四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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先月4月22~24日と今月5月19~21日の間、宝塚オープンガーデンフェスタ2017が開催され、そのうちの前期開催が終了した。
今年は今まで年に一回4月に開催であったが、4月には自然開花の花が多くなく、5月の新緑や、薔薇などの多年生の花が咲く時期への開催日変更も検討され、今年は試験的に2回開催になったと思われる。
確かに各地で行われるオープンガーデンでは、庭主さんが1年間、この日を迎えるために一生懸命、自然と調和しながらメンテナンスされている方もいる。また会期の前に、売店で花を購入し飾られる方もいて、取り組み方は様々である。
個人的には、コンテスト前に無理矢理調整した見た目に綺麗なガーデンよりも、化学農薬や化学肥料をできるだけ控え、土を耕し、植物の免疫力を高められた健康的であり、自然と調和した庭の方が素敵だと思っている。
人も同じではないだろうか。最近のお化粧や整形によって見た目に綺麗な人は、いくらでも創り出せる時代になっている。でもその人や、周囲の環境が健康でなければ決して美しくもなく、魅力的でもないと思っている。
是非、全国各地で行われる植物の素敵なイベントで、色んなことを複雑に考えるのではなく、純粋に庭や自然に目を向け、耳を傾け、そのメッセージを全身で受けてみることが必要ではないだろうか?
そのことによって多くの人びとが関わり、学び、愛し合える“心のオープンガーデン”の時代が来るのを植物もきっと願っていると思う。