四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今回は、前回のマダガスカルは、グループ旅行と視察であったので、個人的な時間には制約があり、じっくり時間は取れなかったが、大まかに各地を周ったことで可能性を見つかることができたのと、この地で又右衛門ができること。又右衛門しかできないこと。又右衛門がしなければならないことを見つけることができるように思うので、今回再び訪れることにした。
前回マダガスカルを訪れた時には、病気ではマラリアに注意が必要であったが、今回はそれにもましてペストに注意といくことである。ペストと言えば子供の頃、とても恐ろしい病気のひとつで、黒死病とも言われると教科書でみたことがあり、そのことが脳裏に焼き付いて、当時とても恐ろしい病気である印象が強く残っている。
そして今流行しているのは飛沫感染のため感染能力の高い肺ペストなので、特に人ごみには要注意である。現在死者は120名以上、感染者は2000人弱とのことであるが、みんなきちんと数えられておらず病院にも行けない子どもたちもいるので、実際の感染者数はその数倍から十倍以上とも言われている。そのような時期に行く必要性があるのか?と言われれば少し返答に詰まってしまうかもしれない。ただの植物輸入を手掛ける者なら、時期をずらしてとか、ブローカーに任せてと言うことが懸命であろうが、私の場合は植物だけであっても自らの足で現地行き、その眼で確かめてくることが信条なので、やはり行かなければならない。
では時期を変えればとも思ったが、今まで培ってきた経験や技術が、ひょっとしたらこの厳しい環境でこそ発揮できるのではないか?今だからこそ行かなければならないのではないか?と思い、予定を変更することなく、あえて与えてくれた縁と感じ、訪問をする。当然何かあっては多くの人に迷惑を掛けるので、自らを守ることも忘れずに、できる限りの活動をしてきます。
今回のマガダスカル再訪において多くの珍しい植物輸入に期待していただいている方も多いかもですが、今回はまずは現地で行われているという乱獲などの現地状況をしっかり把握し、今後は植物や生産者を守るためにも合法的かつ永続的な経済活動にしていくことができる仕組みを作る基礎をまずつくらなければならないと考えています。
そしてさらに、私が依然行っていた海外協力活動による現地NGOへの支援、そして先ほども触れたが、このような厳しい衛星環境に置いて、私たちが培ってきたO-157やノロウィルスをも撃退する除菌テクニックが、何らかのお役に立てないかと思ってもいます。
さて往路は約40時間、復路は約48時間の移動でヘトヘトになってしまうかもですが、一生懸命頑張ってきます。