四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2016.11.10

又右衛門 出雲へ。

今年も9日に行われる出雲 神迎神事 神在祭に参列のため、朝 宝塚を出発しました。

いつもは飛行機とレンタカーにて行くのですが、今回は飛行機の安価なチケットが手配できなかったので、

車にて行くことにした。



往路では、天気が不安定ながら、虹も多くみられ、自分勝手にも出雲行きを歓迎してくれていると思いながら車を走らせた。

 



出発から約4時間半で、須佐神社へ参拝させていただいた。私の出雲参拝は、まず心の支えとさせていただいている素戔嗚尊が祀られる須佐神社から始まるのが常である。

須佐神社でお札を返納し、1年間の御礼と報告をして、新しいお札を授からせていただいた。



そして杉の大樹や須佐川の水に触れさせていただき、とても力をいただけたこと感じた。



次に今回は9日に神等去出祭である朝山神社を参拝させていただいた。この神社は、とてもひっそりとしているも、何とも言えない空気感がある素敵なスポットである。今まで何人かの方をご案内させていただいたことがあるが、多くの方が同様のことを口にされる。



そして、お昼過ぎに、出雲市内に入り、とりあえず出雲そばをいただいた後に、日御碕神社を参拝させていただいた。ここも素戔嗚尊が祀られるお社がある。



さらに日御碕神社からほど近い素戔嗚尊が「我が神魂はこの柏葉の止まるところに住まむ」とおっしゃって柏の葉を投げ、落ちたところと伝わる「隠れ丘」を参拝させていただいた。これもほぼ毎年の行程である。ただ今回は時間の関係で月読神社には訪れることはできなかったので、次の機会には是非と思っている。

夕刻、神迎神事が執り行われる稲佐の浜へ移動した。ここでは17時から授かれる御幣をいただけるので、並ばせていただき、17時に浜へ再び戻り、砂浜に腰かけ、19時からの神迎神事に備えさせていただいた。

毎年であれば、神迎神事は荒れる場合が多いのだが、今年はお昼には雨も上がり、厳しい寒さではない比較的穏やかな天候だった。

 

そして浜で待つこと約2時間、厳かな神迎神事が執り行われた。神の存在を信じる人信じない人様々であるが、神事際には、明らかに波音が変わり、空の雲を割り、月が顔を出し、透き通った月光が差してきた。そして数十分の神事の後、神々は神楽殿に移られた。

 

その後私は、ホテルに戻り、翌日に備えた。

 

 



そして今朝10日は朝一番に出雲大社を参拝させていただいた。まずは祓いの社で清め、本殿へと向かう。そして本殿を参拝させていただき、一年間の素晴らしいご縁の御礼と報告をさせていただき、つづいて十九社をまいらせていただいた。

 

 

さらに本殿奥にある素鵞の社(そがのやしろ)にまいらせていただいた。ここのご祭神も素戔嗚尊である。ここのお社には、特別なものを身体で感じることができる。ここを訪れる人がそのパワーや自分の変化に気づく人も多い。私あるスポットでは私以外にも特別なものを感じたのか、感極まる人の姿を目の当たりにした。



その後、上の宮を参拝し、屏風岩へ。「和をもって尊し。」と言う言葉がいつもより、身にしみて感じるところもあった。



そして再び稲佐の浜へ。そして再び大社の境内を経て、真名井の清水をいただきに向かった帰りに、すれ違いざまに、「金岡さんですか?いつも見させていただいています。応援しています。頑張ってください!」とお声掛けいただけた。

私はまさかこのような遠い地で又右衛門に温かく、お声掛けいただけるとは思っておらず、シャイな私は、少し驚いてしまい、ありがとうございますと握手をさせていただくことしかできず、きちんとお話や、お礼を告げることが出来なく申し訳なく感じています。

またお会いできたときには、ゆっくりお話ができればと思っています。本当にありがとうございました。


このように早速、素敵な方々とのご縁を結ばせていただける出雲は本当に不思議で素晴らしい所であると毎度ながら実感できました。

そのような温かい気持ちに包まれながら、復路は大山を眺めながら、夜宝塚へと到着しました。


このように7年間連続して、この日に出雲に参拝できるのは、多くの支えていただく方々のおかげである。本当に感謝としか言いようがない。まだまだ修行中で、できていないことが多い又右衛門だが、ぶれないよう実直に進み、また1年後を迎えられるように精進したいとあらためて思いました。

今年も素敵な出逢い、ご縁の出雲路に本当に感謝です。