四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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前回アップからまた一週間がたってしまった。もう少し頻度をあげたいとは思っているのであるが、あまりのバタバタで全く余裕がなかった。
ただそういうと私たちの本業である生花仲卸の仕事が忙しかったのであろうと思われる人もいるかもしれないがそうではない。仲卸の仕事は素敵なスタッフが、全て自主的に活動するスキルを十分に持ってくれているので安心である。むしろ私が加入する方が、バランスを失い、邪魔をするようになってしまうので、今年も任せっきりで、遠目にみているのが本当である。
そんなスタッフに助けられ、私は相変わらず色んな新しいことにチャレンジをさせていただいている。その中には、おかげさまでやっと形にできたもの。もうすぐ発表できるもの。5年後、10年後、20年後に実を結ぶかもしれないものがある。とても楽しみである。
ただ全てが順調なわけではない。ミスもある。自然偶発的なトラブルもある。自分が描いていたシナリオ通りに行かないことが多々ある。そしてそこから歯車が狂い、自らのバランスを崩してしまうこともある。そして考え、悩み、苦しんでしまうことになった。今年のお盆はちょうどそのような時期にあたってしまった。
単なる偶然か必然かわからないが、今年のお墓掃除の時、家族は、それぞれの予定があったため私だけの参加であったため、おかげで一人お墓に向かい、しばらくゆったりとした時間を過ごすことができた。
そして、色んなことが思い起こされてきた。小学生の頃から家業を手伝い、お盆になるとお墓の花や仏壇の花を売りに、スーパーマーケットの店頭に立っていた時のことから順番に、色んなことが溢れるように・・・
そして今の自分にたどり着き、改めて自分を見つめ直すことで、ひょっとして自分中心のシナリオを書こうとしていないか?植物が一番の行動になっているか?地球のことを考えているか?本当に生産者やパートナーのためになっているか?言葉だけにならず行動も伴っているか?などを考えることができたのと同時に、自分の甘さ、未熟さ、弱さを痛感することができた。
そして少しうつむき加減であった私が、お墓に刻まれた「金岡 又右衛門」の字をなぞる様に触れたとき、萎えかけていた気持ちが、勇気と温かく優しい息を吹き込んでもらえたような感じがし、短い時間であったが私の人生において、とても大切な時間であり、多くを授かることができた今年のお盆であったと思う。