四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

今回のバリ島は、月曜日の夜に出発し、日曜日の昼に帰る行程であったが現地4泊、機中2泊で、実質活動ができたのは4日間であった。そして若干体調を崩したものの、無事に日本に向けて出発し、機内や4回の乗り換えの合間をぬって、インドネシア紀行の最後を書かせていただいた。

バリ島を訪れたのはおおよそ35年前。その時から比べて空港は大きく綺麗になり、中心街にはホテルが立ち並ぶ都会となっていたが、田舎に行くと自然の中にとても素敵なヴィラやcafeが多くできて、当時とは全く違う雰囲気であった。

ただ寺院や森など自然の素敵な風景も遺されておりとても素敵な光景を見ることができた。

また移動中にはとても記憶に残った2本の巨木があった。その一つがこの写真。移動中に目に飛び込んできた。その圧倒的な存在感に鳥肌が立つほどであった。恐らくであるがフィカスであろう。その見た時の驚きは、はじめて一人で訪れたドイツのケルンの大聖堂を見た時に匹敵するほどのものであった。枝などが落とされてていたため幹が露出し、まるでサクラダファミリアのような雰囲気を出していた。

もう1本の木もフィカス。先ほどの大樹とは対照的に、こちらは無残にも大きく折れてしまっていた。この樹の周りで折れた枝などを片付けている人の話では、三日前の豪雨と風で倒れてしまったとのこと。その姿は痛々しく、悲鳴が聞こえてくるようであった。この樹も数百年という長い間この地で無事に育ってきたのが、世界的な異常気象による自然災害にてこのようになってしまったのは天災ではあるが、その異常気象の引き金となったのは、度の過ぎた開発など人の手によるものであるなら人災とも言えるように感じ、この樹からとて強いメッセージが発せられていると感じた。

今回のバリ島では、私が客員研究員をつとめさせていただいている進化生物学研究所の湯浅理事長率いるご一行とも合流することができた。さらに以前オーストラリアのバオバブサバイブプロジェクトにてお世話になった広島市植物公園の方々や、湯浅理事長に同行したときご縁をいただいた方などにも再会することができ、とても嬉しく思えた。一行の行程もかなりのハードスケジュールのため、体調を崩される方も多かったようであるが、湯浅先生はご高齢にも関わらず、相変わらずお元気にされており、その体力には頭が下がる思いがした。また湯浅先生からはOPENにはできないが、とても大事な集まりについてお話をいただけ、帰国後あらためて研究所にお伺いすることになった。

今回、久し振りのバリ島にて短いながら色んなことを体感し、今後に繋がる可能性があるもの見つけることができた。ただマリネックスに関しては錦鯉の普及もタイほどではないため、また機会をみてのチャレンジとする。他には新しく現地でヴィラを建設されるオーナーから植栽についてのご相談もいただくこともできたのも有意義であった。また素敵な方々とのご縁もいただけ、ある方にお会いすることができ力強いパワーをいただけた。さらに素晴らしい場所にお連れ頂いた時には、ありがたい声を聞くこともできたように感じた。そんな素敵な訪問となった。

そしてこのブログの最後に、神々の島と言われるバリ島でとても心に残った言葉をお伝えしたいと思う。それは「Tri Hita Karana(トリ・ヒタ・カラナ)」という言葉である。

「トリ・ヒタ・カラナ」とは神、自然、人々との関係という3つの要因が調和して、初めて平和と繁栄が達成され、しあわせへと繋がるという考え方である。まさにその通りであるとバリ島に来てあらためて感じることができた。

このようにあらためて素敵な地に訪れることができたこと。そしてこの地に導いていただけた皆様には、とても感謝である。次にこの地を訪れることができるのは、年内か来年かそれとも35年後であろうか、まだ私にはわからない。今の私にわかるのは、この地に訪れることになったのは、きっとインドネシアとのビジネスのためではなかったのではないか?それはもう目の前まで来ている険しい峠を越え、大きくな山を登るために必要な心眼と勇気を養い、それらを登りきることが可能な様々な能力を授かるためであったのではないかと思っている。この又右衛門の言葉の意を理解できる方は、今はまだ誰もいないであろう。ただ近い将来きっと皆様にも、どのようなことか伝えることができる日が近づいていると信じている。そのためにも神と自然と人との繋がりを大切に実直に歩んでいくことにする。悩まずに。前へ前へ。

又右衛門インドネシア紀行をお読みいただきありがとうございました。相変わらずの乱文、失礼しました。これに懲りず引き続きブログをお読みいただければ幸いです。

 

テレマカシー

今回はローカルマーケットやソウルフードを紹介いただければと思う。

 

まずは、ローカルフードいくつかご紹介。特に新しくバナナプロジェクトを企てているのでバナナ料理から。

タイには又右衛門の好物である焼きバナナがあるが、バリではあまりメジャーでなく、タイと同様の揚げバナナ(バナナの天ぷら)が多く売られている。ただタイではあまり見かけない蒸しバナナがあった。甘さは焼きバナナより強く、少しねっとりとした触感であるが、油を使っていない分美味しくいただけた。

コロッケのような感じの食べ物。「ピサンゴレンケジュ」と言うらしい。味も見た目通りのバナナコロッケと言う感じである。これにチョコやチーズをかけて食べるらしい。

これは「ルピス」というもの。海藻や葉をすりつぶしたトロトロしたものをバナナに絡めたものである。バナナ自体はあまり甘くなく、見た目ほど食べにくいものではなかった。

これは「コレック?」見た目の通りのみたらしバナナである。味は皆さんでも想像できると思う。他にも茹でバナナやバナナ雑炊みたいなものもあるらしい。全て食べきれなかったのでタイと比べることはできないかもだが、現在のところ又右衛門はタイの焼きバナナに軍配をあげたいと思う。ただとても良い勉強になった。早速、帰国したらプロジェクトに反映できると思うので良い体験ができた。

 

 

 

他にもおなじみのナシゴレンやサテイ、バクソー他、いろいろバリのソウルフードをいただくことができた。ただ久し振りに独特な香辛料が入ったインドネシア料理を中心に食べているのと、出国から毎晩数時間しか眠る時間がとれなかったため、少し体調を崩してしまった。辛いものには気をつけてはいたのだけど、少し甘かった。不覚である。とは言え仕事に差し支えるほどではなく過ごすことができた。

植物のマーケット以外に、地元の方々が利用するマーケットもいくつか回ってみた。私は海外に行くと必ずと言っていいほどマーケットを訪れるようにしている。その理由は、その国、地域の生活を覗き見ることができるからである

果物や野菜、鶏などの生鮮品から衣料や日用雑貨など生活に必要なものはほぼ揃う。

簡単な食事もできるBAKSO(バクソー)という団子の入ったスープである。もともとは中国から来たとのことであるが、ソウルフードとして根付いている。暑い国なので塩味は強めであるが、美味しくいただけた。ちなみに日本円で150円であった。

またお土産物を売っているエリアもあるので観光で来られた方は、色々回られるのが良いかも。ただ色んな所から声をかけられるので、少しストレスもあるかもしれないが、値段交渉をしながら楽しく過ごされればと思う

夜にはナイトマーケットがあり、お昼のマーケット同様に、生活必需品のほとんどが売られている。

小さな子供の乗り物と女性の下着売り場に囲まれての食事している風景は、ナイトマーケットならではの光景にも感じた。

 

このような感じで、地元の方々と一緒に買い物や食事をすることで、生活を感じることができる貴重で、とても楽しい時間を過ごすことができるので、今後も機会があれば積極的に訪問したいと思う。是非皆さんも行かれることをお勧めする。ただ潔癖症の方は衛生的に少し気になるかもしれない。それと私のような注意力散漫の方は、十分に身の回り品にご注意をしてくださいませ。

今回のアップはこの訪問で訪れた植物園や素敵な景色などを紹介できればと思う。

 

今回訪れたのはバリ植物園である。ここはパワースポットとしても人気があるとのこと。その理由は後にご紹介を。

空港周辺から約2時間 バリ島北部のブドゥグルエリアという場所にある。この地域は標高も高く、随分涼しく感じられる。又右衛門も半袖では少し寒く感じた。

バリ植物園は敷地がとても広く、園内をすべて歩いて観て回るのは不可能と言える。ただマイカーでも要所は観て回ることは可能であるので、主だったところを見学してきた。

ここは園内にあるハウス。カクタスなど乾燥地域の植物が展示されている。園内を覗いてみると

  

  

サボテンやユッカ類など乾燥に強い植物が展示されている。これと言って珍しいものがある訳ではないが、熱帯地域の方々にとってはこのような植物を観ることができるのは貴重な場所かもしれない。

その近くには、ランの保全しながら鑑賞できるエリアがある。現在はまだ花の咲いていない時期であったが300種以上のランが咲き、多くの人でにぎわうとのことである。

  

  

その周辺はこの地域の植生を活かした展示がなされていた。あるプロジェクトで参考になるものがいくつか見つけることができた。

そして車で少し進むとバリ植物園がパワースポットと言われるエリアに到着である。

それはとても大きなガジュマルである。見事である。後に知ったことであるがこのガジュマルに願い事をすると叶うとのことで、カップルなども多く訪れるとのこと。私が行った時は撮影に訪れた男女とクルーがいたぐらいでとても静かで、厳かな感じがした。

ガジュマルを観て折り返した周辺もとても素敵な空間で、時間が許されるのであれば、しばしここで瞑想をしたいと思うぐらいであった。

駆け足で植物園を見学し、その近くにある植物を販売しているところを訪問し、情報収集をさせていただいた。

これはインドネシア バリの固有種と説明してくれたが、その情報が正しいかどうかの判断は私にはつかない。ただ可憐な花で素敵であった。他にもいくつか写真を

  

  

  

専門外の植物も多くわからないものも多くあるが、参考までに写真をアップしておきます。

植物園周辺から街にもどると造園用などの樹木が販売されている。見た感じタイとよく似ている。価格は各店でリサーチできたわけではないがタイより高い感じである。

その中でとても気になった古木に出逢えた。車から遠目に見た時はよくわからなかったが、近づいてみると何と・・・

プルメリアである。そして見事な古木である。とても素敵だ。樹形もよくできれば一緒に日本に来て、皆さんに観て欲しいと思うような存在であった。

バリ島には他にも植物はたくさんあったが、ピンとくるものには出会えなかった。インドネシアの珍しい植物はバリ島にはあまりなくやはりジャワ島かなと言う感じである。ジャワには取引先もあり、希少な植物を提案してくれる人もいるが、日本で管理するにはそんなに簡単ではないのと、私自身コレクターでもないので、その辺は日本人で経験値も高く、精力的に動いている方々が既にいるのでお任せしたほうが良いとあらためて感じた。

 

専門の植物に関して大雑把な案内となったが、限られた時間ゆえお許しをいただければです。ではまた次号で。

今回のアップはバリ島訪問中に立ち寄ったストーン製品を製造販売する事業者と前回とは別地域で活動される木製品事業者をピックアップしてお届けしたいと思う。ぐだぐだ下手な日本語での説明は少なく写真を主のアップにします

 

バリ島でも仏像などを製造するところは多く、同業が特定の地域で集合している。その中で一軒に飛び込んでみた。

 

入口からはアンティークなものや仏像ばかりかと思っていたが、案内いただき中に入るとデザインされたものも多くある。すべてここでデザインをし、製造をしている。素材は、もともと石が多かったが最近はグラスファイバーなど軽量のものが主流になってきているとのこと

これは軽量で水に浮くと言っていた。少し不気味さもあると思うが・・・・・

 

 

他には洗面などに使うものが海外からの依頼が多いと言っていた。そして丁寧に案内いただいた後、又右衛門オリジナルも作れるので、検討をいただきたいと言っていただけ、次へと移動をした。

もう一軒も飛び込みでのヒヤリングであった。ここは私たちの領域に近い植木鉢などをつくっている。実はここにある器の周りに石を貼り?差し?たデザインが気になっていたが多くの生産者は、壊れやすいや装飾が取れやすいので輸出には向かないと言われてきた。ただここの店は、しっかり製作しているので大丈夫と自信があるようであった。

 

 

確かに見た目にも、触った感じもしっかりしているようには感じた。またセンスもそこそこ良いのではと思う。

またタイルのようなものもあり、うまくすれば立ち上げ中のプロジェクトで使い道があるのではと感じた。さらにここも時間はかかるがオリジナルでの製造も可能ですと言っていただけたので、帰国後検討してみたいと思う。

 

また宿泊地に戻る時に、前回よりさらに大きな木製品のオブジェもあったので立ち寄ってみた。中々の迫力である

この短期間でまわれた石や木製品の事業者は、正直そう多くないので当てもののようなものであるので、今後は現地パートナーに協力をいただき、もう少し深堀していきたいと思っている。 是非皆さんからもこのような製品に対しご意見、アドバイスをいただければと思っている。

もともと今回初めにインドネシアを訪問する目的の一つとしてあったのが、流木などの手配であった。と言うのはタイからの輸入がかなり難しくなり、次の候補や、手に入れたいものがあったので、インドネシアを訪問し現地の情報を入れておきたいと言うのもあった。

 

そこで今回の行程で木製品を販売する店舗をいくつか見てきたので少しばかり紹介させていただく。ただし慢性的な渋滞に加え、大雨などもあり、多くを周ることができなったので簡単に。

バリでは流木を他の島から持ってきて加工をしているようである。そのため通常タイなどで輸入してきた自然形の流木はほとんどみることができなかった。調査不足であるのが否めないが、現地でしかわからないこともあるのでご容赦いただきたい。

ただ写真のような自然形をいかしたオブジェのようなものや、ベンチなどもある。

加工をされたものでもデザイン性が高く、良い感じのものもある。

珪化木(木化石)のようなものもある。インドネシアでもあるらしい。

ウッドチップを使って動物なども作っている。ライオンなどは中々のできである。

トーテムポールのようなものもある。中にはとても可愛いものも多くあった。他にも仏像のようなものもたくさんあったが、今回の目的とは大きく外れるためスルーさせていただいた。

ただ一つ、とても気になったものがあったので調査を進めてみたいと思う。それをもし輸入することになった場合は、あらためて紹介させていただきたいと思う。他にも多くあったが、ビビッと来るものがあまりなかったのとあまり多く書くと、次のアップが億劫になってしまうので今回のご紹介はこの辺で。

今年2回目の海外はインドネシアである。今回の目的は、植物と流木や資材、さらに弊社開発のバイオスティミュラントの輸出調査になる。ただ限られた時間のため、当然深堀はできない。

 

ただ現在進めているタイでのプロジェクトとの連動性の検討や、農業から植栽までの調査、それとここの地で私たちが必要とされることがあるのか?またビジネスとしての可能性を肌で感じるための渡航である。

そのためこのブログを通じてアップできることにはかなりの制限があり、今回のアップの次は帰国となってしまうかもですがご容赦いただければと思う。

10日夜に伊丹空港を出発し、羽田空港~シンガポール~インドネシアと乗り継いでの行程になる。ただ相変わらずバタバタがあり、いきなり伊丹空港で躓きかけた。ただ今回のバタバタは私個人のおっちょこちょいではなく飛行機の遅延である。

私自身は余裕をもって伊丹空港に到着したが、チェックインを行った際に、使用する飛行機が遅延しているとのことであった。それでも羽田での乗り継ぎには余裕があるかなとデスクワークを行っていると、アナウンスが流れ、私の乗る予定の飛行機の次の羽田便は、機材遅れで出発制限時間に間に合わないため欠航とのことである。これを聞いて私の乗る予定も場合によっては欠航するのではと、かなり焦ったが、チェックインの際にカウンターで、以前行政の取り組みにてお世話になった素敵なJALの方が、笑顔で優しく手を振って見送ってくれたことを思い出すことで、心を落ち着かせて、搭乗予定の飛行機が到着するのを、心を落ち着かせて待つことができた。●●さん。ありがとございました。

ちなみにご存知の方も多いかと思うが、伊丹空港は離発着の制限時間が早く、確か20時45分か21時まででなければならないというルールがある。そのため次の便は欠航となったのである。そして私の乗る予定の飛行機の搭乗の際には係りの方が、離陸制限時間が迫っていることを告げ、スムーズな搭乗を促されていた。そのおかげか私の乗る飛行機は20時45分ごろに離陸ができ無事に羽田空港に到着。出国手続き後、少し食事をとってからシンガポール行きの飛行機に乗ることができた。

深夜便のためできれば眠りたかったのだが、いつものように機内では中々眠れないため、周りの方に迷惑にならないようにパソコンで宿題をしながら、途中軽い機内食を少しだけいただいて約7時間30分でシンガポール チャンギ空港に到着した。

そしてターミナル間をシャトルで移動。まずはTransferDeskにて乗り継ぎの手続きを行い、食事をするためにラウンジがどこにあるか聞いてみると、帰ってきた言葉は「もうボーディングタイムを過ぎていますよ!」と笑顔ではあるが忠告をされたため、急いで搭乗口へと向かった。

ただ急いでいるとはいえ、やはりチャンギ空港の植栽は気になるので、メインのジュエルは、観ることはできなかったものの、目に入る植栽をみながら駆け足でチェックし、皆さんに迷惑がかからないような時間で搭乗口に到着した。

そして手荷物検査を終えて待合にて、しばし時間を過ごして久し振りのシンガポール航空の飛行機に無事野乗させていただいた。

機内では同じような軽い食事が出され、これも味見程度にいただくことにした。何故しっかりいただかないかというと、先日から痛めている腰の保護のためコルセットで固めているために、食べきれないのである。フードロスを失くさなければならない時代に、とても申し訳ない気持ちを持ちながら、頑張って食べられる分だけいただき、約2時間でインドネシア デンパサールへと無事到着。入国審査もFASTLANEを使わせていただけ、若干心配であったスーツケースを受け取り、到着口へと向かった。

空港には今回お世話になるパートナーが迎えに来ていただけており、ご挨拶をさせていただいた後、車に乗り込み移動をさせていただいた。さ~~わずか約4日間。どこまでこの国、この地の植物触れ、感じることができるかわからないが、楽しみである。

昨日今日と都内での活動であった。今年になって海外出張のトランジットのため都内には訪れることはあったが、実際の活動は今回が今年初めてとなる。

 

今回はグループ会社の担当と一緒での生産者訪問である。空港ではいつも期待されている「りくろーおじさんのチーズケーキ」を仕込んで赤い飛行機に乗ってと羽田へと向かった。現地では又右衛門らしく悪天候での訪問となったが特に欠航などもなく現地に到着することになった。

そして雨が降る中、早速魅力的な自生植物が多い管理地や圃場を順番にまわらせていただいた。

 

今回の訪問の主な目的は、農業資材の販売やテストを行っていただくためのレクチャーや今後の新しいプロジェクトの方向性の確認と、私たちの新しい担当を紹介させていただき、迫った大きなイベントの材料検査も兼ねてである。

そして雨の中、陽が落ちるまで圃場を周り、暗くなったので一旦ホテルにチェックイン。再集合して食事をしながら遅くまで想いをぶつけ合った。今回ご一緒させていただいた生産者は素晴らしい植物にしたてあげる、まさに職人そのもので、植物に対する強い想いを持っておられ、多くを学ばせていただけるとともに、私たちの責任を強く感じることができた。

どのような取り組みかについては、ここでは控えさせていただくが、とっても面白く生産者の方々や、需要者にとって価値あるものに発展しそうでワクワクしている。またその他も多くのお宝も発見でき大満足の上京であったとだけの報告とさせていただきます。乞うご期待ください。

こんな感じであっという間の24時間。できればあと数日滞在して、じっくり進めたかったが、双方ともに中々時間が取れずで、楽しみな課題を残しての帰阪となった。

それにしても今回も素敵な縁をいただけたこと、本当にありがたく嬉しく思っています。このつながりをもっと強くし、植物を愛する方々に繋いでいきたく思っています。楽しみにしていてくださいませ。

最終日の朝も、鶏のように朝目が覚め、昨晩やり残したことを朝から行い、さっと食事を済ませた後、社内のWeb会議を行った。

 

内容は間近に迫った大阪・関西万博の植栽施工に関するものである。弊社もいくつかの国の植栽に関わらせていただき、施主さんやクライアントとの最終調整などを行ったりした。そして気がつけば次のミーティングの打ち合わせの時間が迫っていたので慌てて荷物をまとめてチェックアウトし、レンタカーを走らせ約束時間ギリギリでミーティング会場に到着することができた。

このミーティングは今回の沖縄名護プロジェクトの発起人でありキーマンの方と、チーム編成など様々な確認事項を行い、今後の構想をについて制限時間まで語り合うことができた。

そして、ほど近い拠点に向かい建築中ハウスに電気工事の打ち合わせで立ち寄り、確認作業を終えて、東南植物楽園へと向かった。高速道路は工事をしていたものの渋滞もなく、予定より少し早めに到着できたので、隣接する食堂にてランチ。今回は「みそ汁」をいただいた。沖縄で「みそ汁」と言うとドンブリいっぱいの野菜とスパムが入った汁に、白ごはんがついたもので、とてもヘルシーで美味しいものである。(またもやお腹を空かしていたので写真はないですので気になる方はネットで検索をしてみてください。)

お腹も満たされ準備万端で約束の時間をむかえたので現地に向かうことにした。東南植物楽園は去年の11月に開催された日本植物園協会の分野別会議の開催地であり、3ヶ月ぶりの訪問である。そしてその時には、触れる程度でしか話すことができなかったバラエングループの取り組み紹介と情報交換のための再訪である。

 

そして到着させていただくと日本植物園協会でとてもお世話になっている玉城さんと仲井間さんに出迎えていただき、早速会議室にて情報交換をさせていただいた。

その中で私たちの植物や環境に対する取り組みを話させていただいたところ、園も全く同様に考えておられ強く共感いただくことができた。また高みを目指す植物園ならではの取り組みや課題もあり、私たちの技術を有効につかっていただく提案もさせていただいたところ、早速試験に入っていただくこととなり、私としては双方にとって良いミーティングになったと思っている。また東南植物楽園さんは系列施設もあり母体が医療系と言うこともあるので、環境や人と植物の関係において、様々な取り組みをしながら最適解を求めていかれると思うので、私たちの活動がその一助になればとても嬉しいことであると感じた。

長い時間ミーティングをしていただいた後、園を見学させていただき、3月の再訪を約束して帰ることになった。出口では私たちの車が見えなくなるまでお見送りいただき、来場者に対する心遣いは本当に素晴らしい園であることを再認識させていただいた。

そしてここで沖縄でのパートナーとお別れし、名残惜しいが私は帰路に着くことになった。帰りの道路も渋滞などなくレンタカーの返却場所に到着。そして空港まで送っていただき、搭乗手続きを終えて、搭乗口へと向かった。

搭乗予定機材の遅れに伴い、少し出発は遅れたが、無事に離陸。その機内でこのブログを書かせていただいている。沖縄の生産者が温めてこられた取り組みに、迎え入れいただき約1年間でトントン拍子のように物事がすすみ、新施設を建てるまでに至ったことに、私も驚いている。きっとパートナーもこの加速を同様に感じていると思う。本当に楽しみである。

今回の沖縄ブログの初めにも書かせていただいたが、まずは何といっても大事なのは沖縄地元のキーマンである。それも土地を持っているとか、植物を豊富に持っている、資金が潤沢であるとかではない。地元の人や環境を考え、先を見据え様々なことを立案できる人。このような生産者は正直中々いないのではと思う。そのような人物を起点に、植物の知識、管理などにおいて日本でも秀でた能力を持つメンバーが加わり、縁あって1年前に私も加わることになった。そして何度も夜遅くまで語り合い、本音で想いをぶつけ合うことができた結果、お互いがリスペクトし合うことができる関係となり素晴らしいチームが産声を上げることになった。

さらにまた今回、新しいメンバーも加わり、さらに手がけられることが増え、このチームであれば今まで業界で完結できなかった領域のことができると考える。

いずれどのような活動名であるか?メンバーは?など施設のプレオープンには、公開させていただければと思っている。きっと業界の方々は、その組み合わせに驚いていただけるかと思うのでご期待いただければと思う。

そして私たちの国内外のパートナーや各生産管理地と連携を図り、先人の功績や技術を継承しながら新たな思考を加え、植物のため、植物に関わる人のためになる拠点をめざしていきたいと思います。しかしそこは私がめざしていた到達点ではなく、まだまだ第1章の幕開けです。これからは、同じ想いをもった植物が好きな人と一緒に感動的な物語を作って行ければと思っています。興味がある方は是非繋がっていただければと思います。そのような人に出逢えることを楽しみにしています。

 

みんな~~自分の会社の肩書や役職もおいてきて、選手に戻って一緒に植物(野球)しようぜ!!!!!

清々しい朝といっても外は真っ暗のためデスクワークを行い、ラジオ体操をした後、昨日のメンバーが再集合して、周辺の山や造園屋さん、生産者を訪問させていただいた。

山には魅力的な植物が沢山あるが、それらを採取すると言う目的ではなく、それら植物から学ばせていただこうと思いながら、色んな所を案内してもらった。

また造園屋さんや、材料屋さんもいくつか周らせていただいた。写真のトックリヤシは、素敵な表情をしているので根強い人気があり、私も昔から扱わせていただいたこともある。

またユスラヤシや八重山ヤシなど、沖縄らしいものも多く見かけることができた。

そして今の時期はちょうど各地で桜祭りが開催されており、街中でも大阪より一足先に桜を感じさせていただいて来た。

お昼には地元のお店で私はトーフチャンプルを食べながら、引き続き昨晩と同じようなテンションで語り合うことになった。

その後本部(もとぶ)周辺まで来たので、熱帯ドリームセンターを再訪させていただいた。昨年の訪問時にも書かせていただいたが、ここには魅力的な植物が多くあり、目の保養となる。

何回来てもゆっくり周りたくなるが、夕方から打ち合わせがあるため、駆け足で周らせていただくことになった。

ちょうど来月から始まるラン展準備もあり、様々な方が集まっていたので、ご挨拶をさせていただき、時間ギリギリまで過ごさせていただいた。

そして再び、拠点のハウスに戻り、建築会社の方々や、金融機関はじめこのプロジェクトに賛同し支えていただいている方々と現地確認しながら、今後の構想などを話させていただき、共感していただくことができた。そして皆さんをお見送りして、一旦ここで仲間とは解散し、私は別の用事があるのでホテルへ一旦戻ることにした。

 

そして荷物を部屋において再出発。そして用事を済ませて再びホテルに戻り、山積みとなったメール対応やデスクワークを行い、日付も変わってしまったので、ここらでブログ書きを終えて明日に備えることにします。おやすみなさい。

先週 例年にない寒さのタイから戻り、少し平年より暖かい日本に戻ったがやはり寒いな~~と感じながら沖縄へと向かった。

 

今回は昨年起ちあがった沖縄プロジェクトの候補地を確保し、実際に着工が始まった施設の進捗状況と現場にて各関係者との打ち合わせ。そして日本植物園協会でご一緒させていただいている東南植物楽園への訪問である。

いつものように朝一番の飛行機にて那覇空港向かい少し遅れて到着。駐機場にはジンベイザメがラッピングされた飛行機が停まっていた。初めてではないが見た目に可愛らしく到着早々穏やかな気持ちになれた。

ジンベイザメと言えば若かった頃、市場の懇親旅行に出かけた際に、同行者と、現地でたまたま知り合った人にジョークで「ジンベイザメをプレゼントするよ!」と笑いながら言ったのだが、その方にとっては冗談ではとっていただけなく、申し訳ない思いをさせてしまった経験がある。その際にも謝罪はさせていただいたが、あらためてお詫びを申し上げたいと思います。このブログを読んでいただいていることは万が一にもないだろうが、この気持ちが何らかの形で届いていただければと今でも思っています。

そして到着口をでてレンタカー会社のバスに乗り、レンタカーに乗り換えて、パートナーである生産者の圃場へと向かった。途中は渋滞やトラブルなくの走行であるが、万博や他のプロジェクトの電話が鳴り続き、安全第一なのでPAに停まったり、Bluetoothにて対応したりしながら気がつけば宜野座に到着をした。

事務所で再会を喜び合い、簡単に挨拶をしたのち、仲間とともに少し遅めの昼食をいただいた。昼食はやはりソバ。ただあまりにもお腹が空いていたので、写真を撮るのを忘れてしまった。

そして、パートナーとともに今回のプロジェクトの拠点となる伊差川へと到着。そこには昨年末から建設に入ったハウスは骨組みが建ちあがり、圧倒的な存在感を見せていた。この場所は幹線道路と自然が交差する名護では一等地と言える立地条件である。さらに今年夏にOPENするジャングリアに将来的に繋がる道にも面する予定で、沖縄において将来もっとも成長する有望な場所であるのではと思っている。

そのような場所に最大の高さ10mのハウスなどを配して、植物中心に、飲食や物販、スポーツなどを絡めた取り組みをしようと考えている。ここではプロジェクトの内容はこの辺にしておくが、この取り組みは先人の功績や技術を踏襲し、さらに新しい文化や技術、感性を注入した今までなかった植物の流通と交流の拠点にしていければと考えているので乞うご期待である。

そしてパートナーと共に、ハウスや周辺状況のチェックを行い、あらためてここまでくることができた喜びをみんなで分かち合うことができた。

現地施設のチェック終了後、一旦ホテルにチェックインし、再度集まりみんなで食事をしながら打ち合わせをさせていただいた。この打ち合わせにはこの構想を長年温めてきた中心的存在の地元生産者と、植物の知識において日本で指折りの活動家、そして又右衛門と互いが秀でた能力を理解し、その活動をリスペクトしている者同士が揃い、さらに今回から植栽において経験と知識、技術を有した凄腕が加わり、まさに役者が揃ったといえる状況でテーブルを囲むことができた。

そのようなメンバーが集まっているので、当然会話は盛り上がり、店中にその声が響き渡るほどのものであった。その人物は誰かな?と思っていただける方もいるかと思うが、みんな私と同じでとてもシャイなので、現段階では伏せているが、3月にはハウスが建ち、順次植物も配置され、初夏までには構想の数十%ぐらいまではできあげられるかと思うので、その際には、施設名も含めてご紹介できるかと思うので、興味がある方は楽しみにしていただければと思っている。

そしてラストオーダーも振り切るほど、飲んで食べて語り合って、さらに互いの信頼度が高まり結束力が高まるこの上ない決起集会になった。大興奮である。そして追われるように店をでて、ホテルへと送っていただいた。本当にエキサイティングな1日となった。

さ~~明日は、山や街での材料探しなどの予定。これまた楽しみである。