四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
MATAEMON'S THINKING BLOG
朝、ホテルでミーティングを終え、大切な打ち合わせのため移動。
またこの地を訪れることができたことへの感謝を伝えるために参拝をさせていただいた。
ちょうど私と同時ぐらいに本殿に向かい、お賽銭を入れ、鰐口を鳴らして手を合わせている親子がいらっしゃった。
しばらく私が、感謝を込めた祝詞をあげ、再訪できたことのお礼、植物や関わる多くの人への幸せへの願いを伝えさせていただき終える頃、親子から大きな声で「お父さんの仕事が見つかりますように。」「お父さんの病気が治りますように。」との願いごとが聞こえてきた。
私も、日々悩みながら、たまに藻掻きながら、中々思うようにはもどかしさもあるが、自分以外の人に対して願える今がある。あらためて一緒に歩み、助けてくれるパートナーに感謝し、その幸せを願わなければならないと感じた。そのような日になった。
週末メキシコからほぼ無事に帰国し、日曜は自宅で時間にせかされないデスクワークであったため時差ボケ以外はしているものの、体力は十分戻ったように思える。
今日は社内会議終了後、都内へ移動。ホテルに早めにチェックインを行い、急いで会議の準備をおこなった。
会議終了後の夕方、虎ノ門ヒルズへと向かった。立ち並ぶ高層ビルの森の真ん中にたち、3日前までのメキシコとのギャップをものすごく感じていた。
そして、虎ノ門ヒルズステーションタワーへと向かった。今日は、ご縁をいただき【TOKYO NODE 開館記念企画 蜷川実花展~Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠~ 内覧会】に参加させていただくためである。開場前から多くの人が詰め掛けていた。その中には、私と同じ人間とは思えないほどの素晴らしいスタイルの方々や雰囲気を持った方が沢山来られていた。世間知らずなので私はわからなかったが、恐らく著名な方々がいっぱい来られていたようである。
そのような中、ずんぐりむっくりの又右衛門は、夜景を観た後、開場と同時に人込みを縫うように作品を順番に拝見させていただいた。
展示には、美しいもの、
迫力があるもの
考えさせられるものなど、どれもが蜷川さんらしさがあり、圧倒的なものであった。
そのような異次元の体験に感動をさせられながら、植物の偉大さや魅力も再認識できる機会になったと言える。
観覧終了後には、蜷川さんがエントランス付近にいらっしゃり、皆さんのお相手をされていたので、私も以前に仕事で関わらせていただいたお礼もあり、ご挨拶をさせていただいてきた。
そして写真もご一緒いただけ、漲る魅力を間近で感じることができた。
(※関係者の方から許可をいただきアップしています。)
さらに会場には素敵な作品を世に出されているデータサイエンティストの宮田裕章さんも来られており、ご挨拶をさせていただくことができた。相変わらず素敵な魅力に満ち溢れた方である。他にも多くの方が沢山のいらっしゃる中、以前の又右衛門であれば気後れして、すぐにその場を離れていたと思うが、今回はそのような思いは少なくなり、十分に作品を堪能させていただき、ホテルへと戻ることにした。
虎ノ門ヒルズをでて振り返ったとき、また先ほどのように先週のメキシコの大地との違いを大きく感じていた。
大自然の大地の上にそびえたつ植物たち。そして大都会の地の上にそびえたつ建物たち。いずれが良くて優れているということはない。どちらも感動を与えてくれる。学ばせてくれる。どちらも本当に素晴らしい。
その二つの素晴らしさの中での違いは何か?とたずねられたらとしたら、やはり大自然、植物は私たちを生かせてくれているということではないかと思う。
私にはこのようなビルや蜷川さんのような素敵な作品を作ることはできない。しかし、私たちを生かせてくれている植物と隣り合わせで一緒に活動をすることができる。
また来場者のような美しさや煌びやかさもないだろう。恐らく数年前までであれば、その空間に尻込みをしてしまっていたであろう。しかし今の私にはそのような気後れはない。それは植物という素晴らしい生き物とともに、活動をさせていただけているという尊い役割を担っているという自負があるからであろう。
これからも植物への畏敬の念を抱きながら、活動をすることを誓いながら一人、アスファルトで固められた地面と大自然の大地との感触の違い、その足音となって聞こえてくる声に耳を傾けながら、夜は更けていき1日の終わりを迎えた。
さ~~明日は別のプロジェクトで、とても大切な畏れ多い方との打ち合わせである。しっかり役割を完遂していきたいと思う。楽しみである。
いよいよ今日は帰国の日。朝4時30分にホテルを出発。しばらくしてモントレイ空港に到着。
約1週間前の到着であったが、とても久し振りのような気がしながら、チェックインを行い出国することにした。
定刻に出発した飛行機は何ら遅延もなくダラス空港に到着し、少し並びはしたがトランジットもスムーズに、薬とバッゲージタグを失くす以外はトラブルなく羽田空港行のJAL便の姿を見るととても安堵した気分になることができた。
そして定刻にダラスを出発、羽田に向かう機内で、このブログを書いている。
今回、スタートでESTAの取得をしていないことが飛行機搭乗30分前までわからずで、大汗をかいたという出発にはなったが、メキシコでは本当に充実した時間を過ごすことができた。
そのような時間を過ごすことができたのは、現地にてのほとんどのお世話をしていただけたパートナーのロドリゴさんのおかげである。メキシコにおける植物の知識は物凄く豊富で、様々なことを教えていただけた。
ロドリゴさんをご紹介いただき、今回のメキシコ訪問にご同行いただけた深井先生には本当にお世話になった。素敵なご縁だけではなく、常に一緒にいていただけ、サボテンなど植物だけではなく、メキシコの慣習など多くの知識を授けていただくことができた。深井先生いなくして、メキシコ訪問は成り立っていなかったと言える。この場をお借りして心より感謝申し上げたい。本当にありがとうございました。
メキシコでは平地から標高約3800mの山頂まで、毎日色んな植物や動物を見て触れることができとても多くの学びや知識を得ることができた。
ただそれだけではない。大地に立つとその先には同じ目の高さでいる様々な植物たちが見えている。
そして足元を見ると、大地にめり込み、全ての物を下から見ているサボテンはじめ植物たちがいる。
上を見上げると、崖に張り付くように下を見ているかのような植物たちもいる。メキシコは植物の量が豊富だとは決して言えないが、色々なところに植物があり、その生き方から多くを学ばせていただけた。
さらにそのシーンごとに、文字にはできないがかけがえのない何かのメッセージを得ることができたように感じた。
長い道をひたすら走り続け、時には険しく、縫うように登っていく山道を進みながら、
己の生き方を照らし合わせてみる自分がいた。
一体今の自分はどのような目線で、様々なことを見ているのであろか?どのような道を進んでいるのか?何度か照らし合わせても答えは出てはこない。もちろんゴールなども見えているはずもない。
ただただ多くの人や植物に育てられたことだけは、しっかりわかるようにはなれた。そしてその恩に報いるために、これからもしっかり前に進んでいきたいと思う。
前へ。前へ。
これで今回の【又右衛門 メキシコ紀行】を終えさせていただきます。乱文やよくわからなに日本語にも関わらず、最後までお読みいただいた皆様ありがとうございました。
実際には書ききれないことが沢山ありますので興味がある方は、どこかで又右衛門を見かけときにでも、お気軽にお声掛けいただければと思います。
それでは。また!!!
昨日転倒した足の腫れも少しおさまり、傷だけになってきたのでホッとして、定刻にホテルを出発した。
そして今朝はいつも利用するOXXOではないコンビニで朝食を購入。そこで電子レンジで温めたラップとコーヒーを購入。やっと薄いコーヒーにも慣れてくる。
快適に車で移動しながら食事を行い、今回のメキシコ訪問において最後の目的地へと向かった。
そして、しばらくして広大な地にある管理ゲートに到着。そこで管理者に侵入許可を申請した。すると侵入の際には管理者の同行が必要とのことで、早速車に同乗していただき植物散策のために発信する。
そして今回の同行は、管理地で一緒に暮らしている2匹のワンちゃんも一緒である。とても可愛らしい。
しばらく進んで、サボテンがありそうなところに車を停めて、宝探しのように地面を見つめながらひたすら歩いてゆく。
地面にほんの少しだけ顔を出したサボテンが見つけられた。また車に乗り込んで移動。散策を繰り返す。これを何度もひたすら繰り返す。
またサボテンを見つける。見つけるといってもほとんどがパートナーであるロドリゴ氏や深井先生である。視力に自信がある私であったがそれだけでは見つかられないものである。パートナーの発見力には頭が下がる。
そして新種か何か珍しいものが見つかったのか、食い入るようにサボテンを観察されていた。
そしてしばらく進むと、とても素敵なフォルムのフーケリアに出会う。
さらに進むと少し植生が変わり、ユッカ トリーのシルバーに出会えた。白っぽい大地に負けない輝きである。また山へ向けて車を走らす。その途中、気になるものがあり、車をバックさせて駆け寄ってみた。
それはうねるような姿のトリーであった。素晴らしいの一言である。
私はしばらくその場で釘付けになっていた。そして深く観察し、あまりにもトリーに気をとられていたところ、足に傷みが走る。よく見てみると、足にサボテンが刺さっていた。結構痛いがそれよりもトリーが気になっていた。
パートナーにこのような変異は多くあるのか?と聞いてみたところ、当たり前のようにとても珍しいとのことであった。しばらくその場で会話していると、一緒に日本に行って多くの人にリアルで観ていただきたいという欲望が出てきたが、もちろん採取することはできないので、長く生きて欲しいことを願って、手を振りながら後ろ髪を引かれる思いで次へと進んだ。
そして山側へ随分進んでいくと、遠目にちらほらユッカの姿が確認できる。
そしてさらに近づいていくとロストラータであることが確認できた。ロストラータはメキシコのユッカの代名詞といえる種である。
中には素敵なマルチヘッドもある。私たちは通常は管理のしやすさや日本での耐久性など相互的に考え、スペイン産を主に扱うようにしているが、メキシコ産ならではの魅力もあり、興味深く観察をさせていただいた。
崖に目をやるとサボテンが生息している。いかにしてこの場所をこの子は選んだのか?ここだから身を守れているのか?など色んなことを想像したりしていた。
一番奥の山裾に着いたときに、ずっと長距離をついてきてくれたり先導してくれたりしていたワンちゃんが、横になりこちらを見ていたので近づくと、そこにはサボテンがいた。まるでその姿は「僕も宝物見つけたよ!」と言ってくれていたのか「これは大事だから蹴とばさないで」と守っているように思えた。
他にも色んな植物をお腹いっぱいに見て触れることできたので、車に乗り込み、スタート地点へと戻ることにした。
先ほどのワンちゃんも、砂煙を受けながら私たちの後ろをついてきてくれ、無事に一緒にもどり探索は終了した。そして、管理者に深く感謝の意を伝え、この街を去ることにした。
これで今回の予定していた全ての視察は終了となり、最終宿泊地のモントレイへ帰路についた。その途中、ロードサイドの園芸店を見かけたので立ち寄った。クリスマス前ということもありポインセチアがいっぱい並んでいた。
他にはガーデン樹木であるオリーブや小さな樹木などが売られていてが、ご当地デザットプランツやサボテン類は一切並んでおらず、興味の違いが面白く思えた。
そうこうしていると時間もおしてきているので先を急ぎ、途中の屋台で遅めのランチをとることにした。ただこのお店はとても人気でいつも並んでいるようである。
ここはシーフードスープが美味しいとのこと。まずはひとくちいただく。確かに美味しい。みんなが並ぶことが理解できる。そして目もお腹も満たされ、ひたすら車を数時間走らせ、ホテルへと無事に到着することができた。
一旦それぞれが部屋に入り、私はデスクワークや電話ミーティングを行ってから、再集合をしてロドリゴさんのいきつけのお店へ向かった。
最終ミーティングで今回の視察での確認事項など意見交換や希望を語り合い、最後のメキシカンフードとしてスープとタコスをいただきながら、長い時間今後についてなどを語り合うことができた。
ホテルまで送っていただいたロドリゴさんと、最後にしっかりハグをし、がっつり握手を交わして、惜しみ合いながらここでお別れとなった。ロドリゴさんには本当にお世話になった。心より感謝である。
さ~~明日はパッキングもあるので朝3時に起床になるので、せめて仮眠だけでもしよう。メキシコ最後の夜。ありがとう。おやすみなさい。
昨晩はパートナーの家に泊めていただき、早朝は日本とのやり取り後、荷物をまとめて玄関にでた。一仕事終えて清々しい朝である。
最後に玄関を記録しておこうと写真を撮ろうとしたところ、階段を踏み外してしまって、まるでサザエさんのマンガですってんころりんするように派手に転んでしまった。
両手にカバンとスマホを持っていたために支えようもなくこけてしまった。何とかスマホもパソコンも現在しっかり機能しているので一安心。足はかなり痛かったが、恥ずかしさもあり、ひきつった笑顔でやせ我慢をしておいた。
そして荷物を積み込み、早速出発。今日も可能な限り色んな地区を観たく、長い移動距離になるため、いつものようにコンビニでコーヒーとパンを買って現地に向かう。
さっきまでの良い天気が一転して、濃い霧に包まれ、時折雨がフロントガラスを叩く。またもやレインマンの仕業かもしれない。
途中で車を停めて、周辺を散策。岩肌にこびりつくように生息しているサボテンたちを多く見かける。これだけ広い場所だから、もっと良さそうな場所に住めば良いのにと思うが、外敵に見つかりにくい、水分関係などで、この場所を選んだのかな?と勝手に解釈しておいた。
さらに奥に進むと原住民が残したと言われる石に刻まれた絵を見ることができた。何を書いているかはわからない。ひょっとしてスマホの翻訳機能を使えば???と思ったが、絶対できるはずはないと思うのでやめておいた。
車を走らせ小一時間立ったであろうか、すっかり晴れ間も出てきた頃に、シルバーの葉がちらほら目に飛び込んでくる。そして近くによってみるとユッカ リギタの群生であった。
リギタは硬く鋭い葉で輝くようなシルバーが特徴的である。世界一美しいユッカと表現されることもしばしばある。
大地にしっかり根をはらし朝露を蓄えたリギタは、なおのこと美しく感じた。
さらにアガベのようにも見える背の低いユッカを見つけることができた。使い方によってはドライガーデンの脇役にもってこいのように思えたが残念ながら、この種は保護しなければならないものになる。
さらに車を走らせ見たい植物がある地域の入山許可をもらうために村に立ち寄った。
そこでは、このブログの初めのころに書かせてもらったアガベによる糸をつくる作業を行っていた。
写真のような機械でアガベをしごき、干して作っていくとのことである。最終製品としては食器洗いなどになるようである。
そして残ったアガベ繊維は加工して虫除けに使えるとのことである。素敵な機能というか、よく考えられたというか、この地ならではの利用法である。そのような丁寧な案内をしていただけ、管理地へと向かった。
そして、見事に葉を広げたユッカ リネアフォリアに遭遇。とても魅力的である。
さらに進むとダシリリオン ウォーレリーに遭遇。これもまたシルバーが美しい。
そのような大きな植物に気をとられていると、またうっかりサボテンを踏んでしまいそうになる。危ういところである。
また再びオレンジ色の寄生植物に遭遇。あらためて見ても不思議である。言い方は悪いが一見きれいな廃棄物にも見えてしまう。
その他にも興味深い植物を見ることができたので、村に戻って退出報告をして、次の場所へ移動した。
途中レストランにてハマイカというジュースをいただく。ハイビスカスのジュースである。以前セネガルで毎朝飲んだビサップジュースと同じような感じでこちらのほうが色は少し紫がかっている。味は加糖しているのか少し甘め。私には3くちぐらいが限界であった(;^_^A
今日もスープをさっといただき、また次に向けて出発した。
その途中では初日にその大きさに度肝を抜かれたユッカ フィリフェラより大きなものである。その名もユッカ プロペラーレである(笑) これは当然冗談であるが、様々な事情はあり無責任な言い方ではあろうが、個人的にはこれ以上繁殖しないこと願う。
そして残り少なくなった時間で車を走らせる。そして今日のメイン訪問相手である ユッカ トリー(トレリー)に出会うことができた。長く尖った葉が魅力的である。とりあえずツンツンしてみたが反応なしであった。
急いで次に進む。途中、見慣れたような、見慣れないような植物を崖に見かけたので調査。パートナーに確認するとエスペラロエとのことである。今まで輸入してきたエスペラロエとは違って広い葉のため驚きであった。
そして崖を滑り降りるように駆け下りて、次へと進むが、陽が落ちてくる。それでも何か見たいと思っていた植物をめざした。
それはトリーのシルバーである。夕陽に照らされてわかりづらいが確かにシルバーがかっている。
ただ午前中のトリーより葉が短いため、一見リギタにも見えるが説明を受けると確かに葉が微妙に違う。ただ地元のパートナーはかなりの経験者であるので間違えはないが個人的にはもう少し他の個体も見ながら最終の判断をしなければならいないように思っている。
辺りは暗くなり、かなり寒くなってきた。もうこれ以上は植物が見られないので今日の活動はこれで終わりにして宿泊地へと向かった。そしてチェックインを終わらせ、外に出かけて、またもやタコスとスープで体を温めて部屋に戻って、せっせと日本との宿題を進めることにした。
今日は朝に怪我をした痛みがあり、眠気があまり来ないのが幸いして日付が変わっても随分作業をすることができたのが不幸中の幸いともいえる。
さ~~明日はとうとう最終日。落とし物失くし物、怪我に注意して頑張ります。それではちょっとだけ眠ります。おやすみなさい。
寒かったせいか時差ボケかわからないが夜中何度も目が覚め、しっかり冷え切った体で朝を迎えた。
いつものように視察の時はコスパの悪いホテルの朝食はとらないために、朝一番のデスクワークを終えて、街中に出てみることにした。
夜から降っていた雨は何とか上がり、水たまりを避けながら温かいコーヒーでも買えないかと思って歩いてみることにした。
少し歩いてみたが、お店が空いている気配がないため、あきらめて戻ろうと思ったが、お腹がすいているので、果物だけを少し買ってからホテルに戻った。
部屋でリンゴにかぶりつきながら重いスーツケースを階段でおろし、車に積み込んで今日の目的地であるポトシ マウンテンへと向かうことにした。
出発してしばらくして今日もOXXO(コンビニ)にてコーヒーとホットドッグを買って、車の中で食べることにした。ただコーヒーの選択が難しく、アメリカンコーヒーを買うと超薄い。かといってエスプレッソを買うと、普通の欧州のエスプレッソと同じとても濃いものになるのが悩ましいところである。そこで今回はメキシカンコーヒーを選択してみたが、味は違えど薄さは同じであった。それでも飲めるだけでもありがたいので、気分を良くしてポトシへと向かった。
途中パートナーが車を停め、農場みたいなところを散策するのでついていくと、とても可愛らしいサボテンをいくつか見つかることができた。
さらに車を進めると、途中松の木などに多くのウスネオイデスがぶら下がっていたのが面白かった。この地区ではクリスマス前に収穫し、販売するとのことである。
使い道はクリスマス装飾に使うとのことである。日本ではオールシーズンで使うと教えると、それなら必要かい?と聞かれたので、日本は他からいっぱい入ってきているので興味がないです。ありがとうございますと丁重にお断りさせていただいた。
山裾に着いたときには昼前になったので、ランチをいただくことにした。今日のランチは焼き鳥?である。タイでよく食べるガイヤーンというのとほぼ同じである。
この鳥を食べていると、ネコたちが遊びに来てくれて、優しいまなざしで疲れた体を癒していってくれた。そのお礼に、食べかけているお肉をいっぱいあげました。きっと深井先生よりいっぱい食べたと思います(笑)
さ~これから初めてのポトシ マウンテンである。雨も上がりとても良い気候なので楽しみである。そしてガタゴト道をとても素敵な景色を観ながら登っていく。そして山側にはアガベ ジョンソニーや、ノリナ ネルソニーなどが自生している。
そして私たちが秋田で育てているようなとても可愛い松の幼木を見つけることができた。さらに大きくなった松の中には、葉が長くエメラルドグリーン松がありとても魅力的であった。そして彼らから大きなヒントを教えていただけたが、そのことについてはまた別の機会でと思っている。
もう少し進むと、やっとのことでお目当てであるアガベ モンタナに出逢えることができた。そして背景には素晴らしい山や雲が拡がっていた。これは年賀状に使えると思ってスマホで何枚か撮ってみたが、よく考えれば年賀状は一昨年から送らないようにしたのに気づき、勝手ながら少し残念なような気もしてしまった。
さらに進むと松の高木もなくなり明らかに植生が変わっていくことが手に取るようにわかった。
そして約2時間で山頂に到着。辺りはハイ松と雪で覆われている。そして恐らく野生であろう馬たちが、不思議そうな目で私たちのことを見ていた。
時間も無いので、すぐに同じ道を折り返し麓に向かう。その途中ではモンタナを再チェック。他に知識はないが高山植物を見ながら、夕方に麓に着くことができた。
ただ急ぎの資料や他国からの連絡があったため、帰りの山道を車で揺られながらスマホやパソコン作業ばかりしていたので、麓につくころには、空腹もあったせいか酔ってしまいフラフラであった。
すっかり暗くなった街にもどり、夜ご飯に今夜もスープをいただくと、かなり回復させることができた。今日の夜はまたパートナーのお家に泊めていただけるとのこと。ありがたいことである。
そして明日の予定と商談を終えて、部屋に戻りこのブログを書いている。一時期はこの体調では今日はブログをお休みしようかと思ったが、途中省略してのアップにはなるがこの辺でお許しいただければです。かなり多くの植物に出逢え、今後のプロジェクトに活かせるものも多くあったので、また何かの機会でお伝えいただければと思っている。
さてと明日も定刻のスタート。しっかり眠れるといいな~~。おやすみなさい。
朝目覚め、出発前までホテル周辺の植栽をチェック。空を見上げると結構分厚い雲で覆われている。降水確率は20%とのこと。この時期雨が少ないメキシコにおいてこのような天気とは、さすがレインマン又右衛門である。
そして車にスーツケースを積み込んでいざ出発。途中で朝・昼兼用のサンドウィッチを1つ買い込んで現地へと向かった。
その途中でユッカ カルネロサーナをチェック。ちなみにこの名前はカルネロス地区に多く自生していたことかついた名前のことである。わかりやすい。
またしばらく車を進めると、ダシリリオン ロンギッシマムに遭遇。ふわっと拡がる葉が美しい。ただ近年ロンギッシマムは制限がかかっているので輸出は困難かもしれない状況である。そのためもあってか、多くの方々から問い合わせをいただいている状況である。
そのことは置いといて、素敵な光景を前にして、車の中でさっとパンをいただいた。普段このような食事をとらないため、いつも以上に美味しく感じることができた。
そして再び車を走らせパートナーの管理施設へ。そこで現地の方を踏まえての打ち合わせ。ここにはダシリリオン ミキワネンシスやロンギッシマムなどが国内向けに準備されていた。ここで、日本向けについて相談をしてから、早速いくつかの植物を確認するために自生地に向かうことにした。
途中、アガベ ストリクタやサボテンなどをチェックしながら、山頂にむけて登っていく。
途中このような場所にて住んでいる方々がいたので挨拶と、この周辺のことについてヒヤリング。他地域から訪問するにはとても大切なことである。
ここでは香りのよい葉を生産しているようである。彼らはローリエといってはいたが、私には少し違うように感じたのでその種は定かではない。
コミュニケーションに時間をかけた後、さらに山を登る。途中岩肌にあるサボテンを見かける。今までサボテンへの興味は薄かったが、その可愛らしさに少しずつ魅かれるようになってくる。ただ採取も輸入もできないため、のめりこまないように自制する自分がいる。
さらに進むと、山肌にノリナ ネルソニーを見つけることができた。数はかなり少なく、見ることができたのは嬉しく感じた。
さらにアガベのモンタナを探しに山を登るが中々見つからない。そして雨こそ降らないが高地のため霧?雲の中で視界が遮られてくる。おまけに肌寒い。
大型のジョンソニーはいくらでもあるが、モンタナは見つからない。
そうこうしているうちに山頂近くまで到達しかけた時に、決して良い状態ではないモンタナを見つけることができた。ただ満足がいくものではないのでさらに登る。しばらくして山頂まで到達したが、モンタナを見つけることはできず、一旦あきらめて下山することにした。
険しい山道を下山できた頃には夕方になり、天気も怪しくなったので、比較的近くの山に、ミキワネンシスをチェックしに向かった。写真では見づらいが、後方の山一面にミキワネンシスが自生している。
一つひとつ見ていくと葉の長いもの、色の濃淡など個体差がある。そのために日本向けに送ることになったときの好みはしっかり伝えておくことにした。ちなみにこの種も、ミキワ地区にて自生が多いのでつけられた名前のことである。
それらを観ていると辺りは暗くなってきたので、毎日見かけるサボテン イワオくんに挨拶をして帰還することにした。ホテルに着いた頃にはすっかり周りは暗くなり、当然のように雨も降ってきた。
ディナーミーティングでホテル隣接のレストランで熱いスープで体を温め、暖房のないホテルの部屋へ各自戻ることにした。
部屋に戻ってパソコンを開けると、多くのメールが入ってきており、大バタバタ。ただまだ余力はあったので、せっせと苦手なデスクワーク。その後日付も変わり良い感じで眠くなってきたのでシャワーを浴びて寝るようにしよう。ただ寒いから今日は、ダウンベストを着たまま眠るようにします。明日は少し温かいところで眠れるかな~~(笑)
おやすみなさい。
さて2日目。お世話になったパートナーの家を出発。
少し肌寒いが良い天気で気分よく出発をした。
途中、コンビニのOXXOにて朝食をGETして、車中で食べながら目的地に向かう。
日本では観られない直線道路をひた走る。
その途中にパートナーは車を停めて何やら話をしている。手にしているのは一体何だろうと聞くと、ほうきなどに使ったりする素材とのこと。触ってみると確かにしっかりしている。
素材は何かと聞いてみるとノリナの葉とのことである。この地方では山手から採取し、このように束にして販売しているとのことである。
採取したノリナを製品素材にしていくまでの様々な道具を見せていただき、色んな仕事があるのだなと感心させられた。そしてパートナーは数束買い込んで、車の荷台に積み込み、目的地に向かった。
再び長い直線道路をひた走る。両サイドには、これでもかというほどに、ユッカ フィリフェラやカルネロサーナの群生が目に入る。一体何万本あるのだろうかと思ってしまう。
ただ面白いのが各種類、サイズごとに群生が分かれていて、どのような条件において棲み分けられているのかとても興味深く感じた。
そしてわき道に入り、山へと向かっていく。しばらくして車を停めて山策。花の咲いたカルネロサーナに遭遇。この花は食べられるとのことである。少し背が高くて実食はできなかったので、機会があれば一度食べてみたいと思う。
再び進むと比較的大きな サボテン イワオ(巌)に遭遇。イワオは日本名である。決して写真に一緒に写っている厳しい顔をした男のことではない。
そして写真のイワオの花芽を観ていただくと、直線で並んでいるのがわかるかと思う。実はこの並びは方角の東西を示しているとのことである。何ともへ~~~っと思わせてくれる。ありがたいサボテンである。
さらに山を登っていくと様々なサボテンに遭遇できた。本当に面白い。
次には、オレンジ色の糸のようなものを発見。恐らく寄生植物であろう。実に不思議である。
ただ遭遇するのは植物だけではない。険しい岩肌にも関わらずお馬さんに遭遇。お互い驚きである。このような散策を終え、山を下りてフィリフェラの群生を横目に見ながら次へと向かう。
軽くランチを終えて、間近の高台から全体を見下ろし、さらに魅力的な植物を探しながらひたすら歩いた。
その途中で、アガベがこの町でどのように使われているかを教えてもらえた。これはアガベ レチュギラからつくられる糸である。引っ張ってみても中々切れない。まるでデンタルフロスのようでもある。実際に裁縫などにも使われるとのこと。テキーラなどだけではなく、このような使われかたもしているのだととても興味深く感じた。
さらにアガベの花芽も食べられるとのことで、せっかくなので、宿泊地に向かう途中で、それが売っているであろう所に車を進めてもらった。
その村に向かうために山道を走らせ、片側通行のトンネルを抜けると、その先にはとても情緒深い小さな町に到着をすることができた。
そこはレアルデカトルセという街である。ここは観光地であるので、ここなら観光客用に販売されているであろうとのことで訪問した。
日曜日ということもあり多くの人でにぎわっていた。その中をしばらく歩いていると見つけることができた。
これがアガベである。アガベ キヨテ?の花を輪切りにしたものである。
これに、レモンをかけてしがむように食べる。実食するとほんのり甘い。そして繊維質の多いため食べきれないので、食べかすとして捨てるとのこと。サトウキビのような感じである。まだまだ他にもあるであろうが、アガベを様々な形で利用している。さすがメキシコであると感じることができた。その他にも植物が利用されていることをなども学ばせていただいたことに非常に価値があると言える。
実際、ダイレクトに仕事に繋がる情報ではないが、きっと何かで生きてくる情報なので本当にありがたく思えた。
本当は観光地であるのでゆっくり散策はしたかったが、時間に限りがあるため、後ろ髪を引かれる思いでこの地を後にした。そして再び車を進めて宿泊地へと向かう。その頃には陽も完全に落ちて辺りは真っ暗であるが、街中に入るとホテルの看板が見えてくる。
よくあるモーテルのような宿である。今日はここで宿泊。チェックインして部屋のカギをもらうと、早速部屋に車を横付けし、荷物を部屋に入れ、レストランに再集合をし、ディナーミーティングを行なって、各自部屋に戻ることにした。
私の部屋は、デスクがあったので、時差ボケで眠気があまり来ないのもあるので日付が変わるまで、このブログを書いたり、資料を作ったりしながら1日を振り返っていた。今日1日は、前日と同じような、とんでもない驚きがあった日ではないが、多くを学べ収穫の多い1日であることは間違えない。さて明日が楽しみなので、そろそろ眠ってみようと思う。
おやすみなさい。
メキシコ紀行初めての夜はモンテレイの街中にあるホテルに泊まり、起床時間を間違えて朝3時に目覚ましをかけてしまって、二度寝しようとしたが中々眠れずのまま朝を迎え、軽く食事をいただき出発。
まずは観光地でもあるアウステカ渓谷を少しだけ訪れた。切り立った岩肌がとても美しい。
そこには自生しているアガベがちらほら。ビクトリアの姿もある。
上に気をとられていると足元にはサボテンが・・・・
中にはこのような小さいものまで。よくぞ踏まれずに生きているのだな~~と感慨深くなる。
反対側の斜面は緑もある。風向きによって湿度に差が生じ、このような状況になるとのことである。それにしても美しい光景である。本当はもっとご報告したいが、とりあえずこの辺で。
続いてパートナーが管理するナーセリーに向かった。その道路の途中では、とげとげしい植物がちらほら見え始め、中には群生するような姿も見えてくる。ワクワクである。そして近くで観たいとお願いし、道から外れ車を降りで近寄ってみると・・・・・
ユッカ フィリフェラである。今までスペインから同種を輸入したことはあるが、はるかに大きいサイズにはとても驚かされた。
そしてこのような大きさのものが、そこら中に点在していることにさらに驚かされた。
さらにも少ないがリネアリスも自生していた。
またまた大きな植物に気をとられて、足元のサボテンを踏みつけそうになる。危ないところであった。
このような光景を楽しんでいると、全く前に進めないので、後ろ髪を引かれるようなおもいで次へと移動した。
ここはパートナーが管理する圃場である。正規で採取許可のある植物を移植し、植栽向けに養生をしている。そして今回私がここに来た理由は、日本向け洗浄と、養生方法についてのディスカッションのためである。
まずは仮植しているミキワネンシスを、手際よく葉を束ね、掘り起こす
そして大まかに土を落としてテーブルに載せ、小さなつるはしで土を落としていく。
そして続いて水のプレッシャーで土を洗い流してく。
それでも全て土が取れるわけではなく、特に葉の生え際に土はあるので、別の工具でそり落としていく。
そして私が最終チェックを行い、仕上がったのが写真である。これをココピートに植え変えて、どのような生長をしてくれるかとても興味深い。
そして次に移動。移動中の岩肌には自生のサボテンがある。あらためてサボテンは鉢に植わっているより、岩肌に生息しているのがかっこよく思えた。もちろん他の植物もそうではあるが・・・
時折現れるユッカ カルネロサーナの姿を観ながら山道を進むと、木の陰に大きなアガベを見ることができた。
アガベ ジェントリーである。このサイズは素晴らしい。そびえたつような花芽を蓄えた姿は本当に凛々しく感じた。
また近くにはプロトアメリカーナの大株まである。思わずすぐにでも連れて帰りたくなるほどである。奥に入ればもっと凄いのがあるのだろうけど、時間の関係で次へと移動。そしてその移動中に、とんでもない光景が目に飛び込んできた。
フィリフェラである。先ほどのフィリフェラの興奮が冷めやらない中、それが全てかき消されるような、凄い個体である。頭の数は100ぐらいあるだろうか。それにしても凄すぎる。
1日この樹の傍で過ごしたいぐらいである。今まで色々な植物に驚かされてきたが、中でも記憶にしっかり残る1本になることは間違えないであろう。いや~~圧巻であった。
そのような光景の残像に興奮しながら、ランチタイム。15時ぐらいのランチで遅めかなと思ったが、これがメキシコでは普通とのことである。私はスープをいただいた。思っていたほど辛くなく、とても美味しくいただくことができた。
さっと食事を済ませ、最後の視察先へと向かう。そこには色々なサボテンが自生しており、中にはこのような素晴らしい個体が。色のコントラストといい、形といい、本当に魅力的である。
他の場所ではチュニカータや、岩肌にめり込むように自生しているものや、木の株もとで日光から少し隠れて育っている種など多くあり、サボテンは詳しくない私であるが本当に魅力的であった。さらに何といっても深井先生と一緒に行けていることが、その魅力を学ぶことができ感動的であった。
これで今日の行程を終え、宿泊地に向かう途中、パイのようなエンパナラ カヘタという甘いがとても美味しい地元のお菓子をいただき、また地元のチーズを買い込んで、宿泊地へと向かった。
今日はパートナーの親戚のお家でお世話になるがとても大きく素晴らしいお家であった。
陽も落ちて少し寒くなってくると、暖炉に火をいれていただき、身も心も温まる思いがした。
さらに先ほどのチーズとソトル(SOTOL)とテキーラを差し出してくれた。テキーラはアガベが原料で、一部の地域で蒸留されるお酒であるがソトルは聞いたことがなかったが何とダシリリオンからつくられた蒸留酒とのこと。普段はお酒は全くいただかない又右衛門であったが、こればかりは飲まなければと思って、ほんの少しだけいただくことにした。
さらにあったまった体で、明日からの打ち合わせをすり合わせ、時間となったので寝室に向かうことにした。
それにしても今日一日でメキシコを満喫したかのような感動を手に入れることができた。明日からこの驚きや感動を超えられるものはなく、まるで物語のクライマックスを序章にかいてしまい、尻すぼみになること必至なブログにはなるだろうが、明日からはまた違った驚きや感動があり、それで記憶がかき消されてしまうかもしれないので、書かせていただいた。
さ~~明日からも楽しみである。
今回は久しぶりに東に向いての海外である。目的地はメキシコ。実はメキシコで植物についての活動をさせていただくことが初めてでとても楽しみにしていた。
世界の植物家の誰もが知っているように、メキシコにはユッカやアガベ、カクタスなど、その種の原産地になっているものが多い。現在、私たちがスペインからユッカなどを輸入する前は、メキシコから輸入ものが多く入国していた。ただその採取から日本到着までの管理が万全でなかっため多くを枯らしてしまった方が多いのではないだろうか?
そのため私たちはメキシコで許可が受けられる植物が日本についてもしっかり生長できるような事前の仕掛けができないかと考え、そのテストとパートナーとの協議のための初回の問である。
そのようなとても大事な出張なので、準備万端で迎えなければならなかったが、先週は豊中市のイベントが2つあり、今週に入っても都内の出張2回に、夜に何度か歯科治療を行わなければならなくなり、出発の準備は出発前日の夜中になってしまった。それでもバタバタとスーツケースに着替えなどを詰め込んで、自宅で仮眠した。
翌朝、眠い目をこすりながら、空港まで送ってもらい、元気にいってきま~~す。と家族に言い残して、意気揚々と出かけてはいったのだが、元気が良かったのはこの辺までであった。
チェックインカウンターにパスポートを提出し、チェックインをお願いしたところ、私がESTAを取得していなかったのが発覚し、そこで大慌てとなった。地上係員曰くESTAがなければチケットの発券ができないとのことである。
それでは今すぐ電子でESTAの申し込みをしなければとなり、地上係員から申し込み方法を教えてもらったがそのサイトは英語で中々記入が進まない。このままでは羽田までの飛行機に乗れなくなるため、地上乗務員の方と相談し、ESTA申請はここではあきらめて一旦、羽田に向かいますか?ただチケットの一部を使ったことになるので、変更ができないため、ESTAが取得できなかったときは乗れずに全てが無効になるけど良いですか?それでもチャレンジしますか?と聞かれて、変な自信はあるので、迷うことなく「はい」と答えて大急ぎで手続きを行い、カウンターに拡げたパソコン、カード、スマホ、パスポートを無造作にカバンに詰め込んで空港内を大慌てで走り、羽田行きの飛行機に駆け込ませていただいた。
羽田に行くまでの機内で何とか、ESTA申請用紙を英語に苦労しながら多くを記入し、何とか申請まではこぎつけたが、当然すぐに承認はおりない。そこで別のサイトで確認すると72時間かかるとも書いてあり、ほぼ絶望の境地で頭の中が真っ白になって全身が汗だくになった。それでも方法はないかと思い検索していると、サイトの中にエクスプレス申請というものがあるのを見つけた。おまけに日本語による申請なので、二重申請になって被ったら問題かなとも思ったが、とりあえず何でもやってみようと試してみた。そして羽田空港に着陸をして、すぐにエクスプエス申請を行ってみた。あとは吉報を待つしかない。
伊丹では預かられなかったスーツケースをピックアップし、国際線まで連絡バスで移動。国際線のチェックインカウンターにて、事情を話して、まずはこの飛行機乗れなかったときの明日の飛行機を確保していただき、搭乗締め切りまで待つことにした。その間メールでくる承認を一分おきに確認したが、朗報はなかなか来ない。こんなにも連絡が待ち遠しく思えたのは、人生で初めてではないだろうかと思った。
スマホ、パソコン両方を再検索しながらいたがなかなか連絡が来ずに、正直あきらめモードになったときに、羽田の地上係員さんが、チェックインができました!とまるで私事のように歓喜の声をあげてくれた。本当にホッとすることができ、全身に安ど感からか力が抜けていくような気がした。
地上係員の方々に深くお礼を伝え、伊丹空港でチェックインが締め切られた後も私をヘルプし、一生懸命渡航できるように努力していただ係員の皆様に、是非感謝を伝えて欲しいと言葉を預けて見送られて出発ゲートに向かった。
しばらくして今回私に同行しアドバイスをしていただける香川大学 元教授である深井先生と合流し、まずはモントレイまでの経由地であるダラス フォートへ向かう飛行機へと乗り込むことができた。
という訳のかなりバタバタでの旅立ちとなったため、いつも飛行機の写真など全く撮る余裕はなく、ある写真はこの搭乗口の掲示板ぐらいである。
機内では提案書の作成や、社内メールなど行いながら、デスクワークをみっちり行い、2回の機内食をしっかり食べ、気がついたらダラスまでの12時間があっという間に過ぎたような気がした。
そしてダラスでトランジット。比較的すいていて検査も早く終わる。
そこからモノレールで移動。結構早い速度でカーブするモノレールに揺さぶられながらゲートを移動。そして出発までに時間があったのでラウンジにてデスクワークを行い、約5時間後に再び搭乗してモントレイへと向かった。
久し振りのアメリカン航空。まずまず快適。数時間後、予定どおりにモンテレイへと到着。
荷物検査もしっかりしていただけ、問題なくおとがめなしで、入国。今回お世話になる現地パートナーと無事合流することができた。今日は車中で簡単な打ち合わせをしながらホテルまで送っていただき、明日の約束をして、一旦は解散となった。
その後、少しホテルで、荷物を片付け、しばらくして近くのスーパーマーケットに向かい、視察兼買い出しに出かけてきた。広々としたとても大きなショッピングモールであった。そこでお花屋さんチェックをと思ったが残念ながら見つけることはできなかった。モール内もグリーンはフェイクがほとんどであったのには少し寂しさを感じたが、国それぞれで課題があるのだなと感じることもできた。
そして一通り視察、レストランにて美味しいメキシカンフードをいただいて部屋に戻り、約1日半ぶりにベッドに横になることができた。
さ~~今日から約1週間のモンテレイ楽しみである。恐らく通信はあまり良くないかと思うので、次のアップは帰国後になるかもですがご了承いただければです。
土産話をいっぱい持って帰るのでお楽しみに!