四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今年もまるで去年の三が日と全く同じような日々を過ごしている。でもしかし一人で過ごしながら、多くのことが思い出され、その度に想いが強くなってきていると感じながらブログを書かせてもらっている。
元旦は早朝から、自宅の神棚のお祀り、続いて氏神様である松尾神社、天満神社への参拝をし、宝塚の本社の神棚を祀らせていただいた。
そしてその頃ちょうど東の空から陽が登り、綺麗な朝焼けを拝ませていただくことができた。
その後、豊中の大阪営業所へと移動し、営業所の神棚のお祀り、そして市場の仲卸店舗であるローズガーデンの神棚のお祀りをさせていただいた。
そして、この地の氏神様である春日神社を参拝させていただき、元旦の私の任務を無事滞りなく完了させていただきことができた。
毎年のように元旦の市場は人気がなく、静まりかえっている。普段とは全く逆である。
年に1日だけある静寂の日ではないだろうかと思う。
そして私は、市場の中心に腰をおろし、地に触れ空気に触れながら、空を見つめていた。そして、その空や静寂を切り裂くようにやってくる飛行機とその轟音を身体で感じ、現状と重ねることで自らを見つめ直すことができた。
私は、子どもの頃から約40年間この市場に通っている。そしてこの場所を通じ、多くの植物、生産者、市場の人からあまりにも多くの学びをいただき、育てていただいた。そのご恩は言葉では言いつくせない。下手な文章しか書けず、きちんとした言葉であらわせられない私は尚更である。
昨年一年間は、本当に色んなことがあった。ある意味薔薇園植物場の転機となるきっかけの年になったように感じる。そんな私の活動を評価いただけることもあるが、場合によっては周りを不快にさせたり、不安にさせたりしているかもしれない。またそれも十分過ぎるほど私に伝わってきている。そのような思いをさせた皆様には本当に申し訳ないと思う。
でもしかし私は、生産者の生まれの人として、市場の仲卸として、花き業界の一員として、植物や大地に尊厳の念をもち、彼らからのメッセージを伝える義務がある。そのためには、ここで書くことはできないが、やらなければならないとことがある。他人に何と憶測されようが、言われようが完遂する義務がある。多くのご恩に報えるように・・・
そのことを肝に銘じ、信念を貫いて行かなければならない、厳しい時だからこそ改めて思う。
私に命を預けてくれた植物と共に、上を向いて歩んでいかなければと・・・