四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2016.07.30

街と街の縁  埼玉 深谷訪問

昨日の朝、いつものように伊丹空港を出発し、羽田空港経由で上野駅に到着した。



ここで矢野TEA氏と合流をし、電車で約1時間20分かけて、私は、はじめての深谷訪問となった。



駅に到着すると、深谷市の方々にお迎えいただき、早速、矢野TEA氏たちが手掛けた

「FUKAYA BASE(深谷ベース)」を少しだけ見学させていただいた。

 

現在整備区域にあたる場所を矢野TEAデザインなどのコンテナを有効活用していて、面白い空間になっていた。



そして歩いて近くには造り酒屋をリノベーションした区域もあり、とても素敵な空間が出来ていた。

しばらく見学後、車にのりこみ、今回の一番の目的である深谷の盆栽生産者を数件訪問させていただき、実際の盆栽や生産者と触れさせていただいた。




盆栽と言えば、近くでは大宮盆栽が有名であるが、品質では決して劣るものではない。むしろ価格帯や種類など、そのバラエティーの豊富さは、大宮より上ではないであろうかと感じた。実際にこの深谷から大宮経由で世界に出ていっているものも多いようでもある。

そして各圃場を訪問後、宿に到着し、荷物をおいて、市役所の方々と若手生産者、そして私たちで、ミーティングをさせていただいた。



ミーティングは、中々市職員ではお目にかかれないユニークな発想とそれを現実に取り組んでいくことを実践する深谷市市職員の方々と若手の生産者との間なので、面白い話や今後につなげていくことができる話をすることができたと思う。その内容や今後の取り組みについては追ってまたアップさせていただきます。

 



そして私にとっては全くの偶然であるが、この日は年に一度の深谷まつりの日であった。そのため街はとっても活気にあふれ、そこに心地良い囃子が加わり、とても素敵な時間を過ごさせていただくことができた。

今回、このような深谷に訪れ、「緑の王国」「森の音楽祭」などの実績を残してきている方々と、さらにTEA’sDesignとして矢野TEAや又右衛門(MATAEMON)が一緒に取り組むことで、他にはない面白い活動ができ、世界に向けて発信していくこと、世界から迎え入れることができることなど、いくつかのユニークなアイデアも浮かべることができた。

これらの取り組みは絵に描いた机上の構想ではなく、積極的な行政、若手の生産者との協業であれば実現が可能であると手ごたえを十分に感じることができ、とても楽しみにしながら、再訪問を約束して、この地を後にした。

さて今から宝塚に戻り、別の活動のミーティングである。私は、ここ深谷の取り組みで宝塚の行政や園芸業も参考にできることが多くあると思う。また宝塚の取り組みで深谷の地でいかせることもある。

私は、人と人の縁もさることながら、街と街との縁もあると思う。是非 歴史ある花卉園芸というつながりで、深谷と宝塚がサミットなど開き、共に世界に向けて発信していけるようになれば、とても素敵なことであると思う。そしてこのように街と街をつなげることも、又右衛門の取り組みとし必要であると感じた。