四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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昨日深夜まで続いたせいか、風邪薬のせいか少し眠気が残ったまま朝を迎えた。
そして簡単な朝食で大好物のコーヒーを身体に流し込み、気合を入れて7時30分にホテルを出発した。
と言ってもホテルからササンクロス事務所まで歩いて5分の距離であるが・・・
そしてミーティングを行っている時に、集落の村長であった方の息子さんが、集落の工芸品をもって私のところに来てくれた。
拝見させていただくと手作りのとてもかわいらしいものである。良ければ村民のためにお土産としてどうですかとのことであった。
私は可愛らしさが気に入ったのもあるが、私が今すぐにできる協力として、素敵な小物を日本の皆さんに紹介したいと思い、持っている全ての工芸品を譲っていただいた。
すると彼はうっすら涙を浮かべていたのが印象的であった。
これは購入した後で、こっそりと案内人であるサザンクロスのリヴさんが私に教えてくれたのだが、彼はこの収益で、今病気の子どもたちに薬が買えると喜んでいたと・・・。
彼は私にセールストークとかで先に言うのではなく、そのことに触れるなど一切せずに、集落の人が一生懸命作りましたとだけを言う姿勢であったことに後から目頭が熱くなった。
このように集落の村民に、援助だけをするのではなく、自立できる仕事や活動を教えたり、植物の大切さを教え植林活動したりしているサザンクロスの活動や関わる人たちが本当に素敵であるとあらためて実感することができ、強く胸を打たれた。
そして彼を見送り、又右衛門がアンバサダーをつとめさせていただいている「みどりのサンタ」として、サザンクロスが活動支援する集落で買い上げたバオバブの苗を、とても素敵な場所に植えさせていただくことができた。
又右衛門として、みどりのサンタとして、これから10年20年先も、この樹の成長を楽しみながら、現地の皆さんと手をつなぎ活動をしていきたいと強く想った。
その後、珍しい植物の収集家を紹介いただき、ユニークな植物を拝見させていただいた。
中にはうっとりするような物もあり、詳しく話を聞かせていただいた。マダガスカルには、レアな植物を海外に輸出している人がいる。その中には、きちんとした国際ルールに則っとっている人もいれば、グレーな人もいる。全く非合法的な人も多くいるとのこと。
当然私は、合法的な輸出入以外は行わないので、そのことを伝えながら、いろんな話を聞かせていただいてきた。
また近いうちに、素敵な植物を皆さんにお見せすることができるようにしたいと思っているので楽しみにしていただければと思う。
終了後は、サザンクロスの植林用の苗場を拝見させていただき、現場で植林用に何を植えるか?また苗場を活用して植物の養生スペースをつくれるかなどのディスカッションを行った。
また近くにある最寄りの港も確認し、再び事務所に戻り最後のミーティングを行うことにした。その後、家族の方々が用意してくれたマガがスカルのネイティブ料理を昨晩に続き、家族の方々と一緒にいただき温かな時間を過ごすことができた。
色んなことを話していると時間が経つのは早いもので、出発の時間が近づいたので皆さんに見送られ、後ろ髪をひかれえる思いで空港まで送っていただいた。
そしてチェックインをすると、座席はOPEN!と言われ、座席ナンバーにペンで×をして手渡された。一瞬何のことかと思ったが自由席ということらしい。他国では中々考えられないことに少し驚かされたがマダガスカル航空だしな~~と妙に納得をしてしまった。
飛行機を待つ間は、前回来たときの突然の欠航に遭遇したので、実際に飛行機が到着するのを見るまでは不安なので、気にかけながら待っていると無事定刻に飛行機が到着をした。
今回定刻であったのは、同じ飛行機に大臣が乗っていたらしく、ひょっとしたらそのおかげもあってかな?と、これもまた一人で納得をしていた。
機内に入るとひとつ前の空港から乗っている人でいっぱいで、まるで新幹線の自由席ようである。そのような中、何とか空いている座席を見つけることができてホッと一安心。そして約1時間でアンタナナリボへと再び到着した。
持っていた現地通貨のアリアリを使い切ったので、両替を再度して、迎えに来てくれたセルジュさんの車に乗り込んで、ホテルへと向かった。
ホテルに向かう途中では、フォートド―ファンでの取り組みや今後についての話をしながら、いつもよりは少しマシな渋滞に巻き込まれながら1時間少々でホテルへと到着することができた。
今日も1日色んな植物や人に出逢うことができた。もう頭の中がいっぱいでこぼれ落ちそうなので部屋で少し整理整頓をします。
ではでは~~~(^^)v