四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今週は、スペインより3本のコンテナが到着し、植物検疫を受けることになった。
その一つはとても大きな樹木。そしてその他は大きなユッカ類から小さめのアガベなどである。
パッと見た感じは全てとても良い状態で届いているように感じ、まずは一安心である。続いて植物防疫所の厳しい検査を受けることになった。
植物防疫所の方々は、日本の植物や生態系、農業を護るために、水際で有害なものの侵入を食い止めるため、とても厳格な検査を行っている。
私たちも植物輸入者としての責任として、検疫所にも指導をいただきながら、生産地には何度も足を運び、日本向け出荷養生施設(通称又右衛門エリア)などを設置し、取り組んできている。現地にてしっかり管理をしていただいているパートナーの努力には本当に感謝である。
それらの努力の積み重ねによって今回もコンテナ全て病害虫に侵されていなく、土付着もないパーフェクトでの合格となった。もちろん合格するのは当たり前と思う方もいるかもしれないが、日本の厳しいチェックを通過することは、そんなに容易いことではない。皆さんの努力に本当に感謝である。
その中でも、植栽完了までのタイムリミットには1日も遅れることができないシンボリックな植物もあったが、入国、検査合格、輸送までの様々な厳しい条件を見事にクリアでき、大切な方にお届けが完了。さらに素晴らしいチームの助けを得、無事に植栽を終えることができた。後はこの樹の成長を願うばかりである。
またユッカやアガベなどは大型トラック数台に分かれて、大阪営業所にお迎えすることができた。
今回入荷した植物たちは、しばらく養生をしてから6月初旬に皆様にお渡しができるかと思います。またどのような植物たちが来ていただけたかは、ローズガーデンのSNSや私金岡のSNSにて順次アップできればと思っていますので、お楽しみにしていただければ嬉しく思います。そしてご興味を持っていただけた方はローズガーデン植物部 安部もしくは事業企画 幾田、 貿易担当の齋藤にお気軽にお声掛けいただければと思います。
週末には、ある会の面談があり指定場所へと向かった。今までとは少し違った業界との方々と出逢いの機会をいただけ、新しい扉が開いたように感じる。ここ数か月、一旦は閉じることになる扉もあり、寂しい気持ちもあった。また新しい扉の向こうは期待と同じだけの不安もある。正直尻込みしそうにもなるが、きっとみんなが後押しをしてくれると思うので、精一杯頑張ってみようと思う。前へ向かって。導かれている道と信じて・・・
大阪・関西万博や、その他の世界的なイベントが続く中、国内外を問わず多くの方々が大和橘に興味を持っていただけお問い合わせが増えてきている。さらに大和橘の歴史や文化から、味や香り、さらに効能などから将来性を含め、その価値の高さに魅力を感じ、実際にお越しいただける方が多くなってきた。そして今日も来年に控える世界的イベントに関わる方々がお越しいただくことになり、「なら橘プロジェクト」のパートナーとしてご案内をさせていただいた。
まずは事務所にて「なら橘プロジェクト」の代表である城さんから、下記のような大和橘の魅力について想いを語っていただけた。
1.日本の固有種である。
2.「古事記」「日本書紀」も登場するほど古くから存在するものである。
3.「非時香実(ときじくのかぐのこのみ)」として菓子の先祖とされる。
4.「万葉集」「古今集」「古今和歌集」に、その花と香りが何種も詠われている。
5.期待される効能が凄い。ウンシュウミカンの20倍のノビリチン、40倍のタンゲレチン
などなど聴かせていただくことができた。
今回お越しいただけた方は、造園などには関しては私より何倍も経験や実績、技量のお持ちの方もあってか、大和橘について全てを話しきる前から、その価値と可能性を見出していただけ、強い魅力を感じていただけた。
車で移動し、実際に植栽されている「橘街道」を見学いただいた。周囲に漂う大和橘の香りや、葉の香り、新芽を食していただき、存分に触れていただくことができた。
そして鈴なり?のように、樹いっぱい咲き誇る花。そしてそれに群がる蜂の多さから、どのような管理をしているか、すぐに理解をいただけた。
世界的には環境に影響を与える可能性があるということから、使用が禁止されている化学農薬も多くあるが、現状の日本では、ホームセンターなどでも簡単に購入できるような状況である。ここではどちらが正しくてどちらが間違っているという議論ではなく、それぞれの立場で必要とされることもあるのであろうと思っている。
ただ私たちは、このように、準絶滅危惧種、日本の固有種である大和橘を護るとともに、植物が健やかに育つことができる環境をつくり、蜂など昆虫が飛び交う環境を大切にするため生態系調和型資材や技術を探求し、世に送り出していきたいと考えている。
大それた話をしている若造かもしれないが、多くの先生方の指導、研究者の協力、素敵なスタッフに理解をいただき、何とかいくつかの方法を見つけ出すことができた。手前味噌であるかもだが、胸を張ってお勧めできるものであると思っている。
今後は花き園芸栽培や造園・植栽に応用していき、健康な地球であるための、たった一つのピースにしかならないかもだが、実直に取り組んでいきたいと思っている。まだまだやりたいこと。やらなければならないことがいっぱいである。
先月に引き続き今月も急遽、沖縄に向かうことになった。いつものように少し離れた格安駐車場に車を停めて歩いて空港に。朝は涼しく歩きやすかったが、今回は試験栽培用のAIR-POTを持ち込むために抱えながら20分ほど歩いたため、少し手がつりそうになっての空港到着となった。
そのような中、一人のJAL職員の方が、私に駆け寄って来られたので、また落とし物でもしたのかな?と思ったら、「KANAOKAさん!」とお声掛けいただいた。はじめはマスクをされていたのでわかりにくかったが、すぐに記憶がよみがえり●●さんだとすぐにわかった。この方は昨年度豊中市に出向されていた時に、市とバラエングループとのプロジェクトにおいてお世話になった方である。おかげさまで昨年はいくつかのプロジェクトをご一緒でき、私たちも多く学ばせていただくことができた。
そのような素敵な方に、「KANAOKAさん。お気をつけていってらっしゃいませ!」見送られ、とても良い気分で伊丹空港を出発することができた。(※そのためいつもよりアップのJAL写真である(笑))
進行中の取り組みもある淡路島を眺めながら、パソコンを触っているといあっという間に、那覇空港に到着。窓の外は毎度おなじみの雨であった。さすがレインマンである。
空港到着後はレンタカーに乗り、信号待ちの合間にコンビニで買ったスパムおにぎりをかぶりつきながら目的地である名護へと向かった。
慣れないカーナビに何度か惑わされながらも何とか目的地に到着。そこでパートナーと一か月ぶりの再会することができた。
まずは持参したAIR-POTの現物を見ていただいたが、すぐにその価値の高さを理解していただけ、その場でテストに入ってもらえた。さすがの実行力である。そしてスタッフの方々と意見交換などもさせていただくことができ、とてもありがたい時間となった。どのような結果がでるかとても楽しみである。
その後来客を交えて、パートナーが長年温めてきているとても魅力的なプロジェクトの将来性と必要性を話し合うことができ、参加者全てにとってとても有意義な時間となった。
その日の夜は、食事をしながら今までの活動や現状、今後についてお互いが腹を割って話すことができ、その中で多く方向性や考え方など共感でき、進むべき道や取り組みが具現化してきて、まさに意気投合ができた瞬間であったと言えるであろう。そして私のとって大きな学びや勇気を授けてくれることになった。
またこのプロジェクトが前に進めることができたら今日はある意味記念日になるとも言われ、少し老いかけてきた感がある又右衛門を奮い立たせていただくことができた
ここでは名前は伏せさせていただくが、このプロジェクトには、植物への強い想いを持つ、個性溢れる強靭なスペシャリストが集っている。名を聞けば業界人はうなるであろうメンバーである。このメンバーが力を合わせれば、最高のステージを創り上げることができ、将来沖縄から世界に向かう日本屈指の植物提案チームになるであろう。
そのような最高のステージで多くを招き入れ一緒に活動することで志のある次世代を育み、芽吹いていくインキュベーターの役割としても大いに期待ができる。
そのようなプロジェクトにおいて必要としていただき、両手を拡げて招き入れてくれたことを大変うれしく思う。何はともあれ、他の苦しみを忘れさせてくれるほど、楽しみなプロジェクトである。ワクワクが止まらない。ぜひ皆さまも私たちの大きなチャレンジがどのようになるか今後を楽しみにしてくださいませ。
今回ゴールデンウィークや出張が難しく、私も中々時間が取れない中、少し強引な形であったが沖縄行きをねじ込んだが、無理してでも訪問した甲斐が大いにあったと言えるとても価値ある日となり、あらためて積極的に行動する力がとても重要であることを感じる日となった。引き続き頑張っていこう!!!!
今回のタイ行きは関空発着の深夜便であったために行きも帰りも日付が変わったころ出発で、到着は朝であるため効率的ではある。ただ最近年齢がいくと機内では眠れない私はほぼ徹夜明けでの活動になるので年々身体がきつくなる。
特にタイは、早朝着電車を乗り継いでの移動になるため尚更であるが、今回も慣れた経路を進んで無事にホテルに到着し、実働7日間の活動から、いくつかをピックアップして紹介させていただくことにする。
今回のタイは、まずは日本向け出荷準備エリア(通称又右衛門エリア)で管理されている植物のチェックや、定期出荷の植物チェックを行った。特にこの大きなフィカスは、すでに素敵な施設へと迎え入れていただくことが決まっており、輸出の最終段階である。自ら何度も根洗いをしてきたこともあり思い入れが強い一本である。
他には日本以外に輸出する植物のチェックを行ったり、来年に控えた大阪・関西万博における各国パビリオン用の植物手配や調査をしたりのため各地を転々とした。どの国とは言えないが、現在いくつかの国からの依頼がある状況で、少々バタバタである。
また今回は生きた植物以外にいくつかのものを探しにいってきた。昨年も大変人気であったドライシードや植物を板付けする流木などを厳選してきたので順次案内をさせていただくのでお楽しみにしていただければと思う。
さらに今回は石材手配も行ってきた。今までガーデンで敷き詰める石やアクセントに使う石などを扱ってきたこともあり、弊社であつかうデザットプランツにうまく合う石などのチェックも行ってきた。実は又右衛門は結構石好きでガーデンや寄せ植えに合う天然石を多く持っていて、弊社生花卸棟ローズガーデン2Fでも販売している。
中にはこのようなとても大きな石もあり、ワクワクである。
特に又右衛門はこの石に魅かれた。気温44℃の暑さときつい照り返しで頭がボーっとしている状況であったが、この石を眺めていると色んなイメージが湧いてきて、貴重な時間を過ごすことができた時間となった。
他にも新しい取り組みにも協力をしていただけるとのことで、今後の展開が楽しみである。
そして最終日には、以前より色々一緒に取り組んでくれているパートナーのところに行き、3年、5年、10年後を見据えた取り組みの種まきができたと思う。
来年には2名の若者が来日し、花き園芸の生産や流通、そして環境問題などを学んでいきたいとのこと。最近タイでは日本の企業に対して厳しい評価をくだしている若者が多い中、タイにてトップクラスの大学を卒業した若い彼女らが、私たちを選んで来日いただけることを嬉しく思い、その行動力を頼もしく感じた。
私たちは若い彼女たちが日本にて多くを学べるような機会を創ってあげたいと強く思うのと同時に、将来彼女らとともに国境を越えた新しい花き園芸流通開拓にチャレンジし、さらに植物を通じた国際交流を拡げていきたいと考える。もちろん簡単なことではないがとてもやりがいのあることで楽しみである。
その他にも多くのナーセリーを訪問する途中、ふと空に目をやるととても強いメッセージを送ってくれているであろう雲が姿を現し、とても大切なことを伝えてくれたように思う。多くのことで思い悩んでいる状況であったので、大切なヒントになり、本当にありがたく思えた。
いつもであれば海外での活動の時は、少なくとも5~6話は書いてきたが、出発前から続いているとても重要なプロジェクトにおいて深く考えさせられることや最近になって問い合わせが急増してきた大阪・関西万博に関わることなどの対応で毎晩深夜、時には朝方までのデスクワークになってしまっているので、今回のタイ紀行はこの1話にて終えさせていただきたく思います。いつもお読みいただき海外情報を楽しみにしていただいている皆様申し訳ございません。
ただそのようなタイトなスケジュールでストレスもたまりそうではあるがや、今回の渡航でも毎日多くの植物や自然に触れさせていただくことで、心身ともにリフレッシュもでき、次へと進む勇気をもらえたと思う。本当にありがたい。これからもこのような植物たちとの対話を忘れずに、新しいプロジェクトに取り組んでいきたいと思う。不安はない!と言えば噓になるが、使命感とワクワク感が勝っているので、「一念天に通ず」を信じ、しっかり前へと進んでいこうと思う。そのような又右衛門を引き続きご支援ご指導をよろしくお願いいたします。
週末の熊本から帰り、都内へと向かった。今回は新しいプロジェクトと新年度を迎え、今年度の取り組みについての打合せのための状況である。
いつものように朝一番の飛行機で羽田に向かう。到着後急いでお世話になっている取引先とのミーティング。今回もとても前向きな話ができ、ハイな気分で次の現場に向かった。
お昼前に到着。ゆっくり周囲の植栽などを見学した後、今回新しく関わらせていただくことになるであろうプロジェクトについて現場を前にディスカッションをさせていただいた。
事前に資料は見ていたが今一つイメージが浮かばなかったが、現場にて取引先様から、現場での考え方を聞かせていただくと、いくつかのイメージが浮かんできたので提案をさせていただいた。きっと今までとは一風変わったイメージが作れるかと思うので乞うご期待である。
そして急ぎ足で次なるところへ。ここでの内容についてはお話はNGなので控えさせていただくが、きっと面白いことができるようにも感じているのでお楽しみである。
翌日は、早めに出発し以前行った現場のチェックを行った後、駐日スペイン大使館を約1年ぶりに再訪問させていただいた。今回も経済商務部所長兼経済商務参事官であるフェルナンド・エルナンデス・ヒメネス・カスケット様に対応いただけた。
そして又右衛門の活動と、スペインにおける植物管理施設の増設、新しいパートナー企業とのプロジェクト開始についてや、スペインの企業の日本展開についてなどをしっかり意見交換をさせていただくことができました。
フェルナンド参事官は、植物をとても愛でる方であるので、多くのことで共感ができ、様々なアドバイスもいただくことができた。また大阪・関西万博や今後の重要なイベントについてもなどについてのお話ができとても意義深い時間となりました。
長い時間をとっていただき、次回はスペインでの再会を約束してお見送りをいただきながら次へと移動することになった。
その後少し早めのランチ&ミーティングを終えて、街並みを見ながら徒歩にて広尾まで移動。以前からお世話になっている駐日マダガスカル大使館を再訪させていただいた。
マダガスカルは皆様もご存知通りバオバブをはじめ、特徴のある植物や動物が溢れ、魅力いっぱいの国である。どのように魅力的かと書き出すと、かなり長くなるので、少し前だがLOVEGREENにて連載いただいた「世界の植物紀行 – 四代目金岡又右衛門 –マダガスカル編」を読んでいただけば少しは感じてもらえると思う。
https://lovegreen.net/special/p252868/
会談では、このような素敵な国を幾度か訪問する中で積み上げてきた現地でのNGO活動や、そこで培ったパートナーとの縁には大変驚かれていた。そして日本においての設立記念式典はじめTICADなどに関わらせていただいたことへの労いの言葉をおかけいただき、今後の取り組みなどをディスカッションでき、ご指導をいただくことができました。
両国とも予定時間の数倍の時間を費やしていただいたことへ感謝し、各国との繋がりを大切に、植物を通じ、より良い関係づくりができるように、これからも実直に活動を続けてまいりたいと強く思うことになった。
その後面談がおしてしまったため、大変お待たせすることになってしまったパートナーと久し振りに再会させていただいた。そこでは来年開催される大きな関西でのイベントの植栽にての相談があり、短い時間であったがリアルで話すことで互いの理解が深まるとても有意義な時間となった。是非、成功をおさめていただきたいと思っている。
ミーティングを終えると、小走りで空港へと向かい、何とか予約した飛行に乗ることができ帰路に着くことができた。
この二日間、駆け足での活動のため体と頭がついていけていないことはあったが、持ち前の気力と体力に助けられ、気分は好調である。
機内から観えた富士山からメッセージには反することになってしまったこともあり、ご意見いただくこともあるかもだが、引き続き植物のためにと考えることを実直に進めていきたいと思うのでよろしくお願いしま~~す。
めでたいな~~。
新しい夜が明けたかな。 又右衛門。くまもん。めでたいもん。
今回は今年2度目の沖縄訪問となった。私はここ数年沖縄に来させていただくことは、あまりなかったのだが、あるプロジェクトにおいてのつながりにて今年2度目の訪問となった。
到着した初日は1日中、雨が降り、さすがレインマン又右衛門ぶりを発揮してしまい、仕事がしにくくご迷惑をかけたかと思ったが、沖縄では深刻な水不足で取水制限手前までの状況であったので、生産者の方々には皆さんからとてもありがたいさすがレインマンともお声掛けいただけた。
私たち花き園芸業界において沖縄と言えば、切り花や観葉植物などが多く生産される有数の産地である。特に沖縄の気候を活かした観葉植物の生産出荷は屋内トップラスであり、国内の園芸に関わるバイヤーが、定期的に訪問し、植物の確保するために訪れている。そして私たちグループの2部門もその中に含まれており、私たちの担当者は沖縄の生産者の方々と長年特別な関係を培ってこさせていただいており、本当にありがたいことである。
そのような関係がありながら、私が沖縄を訪問させていただく理由は、多くの関係者のような目の前に並んでいる植物の選定や確保ではなく、別の目的があっての訪問である。その一つが、農業分野において生産者や生態系など環境に配慮したグループ会社が開発する画期的な細胞膜透過性資材や技術の提案である。本州においてはすでに野菜やお米の生産者に導入いただき顕著な結果を得ることができており花卉関係においてもご相談をいただくことが多くなってきた。そのような取り組みが沖縄にてもお役に立てるのではないかと考えての訪問である。
その他には、数年前より地元の事業者の発展を目的とした壮大なプロジェクトが描かれており、そのキーマンたちとのディスカッションのためである。そのキーマンたちは、業界にてはとても名の知れた方々であり、それぞれが素晴らしいビジョンを持ち、すでに多くの活動や実績も残す素晴らしい方々である。またお互いの植物に関わる活動において互いがリスペクションし合える魅力的な方々である。そしてそのプロジェクトにおいて又右衛門が担えることや、必要性を確認することができ、とても意義のある時間が持てた。
私の役に立てることはどこまでかは未知数な部分はあるが、地元の発展、花き園芸の発展のために立ち上がった若き猛者と勇者の魅力的な計画に大いなる刺激と学びをいただき、ぜひ実現させたいと強く感じたので、又右衛門の持てるものを投じていきたいと思っている。とても壮大な計画であるので楽しみがいっぱいである。
そのほかにも以前からお世話になっている方々に相乗し生産者の訪問をさせていただくことで日々お世話になっている生産者へのご挨拶や移動中に、様々なことを学ばせていただけ、本当に意義深い沖縄訪問となった。
さらに大好物の沖縄ぜんざいも食べることができ大満足である。ただ大好物の三矢ボール(黄金ボール)が販売終了になったのと、帰りの車で、ペットボトルのさんぴん茶を半分以上ズボンの上にこぼしてしまって、空は晴天であったが私の体の一部はどしゃ降りであったことは残念ではあったが・・・・・。
このような感じの短い滞在ではあったが、今月少し歳をとった又右衛門を奮い立たせていただけるきっかけとなる訪問となった。様々なしがらみや問題など、これから多くのことで考え、悩み、苦しみに直面していくかもしれない。そしてその実現のためには今まで以上に時間と行動力が必要とされるため、今までの役割や活動を制限しなければならないことになるであろうが、その全てが植物のため、関わる人と一緒に笑顔を見るために繋がっていることを確信しているので“前へ。前へ”と歩んでいきたいと思う。
素敵な風を心と身体で感じながら・・・・・。
昨日からのプロジェクトやその他の新しい取り組みにおいての思考を自己制御で止められず、作業をしていると夜明け近くになってしまった。そしてそのことが幸いして、昨晩から続いていた雨が止んだのを確認できたので、今がチャンスと急遽思い立って綾部へと向かった。
綾部には以前より懇意にしていただいている著名な芸人であるシャンプーハットのてつじさんがプロデュースする「てつじ亭」がある。
てつじさんは、TVでみる芸風とは違う面を多く持っていて様々なプロジェクトを起ち上げ、地域の活性化を実現させている。そしてその一つが「てつじ亭」である。てつじさんの行動力と何といってもその人柄に魅了され、多くの方が集まってきて、この場所が日々成長しているのを感じられる素敵な場所である。その「てつじ亭」背後にある山の斜面に自生する1本の木が訪問当初から気になっていたので、その樹種を確認するために急遽訪問である。
前日はデスクワークが朝方までかかってしまい、夜明け間近になったおかげで昨日から続いていた雨が止んだことがわかったので、この機を逃してはならないと思い立ったので現地に車を走らせた。
ただ何故このような忙しく、眠気もあるような時に早朝から現地に向かったかというと私が気になっていた木が桜であろうと思っていたので、この木を活かした風景づくりができないかと考えており、てつじさんに聞きいてみたが、桜が咲いていたような記憶がないとのことで、では、その樹種の確認をするのは、周囲で桜が咲いているこの時期にその木の状況を見るのが一番適しているであろうと考えての訪問である。
万年青が自生する裏山を登り確認をさせていただいた。ただ開花はしていなかったので最終的な判断はできないが桜であっても開花しない要因も見つけられたので、もう少し調査し、てつじさんに報告をしたいと思っている。
調査を終えるとトンボ返りで大阪の事務所にもどるためにひたすら車を走らせた。途中では桜を観ながらてつじ亭の魅力を思い起こしながらであったので、眠気もなく快適なドライブであった。
そして午後からは、また別の魅力的なプロジェクトのお声掛けをいただいたので、ミーティングのため、現地を訪問させていただくことになった。
このプロジェクトについては2年ほどかかるかと思うので、その時に皆さんにアッと驚いていただきたいと思っているが、とても魅力的な植物を見ていただけると思うので、これからの展開を楽しみにしておいてくださいませ~~。
今日は、京都府亀岡市の桂川市長が来社され、私たちの活動や植物を見に来られました。
雨の足元が悪い中でしたが、市長はそのようなことも全く気にされず私たちの施設を確認され熱心に質問もしていただけました。
桂川市長とは以前より懇意にして頂いており、環境配慮の取り組みなどを他市に先駆けいち早く実践されている行動力に長けた方である。また花き園芸における知識も豊富な方のため植物のちからを取り入れた政策を数多くされていて注目もさせていただいてきている。特にリーダーシップが素晴らしく、その活動から長としての在り方など多くを学ばせて頂けます。2年後には全国都市緑化フェアが亀岡で開催されるとのことで、今後がさらに楽しみです。
午後からはグループ会社の本社工場にて新製品の製造開始に伴うミーティングを行った。
その新製品とはアースフィールMNという商品である。この資材は細胞膜透過性資材として新しく開発し、すでに米や野菜では多くの実績があり、花き園芸においても今までになかったであろう成果をあげている。
その他に開発した資材などを使用し、研究をすすめているが、近々公的な法人にて発表をさせていただくので、是非楽しみにしていただきたい。
そして夜には奈良へと向かったが、今日一日での興奮もあったが眠気も一切おこらずに無事に帰宅することができた。ワクワク感が止まらない。
今週はAIR-POT開発者であるThe Caledonian Tree社の初来日であった。それに伴い今週は、ほぼ一緒にAIR-POTの普及活動を関東圏で行わせていただいた。
「AIR-POTⓇ」とはもうご存知の方も多いかと思うが、空気根切りPOTの草分け的存在で英国王立植物園キューガーデンはじめ世界を代表する植物園や著名な花き園芸緑化事業者に選ばれているPOTであり、それらで育てられた植物は、ミラノ万博など世界を代表する設計において指名されるほど素晴らしい機能を持つ植物育成POTである。
Air-Pot® – The Experts’ Choice
まだご存知でない方がいらっしゃったら下記のリンクのYouTubeを是非ご覧いただきたい。
AIR-POT | 有限会社薔薇園植物場 (baraen-rosegarden.co.jp)
そして実質の活動としての水曜日初日は埼玉からのスタートである。
埼玉では内田緑化興業様を訪問した。内田様は、昨年の展示会であるGARDEXにて繋がり、AIR-POTの品質の高さ、機能の高さに着目され、いち早く導入をしていただけたため、この来日の機会に開発者ともに訪問し、内田会長はじめ要職の皆様、現場スタッフの方々とミーティングの機会をもたせていただいた。
机の上では、互いの取り組みとAIR-POTの説明を行い、その後広大な管理地を数か所まわり、実際の圃場や植物を前にしてスタッフの方々と貴重なディスカッションを行うことができた。
そしてその後はランチミーティングにおいても、貴重な情報交換ができ、さらには新しいプロジェクトの提案もあり、近い再訪を約束させていただけるという、とても有意義な訪問となった。終始歓迎ムードであった皆様には本当に感謝であるのと、内田会長の強い牽引力に多くを学ばせていただけた。
その後はレンタカーに乗り込んで千葉へと向かった。途中いたるところで渋滞していたが、常にミーティングをしていたので、ドライバー又右衛門は眠気も起きず、夕刻に木更津まで到着することができた。その後ランドスケーパーである半田さんと合流し、メンバーみんなでディナーミーティング。その後各自部屋に戻ることにした。
翌日はAlonAlon様を訪問させていただいた。AlonAlon様とのご縁も昨年、ある方の紹介でご連絡をいただき、その際に「AlonAlon Jungle Town構想」への参加をご依頼があり、その後この地を訪問。就労される皆様の笑顔、那部代表の想いに共感でき、今月初めには設計チームを含め、タイで一緒にシンボルツリーを探すまでに至った関係にまでなることになった。
今回はタイにて一緒に活動したメンバーに加えて、AIR-POTチームも合流し、「Jungle Town」での植物育成を検討した。
さらにマンゴ生産への可能性などを現場でディスカッションし、生産力向上に貢献できる感触を得ることができた。
那部代表は、今まで作り上げ、すでに大きな成果が上がっている現状に甘んじず、更なる向上に向けて可能性を追求し、チャンスを与えていただけることに多くを学ばせていただいた。これからもこのメンバーがさらに拡がっていくのが楽しみである。
午後からは悪天候もあり、ホテル近くのファミレスでAIR-POTチームのみのミーティング。一旦部屋に戻って、夕食をとりに近くのレストランへと向かった。そこで今回の来日のお土産にと素敵なプレゼントをいただくことができた。また最後に紹介させていただきたいと思う。
最終日は大田市場花き部を訪問。活気ある仲卸通りを見学後、市場の方々とミーティングをさせていただき、AIR-POT中心にとても前向きな議論ができ、様々なアイデアが浮かび今後がとても楽しみになった。
雨風がかなりきつい市場を出発。神奈川へと向かった。途中で、資材販売において大先輩である阪中緑化資材さまと合流。阪中代表は昨年の日本植木協会で講演させていただいた時に半田さんにご紹介いただいてからのご縁である。阪中さんは以前からAIR-POTシステムの理解者で強く興味を持っていただいており、日本での普及を一緒に取り組んでいただける強力な助っ人である。そのためAIR-POTの来日では、是非お会いしていただきたいと思っていたのでとても良い機会になった。
ランチミーティング終了後、阪中さんの案内で小島植物苑様を訪問させていただき、AIR-POTの紹介をさせていただいた。
小島植物苑様では小島さんはじめ若手メンバーにご参加していただき、AIR-POTシステムの紹介や実際に手に取って組み立て、このシステムへの理解を深めていただけたように思う。
今回は阪中さんのご紹介にて訪問をさせていただいたが、実は5年前に国立競技場での大事なプロジェクトの時に、大変お世話になった方である。今回も私たちの訪問を快く受けていただいたようで大変うれしく思っている。また小島植物苑様では、若い方々がとても多くご活躍されている様子で、素晴らしくまた羨ましく思えた。
その後、小島さんの紹介で著名な会社を訪問。ここでもAIR-POTシステムの紹介をさせていただき、少しだけの残りの時間ではあるが施設内を見学することができた。
これで今回の来日による普及活動は制限時間いっぱいとなり帰路に着くことになった。そして休暇で関西に向かうThe Caledonian Treeの方々と、今回の出張で朝早くから遅くまで通訳兼AIR-POT担当として奮闘してくれたスタッフを新横浜駅で見送り、私はレンタカーを返すために羽田空港をめざすことになった。
4日間ドライバーの役目を全うしレンタカー返却後、空港に向かい搭乗。出発が遅れた飛行機の窓から観える夕焼けの富士山を眺めながら、今回の有意義であった出張を振り返りながら、しばし充実感に浸っていた。
夜遅くにはなってしまったが無事に帰宅し、荷物をほどいて、彼らからいただいたお土産を再度開封し、再び今回の活動から得ることができたものを思い返していた。
これが先ほど書かせていただいた彼らからのプレゼントである。この器はQuaichという錫製品デザインがなされ光り輝いて美しい。
ただそれだけではない。そしてこの器に飲み物を入れて、両者が器の両方から飲むというスコットランド特有の儀式のようなもので、互いが非常に強い絆を結ぶことを意味するものだそうで、結婚式などにも用いられるとのことである。日本で言えば良い意味での盃を交わすようなものにあたるのかなと解釈した。
このようなものをいただけるとは本当にありがたいことである。私たちはこの契りを忘れることなく引き続き日本で唯一選ばれたパートナーとしてAIR-POTシステムの素晴らしさと同時に、正しいことを正しく伝えることの大切さを胸に刻み込み前へ前へと歩んでいきたいとあらためて感じることになった。
今回、彼らは来日して、AIR-POTシステムによって日本の植物を育てていってくれた。ただ育てたのはそれだけではない。私を含む日本のパートナー自体をもしっかり育てていってくれた。本当に感謝である。
次に会うことができるのはいつだろうか?英国か?日本か?それともその他の国であろうか?わからないが、その時に胸を張って会うことができるように頑張っていこう。契りを交わした者として・・・・・