四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2016.11.12

又右衛門による小学校での特別授業 in 新森小路小学校

今日は、大阪の新森小路小学校にて、特別授業の先生の機会をいただいた。今まで、小学校の教壇に立つことを想像したこともなく、不得手な部分であったので、敢えて前向きに依頼を受けさせていただき、そして今日を迎えることになった。



今回の私への依頼内容は、世界を舞台に活躍する又右衛門のありのままの姿を生徒に伝えて欲しいとの依頼であった。


そして何故この依頼を積極的に受けさせていただいたかと言うと、

まず一つ目は、次世代に植物のもつ力や素晴らしさを伝えることができる絶好の機会であるということである。

二つ目は、大地や植物への畏敬の念をもち、植物を通じて「命」の大切さを伝えることができるかもしれない。

三つ目は。大地や植物・人と積極的にコミュニケーションをとることで始まる拡がりについて話したい。

四つ目は、自己研鑽も含め、自ら学び、積極的に行動することの必要性を伝えることができればと思ったからである。

 



参加者は5年生の約130人と一般市民の方々を含めた150名ほどであった。

今回のテーマも「世界の感動を日本に。日本の感性を世界へ。」であるが、生徒向けに植物の専門知識やテクニカルな話ではなく、私がNGOなど海外協力活動で学んだことや、現在の活動から得てきたものを話させていただき、現代のPCやスマホによる文字や画像よりも直接触れ合うコミュニケーションよって得られる情報が勝るということを、私と植物との言葉のないコミュニケーションに置き換え、話をさせていただいた。



ユニークな植物などを紹介させていただいたため、子どもたちも積極的に手をあげ、授業に参加していただくこともでき、とても意義ある授業になったように感じた。



授業終了後には多くの子供が、私のもとに駆け寄り、「どこに行けば又右衛門さんに会えますか?」「こんなすごい植物はどこで見ることができるのですか?」「又右衛門さんの連絡先を教えてください。メアド交換はできませんか?」などとまで言ってくれ、私の今回の授業での想いは、少しは伝わったかもしれないと感じ、とてもうれしく思えた。



また校長先生や、教頭先生からも、今の子供たちに伝えて欲しいことを、植物や又右衛門の実際の体験談で伝えていただけたとが、子どもたちにも響き、とてもよかったと言っていただけ、私も胸を撫でおろすことができホッとしたのが正直なところであった。



さらに帰り際の校庭では、多くの子供から再び寄ってきて、握手を求めてくれるなど、植物がもたらしてくれた次世代との素敵なご縁の始まりのような気がした。

私は、今回の授業を通じて、子どもたちが植物の素晴らしさに気づき、今まで以上に自然、環境に向かい合うきっかけづくりになってくれれば素敵だと思う。

私もまた、小学校の授業を始めて持たせていただくことで、多くを学ばせてもらえた。そして私の初めての小学校での授業を、最後まで集中して聞いてくれた子どもたちは、ある意味私の先生だとも思えた。

このような機会をつくっていただけた地元の方々、学校、子どもたちには本当に感謝です。ありがとうございました。

 

いつの日か一回りも二回りも大きくなった子どもたちに、再会できることを楽しみに、又右衛門は引き続き、「土を養えば、花は自ずと開く、己を耕そう。」の精神で、頑張っていきます。