四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2016.06.29

東北へ② 日本一のリンドウ産地 安代

28日の朝、三沢をレンタカーで出発し、お昼頃に目的地である青い恋人が待つ安代へと到着した。

 

まずは出荷場に行き、ちょうどお昼だったので、リンドウの共同プロジェクトなどで、お世話になっている長い間お付き合いいただいている小笠原さんと合流し、お昼をいただきながらのミーティングを行った。

 

そしてその時に新しい戦力となった女性スタッフをご紹介いただき、私たちの取り組みや、ここ安代に期待していることなどを、ざっくばらんにお話をさせていただくことができた。その新しいスタッフは、もともとは異業種にて活動していたためか、色んな見識もあり、安代に対する思いも強い方なので、これからの安代の更なる飛躍のカギを握っているのかもしれないとも感じた。さらに私の考えと相通じるところも多くあり、短時間のミーティングであったが、とても有意義なミーティングとなった。

 

そしてその後は、今回の目的であるリンドウとは異なるが、安比塗センターをご案内いただき、又右衛門として「日本の感性を世界へ。」と取り組んでいるプロジェクトとのコラボレーションの可能性などを協議することができた。

 

 

そして、いつものように各圃場を周り、その後りんどう担当者の方々や生産者の方々と夕食を一緒にさせていただきながら、今後の方向性の確認や、新たなプロジェクトについて話し合いをおこなった。そのミーティングでは互いが熱く思いをぶつけ合い、気が付けば、途中脱落者が出るぐらいの深夜まで続くものであった。

そして飲まない私もさすがに意識が遠ざかりかけたので部屋に戻り就寝した。

本来ミーティングは時間を区切り、要点を絞り、効率よく行うのが良いのであろう。多くの専門書にも、そのようなことが書かれている。でも非効率的かもしれないが同じ言葉を何度も何度も繰り返し、互いの思いを正面からぶつけ合うミーティングだからこそ生まれてくるものもある。絆がまさにそうであろう。ここ安代と私たちはそのように感じることができている。

 

それは利益のためだけではない。植物を愛し、大地を愛する者同志が、日本を背負う気持ちで、今後も新しいことにチャレンジし、必ず形にするという強い思いを共有しているからであろう。そんな何よりも大切なことを実感できたとても意義深い一日となった。

 



素晴らしき安代の皆さん。ありがとうございました。



そして29日の朝、三沢空港まで車で移動し、素敵な人たちとともに過ごした東北訪問での新たな縁に、後ろ髪をひかれる思いも感じながらも、達成感に浸り空路で帰阪をした。

 



夕方、宝塚に戻り、その夜の商工会議所の会合にも参加。少しの間だが市長や皆さんとお話をさせていただくこともでき、多くを学ばせていただけた。さらにこの場でも新しい縁に恵まれるという、本当に素敵な数日を過ごすことができた。

縁結び、道開きの神様に感謝です。