四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2017.10.02

又右衛門 バオバブ プロジェクト オーストラリアから大阪へ。

数年前からオーストラリアにおいて大規模な開発などにより行き場を失ってしまうバオバブを救う活動をパートナーとともに又右衛門も行っており、この7月にも、とても大きなバオバブをサバイブしたことをこのブログやFacebookにてアップさせていただいたと思うが、そのバオバブが先月末、カナナーラを出発し、ブリスベンを経て、大阪そして今日 広島へと無事到着をした。


バオバブは7月の訪問後、約2か月キャサリンで養生したのち、陸路でブリスベンまで移動。
そしてオーストラリアでの検査に合格後、大阪に向けて出港した。

 

そして、そのバオバブをのせた船の航行を支援するかのように、天候も味方してくれて、出港は遅れたものの無事予定通り大阪港へと入港した。

 

 

約3か月ぶりにコンテナヤードでバオバブと再会を果たすことができた。そして何といっても一番気になるのがバオバブの健康状態であったが、見た目も触感も臭いも問題なく、運命の植物防疫所のチェックを迎えた。

 

植物防疫所の入念なチェック。指示通りに全てのラッピングを外し、頭の先から根の入り組んだところを検査していただき、検査官の何かの仕草にも息を飲むぐらいの緊張の時間を過ごした。

 

 

 

その結果、土付着無し、病気無し、虫無しとの報告。あとは残された線虫検査の連絡を待つこととなった。そして待つこと数時間。見事に合格との連絡を受けることができ、強い喜びと同時に何とも言えないほどのホッとし胸を撫で下ろす想いを体中で感じた。

 

と言うのも、ここで殺虫のため条件付きなどになると、多額の費用も必要になるが、このバオバブの命にかかわる問題であるからである。繰り返すがいくらパーフェクトな事前準備を行ったにせよ万が一のことがあるので、本当にホッとしたというのが正直な気持ちである。

その数日後、バオバブをコンテナヤードから作業施設に移動させ、慎重に輸送用車両に積み替えた。

 

 そしてその翌朝 大阪のトラックヤードから陸路にて広島をむかうことになった。

私たちはその姿を見送り、そこから目的地までは、ドライバーにバオバブを委ね、現地での植え込みのための準備を進めることになった。続きは次のアップに!!!