である。

 

他にも農場や生産者をいくつか周ってきたが今回の報告はこの辺で。ではでは~~。

回の訪問では次週に日本向けに出荷する斑入りバオバブの準備をおこなってきた。まずは苗木の全てを水洗いにて泥を落とす。

 

そして土が残っていないか丁寧にチェックをしていく。

今回、この植物は初めての輸入になるので、私が一本ずつチェックしていく。そのチェックの方法は視覚と、触覚と嗅覚でおこなう。

 

視覚は、そのまま丁寧に見て問題がないかのチェックである。次は触覚。根の色と土の色が似ているので、優しくなぜるようにしてザラザラ感がないかなどをチェックする。さらに一本ずつ嗅いで土特有の臭いがしないかによってのチェックを行う。

 

そして全てのチェックが終わると、マリネックスの500倍希釈液につける。これは今回きつめに洗浄を行ったため、傷が入ったところの消毒と保護のために行ってみた。

さらに洗いあがったものを少し乾かし、今度は霧吹きにて再度マリネックス200倍希釈液を噴霧し、しばらくして箱詰めを行った。

翌日は他の植物もあるため農務省にてCITESなどのチェックをしていただき、また同じ農務省内を移動し、バオバブの線虫検査を受けるための提出を行った。この検査は約1週間かかるので、この検査結果をまって合格であれば日本向けにて輸送ができることになる。

 

ここタイにおいてはユニークな植物、希少な植物が多くあるが、CITESが取得できない、また準備できないものが多くある。またフィトサニタリーなどの準備に手間や費用がかかるので、以前は個人事業者や趣味家の中には手荷物などで許可なく持ち込まれていたと聞いている。とても残念なことで危険な行為である。

 

私たちは植物貿易に携わるものとして、まずは国際ルール遵守と植物の命への尊厳を掲げ今後も取り組んでいきたいと思っている。もし貿易のことでわからないことがある場合は、自己判断だけでなく遠慮なしにお尋ねいただければ私のわかる範囲でよければお話をさせていただければと思っているのでご連絡いただければである。

さて他にも日本に向けての植物の準備が多くあるので、引き続き気温40℃の中、頑張ります。

 

今年4回目のタイ訪問。今回は進捗中のプロジェクトや新たな取り組みのため四たびタイへと向かう。

 

この日、地元のとんとこ祭りを終えて、バタバタと荷物を詰め、いつものスーツケースを車のトランクに載せて、蛍池駅へ向かった。今回も前回同様リムジンバスで関西空港へ向かう。

 

前回乗車した時は、私一人しか乗らなかったが、今回は3組。でも当然車内はガラガラである。また連休中ということもあり市内の高速はすいていて出発から1時間弱で関西空港に到着した。

 

到着後チェックインまでに時間があったので、空港内のドラッグストアに駆け込み、必要な薬を調達し、チェックインカウンターへと向かった。

GW中ということもあり、少し混んでいるのかと思ったが、出発時間があまり良くない安い便のせいか、出発ゲート付近は相変わらず閑散としている状況であった。

 

定刻出発し、航行中は何のトラブルもなく、バンコク スワンナプーム空港に予定より30分ほど早く到着。

到着後ファーストレーンで入国手続きを終え、スーツケースをピックアップした時にはまだ早朝4時30分ごろであった。

始発の5時半まで改札が始まるまで過ごして、電車を乗り継ぎホテル近くのプロンポン駅に到着。ホテルのトイレで着替えをして、荷物を預けて、パートナーと合流。そのまま農場へと向かった。

途中、スターバックスでゆず珈琲??らしきものを買い、一か月ぶりの再会を喜び合い、今回のスケジュールなどを話しながら、目的地へと向かった。

途中、お世話になっているビスマルキアの畑をチェックしながらホテルから約2時間で目的地に到着した。

ここはタイにおける日本及び他国への輸出を行うための準備施設通称「又右衛門エリア」と呼んでいるところである。

 

ここでは日本向けに根洗いなどを行い、新しいココピートなどに植え替え養生をしている場所である。そして他国と違って厳格な輸入ルールの日本に適合するように準備をおこなっている。

又右衛門エリアで追加の指示と、アドバイスを行い、さらに新たに入荷したアルテシーマを数本選び出した。

さらに希少な斑入りバオバブのチェックを行ったが、すでにこの頃には気温は40℃を超えていた。暑い。暑すぎる。冷えた水も直ぐにお湯になってしまうぐらいに暑い。徹夜で到着した体力低下中の又右衛門にはかなり堪える。ただバオバブはこの暑さをとても喜んでいるように感じたので、その姿を見ていると何だかうれしく体力が充電されるような気分になった。ちなみに早ければ斑入りバオバブは、もうすぐ日本に来てくれるので楽しみにしていただければである。

その後テーブルで今後の打ち合わせを行い、7月の再訪を約束して又右衛門エリアのあるここの契約農場を後にした。

そして市内に折り返す途中で食事をとることにしたのだが、何とそのお店の名前は「大田YAKI」焼肉屋さんである。

まるで都内の某大手花き市場とそっくりの名前である。さらにロゴまで似ている。笑える・・・

 

これは帰国したら市場に何か関係しているの?と聞いてみたいところである。せっかくなのでこのお店で遅めのランチを済ませて夕刻ホテルへと戻った。

 

そしてホテルでコンビニと屋台で買ったご飯を済ませて初日を終えることができました。

さて今回のタイ訪問も、予定がかなりびっしり詰まっているのと、万全な体調でないため、日々の更新は難しく、まとめてのアップになる可能性が高いと思いますが、よければご覧いただければと思います~~~。

 

2023.05.05

とんとこ祭り

今日は地元宝塚山本の「とんとこ祭り」。

5年に一度の開催のため、前回開催ではCOVID-19などはなく、珍しくCOVID-19の影響をほとんど受けていないお祭りと言える。そして今回、又右衛門は輿丁のひとりとして参加させていただいた。輿丁とは、みこしを担ぐ人との意であるようだが、その読み方は「よちょう。よてい。」と出てくる。しかしながら祭りの役員の方々は「かいちょう。」と案内していたので、何故かな?と思い近くの人に尋ねてみると宮言葉ではとのことであった。へ~~~~っと納得し、また一つ知識が増えたと思っている。この説明があっているかどうかは私にはわからない・・・・

さて当日、早朝に起床しシャワーで自分なりに体を清め、装束から下着、靴下までも真っ白にし、松尾神社に集合した。そこで約2時間、様々な神事を行い、10時に松尾神社を出発。

私たちの本社の前を通った時には、スタッフのみんなが外にでて手を振ってくれて元気づけられた。

その後、公民館前で少し休憩し、再び巡行。道ゆく人や、辻で待っていてくださる方の声援に励まされ、西へと進む。

無事に山本の西の宮である天満神社に到着。ここでも神事を行い、気合を入れなおして、折り返して東へと向かう。

何のトラブルもなく御旅所である園芸センターに到着することができた。

ここでは、来賓の方々や町内の方々、関係者皆が参列する中、厳かに神事が執り行われた。

とんとこ祭り関係者代表や、各団体の代表、宝塚市長の挨拶などがあり、その後町内のお子様たちにはちまきなどが配られ、私たちもお弁当をいただいた。

休憩後、松尾神社へと進み、無事に神様を神殿に送り届けさせていただき、神輿を神輿倉に納めて無事に今日のとんとこ祭りを終えることができた。

そして一旦着替えのために解散して夕方再度園芸センターに集合となった。

園芸センターでは関係者の直会(なおらい)が開催され、地元のみんなで楽しませていただいた。

 

普段私は地元で活動することが少なく、このように地元の皆さんと笑いながら話をすると、本当に肩の力が抜けてホッとして、癒される。あらためて地元の良さを感じた。

直会はまだまだ続くも、私は今晩から海外に向かうため皆さんに挨拶をして中座させていただいた。

正直、この数日体調を崩して、今日からの海外はかなりキツイなと思っていたが、神輿を担ぎ、みんなの顔を見ながら街を歩くことで随分回復することができた感じる。神様と皆様に感謝である。

海外の荷物をまとめていると、たまに肩に痛みが走るが、それが程よい痛みで心地よい。この分なら何とか大丈夫そうなので今から行ってきます。ではでは~~。

先週、先々週と国内であるが出張が続き、先週などはほとんど毎日飛行機に乗っていたように思う。

まだまだ老いてはいないが、不眠もあってか少し回復力が衰えてきたような気がするが、そこは自社のマリネックスのおかげでフォローできているように感じる。ありがたいことである。また先日人間ドックでの結果が郵送されてきて開封したが緊急性のある著しい病気はないので、まめな検診を続け生活環境改善に努めていけば、良化するであろうから少し一安心である。

 

 

お朔日は本社、自宅の氏神様参拝、大阪営業所の氏神様の参拝、参道の簡単な清掃、2日は堺市の事業所の氏神様参拝と私の月初めのルーティーンを行うことができた。

 

さて今回は以前より多くの方の研究によって生み出された画期的な資材である「アースフィール シリーズ」の資材をご案内させていただきたい。

 

まずもってアースフィールについて案内させていただくが「アースフィール」とは、

私 又右衛門が日本全国の生産者を周る中、後継者不在の原因として生産時の化学農薬による健康被害などに直面し、この問題を解決しなければ今後の私たちの仕事も成り立たない。そのために有機農法や微生物農法など京都大学の先生方や研究機関の後押しもあり、

17年前に設立し、feelが持つ意味「地球に触れて、地球を感じて」をモットーに起ち上げさせていただいた会社である。

 

https://earthfeel.co.jp/

 

製品や取り組みには正直自信はあったが、その商品は全くと言っていいほど売れず、会社も売り上げらしいものはあまりなく厳しい経営であった。しかし世間に受け入れられなくても必要な活動と思い続けていたところ、近年SDGsやカーボンニュートラルなど環境に対する意識の高まり、それと現実的な温暖化などによる作柄への影響が大きくなり、急速に私達の活動に関心を持っていただけることが多くなってきた。

 

さらに今まで多くの素晴らしい研究や実績を持つ研究開発者が私たちの活動を支援するためにバラエングループの特別顧問として一緒に歩んでいただけることになり、昨年よりあらためて仕切り直しをしてアースフィールを稼働させることになった。

 

 

そして先生方の英知がぎっしり詰まった一覧のような自然生態系調和型資材を開発し、特許取得済みもしくは特許出願済みにて今春リリースさせていただくことができた。

 

※生態系調和型資材とは?

植物体の恒常性維持機能を維持するため、天然素材の機能性を開発・活用して自然環境(気候、土壌、水等)変化及び人為的作業による植物体に対する各種ストレスを軽減するのものです。

 

 

また今回リリースする各資材がどのようなものであかは文末の個別チラシをご一読いただき、詳細についてなどご質問がある方はメールでお問合せいただければと思います。

 

いずれにしてもこれらの新資材は、植物の各種ストレスに対する応答機能に作用し、土壌中に蓄積する難分解性肥料成分に作用することから、温室効果ガス吸収機能を高め、カーボンニュートラルの実現に向けた効果を発揮し、プラネタリー・バウンダリーを超えないための持続可能な植物生産、農業をサポートすることができ、ネイチャーポジティブに大きく貢献できるのであると考えます。

 

引き続き新生アースフィール社は「植物をまもる。生産をまもる。地球をまもる。」をモットーに研究・開発を進めていきますのでよろしくお願いいたします。

 

以下に各種資材のチラシを添付します。ご参考にしていただければです。

 

少し早めのランチをいただいた後、どうしても観たいガーデン、会いたい人がいたので向かうことにした。

その方とは、全国都市緑化仙台フェアにおいて総合的なガーデンプロデュースやデザインを行なった泉緑化、泉ボタニカルガーデンの鎌田代表である。鎌田さんとは矢野さんを通じて知り合い、東北らん展やチェルシーフラワーショウに一緒に参加したり、プロジェクトに取り組んできた素敵なパートナーで、多くを学ばせていただいた。

今回も多くのガーデンのデザインや作庭を行ってきた中心人物である。家族とともにつくるワーキングガーデンと題したガーデンは素敵であった。

ワーキングガーデンの中には『家族で庭キャンプ』などとても魅力的な要素がいっぱい詰まっている。

温かみのあるメッセージボードなども全て社内で手作りで、随所に行き届いた感性がとても素晴らしい。さらに鎌田氏が凄いのは、作品を作ったり、全体をプロデュースしたりするだけではなく、ボランティアなどの信頼も厚く、人を巻き込んで大きなことをやり遂げる達人である。まさに人柄が成せるものであろう。

写真のような元気いっぱいの植物で壁面緑化なども行い、素晴らしいものを提案されていた。

再び総合案内のある建物に戻り、同じく鎌田さんが関わるブースを拝見させていただくことにした。そのブースには『東日本大震災 花の緑の支援 ありがとう物語』と書かれていた。

ブースには一般社団法人 雄勝花物語が運営する雄勝ローズファクトリーガーデンなどの案内がされており、被災地支援のために全国各地から老若男女、企業や団体が集まり、とても素晴らしい施設になってきたことが発表されていた。その経緯を改めてパネルで確認していくと、本当に大変な中、多くの人の愛と徳水さんの努力によって成し得た素晴らしい施設であると改めて感じることができた。

その一角では、私たちの関わったオリーブについても触れていただいており、私たちの想いを載せて旅立っていったオリーブくんが皆さんに愛され元気にしていることをとてもうれしく思うと同時に、引き続き私たちにしかできないことを提供できればと思った。

ここで鎌田さんともお別れをして、会場を後にすることにした。仙台駅前のホテルにチェックインをしてデスクワークをしていると、先ほどまで一緒であった矢野TEA氏から電話があり、久し振りに二人っきりでグラスを傾けた。

先ほどの立ち話より深く入り込んだお互いの現状と、今後について話をすることができた。そして又右衛門の尻を叩いていただき、「地球を守れ!!!」の言葉と共にグラスを飲み干し、再会を約束して互いの帰路に就いた。

久し振りの仙台訪問で、今まで一緒に歩んできたパートナーの衰えない想いに触れることができ、また自らの進んでいる道に間違えはないと確信することができ。

さ~~、新たな形での『チーム with the world』再結成かもである。楽しみで胸が躍る!!!

今日は宮城仙台へと向かった。今週3回目の出張である。先日JALが販売した期間限定全国どこでも6,800円のチケットの恩恵を最大限に受けての出張である。

今回久し振りの仙台は、『第40回全国都市緑化仙台フェア 未来の杜せんだい2023~feel green!~』が開催されており、長年一緒に活動をしているメンバーが大きく関わっているので、その作品を拝見するのと、陣中見舞いが主な目的である。

仙台空港からJRと地下鉄を乗り継いでメイン会場である国際センター駅に到着。

順路に従い会場へ向かう。途中アレンジされた植栽などをチェックしながら、木陰をゆっくり歩く。とても気持ちがいい。

開場まで周辺をぶらつき、9時30分の開場とともに入場した。

総合受付の中は、仙台らしい装飾が施されていて多くの人を招き入れていた。そこでガイドマップなどをいただき、メイン会場をめざした。

広々とした会場の芝生を進んでいくと、英国王立園芸協会のチェルシーフラワーショウやベルギー王立園芸協会フロラリエン、日韓ワールドカップ記念公園での招聘デザインなどを行ってきたガーデンデザイナーの矢野TEAデザインのブースが目に入ってきた。

奥に歩を進める、長年のパートナーである矢野TEA氏と久しぶりに再会することができた。

彼のエリアでは、コンテナなどを活かしたサステナブルかつクールなデザインが異彩を放っていて素晴らしい。

さらに、独自の自然環境学習プログラムによる作品が展示され、とても素敵な仕上がりになっていた。

テーブルを使って矢野氏のワークショップを始まると、多くの子どもたちが楽しそうに参加をしていた。また小さな子ども連れの方も、子ども達が熱心に取り組み姿をとても温かい目で見守っていたのが印象的であった。

その他にも多く見どころがあり、さすが日本を代表するガーデンデザイナーであることを改めて実感した。その後、お互いの近況などを伝えて、再会を約束してブースを後にした。

その後会場内をぐるっと一周しながら、企業や自治体のガーデンも拝見。その一角には2027年開催予定の横浜園芸博覧会 GREEN EXPOの案内ガーデンなどもあった。

荷物が重たいのもあり、少し足が疲れお腹もすいたのでフードトラックでダブルチーズバーガーをいただくことにした。ダイジェストとしてもまだ続きがあり、少し長くなったので続きは次回に。