四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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8日の大阪、海外からの一行は宝塚視察を終え、9日早朝の飛行機で成田に移動。
その後レンタカーで、千葉の植木生産者を訪問した。このナーセリーは以前よりお世話になっており、輸出に関しても、かなりの知識と経験があり、千葉を代表するナーセリーである。
ナーセリー到着後、まず今回のプロジェクとの主旨を伝え、実際に輸出可能な植物の選定や、管理におけるディスカッションなどをおこなった。
大阪のミーティングに続き、このミーティングでも多く時間を費やした事柄は、単なる植物を利用した一時期の限られた驚き中心のイベントではなく、持続可能なものでなければならない。そしてそのための展示~管理を含めた施設の設置や年間スケジュールを組まなければならい。と植物の命に重きを置くことを前提としたものであった。
そしてテーブル上でのディスカッションを終え、実際に候補と要求がある植物の選定を圃場でおこなった。この日は朝からのあいにくの天候のため、限定的な視察にはなってしまったが、いくつかの植物をチョイスしていただいた。
その後少し遅めのランチ、ここは人気のお蕎麦屋さん。写真の四角いざるに入ったものが1.5人前というボリュームに驚かされた。お腹がいっぱいになった。さらにまた圃場視察、そしてディスカッションを繰り返し、予定時間を少し超え、名残惜しいがこの地を後にし、都内へ向かい、夕刻ホテルに到着。
そしてまたディナーミーティングで本日のおさらいとし、各自部屋へと向かうことにした。
10日は朝からは都内の市場を訪問させていただいた。実際の花を前にした提案にGBBチームも非常に興味を持っていただけた。場合によっては早速何らかの動きが出てくると思う。楽しみである。
そして桜を眺めながらランチ。また午後からは大変お世話になっているパートナーであり、又右衛門プランツの代理店をつとめていただいている企業を訪問させていただいた。
ここでも、目の前のビジネスだけではなく、責任団体として将来を見据えたディスカッションをすることができ、参加者すべてにとって、とても価値あるミーティングをさせていただくことができたと実感できた。これもまた本当に楽しみである。
その後夕刻にTEA’s Designの東京オフィスとしてご提供いただいているアトムCSタワーに移動して、最後のミーティングとを行った。
ご一行は様々な日本の伝統と斬新なものが集まるアトムCSタワーに、眼を丸くし、様々なものに興味を持っていただけた。さらにそのような環境の中おこなった私たちTEA’sDesignのプレゼンテーションにはとても共感していただけ双方ともに、とても熱が入ったエキサイティングなものになった。
そして最後の晩餐を行い、ハードスケジュールの慰労と、末永い関係を約束し、彼らを見送った。
11日は、Dannyと共にオーストラリア大使館を訪問。現状と今後の取り組みなどを報告し、デシスカッションを行った。そして時間ギリギリまでミーティングを行い、羽田空港へと向かった。
空港のCaféで、本当に最後のミーティングを行った。内容はオーストラリア、日本、シンガポール、タイ、台湾、中国などの案件をすすめていこうということなど、どれもが興味津々の物であった。この件については多くの方々の協力を得て進めていかなければならないと思うので改めて報告をさせていただきたいと思う。
そして、時間となりDannyと別れを惜しみながら、無言で永遠のパートナーシップを約束し、彼は国際線へ。私は国内線へと向かった。今回本当にDannyにはお世話になった。かけがえのないパートナーである。
今回、輸出がテーマになるミーティングが多かった。ただ日本における現在の花卉輸出は素材のみの提案が多い。それではもう先が見えているであろう。きっと国内販売と同じような産地競争だけが生まれてくると思う。食がそうであるかもしれない。
今、世界では日本の素材というより「和食」がブームになっている。植物も同じであろう。私達は厳選された素材を集めるものがいる。そしてそれを万全の状態で送る手段をもっている。さらに、それを料理できる一流の腕がある。
そこで私たちは志を一つにする様々な生産者やアーティストが集い、日本人のもつ感性と美意識を表現した提案によって、両国そしてそこにつながる人びとにとって素敵な取り組みと繋がることをしなければならないと深く感じている。そしてそれが達成できるワールドチームの結成も近づいてきている。今後も様々なプロジェクトが溢れていてドキドキ、ワクワクでしかたがない。