四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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昨晩、日本にいる時から少し胃の調子が良くなく、食事には気を付けてはいたが、いつもと違う海外の環境と毎日移動しながら食事では、負担も積み重なってきたのか、中々回復まではいかず、自然治癒はあきらめて薬局にて購入した薬を飲むことになった。
その効果で、完治とはいかないが、おかげさまで楽にはなった。
なので、朝食を採って体力回復をと思ったが、ホテルの朝食は高いのと、胃に優しく軽く食べられるものが少ないので、駅前の新しいコンコースの植栽チェックを兼ねて外に出ることにした。
BTSのプロンポン駅からEMSPHEREまでのコンコースを歩いてみたが、特に際立ったものではなく、普通に植栽が施されているという感じであった。普通にといっても日本では駅前のコンコースで植栽されているのは少ないため、植栽があることでも素敵であると思った。
駅前のEMPORIUM正面にはフェイクではあるが、クリスマスツリーも飾られており、年末ムードが高まってくるのを感じることができた。
朝ごはんに消化の良いカオトムかジョーク(どちらもおかゆみたなもの)を探しに、駅前をウロウロ。
ただ中々、美味しそうなのを見つけられなかったので、もう少し歩いて有名なお店に向かうことにした。
ここはミシュランも取得しているお店である。ここで麺抜きのスープを注文をすることにした。
注文してほどなく持ってきていただけた。味は濃くなく辛くなく、栄養もありながら、胃の負担も少なく、とても美味しくいただけた。そして60バーツを支払って、急ぎ足でホテルに戻り、車に乗り込み出発をした。
午後からのアポまで少し時間があったのでチャトチャック(JJマーケット)へと立ち寄ってからいくことにした。
あまり時間はなかったので、さっとだけ見てきたが、これといって興味深いものは見つけることはできなかった。
以前に比べればずいぶん減ったが、今でも日本から植物を買い付けに来る方々もいるようだが、個人の趣味家の収集レベルであれば良いが、今ではチャトチャックマーケットで、珍しいものを見つけることは中々できないし、個人取引のため価格も高いので、あくまでも参考にしかならない状況である。ただここの出展者とつながっていることで、情報収集をすることはできるので、たまに訪れることは意義があることである。さっとマーケットを一周して、車に乗り込み次の目的地へと向かうことにした。
今日は日帰りにてタイにおいて著名なナーセリーとメージョー大学との打ち合わせのためにチェンマイへと向かう。
朝4時起床。少しのデスクワークと準備をおこなって、パートナーと共に空港に向かい、早朝ということもあり渋滞もなく、空港へと到着した。
飛行機は定刻に出発。そして定刻に到着することができた。そしてレンタカーをかりて、ナーセリーへと向かう。
約1時間で到着。ここはタイにおいて希少な植物に関して、とても著名な活動家が展開している施設である。
厳重に管理された圃場には、珍しい植物が所狭しと並べられている。いつ来ても感心する品揃えである。
今回、ここに来た理由は、お互いの利点を活かして、今後プロジェクトを起こしていくためである。どのようなことを行うかは、現時点では控えさせていただくが、きっと誰かに悪影響を与えるものではなく、お互いにとって、植物にとって価値あるものにできると思っているので楽しみである。
お互いの方向性を確認し、準備をはじめ、再会することを約束して、次へと移動をした。
移動の途中でランチをいただいた後、さらに車を走らせメージョー大学へと向かった。タイにおいてメージョー大学は、農業分野に関して、とても功績を残している大学である。
私たちの開発するバイオスティミュラントであるマリネックスの効果検証や研究を進めていただくための打ち合わせである。すでに前回訪問時にサンプルをお渡しし、実験を進めていただいているが、その効果がすでに顕著に表れているとのことで、来年本格的に共同研究を進めていくためのミーティングを行った。
来年から始める研究と検証のスケジュールを確認し合い、来春スタートに向けて価値あるミーティングをすることができた。
今後はこのマリネックスを皮切りに、弊グループが開発する自然生態系調和型資材である「アースフィールシリーズ」へと検証の幅を広げていき、いずれはタイにおける環境に配慮した農業や環境事業に貢献できると確信している。また先生からは学生の弊社受け入れなどの提案もいただき、今後とも深く関わりを持ち合いながら進めていければと思っている。
今回日帰りのチェンマイであったが、このような二つの将来にむけたミーティングをできたことはとても有意義である。早速日本に戻って、次の準備を進めていくことを楽しみにしながら来年の再訪を約束してメージョー大学を後にした。
さ~~今晩はバンコクに戻り、明日はまた別の地に向かうことになる。しっかり体調管理を行いながら頑張っていこう。
今日は、バンコクに向かうために朝一番の便で伊丹空港から羽田空港へと向かう。
まずは、チェックイン。先々週 メキシコに向かう際にアメリカをトランジットするので、ESTAを持っておらず空港職員の方々共々大慌てになってしまったことを思い出す。
さすがに今回はビザも必要なく行き慣れたバンコクのため落ち着いて30kg弱のスーツケースを預けて、落ち着いた気分で、手荷物検査場を通ろうとした時に背後から「金岡さ~ん。おカバンお忘れですよ~~。」と優しい声でJALの地上職員さんが声をかけてくれた。
そして私にカバンを手渡して、とても素敵な笑顔で「間に合ってよかったです。」と声をかけていただけた。実はそのカバンは大事なノートパソコンとパスポートが入っていたので、ESTAどころの話ではないところであった。
そんな相変わらずの自分に反省をしながら、機内に乗りこむと、お出迎えのCAさんが、「昨日もお乗りいただきましたね。いつもありがとうございます。」とお声をかけていただき、とても良い気分での出発となった。あらためて又右衛門が無事に活動できているのはJALさんのおかげであると言える。心より感謝である。
伊丹空港から小一時間で羽田空港に今週3度目の着陸をした。そして国際線ターミナルへ移動。その際に特別な動きをしたわけでも段差があったわけでもなく、膝上筋肉の付け根辺りに痛みが走り、しばらく立ちつくしてしまった。確かにメキシコの大転倒の頃から、脛当たりも少しおかしくシップを毎日貼っている状況だし、昨日も何度か段を踏み外したりしているので足元に要注意しておかなければと感じた。また最近は目も疲れやすく、瞼の中にゴロゴロしたものがあるので、帰国後は眼科での処置が待っているので、足元のチェックをしようと思う。周りに迷惑をかけないためにも。
定刻に離陸。スワンナブーム空港をめざす。途中、大気が不安定なところを通過しているとのことで大きな揺れはあったが、無事に定刻より少し早めに到着することができた。
到着後、入国審査は結構混んでいたので、新しく更新したAPECカードという切り札を使って、ほぼ並ばずに入国させていただいた。
スーツケースを引き取ったが、足が不安なのと、かなり重たい荷物なのでタクシーに乗ろうとかと思ったが、やはりいつもの勿体ない病が頭をよぎり、トレーニングを兼ねて押したり、引いたり、持ち上げたりしながら満員電車とBTSを乗り継いでホテルへと向かうことにした。
大体予定通りの時間にホテルに到着。カウンターでは私のことを覚えてくれているスタッフが多く、スムーズにチェックインすることができた。そして部屋に入ったまでは良いが、シャワーがとても冷たい。さらにセーフティーBOXも壊れていたので、フロントに申し出て、修理交換をしてもらった。
バンコクのパートナーとの事前ミーティングの時間まで、少しだけ時間があったので、明日の朝食などの買い出しにディスカウントスーパーへといってきた。
そのスーパーに行く途中、ずっと建築中であった商業施設がOPENしていた。
クリスマス前ということもあり、ルミナリエばりのイルミネーションで多くが集まっていた。この商業施設にはIKEAや様々なブランドが入居していた。
1階はフードコートで多くの飲食店が入っている。お寿司やラーメン、タイフードなどがあり、OPENして数日で土曜日ということでかなり混んでいてほぼ満席で椅子取りゲームのような状態であった。
私はその状況を縫うように、買い出したリンゴとヨーグルトを抱えて通り抜けて、年季の入ったホテルの部屋に戻って、荷物を冷蔵庫にいれて再出発。パートナーと合流してディナーミーティングを行った後、再び部屋に戻らせていただいた。
さてと、これから約1週間、バンコク拠点に毎日移動しながらの活動になる。そのため日々アップするのはFacebookにして、何か伝えたいことがあるときに、このブログもアップできれば思いますのでよろしくお願いします。
朝、ホテルでミーティングを終え、大切な打ち合わせのため移動。
またこの地を訪れることができたことへの感謝を伝えるために参拝をさせていただいた。
ちょうど私と同時ぐらいに本殿に向かい、お賽銭を入れ、鰐口を鳴らして手を合わせている親子がいらっしゃった。
しばらく私が、感謝を込めた祝詞をあげ、再訪できたことのお礼、植物や関わる多くの人への幸せへの願いを伝えさせていただき終える頃、親子から大きな声で「お父さんの仕事が見つかりますように。」「お父さんの病気が治りますように。」との願いごとが聞こえてきた。
私も、日々悩みながら、たまに藻掻きながら、中々思うようにはもどかしさもあるが、自分以外の人に対して願える今がある。あらためて一緒に歩み、助けてくれるパートナーに感謝し、その幸せを願わなければならないと感じた。そのような日になった。
週末メキシコからほぼ無事に帰国し、日曜は自宅で時間にせかされないデスクワークであったため時差ボケ以外はしているものの、体力は十分戻ったように思える。
今日は社内会議終了後、都内へ移動。ホテルに早めにチェックインを行い、急いで会議の準備をおこなった。
会議終了後の夕方、虎ノ門ヒルズへと向かった。立ち並ぶ高層ビルの森の真ん中にたち、3日前までのメキシコとのギャップをものすごく感じていた。
そして、虎ノ門ヒルズステーションタワーへと向かった。今日は、ご縁をいただき【TOKYO NODE 開館記念企画 蜷川実花展~Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠~ 内覧会】に参加させていただくためである。開場前から多くの人が詰め掛けていた。その中には、私と同じ人間とは思えないほどの素晴らしいスタイルの方々や雰囲気を持った方が沢山来られていた。世間知らずなので私はわからなかったが、恐らく著名な方々がいっぱい来られていたようである。
そのような中、ずんぐりむっくりの又右衛門は、夜景を観た後、開場と同時に人込みを縫うように作品を順番に拝見させていただいた。
展示には、美しいもの、
迫力があるもの
考えさせられるものなど、どれもが蜷川さんらしさがあり、圧倒的なものであった。
そのような異次元の体験に感動をさせられながら、植物の偉大さや魅力も再認識できる機会になったと言える。
観覧終了後には、蜷川さんがエントランス付近にいらっしゃり、皆さんのお相手をされていたので、私も以前に仕事で関わらせていただいたお礼もあり、ご挨拶をさせていただいてきた。
そして写真もご一緒いただけ、漲る魅力を間近で感じることができた。
(※関係者の方から許可をいただきアップしています。)
さらに会場には素敵な作品を世に出されているデータサイエンティストの宮田裕章さんも来られており、ご挨拶をさせていただくことができた。相変わらず素敵な魅力に満ち溢れた方である。他にも多くの方が沢山のいらっしゃる中、以前の又右衛門であれば気後れして、すぐにその場を離れていたと思うが、今回はそのような思いは少なくなり、十分に作品を堪能させていただき、ホテルへと戻ることにした。
虎ノ門ヒルズをでて振り返ったとき、また先ほどのように先週のメキシコの大地との違いを大きく感じていた。
大自然の大地の上にそびえたつ植物たち。そして大都会の地の上にそびえたつ建物たち。いずれが良くて優れているということはない。どちらも感動を与えてくれる。学ばせてくれる。どちらも本当に素晴らしい。
その二つの素晴らしさの中での違いは何か?とたずねられたらとしたら、やはり大自然、植物は私たちを生かせてくれているということではないかと思う。
私にはこのようなビルや蜷川さんのような素敵な作品を作ることはできない。しかし、私たちを生かせてくれている植物と隣り合わせで一緒に活動をすることができる。
また来場者のような美しさや煌びやかさもないだろう。恐らく数年前までであれば、その空間に尻込みをしてしまっていたであろう。しかし今の私にはそのような気後れはない。それは植物という素晴らしい生き物とともに、活動をさせていただけているという尊い役割を担っているという自負があるからであろう。
これからも植物への畏敬の念を抱きながら、活動をすることを誓いながら一人、アスファルトで固められた地面と大自然の大地との感触の違い、その足音となって聞こえてくる声に耳を傾けながら、夜は更けていき1日の終わりを迎えた。
さ~~明日は別のプロジェクトで、とても大切な畏れ多い方との打ち合わせである。しっかり役割を完遂していきたいと思う。楽しみである。
いよいよ今日は帰国の日。朝4時30分にホテルを出発。しばらくしてモントレイ空港に到着。
約1週間前の到着であったが、とても久し振りのような気がしながら、チェックインを行い出国することにした。
定刻に出発した飛行機は何ら遅延もなくダラス空港に到着し、少し並びはしたがトランジットもスムーズに、薬とバッゲージタグを失くす以外はトラブルなく羽田空港行のJAL便の姿を見るととても安堵した気分になることができた。
そして定刻にダラスを出発、羽田に向かう機内で、このブログを書いている。
今回、スタートでESTAの取得をしていないことが飛行機搭乗30分前までわからずで、大汗をかいたという出発にはなったが、メキシコでは本当に充実した時間を過ごすことができた。
そのような時間を過ごすことができたのは、現地にてのほとんどのお世話をしていただけたパートナーのロドリゴさんのおかげである。メキシコにおける植物の知識は物凄く豊富で、様々なことを教えていただけた。
ロドリゴさんをご紹介いただき、今回のメキシコ訪問にご同行いただけた深井先生には本当にお世話になった。素敵なご縁だけではなく、常に一緒にいていただけ、サボテンなど植物だけではなく、メキシコの慣習など多くの知識を授けていただくことができた。深井先生いなくして、メキシコ訪問は成り立っていなかったと言える。この場をお借りして心より感謝申し上げたい。本当にありがとうございました。
メキシコでは平地から標高約3800mの山頂まで、毎日色んな植物や動物を見て触れることができとても多くの学びや知識を得ることができた。
ただそれだけではない。大地に立つとその先には同じ目の高さでいる様々な植物たちが見えている。
そして足元を見ると、大地にめり込み、全ての物を下から見ているサボテンはじめ植物たちがいる。
上を見上げると、崖に張り付くように下を見ているかのような植物たちもいる。メキシコは植物の量が豊富だとは決して言えないが、色々なところに植物があり、その生き方から多くを学ばせていただけた。
さらにそのシーンごとに、文字にはできないがかけがえのない何かのメッセージを得ることができたように感じた。
長い道をひたすら走り続け、時には険しく、縫うように登っていく山道を進みながら、
己の生き方を照らし合わせてみる自分がいた。
一体今の自分はどのような目線で、様々なことを見ているのであろか?どのような道を進んでいるのか?何度か照らし合わせても答えは出てはこない。もちろんゴールなども見えているはずもない。
ただただ多くの人や植物に育てられたことだけは、しっかりわかるようにはなれた。そしてその恩に報いるために、これからもしっかり前に進んでいきたいと思う。
前へ。前へ。
これで今回の【又右衛門 メキシコ紀行】を終えさせていただきます。乱文やよくわからなに日本語にも関わらず、最後までお読みいただいた皆様ありがとうございました。
実際には書ききれないことが沢山ありますので興味がある方は、どこかで又右衛門を見かけときにでも、お気軽にお声掛けいただければと思います。
それでは。また!!!
昨日転倒した足の腫れも少しおさまり、傷だけになってきたのでホッとして、定刻にホテルを出発した。
そして今朝はいつも利用するOXXOではないコンビニで朝食を購入。そこで電子レンジで温めたラップとコーヒーを購入。やっと薄いコーヒーにも慣れてくる。
快適に車で移動しながら食事を行い、今回のメキシコ訪問において最後の目的地へと向かった。
そして、しばらくして広大な地にある管理ゲートに到着。そこで管理者に侵入許可を申請した。すると侵入の際には管理者の同行が必要とのことで、早速車に同乗していただき植物散策のために発信する。
そして今回の同行は、管理地で一緒に暮らしている2匹のワンちゃんも一緒である。とても可愛らしい。
しばらく進んで、サボテンがありそうなところに車を停めて、宝探しのように地面を見つめながらひたすら歩いてゆく。
地面にほんの少しだけ顔を出したサボテンが見つけられた。また車に乗り込んで移動。散策を繰り返す。これを何度もひたすら繰り返す。
またサボテンを見つける。見つけるといってもほとんどがパートナーであるロドリゴ氏や深井先生である。視力に自信がある私であったがそれだけでは見つかられないものである。パートナーの発見力には頭が下がる。
そして新種か何か珍しいものが見つかったのか、食い入るようにサボテンを観察されていた。
そしてしばらく進むと、とても素敵なフォルムのフーケリアに出会う。
さらに進むと少し植生が変わり、ユッカ トリーのシルバーに出会えた。白っぽい大地に負けない輝きである。また山へ向けて車を走らす。その途中、気になるものがあり、車をバックさせて駆け寄ってみた。
それはうねるような姿のトリーであった。素晴らしいの一言である。
私はしばらくその場で釘付けになっていた。そして深く観察し、あまりにもトリーに気をとられていたところ、足に傷みが走る。よく見てみると、足にサボテンが刺さっていた。結構痛いがそれよりもトリーが気になっていた。
パートナーにこのような変異は多くあるのか?と聞いてみたところ、当たり前のようにとても珍しいとのことであった。しばらくその場で会話していると、一緒に日本に行って多くの人にリアルで観ていただきたいという欲望が出てきたが、もちろん採取することはできないので、長く生きて欲しいことを願って、手を振りながら後ろ髪を引かれる思いで次へと進んだ。
そして山側へ随分進んでいくと、遠目にちらほらユッカの姿が確認できる。
そしてさらに近づいていくとロストラータであることが確認できた。ロストラータはメキシコのユッカの代名詞といえる種である。
中には素敵なマルチヘッドもある。私たちは通常は管理のしやすさや日本での耐久性など相互的に考え、スペイン産を主に扱うようにしているが、メキシコ産ならではの魅力もあり、興味深く観察をさせていただいた。
崖に目をやるとサボテンが生息している。いかにしてこの場所をこの子は選んだのか?ここだから身を守れているのか?など色んなことを想像したりしていた。
一番奥の山裾に着いたときに、ずっと長距離をついてきてくれたり先導してくれたりしていたワンちゃんが、横になりこちらを見ていたので近づくと、そこにはサボテンがいた。まるでその姿は「僕も宝物見つけたよ!」と言ってくれていたのか「これは大事だから蹴とばさないで」と守っているように思えた。
他にも色んな植物をお腹いっぱいに見て触れることできたので、車に乗り込み、スタート地点へと戻ることにした。
先ほどのワンちゃんも、砂煙を受けながら私たちの後ろをついてきてくれ、無事に一緒にもどり探索は終了した。そして、管理者に深く感謝の意を伝え、この街を去ることにした。
これで今回の予定していた全ての視察は終了となり、最終宿泊地のモントレイへ帰路についた。その途中、ロードサイドの園芸店を見かけたので立ち寄った。クリスマス前ということもありポインセチアがいっぱい並んでいた。
他にはガーデン樹木であるオリーブや小さな樹木などが売られていてが、ご当地デザットプランツやサボテン類は一切並んでおらず、興味の違いが面白く思えた。
そうこうしていると時間もおしてきているので先を急ぎ、途中の屋台で遅めのランチをとることにした。ただこのお店はとても人気でいつも並んでいるようである。
ここはシーフードスープが美味しいとのこと。まずはひとくちいただく。確かに美味しい。みんなが並ぶことが理解できる。そして目もお腹も満たされ、ひたすら車を数時間走らせ、ホテルへと無事に到着することができた。
一旦それぞれが部屋に入り、私はデスクワークや電話ミーティングを行ってから、再集合をしてロドリゴさんのいきつけのお店へ向かった。
最終ミーティングで今回の視察での確認事項など意見交換や希望を語り合い、最後のメキシカンフードとしてスープとタコスをいただきながら、長い時間今後についてなどを語り合うことができた。
ホテルまで送っていただいたロドリゴさんと、最後にしっかりハグをし、がっつり握手を交わして、惜しみ合いながらここでお別れとなった。ロドリゴさんには本当にお世話になった。心より感謝である。
さ~~明日はパッキングもあるので朝3時に起床になるので、せめて仮眠だけでもしよう。メキシコ最後の夜。ありがとう。おやすみなさい。
寒かったせいか時差ボケかわからないが夜中何度も目が覚め、しっかり冷え切った体で朝を迎えた。
いつものように視察の時はコスパの悪いホテルの朝食はとらないために、朝一番のデスクワークを終えて、街中に出てみることにした。
夜から降っていた雨は何とか上がり、水たまりを避けながら温かいコーヒーでも買えないかと思って歩いてみることにした。
少し歩いてみたが、お店が空いている気配がないため、あきらめて戻ろうと思ったが、お腹がすいているので、果物だけを少し買ってからホテルに戻った。
部屋でリンゴにかぶりつきながら重いスーツケースを階段でおろし、車に積み込んで今日の目的地であるポトシ マウンテンへと向かうことにした。
出発してしばらくして今日もOXXO(コンビニ)にてコーヒーとホットドッグを買って、車の中で食べることにした。ただコーヒーの選択が難しく、アメリカンコーヒーを買うと超薄い。かといってエスプレッソを買うと、普通の欧州のエスプレッソと同じとても濃いものになるのが悩ましいところである。そこで今回はメキシカンコーヒーを選択してみたが、味は違えど薄さは同じであった。それでも飲めるだけでもありがたいので、気分を良くしてポトシへと向かった。
途中パートナーが車を停め、農場みたいなところを散策するのでついていくと、とても可愛らしいサボテンをいくつか見つかることができた。
さらに車を進めると、途中松の木などに多くのウスネオイデスがぶら下がっていたのが面白かった。この地区ではクリスマス前に収穫し、販売するとのことである。
使い道はクリスマス装飾に使うとのことである。日本ではオールシーズンで使うと教えると、それなら必要かい?と聞かれたので、日本は他からいっぱい入ってきているので興味がないです。ありがとうございますと丁重にお断りさせていただいた。
山裾に着いたときには昼前になったので、ランチをいただくことにした。今日のランチは焼き鳥?である。タイでよく食べるガイヤーンというのとほぼ同じである。
この鳥を食べていると、ネコたちが遊びに来てくれて、優しいまなざしで疲れた体を癒していってくれた。そのお礼に、食べかけているお肉をいっぱいあげました。きっと深井先生よりいっぱい食べたと思います(笑)
さ~これから初めてのポトシ マウンテンである。雨も上がりとても良い気候なので楽しみである。そしてガタゴト道をとても素敵な景色を観ながら登っていく。そして山側にはアガベ ジョンソニーや、ノリナ ネルソニーなどが自生している。
そして私たちが秋田で育てているようなとても可愛い松の幼木を見つけることができた。さらに大きくなった松の中には、葉が長くエメラルドグリーン松がありとても魅力的であった。そして彼らから大きなヒントを教えていただけたが、そのことについてはまた別の機会でと思っている。
もう少し進むと、やっとのことでお目当てであるアガベ モンタナに出逢えることができた。そして背景には素晴らしい山や雲が拡がっていた。これは年賀状に使えると思ってスマホで何枚か撮ってみたが、よく考えれば年賀状は一昨年から送らないようにしたのに気づき、勝手ながら少し残念なような気もしてしまった。
さらに進むと松の高木もなくなり明らかに植生が変わっていくことが手に取るようにわかった。
そして約2時間で山頂に到着。辺りはハイ松と雪で覆われている。そして恐らく野生であろう馬たちが、不思議そうな目で私たちのことを見ていた。
時間も無いので、すぐに同じ道を折り返し麓に向かう。その途中ではモンタナを再チェック。他に知識はないが高山植物を見ながら、夕方に麓に着くことができた。
ただ急ぎの資料や他国からの連絡があったため、帰りの山道を車で揺られながらスマホやパソコン作業ばかりしていたので、麓につくころには、空腹もあったせいか酔ってしまいフラフラであった。
すっかり暗くなった街にもどり、夜ご飯に今夜もスープをいただくと、かなり回復させることができた。今日の夜はまたパートナーのお家に泊めていただけるとのこと。ありがたいことである。
そして明日の予定と商談を終えて、部屋に戻りこのブログを書いている。一時期はこの体調では今日はブログをお休みしようかと思ったが、途中省略してのアップにはなるがこの辺でお許しいただければです。かなり多くの植物に出逢え、今後のプロジェクトに活かせるものも多くあったので、また何かの機会でお伝えいただければと思っている。
さてと明日も定刻のスタート。しっかり眠れるといいな~~。おやすみなさい。
朝目覚め、出発前までホテル周辺の植栽をチェック。空を見上げると結構分厚い雲で覆われている。降水確率は20%とのこと。この時期雨が少ないメキシコにおいてこのような天気とは、さすがレインマン又右衛門である。
そして車にスーツケースを積み込んでいざ出発。途中で朝・昼兼用のサンドウィッチを1つ買い込んで現地へと向かった。
その途中でユッカ カルネロサーナをチェック。ちなみにこの名前はカルネロス地区に多く自生していたことかついた名前のことである。わかりやすい。
またしばらく車を進めると、ダシリリオン ロンギッシマムに遭遇。ふわっと拡がる葉が美しい。ただ近年ロンギッシマムは制限がかかっているので輸出は困難かもしれない状況である。そのためもあってか、多くの方々から問い合わせをいただいている状況である。
そのことは置いといて、素敵な光景を前にして、車の中でさっとパンをいただいた。普段このような食事をとらないため、いつも以上に美味しく感じることができた。
そして再び車を走らせパートナーの管理施設へ。そこで現地の方を踏まえての打ち合わせ。ここにはダシリリオン ミキワネンシスやロンギッシマムなどが国内向けに準備されていた。ここで、日本向けについて相談をしてから、早速いくつかの植物を確認するために自生地に向かうことにした。
途中、アガベ ストリクタやサボテンなどをチェックしながら、山頂にむけて登っていく。
途中このような場所にて住んでいる方々がいたので挨拶と、この周辺のことについてヒヤリング。他地域から訪問するにはとても大切なことである。
ここでは香りのよい葉を生産しているようである。彼らはローリエといってはいたが、私には少し違うように感じたのでその種は定かではない。
コミュニケーションに時間をかけた後、さらに山を登る。途中岩肌にあるサボテンを見かける。今までサボテンへの興味は薄かったが、その可愛らしさに少しずつ魅かれるようになってくる。ただ採取も輸入もできないため、のめりこまないように自制する自分がいる。
さらに進むと、山肌にノリナ ネルソニーを見つけることができた。数はかなり少なく、見ることができたのは嬉しく感じた。
さらにアガベのモンタナを探しに山を登るが中々見つからない。そして雨こそ降らないが高地のため霧?雲の中で視界が遮られてくる。おまけに肌寒い。
大型のジョンソニーはいくらでもあるが、モンタナは見つからない。
そうこうしているうちに山頂近くまで到達しかけた時に、決して良い状態ではないモンタナを見つけることができた。ただ満足がいくものではないのでさらに登る。しばらくして山頂まで到達したが、モンタナを見つけることはできず、一旦あきらめて下山することにした。
険しい山道を下山できた頃には夕方になり、天気も怪しくなったので、比較的近くの山に、ミキワネンシスをチェックしに向かった。写真では見づらいが、後方の山一面にミキワネンシスが自生している。
一つひとつ見ていくと葉の長いもの、色の濃淡など個体差がある。そのために日本向けに送ることになったときの好みはしっかり伝えておくことにした。ちなみにこの種も、ミキワ地区にて自生が多いのでつけられた名前のことである。
それらを観ていると辺りは暗くなってきたので、毎日見かけるサボテン イワオくんに挨拶をして帰還することにした。ホテルに着いた頃にはすっかり周りは暗くなり、当然のように雨も降ってきた。
ディナーミーティングでホテル隣接のレストランで熱いスープで体を温め、暖房のないホテルの部屋へ各自戻ることにした。
部屋に戻ってパソコンを開けると、多くのメールが入ってきており、大バタバタ。ただまだ余力はあったので、せっせと苦手なデスクワーク。その後日付も変わり良い感じで眠くなってきたのでシャワーを浴びて寝るようにしよう。ただ寒いから今日は、ダウンベストを着たまま眠るようにします。明日は少し温かいところで眠れるかな~~(笑)
おやすみなさい。
さて2日目。お世話になったパートナーの家を出発。
少し肌寒いが良い天気で気分よく出発をした。
途中、コンビニのOXXOにて朝食をGETして、車中で食べながら目的地に向かう。
日本では観られない直線道路をひた走る。
その途中にパートナーは車を停めて何やら話をしている。手にしているのは一体何だろうと聞くと、ほうきなどに使ったりする素材とのこと。触ってみると確かにしっかりしている。
素材は何かと聞いてみるとノリナの葉とのことである。この地方では山手から採取し、このように束にして販売しているとのことである。
採取したノリナを製品素材にしていくまでの様々な道具を見せていただき、色んな仕事があるのだなと感心させられた。そしてパートナーは数束買い込んで、車の荷台に積み込み、目的地に向かった。
再び長い直線道路をひた走る。両サイドには、これでもかというほどに、ユッカ フィリフェラやカルネロサーナの群生が目に入る。一体何万本あるのだろうかと思ってしまう。
ただ面白いのが各種類、サイズごとに群生が分かれていて、どのような条件において棲み分けられているのかとても興味深く感じた。
そしてわき道に入り、山へと向かっていく。しばらくして車を停めて山策。花の咲いたカルネロサーナに遭遇。この花は食べられるとのことである。少し背が高くて実食はできなかったので、機会があれば一度食べてみたいと思う。
再び進むと比較的大きな サボテン イワオ(巌)に遭遇。イワオは日本名である。決して写真に一緒に写っている厳しい顔をした男のことではない。
そして写真のイワオの花芽を観ていただくと、直線で並んでいるのがわかるかと思う。実はこの並びは方角の東西を示しているとのことである。何ともへ~~~っと思わせてくれる。ありがたいサボテンである。
さらに山を登っていくと様々なサボテンに遭遇できた。本当に面白い。
次には、オレンジ色の糸のようなものを発見。恐らく寄生植物であろう。実に不思議である。
ただ遭遇するのは植物だけではない。険しい岩肌にも関わらずお馬さんに遭遇。お互い驚きである。このような散策を終え、山を下りてフィリフェラの群生を横目に見ながら次へと向かう。
軽くランチを終えて、間近の高台から全体を見下ろし、さらに魅力的な植物を探しながらひたすら歩いた。
その途中で、アガベがこの町でどのように使われているかを教えてもらえた。これはアガベ レチュギラからつくられる糸である。引っ張ってみても中々切れない。まるでデンタルフロスのようでもある。実際に裁縫などにも使われるとのこと。テキーラなどだけではなく、このような使われかたもしているのだととても興味深く感じた。
さらにアガベの花芽も食べられるとのことで、せっかくなので、宿泊地に向かう途中で、それが売っているであろう所に車を進めてもらった。
その村に向かうために山道を走らせ、片側通行のトンネルを抜けると、その先にはとても情緒深い小さな町に到着をすることができた。
そこはレアルデカトルセという街である。ここは観光地であるので、ここなら観光客用に販売されているであろうとのことで訪問した。
日曜日ということもあり多くの人でにぎわっていた。その中をしばらく歩いていると見つけることができた。
これがアガベである。アガベ キヨテ?の花を輪切りにしたものである。
これに、レモンをかけてしがむように食べる。実食するとほんのり甘い。そして繊維質の多いため食べきれないので、食べかすとして捨てるとのこと。サトウキビのような感じである。まだまだ他にもあるであろうが、アガベを様々な形で利用している。さすがメキシコであると感じることができた。その他にも植物が利用されていることをなども学ばせていただいたことに非常に価値があると言える。
実際、ダイレクトに仕事に繋がる情報ではないが、きっと何かで生きてくる情報なので本当にありがたく思えた。
本当は観光地であるのでゆっくり散策はしたかったが、時間に限りがあるため、後ろ髪を引かれる思いでこの地を後にした。そして再び車を進めて宿泊地へと向かう。その頃には陽も完全に落ちて辺りは真っ暗であるが、街中に入るとホテルの看板が見えてくる。
よくあるモーテルのような宿である。今日はここで宿泊。チェックインして部屋のカギをもらうと、早速部屋に車を横付けし、荷物を部屋に入れ、レストランに再集合をし、ディナーミーティングを行なって、各自部屋に戻ることにした。
私の部屋は、デスクがあったので、時差ボケで眠気があまり来ないのもあるので日付が変わるまで、このブログを書いたり、資料を作ったりしながら1日を振り返っていた。今日1日は、前日と同じような、とんでもない驚きがあった日ではないが、多くを学べ収穫の多い1日であることは間違えない。さて明日が楽しみなので、そろそろ眠ってみようと思う。
おやすみなさい。