四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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安代と言えば、花き業界に携わる者なら殆どの人が知っているリンドウ生産では日本一であり、輸出においてもフロントランナーといえる産地である。
又右衛門もこの産地と深く関わらせていただき、約10年になる。そして今までいくつかの取り組みを推進してきたが、中々うまく進まないものも多くあった。
そのため今回は、今までのようではなく、さらに積極的に取り組んでいくための重要なミーティングをするため訪問であった。
伊丹を出発するとき、降雪のため着陸ができないときは、伊丹空港に引き返す条件付きの運行ではあったが、少々揺れはしたものの、着陸時は晴れ間も出て、全く問題はなく花巻空港に着陸をした。
花巻空港には、もう長い付き合いになる小笠原氏が迎えに来てくださっていて、早速車に乗り込み、安代へと向かった。途中、せっかくなので冷麺を食し、予定時刻に安代町役場に到着。
そして安代リンドウの役員の皆さんと、早速今後についてのディスカッションに入らせていただいた。
ディスカッションでは、生産者の立場からの考え、流通業者としての考えをぶつけ合い、そして安代リンドウのブランド戦略と実際の進め方など積極的に意見交換をさせていただくことができた。
そして静かながらもしっかり熱のこもった意見交換であり、めざすところは基本的に共有できているため、想像以上の進展であったように思う。
さらに、場所を変えた懇親会、二次会、三次会を経て、私はとてもいい感触をつかめたかと感じている。このまま進められればプロジェクトの大きさは別として、新しい形での取り組みが早速本年度にも可能であろう。是非、日本を代表する産地として一緒にチャレンジしていきたいと思っている。是非皆さんにも期待していただければと思っています。
まだ計画段階ゆえ、どのように進めていくかはお話しできないが、決して私がビジネスとしてコントロールするためのものではなく、いかにリンドウや生産者からのメッセージをそのまま伝えていくことに重きを置いた取り組みであるということだけは、お伝えさせていただきたく思う。
そして今日、昨晩遅くまで続いたディスカッションではあったが、着実に成果をあげることができたため、疲れは全く感じず、ワクワクした気持ちで帰阪の途に着くことができた。
今回の安代訪問で、荒れた天候の中であったが、陽が差し、晴れ間がのぞいた。まるで私たちの新しい取り組みの第一歩を象徴するようなものだと感じている。
一足も二足も早く雪解けを感じる度であった。春はもうそこまで来ているようだ。