四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2016.06.12

オーストラリア訪問記⑦  最終日

いつもより少し遅めの起床。そしてチェックアウトを済ませて、フライトまで時間があるので、近くを散歩した。

 

近くにはミュージアムがあったので、せっかく機会なので、アートに触れてきた。

 

 

先日までの自然に触れ、そのパワーにも触れた時間あったためか、ミュージアムでの少し異なった感覚が、身体にスッと取り込まれていくような気がした。

 

そんな余韻に浸りながら川沿いでコーヒーを飲み、帰国のために空港をめざした。

 

そして今、いつものように帰りの飛行機の中で、このブログを書いている。

 

今回日本人として初めて訪れた街?山の中で、素晴らしいものに出逢えた。

それは植物だけではなかった。

 



とてもパワーを感じる自然のドームがあった。ここは当然観光地ではないので、人は殆んど来ることがなく、そのままの姿で保たれている。

 

そこから放たれているオーラは、私たち一行を包み込むようであり、全身で感じることができた。

 

さらに山中を散策すれば、とんでもない光景を目にすることになった。

 

これはアボリジニーが残した手形である。どれぐらい前に残されたものかはさだかではないらしいが、地層からはこの地は何千年前からの物であるとは推測される。

 

そしてその解明のために、多くの考古学者がこの地を訪れ、研究をしているとのこと。

当然この場所へは、本来であれば私のような、訪問者は入ることはできない。そのようなすごい所をDanny のおかげで案内していただけた。本当にラッキーである。

 

残念ながら、私がこの場所へ皆様を案内することはできないし、直接問い合わすことも不可能である。但しこれから整備をすすめていくために、この土地のオーナーが移住してきたので、いつの日か多くの人が、この地を訪れることができることになるかもしれない。その日が来るのを心待ちにしていただければと思う。

 

ただ自分だけ観て厚かましいのだが、個人的には、いつまでもこのままの手つかずの素晴らしい状況であって欲しいようにも思っている。



私はこの壁画を観ながら、原住民であるアボリジニーの人たちが、何を思い、何を感じ、何を願いながら、形として残していったのかを想像してみたが、読み取ることが出来なかった。また真実は恐らく誰もわからない。

 

でも少なからず大地や植物、そしてそれらと共に生きてきた人々に尊厳の念をもち、活動している私たちには、その思いの一端は感じられているかもしれない。

私は今の大地や植物と触れる仕事をつづけながら、彼らのメッセージを伝えていければ、価値あることだと思うのと同時に、そのことを伝える責任があるとあらためて感じた。

今回の訪問でも初めての土地、人、植物との出逢いがあり、また再会もあった。はじめてのメンバーと同行することで、さらに意義あるものになったかと思う。そして、上記のように自分自身の存在意義を再確認できたように思う。

そんな素晴らしい旅であった。

日付が変わり、いつものように眠れずの機内で、行程を思いだしながら、意識が飛びかけての乱文でのアップを申し訳なく思っています。すみません。言葉は足りませんが、その分行動で示していきたく思っていますので、これに懲りず、また引き続き又右衛門ブログをお読みいただければと思います。

ありがとうございました。