四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今はドーハから成田に向かう機内でこのブログを書いている。本来ならもう少しエジプトの詳細に訪問したところをアップすべきだが、来週にせまった講演の資料はじめ提出書類やその他のプロジェクトの宿題もあり、それら仕上げなければならないので、今回のアップが「カタール・エジプト紀行」の最後になる。
今回のエジプト訪問は、業界としてエジプトにおける花き園芸ビジネスの可能性などを探る目的が主であったが、個人的にはそれ以外に農業、野菜工場、水産におけるビジネスチャンスがないか?というのと、環境問題について何か提案ができないかとの考えであった。
そして早速何らかのビジネスに繋ぐことができたというような甘い話はないが、ただ一回の訪問ですぐに何かを起こせるまでに至ることはまずないので、その糸口と可能性の大まかな判断材料を得ることができたことに満足をしている。そして国民性や状況などを実際に訪れたことによって、今までなかった情報を手にすることができたのは大きな収穫であった。今後ゆっくり検討し、無理せず進めていければと思っている。
今回のエジプトを訪問した大きな理由である大使館を訪れた以外に、皆さんに同行させていただくことで古代エジプトの歴史から学びを得ることができた。まるで学生の頃の教科書に出てくるような世界であった。
花き市場と場内仲卸の関係は切っても切れない間柄であるが、その花き市場の方々数日間ご一緒させていただく機会は、今まで以上に距離をさらに縮めることができ、本当にありがたく思える。あらためて今回の視察に全国花卸協会の参加を許可いただいた、日本花き卸売市場協会の福永会長はじめ皆様には本当に感謝である。是非今後も互いに協力関係をしっかり結んだまま、花き業界の発展に共に努めていければと思っております。ぜひまたこのような機会がありましたらお声掛けいただければです。
今回のドーハ、カイロとも素晴らしい目に見えるものを見て、体験することができたが、私はそれ以上に、多くの方と将来に向けた取り組みを話すことができたことが何よりであった。ここで得たものをしっかり育んでいきたいと思うので乞うご期待である。
あと7時間で成田に到着かな。まだまだやらなければならないワークがあるので、あっさりしたブログで申し訳ないですが、この辺で終わりにて、しばらくパソコンと格闘することにします。又右衛門のカタール・エジプト紀行を最後までお読みいただきありがとうございます。
さ~~帰国したらいっぱい予定が詰まっている。ありがたいことである。
今日は、カイロにての活動においてメインである在エジプト日本国大使館訪問である。今回の訪問は日本花き卸売市場協会の視察に特別配慮いただき同行させていただくことになる。
今日も朝4時には目が覚めたので無理に寝るのも疲れるので少しでもたまったデスクワークを行った。連日の苦手なパソコン作業で肩がかなりこっていたので、ホテルにあるジムで、軽い筋トレを行って、身体をほぐしてから朝食をいただき、出発時間にバスに乗り日本国大使館をめざした。
約40分。予定より早くナイル川沿いにある在エジプト日本国大使館に到着した。早めに出発したので30分近く早着したがそのまま訪問をさせていただけた。
大使館の方に「最近のエジプト内外政、日・エジプト関係」についてとても詳しくレクチャーを受けることができた。
昨年度はJETROの輸出大国コンソーシアムの支援企業として選ばれ、ドバイにむけてセラミック栽培式野菜工場の輸出を試みていた際に、近隣国としてエジプトでの展開の可能性はないかとは考えてはいたが、国の状況が分かりづらく、結局検討することすらしなかった。
ただ今回訪問をさせていただき、エジプトの農業事情などを聞かせていただき、野菜工場の進出は簡単ではないと感じたが、エジプト人の方々の国民性、親日度などを聞くことができ、教育においても日本式を取り入れているなど、個人的には好感度はとても高くなり、これから高まってくる農業における生産問題や環境問題などが高まる前に、課題を解決していけるお手伝いができるのではと感じた。日本からは青年会議所の大先輩で懇意にしていただけているSARAYAさんがすでに進出をされているとのことで、追いつくことはできないが、学ばせていただきながら、私達しかない資材や技術を提供していきたいと思う。まだまだ検討段階ではあるが、必ず需要はあるので検討していきたいと感じた。
訪問を終えて、街並みを観た後、ナイル川沿いで食事をいただいた。何故か昼食は中華のようなタイ料理であった。ドーハ、カイロとアラビア料理、タイ料理が続き、胃の負担はMAXになってきたので、比較的少な目で終えることにした。
ランチ後は、自由時間ということだったので、一旦ホテルに戻った後、少人数でホテル近くを探索した。
ホテルの路地を入ると、写真のようになっていて正直綺麗な街並みとは言えない状況であった。そのような中を、トゥクトゥクのような車が土煙を巻き上げながら走る。中々厳しい環境である。そのような場所も実際に通ってみて色々感じることができた。
しばらく歩き続け、少し小腹もすいてきたので、以前から食べてみたいと思っていたエジプトの国民的料理「コシャリ」を食べにいくことにした。このお店はホテルの方に教えていただいた有名店である
少し迷いながらも、無事に到着。テーブル席に腰かけ、ガイドさんに事前に教えてもらっていたメニューを指さし、しばらくするとコシャリが運ばれてきた。
コシャリとは、お米、マカロニ、スパゲッティなどのパスタにヒヨコ豆などがミックスが、そばめしのようにミックスされたものがベースで、そこにフライドオニオンがのせられており、それをしっかりかき混ぜながら、好みによってトマトスースやトマトと唐辛子のピクルスのようなものをかけながらいただいたが、思っていた以上に美味しく、今日までのエジプト料理で一番美味しくいただけた。
さらに驚くのは写真のファミリーサイズ(約4人前)で45エジプトポンド。日本円で約200円。すなわち1人50円である。思わずツアーについている少し高そうな料理や、1本600円もするレストランのコーラが一体何なんだ?と感じてしまうぐらいである。
それにしてもこのお店は良かったなと言い合いながら記念写真を撮ることにした。
食事を終え、コーヒーが飲みたいなと言うことになり、せっかくなので地元の人しか行かないようなコーヒー店へと入ることにした。
そしてコーヒーを頼むにも英語も通じないために、隣のテーブルで飲んでられるものを指さし注文をした。
エジプトスタイルというのかどうかわからないが、持ってくてくれた直ぐは、サイフォンで液体と豆が混ざっている状態で出され、しばらくそのまま置いていくと挽いた豆(カス)が沈殿し、上澄み液を飲むような感じである。
そのようないつもと違うコーヒーを楽しんでいると向かいの席の方がにこやかに挨拶をしてきてくれたので、お互いわからない言葉同士で、コミュニケーションをとりながら、心地よい時間を過ごさせてもらった。
再び路地を通ってホテルに向かう。その途中では、エジプトパンやその他のパンを売っていて美味しそうであったが、土埃を結構かぶっているのではと思える状況で食べたいとは思えなかった。
そのような状況を横目で見ながらホテルに戻る途中、エジプト産のバナナが美味しいと聞いていたので、バナナを売っているスタンドに立ち寄った。バナナは量り売りで1ドル出すと大きな房が枝ごとついてくるので、一番小さな房を買った。値段はバナナ1本で5円。とても安い。ただそれでもばら売りでこの価格なので房ごと買うと、もっと単価は低いであろうと思う。そして肝心の味は、少し若く硬めのものでも程よい甘さで、日本を出発後、食事があわず少し苦戦していたので、バナナの味がとても美味しく、ありがたく思えた。
ホテル到着前にポテトチップス専門店のようなものがあり、揚げたてのポテトチップス購入し、みんなでつまみながらホテルに到着。そしてそれぞれが別行動になり、私は部屋で遅れている宿題を、日付が変わるまで行った。
今日一日も多くを学ばせていただいたのと、外から見るエジプトではなく、通常の生活に近いところに触れることができ、とても良かったと言える。とても充実した1日であった。
今日は移動日。駆け足だったドーハでの活動を終え、エジプト カイロに向かう。
今日もいつものようにあまり眠れず、朝4時からデスクワーク。おかげでいつものように帰国の途中で書いているブログを少し書き進めることができた。そしてまだ暗い中、肩こりがきついため、ホテルにあるジムエリアで軽く運動を行った。そして朝食をいただき、再び出発までデスクワークを行い、ホテルを出発した。
出発から約20分。入国時と同じドーハ ハマド空港に到着。早速チェックインを終えて出国手続きへと向かった。ここで滞在中お世話になった現地ガイドさんのお別れとなった。素敵なガイドさんであった。ありがとうございました。
出国手続きを終えて、出発ゲートに向かうと、大きな黄色いクマが目に入ってくる。中々の存在感である。そしてガイド&通訳をしていただいている高橋さんの情報で、Dゾーンに室内ガーデンか新設されたとのことで、まずは見学に行くことにした。
Aゾーンから電車?モノレール?での移動になる。モノレールに乗ると、まるでハーマンミュラーのようなデザインでとても格好が良い。モノレールに格好の良さが必要かはわからないが、個人的にはとても素敵に感じた。
Cゾーンに到着。今度はゴールドのチェーンが目に飛び込んでくる。また振り返れば巨大なピノキオ?が出迎えてくれた。
さらに奥に進んでいくと、まるでシンガポールのチャンギ空港のように植物がいっぱいのエリアが目に入ってくる。植物がもりもりで本当に素敵である。ある意味博覧会会場よりも見どころがあるスポットにも感じた。いくつかの写真を見ていただければと思う。
いかがですか?素敵ですよね。うらやましいですね。色々な課題はあるかもしれないですが直線的で必要最小限の設備を整えている窮屈さを感じさせる日本の空港もこのように植物(みどり)が溢れる空間になってくれないか?ハブ空港でないから意味がないのかな?と思ってしまいます。
いずれにしても世界からの玄関口である空港が、第一印象になることは確かなので、今まで以上に日本の魅力を表現できる施設になっていただきたいと思いますね。
見学を終えて、搭乗ゲートに向かう途中のラウンジで食事を済ませ、定刻出発の飛行機に乗り、カイロに向かった。
機内はアジアカップ観戦のためのカタール行きとは違い、半分ぐらいの搭乗者数で、私のお気に入りの非常口座席のとなりは空席で、ゆったりしながら3時間強デスクワークに没頭することができ、とても助かった。
カイロ国際空港に到着後、入国書類を記入し、手続きを終えて全員揃って無事にエジプトに入国ができた。そこには現地ガイドの方が迎えに来ていただけていて、バスに乗り込みホテルに到着。
みんなで夕食を終え、部屋に入り移動日となった今日一日を終えることができた。さて明日明後日とカイロでの活動。どのような出会いが待っているか楽しみである。
今日は今回の渡航目的であるドーハ国際園芸博覧会の視察とジャパンデーに出席のため会場を訪れた。
会場には少し余裕をもって到着。そこでは一昨年のアルメーレ国際園芸博覧会を一緒に視察させていただいたメンバーもおられ、久し振りに意味のあるお話をさせていただくことができた。
定刻に入場し、それぞれの役割によって行動が違うため、今日は最初に記念撮影を行うことにした。
私は市場協会の方々と一緒にまずはジャパンデーの公式式典会場へと向かった。
定刻に公式式典が開始、両国の国旗掲揚と日本から高橋光男農林水産大臣政務官はじめ来賓のご挨拶など厳粛に開催されました。
来賓はじめ式典参加者全員でカートにのり、両国のブース視察へと向かった。
まずはカタールパビリオン。カタールさを感じる特徴的な設計デザインである。
内部は植物工場などもあるパビリオンになっていた。
続いて日本国パビリオン。まずは屋外出展ゾーンを観させていただいた。
日本の文化を取り入れた展示になっていた。この暑いカタールの屋外展示では多くのご苦労があったのであろうと推察される。
また装飾物による光と影や暖簾による風の動きなど自然を表現した日本らしいブースになっていたのがとても好印象であった。私が言うのはおこがましいが・・・
またGREEN×EXPO2027 国際園芸博覧会のPRを兼ねた展示もなされていた。
続いて隣のドーム型会場での屋内出展を拝見させていただいた。私はこの出展に関わる委員をさせていただき、図面などは見ていたが、やはりリアルで見ることとの違いを感じることができた。
内部には生け花やシクラメンの展示、外側はシンビジュームを使った展示などがされていた。
AIPHパビリオンを見学。園芸博にて長くお世話になっている方とディスカッションを行い、カートに乗りレセプションパーティー会場へと戻ることになった。
レセプションパーティーでは、GREEN×EXPO国際園芸博覧会のチェアパーソンである涌井先生と少しお話をする機会があり、いくつかの課題があったので直接聞き、伝える機会が持てたので視界がクリアになった。
来賓として列席させていた駐カタール特命全権大使である前田様とお話ができ、いくつかの提案もあるので再訪をさせていただきたいとお伝えさせていただけた。
農林水産大臣政務官 高橋様ともご挨拶の機会をいただけた。高橋政務官は同郷ということもあり、とても親しくお話をさせていただくことができた。またGREEN×EXPOの河村事務総長はじめ多くの要職の方々や出席者の皆様とのご縁を多くいただけ、とても有意義な時間となった。
パーティーの最後には花いけバトルのパフォーマンスを間近で拝見し迫力と花いけの素晴らしさを感じることができた。そして締めの挨拶がありパーティーは終了。私は帰りのバス出発までの1時間弱の間で、各パビリオンをさらっと見学をさせていただいた。
大きなスペースにて展開するサウジアラビアパビリオンは、とても印象に残った。
他にはイタリア、トルコ、アゼルバイジャンなどのパビリオンを見学。その頃には時間も無くなり急ぎ足で、集合場所に戻ることになった。本当であれば丸1日にゆっくり見学をしたかったが、今回がジャパンデーに参加したのでほんの限られた時間しか見学はできなかったが、ジャパンデーでしか得られない経験をいただけたので、とても多くを学ぶことができた。
会場にいたネコちゃんに別れを告げて、バスに乗り込みホテルへと戻ることにした。そしてホテルで準備をして、再度集合し夕食会場へと向かうことになった。
夕食会場はとても眺望がよく夜景が素敵であった。そして昨晩に続いて楽しくディスカッションを行い、帰る途中に閉店間際のスーパーマーケットに駆け込み、花の売り場などをチェックし、部屋へと戻ることにした。
朝の4時から長い一日となったが、とても良い時間を過ごさせていただけたおかげで疲れは殆どなく、程よい眠気があるだけである。明日は1日移動日。次なる国エジプトも楽しみである。
ドーハ ハマド国際空港に無事到着し、荷物をピックアップし、まずは宿泊ホテルまでの送迎バスに乗り込み、20分ほどでIBISホテルに到着した。
ただ朝なのでチェックインはまだできないため、とりあえず大きな荷物だけを預けて、お迎えのバスが来るまでの30分ほどロビーで待機となった。
その間もじっとしてはいられないのと、相変わらず機内ではほぼ眠れず、ここにきて眠気が出てきたのでコーヒーを買うことにした。
お値段はサンドウィッチが40リアル。コーヒーが20リアル。1リアルは両替手数料などを考慮すると約50円のため、サンドウィッチが2,000円、コーヒーが1,000円ということになる。中々の高額である。さすがに手が出ないのでコーヒーだけをいただいた。そして飲み終えた頃にバスが到着し、1日の活動がスタートになった。
今回の行程は日本花き卸売市場協会の視察に、参加させていただいたため、全ての行程が決まっており、食事なども全て手配いただいているので、視察と落とし物、迷子にさえ注意していれば、皆さんに連れていってもらえるため、とても安心しての参加である。
まずはドーハのスカイラインという高層ビル街が一望できるフィッシングハーバーあたりを見学した。入り口あたりに各国の国旗が掲揚されている。これはカタールに大使館を置いている国になると説明を受けた。当然その中に日本の日の丸もある。アメリカと中国の間に位置しており、今の世界情勢を反映しているかのようにも思えた。
この高層ビル街をスカイラインと呼んでいる。中にはユニークな形をしているものもある。夜はライトアップされまた違った雰囲気になるとのことで楽しみである。
向かって反対側には海上コンテナを再利用したスタジアムがある。環境に配慮した取り組みである。
一行で記念撮影を行い、周囲を散策。私は植栽が気になるのでその辺を見てまわった。
ここではPOTには、ペッパーベリーと思われるものが植えられている。カバーのバークを少し動かして土を見てみると、大半が砂であり、そこにオスモコートのような肥料が置いてあった。
街路樹の根元には、自動潅水設備が施されていた。水は海水を真水にしてあげているとのことであった。そしてバスに乗り込み次の場所へと移動。
次は真珠記念碑周辺。ここでは特に興味があるものはなかったが、ガイドさんの説明によると、以前真珠生産事業がとても栄えた時に、日本の真珠養殖が入ってきて大きな打撃を与えたとのこと。
いろんな歴史があるものだと感心をさせられた。
そしてカタール国立博物館へと移動した。
カタール国立博物館は、プリツカー賞を受賞したことがあるジャン・ヌーベル氏が設計されたとても素敵な建物である。その姿はバラのような形状をしている石?である「砂漠の薔薇」に着想したようなデザインが特徴的で、とても素晴らしい建築物であった。
入場料は日本で約5,000円。地球やこの地域の歴史を知り学べる意義深い施設である。
今私が関わらせていただいているプロジェクトの参考になるものも多く興味深く拝見させていただくことができた。
普通であれば順番に時間をかけてみると最低3時間ぐらいを要するであろうが、今回は次の予定もしっかり組み込まれているので1時間ほどの視察になったが、機会があればもっとゆっくり博物館の内、外と時間をかけて観てみたいと思えた施設であった。
ランチタイム。素敵なところでのランチである。私が個人で海外出張に行くときには、移動中の車内や屋台のようなところでの食事がほとんどなので、少し優雅な気分を味わえた。
入口ではカクテルサービスのように、アラビカコーヒーをいただき、アラビア料理を楽しませていただいた。
食事を終えて外に出ると、玄関近くにオリーブの古木が植栽されていた。ここドーハでは、オリーブやユッカ、ナツメヤシなど、スペインと同じ植物もあり、スペインをもう少し砂漠化させたような感じさえする街並みにも見えた。
再びバスにのり、次の訪問先であるグランドモスクに到着。担当いただける方に、ご案内いただけた。
まずインフォメーションのようなところで説明をいただき、この地の衣装であるトウブに着替えさせていただき、モスク内へと向かった。
ここのモスクはカタール最大であるとのこと。建物内はとても広く、数万人がお祈りできるとのことであった。
礼拝の作法なども教えていただき、少し身の引き締まるような感じを味わった。
皆さんと記念撮影を行った後、モスクの方からお土産品までいただいて、グランドモスクを後にすることになった。とても良い体験をさせていただけた。
再びバスに乗り移動。市場であるスークワーキフを訪問した。私は今回のツアーに限らず海外に行ったときには、地元の市場(マーケット)を訪問することで、現在の生活などを自分なりに読み取らせていただいたりする。
ここのスークワーキフでは生鮮品はないが、生活雑貨や衣類などが軒の並べていて、カタールにおいての生活の一部を垣間見ることができる。この日も地元の方や観光客が多く来られていて、大勢の人でにぎわっていた。
私たちは、先ほどのモスクでの衣装に影響されたか、頭にかぶるゴトラやイカールを購入。中には白い長い服であるドウブまで購入する方も・・・さすがに私は持ち帰ると場所がないと叱られそうなので自制をした。確か一着持っていたかもだし(笑)
市場には鷹専門の病院もあるなど、日本との大きな違いに目を丸くさせていただいた。そうしているうちに時間となってきたので、後ろ髪を引かれる思いでこの場を離れ、夕食会場へと向かった。
今日のディナーは洋食であったが、最初に枝豆が出てきたのには驚かされた。こちらの方々も枝豆を食べるとのこと。そのためかとても塩がきいていて疲れた体にフィットし大変美味しくいただけた。
この他にも、ソバのサラダやお肉もあり、お腹一杯になったが、一番美味しかったのは枝豆であった。ディナー中では、各市場の大先輩たちから芯のあるとても大切なお話を聞かせていただくことができ、終始笑いが絶えない中、多くの学びをいただけた。そしてその後はホテルに戻り、デスクワークは翌朝にすることにして、早めにベッドに横たわるようにした。
明日は今回の渡航のミッションであるドーハ国際園芸博覧会である。いっぱい歩くことになるかもしれないので、ゆっくり眠れればと思う。おやすみなさい。
一昨日に都内での重要な打ち合わせを日帰りで行い、今日も朝一番の飛行機で都内に向かうことにした。今回都内に向かうのは、現在開催されているドーハ国際園芸博覧会の視察とそこで開催されるジャパンデーに出席のためである。
またドーハ国際園芸博覧会では屋内出展委員会の委員も務めさせていただいたので、その確認も踏まえての渡航になる。ただ今回は又右衛門の単独行動ではなく、日本花き卸売市場協会にコーディネートをいただいての団体行動になるため、少し安心した気持ちでの参加である。
今回の訪問で園芸博覧会の視察が楽しみではあるが、私は多くの国々を周ってはいるがドーハは初めてのため、会場以外に実際にはどのような植物がどのように植栽されているかが楽しみである。そのようなことを考えながら羽田空港へと向かった。
ただドーハにむけて羽田空港を出発するのは深夜便なので、夕方ゆっくりの伊丹空港発で良かったのだが、朝一番の飛行機にしたのは、どちらでも同じ料金なので出張費用と時間を有効につかうためである。思惑通りに都内でしっかり2つの大事なミーティングを行うことができた。
その一つが新しいことにチャレンジするための資格申請。もう一つが新しい取引先との初めての打合せになる。おかげさまでどちらも無事に終えることができた。
その後、慣れ親しんでいる新橋地下街で、しばらく食べられないであろう和食をいただき、早めに羽田空港にチェックインし、いつもお世話になっているJALのラウンジで出発前に提案書などを作成しながら過ごした。
そこでは、機内での長時間デスクワークには無くてはならない必需品である老眼鏡が壊れてしまった。かなりつらい。ただこのようなこともあるのはいつものことなので、予備を持ってきていたため難を逃れ、問題なくデスクワークをしていると、後にチェックインされた御一行と合流ができ、定刻ドーハ行きのカタール航空機に乗り込んだ。
私は体が小さいので、皆さんとは違ってエコノミークラス。ただ動きやすい非常口座席をいつも手配していただいている。ここに座ると必ず非常時のお手伝い要請などの説明を受ける。今までであれば、慣れてしまったのもあり、「は~~い。」と半分聞き流してしまっていたが、お正月早々の航空機事故もあったので、今回はいつもよりはしっかり聞くことにした。ただそのようなことがないことを願うが・・・
そして12時間30分の長いフライトがはじまった。カタール航空の方々は色んな国籍の方がいらっしゃった。また長時間ご一緒させていただいていると、いつものJALの立ち回りやサービスなど大きく違いを感じる方々も多くいた。ここでこれ以上書くと批判みたいになっても嫌だし、1度のフライトで批評するのも違うと思うので控えるべきと思うし、海外の航空会社では結構当たり前でもある。ただ言えるのはやはりJALはすばらしいな~と実感できた。そのような中でも素敵な方もいらっしゃりCAの「HARUKA」さん?の動きは倍速で早く際立っていた。
着陸前の食事を済ませ、みんなが二度寝やくつろぎ始めるころ、わたしは相変わらずパソコンで資料を作っていたが、そうするとパソコンの画面越しに遠くで何か転がったような感じがした。ゴミか何かかな?と思い、あまり気にしないでいたがしばらくして、女性の方が何かを失くしたように探されていたが見つからず、続いてお連れの男性もCAさんに問い合わせ探してみたが見つからなかったようであった。
ひょっとして私が何か転がったように見えた小さなものかな?と思ってCAさん聞いてみたらヘアピンのようものですとのことだったので、私が探させてもらっていいですか?と尋ねると、もちろんですと許可をいただき、大体の見当がつく座席の下あたりを探すと、うまく見つけることができた。それは丸いすみっこくらしというキャラクターの可愛いヘアピンであった。それを持ち主に手渡すと、大切にしているものであったのかとても喜んでいただくことができ、CAさんにもご協力のお礼までいっていただけ、緊急脱出での協力は機会がなくできなかったが、ちょっとしたお手伝いをさせていただいたような気分にさせていただけ、ちょっぴりうれしくなった。
そうこうしているうちに、そろそろ眠気がでてきたころ早朝ドーハ ハマド空港に到着。一緒に搭乗させていただいていた日本花みどり協会 澤田会長とともに上陸させていただいた。そして少し迷いながらも無事にドーハへと入国することができ、いつもの何らかのトラブルがあるスーツケースも今回は無事にピックアップすることができた。
さ~~少し眠いが今日から早速活動開始。どんな出逢いがあるかとても楽しみである。
今日は、毎年恒例の十日戎に行ってきました。私は小さな頃から両親に連れられて十日戎では西宮えびす神社を参拝させていただいてきた。
父が参拝できなくなってからは、私が毎年欠かさずに参拝をさせていただいている。今回も宵えびすに参拝させていただいてきた。
9日の午前中ということもあり若干すいてはいるものの、ここ数年からすると多い方である。恐らくCOVID-19の規制もなくなり、多くの人出に繋がったのであろう。
少し並んで赤門といわれる正門からはいり、まずは昨年に授かったお札や吉兆を納札所に納め、1年間のお礼をさせていただいた。
順路を進み本殿に向かう際に今年は、本殿改修にあたり材料である銅板に祈願をかいて奉納できるものがあり、当たり年でもあるので会社と家族と個人で3枚奉納させていただいてきた。ただその際に自分の名前を書き間違えるなど今まで有り得なかったようなこともあり、大汗をかいてしまった。
今年の新しいお札を授かり、本殿にて昨年までの御礼と報告をさせていただいた。隣ではマグロに硬貨をはりつける催しが今年から再開され多くの人が並び、順にマグロの体に小銭を貼り付けられている光景を目にすることができた。これにはお金が身に着くという意味を持っているとのことである。できれば私の体にも貼り付けていただければ・・・などと、はしたないことを考えたりしてしまった。きっとこのようなことを考えたりしているから名前を間違ってしまうのかもしれない(;^_^A
毎年お世話になっている吉兆をいただいている福富さんへと向かった。福富さんには長年お世話になっており、いつも良くしていただいている。
昨年はかなり大きな熊手をいただき、これ以上は飾れないため、今年は少し小さめのものを選び、また年々大きくしていきたいと思い、素敵な縁起物を見つけることができた。
授かった吉兆をもって神楽殿へ。そこでお札や縁起物を全て御祈祷いただくことにした。ただその際にもいつものであれば授かったお札も同時に御祈祷いただくが、うっかり差し出すのを忘れてしまい、手に持ったまま座席からの御祈祷となった。
そして、荒えびすを参拝させていただき、一通りの参拝を終えることができた。最後に、久し振りにおみくじをひかせていただいた。ひいたおみくじは半吉・・・微妙である。そこに書かれたいたことは、「目先の利益にとらわれず、慎重に」と書かれていた。
確かにと納得しながら読ませていただいた。ちなみに失せもの出てきにくいとのこと。ただでも失くし物の多い私にとっては、大きな問題である。おまけに先ほど参拝中にも落とし物をしてしまっているので、今年は今までより慎重に行動しなければならないと思った。
全ての参拝を終えて、えびす神社参拝の楽しみである露店販売をのぞかせていただいた。COVID-19の規制も少なくなったせいか多くのお店が軒を並べ、とても賑わっていた。その中で今年新しい提案のお店はないかなと探してみたが特に真新しいものはなく、いつものような光景であった。ただその変わらぬいつも光景が嬉しくも感じた。
今回もいつもの焼き鳥を購入。美味しくいただいた。他にりんご飴も好物であるが、年々衰え治療中の歯では、かぶりつくのはかなりリスクが高いため断念。歯には優しいタイ焼きにさせていただいた。
そのような感じで十日戎を無事???参拝させていただき、いよいよ今年の仕事が本格的にスタートを迎える。今回の参拝でお告げ頂いたことをしっかり頭に入れて、目先の利益にとらわれず慎重に。そして失くし物をしないように心がけていきたいと思う。ただ決して守りに入ったり消極的になったりはせず、しっかり目的に向かって進んでいきたく思います。
うっかり又右衛門。今年も実直に歩んでいきますので皆さまご指導お導きいただければ幸いです。
週末、今年初めての都内へ向かう。飛行機はいつものお気に入りのJALである。
年明け航空機事故から毎日のように報道がなされている。事故にあわれた方、お身内の皆様に心よりお見舞い申し上げます。またいつもお世話になっているJAL乗務員さんや搭乗者の冷静な判断と行動には頭が下がる思いである。そのような思いの中、伊丹―羽田空港間を往復させていただいた。
私の予約便は、欠航にはならずに影響を受けることはなく、予定通りに到着し、新橋のホテルに荷物を置いてから、今日の目的地である目黒の雅叙園へと向かった。
今日は「斧田清幸氏 東京都功労者賞表彰を祝う会」に出席のための上京である。斧田さんは以前より全国花卸協会にてお世話になっていて、私も駆けつけさせていただいた。
会には花き園芸業界でご活躍される方々が都内を中心に全国各地から出席される中、盛大に開催された。
多くの方々から、斧田ご夫妻へのお祝いの言葉が伝えられたが、そのどれもが心温まる内容で、いかに斧田社長が皆様から信頼されていたかをうかがえるものであった。また斧田社長からも、ユーモアあふれるお礼の言葉が述べられ和やかな雰囲気で祝宴は進行をしていった。
そして参加者の中には、数十年ぶりにお会いする生産者との再会や出会いもあり、素敵な縁を繋ぐことができたのはとてもありがたく感じた。
また2次会でも気の合う仲間が集い、大先輩たちとお話をさせていただくこともでき、新年の始まりにふさわしい、とてもめでたく嬉しい1日となった。
週明けには、恒例の戎神社参拝や海外出張が始まり本稼働となる。今年一年頑張っていこう
今日は初市である。いつも大変お世話になっている市場職員の方々や、お客様と新年の挨拶をさせていただき、静かな新年から再び活気を取り戻した市場を実感することができた。
さ~これからまた長いようで短いような1年間が始まる。どのような1年になるか?どのような植物に出逢えるか?どのような縁が繋がるか?楽しみである。
そのような期待に満ちながら空を見上げると、空港に着陸する飛行機が頭上を滑空していった。いつもは飛行機の中からの風景を写真に収め、Facebookなどでアップさせていただいているが、今回は地上から飛行機を撮らせていただいた。
あらためて去年はいっぱい飛行機に乗ったなーと思い、その履歴を見てみると、普段お世話になっているJAL便だけで130回の搭乗記録が残っていた。単純に計算すると3日に1回は飛行機に乗っているということになる。まるで乗務員の方々に迫るかもしれない回数かもしれないとも思った。
それと同時に2日に起こった羽田空港での事故が思い浮かぶ。私のように年に100回以上乗っても、大きなトラブルに巻き込まれないものもいれば、今回の事故の時が初めての搭乗であった方もいらっしゃるかと思うと、いつ何時どのようなことが起こるかわからないものだな~~と思った。ともあれ今回の事故にて亡くなられた方、怪我をされた方、そしてその方のご親族の方々、心よりお見舞い申し上げます。
少し話はそれるかもしれないが、今まで1000回以上搭乗した機内でふと思ったことを少し書かせていただく。私は搭乗の際には可能であればいつも窓側の席を予約させていただいている。それは単に窓から観える景色が好きだからである。
伊丹空港から羽田空港に向かう時には富士山がきれいに見える時がある。その存在感は秀でていて、さすが日本一高い山であることを感じる。
ただ他の路線に乗ってもその窓からは素敵な山をいくつも見かけることはできる。そう日本一高い山は富士山ではあるが、日本一美しい山、魅力的な山はそれぞれであると言える。
同じように私たちバラエングループは当然業界一大きな企業ではない。今はそこをめざしている訳でもなく、めざしても到達できるものでもない。しかし植物や業界で必要とされる企業をめざし実直に取り組んでいきたいと思っている。そんな簡単なことではないが、今のスタッフとともにめざしていきたいと思っているし、めざすべきと考えている。
引き続き花き園芸業界にて特色のある他とは比べられない魅力ある企業をめざしたいと、あらためて市場の中心で思うことになった。
朝一番今年初搭乗のため伊丹空港へと向かった。今日は出雲へと向かう。
昨年の神在祭には出張のため参拝ができず、昨年同様に年が明けてからの参拝となる。ただ今回は5日が花き市場の初市があるため、今日4日の日帰りとなる。そのため滞在時間をより長くするためにも朝一番の飛行機で出雲縁結び空港へと向かった。
今日の天気予報では降水確率が50%。私は0%の時でも雨が降ってしまうぐらいの雨男なので、今日は雨を覚悟して出雲空港到着。ただ機内アナウンスでは小雨ということであったが、実際にレンタカーの営業所では雨も上がっていた。
手続きを終えて車に乗り込もうとした時に、霧雨が降り始め、私の体を洗うかのように濡らしていった。そして前に目を向けるとくっきりとした虹がかかった。まるで元旦の市場での出来事と同じであった。出雲に来るときには、よくあることではあるのだが、辰年ということもあり、水が好きな龍がご機嫌なのかな~~と考えながらの出発となった。
車で約45分。まずは出雲大社に到着。4日ということもあり少し空いている。難なく駐車場に車を停めることができ、参拝させていただくことができた。
まずは祓いの社、そして本殿、十九社、素鵞の社、神楽殿、上の宮など摂社末社をお詣りさせていただいた。
そして稲佐の浜にて海に向かい、昨年の報告と今年の想いを伝えさえていただき、しばし色んなことを思い浮かべていた。
その後日御碕神社を参拝し、また少しだけ移動し、隠ヶ丘を参拝した。隠ヶ丘とは、素戔嗚尊が国造りの後に柏の木の葉を取り「わが魂はこの柏葉の止まる所に住まむ」仰り投げられた葉が止まった場所とのことである。
その素敵な空気をいっぱい吸い込ませていただいた。その後大好物の焼きイカなどを、お昼ご飯としていただくことにした。いつ食べてもこのイカ焼きは本当に美味しい。一昨年前まで神迎神事に参加させていただいたときには、その当日は、神様をお迎えするお手伝いをする海の生き物を食することはタブーという考えもあるので、毎年控えてはいただが、その日を除けば全く問題がないため、今日のようにいただくことができる。海鮮が好きな私にはお正月の参拝は好都合でもある。
ちなみに神在祭が終わる神去出祭では、神様は空から帰るとされているので、鳥などを食することは避けているとのことである。ただ近年はそのような慣習はほぼ風化しているようではあるが。
海から一転、山側に車で約1時間30分移動、須佐神社を参拝させていただいた。この神社はその名の通り素戔嗚尊が主祭神である。私は、素戔嗚尊を崇めさせていただいているので、毎年欠かさず参拝させていただいている。ある縁で繋がりもう十数年お詣りさせていただけていることに感謝である
本殿にお詣りさせていただき、大杉さんにも願い事をさせていただいた。何をお願いしたかは内緒であるが毎年お願いしていて、少しずつ叶えていただいているように感じている、本当にありがたく思う。
お札、破魔矢をいただき、令和7年に遷宮とのことなので、わずかであるが個人として奉賛させていただいてきた。
摂社をお詣りし、境内に沿って流れている須佐川にて持参した出雲勾玉などのブレスレッドやネックレスをお清めさせていただいた。
全ての参拝を終える頃には夕方になり、これ以上の参拝は無理なので、帰路の途中で昨年に納品させていただいた樹齢約1000年のオリーブの様子を見に行かせていただいたが、陽が落ちかけていたのと立ち入り禁止となっていたため遠目でオリーブくんたちに挨拶をして、空港へと向かうことにした。
空港に到着したころには、すっかり陽も落ちて、雨も上がっていた。これで日帰りの出雲参拝を無事終えることになった。さ~~今年もお導き頂ながら、しっかり前へと進んでいこう。楽しみがいっぱいである。