四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2015.10.02

スペイン訪問記 2015 秋 ② ヌレス

昨日の宿泊は、ヌレスという街の近くであった。朝7時、足早に食事を終えて、お迎えの車に乗って、まずはViveros Canos社のOfficeに向かった。

移動中では、朝早くでもあるが、昨晩の喧騒とは全く違った静けさである。何故昨晩が騒がしかったというとFOOTBALL(サッカー)のゲームが開催されていたからである。

ヌレスの人口は約45,000人そしてサッカー場の収容人数が23,000人で満席状態のこと。まさに人口の半分が、FOOTBALLに熱狂しているということになる。それを聞かされると街中が騒がしくても当たり前だとすぐにわかった。結果は地元チームが1-0で勝利したとのこと。まー何にせよ、良かったと感じた。

しばらく雑談した後、車はオフィスに到着した。そしてデスクで今日の予定を確認し、早速現地を見回った。

いつも目的地に行く途中には、このようなアガベ アメリーカナをときどき見かける。このアガベは開花すると枯死するため植栽には向いてないかもしれないが、そのフォルムはユニークである。


しばらくして、オリーブの圃場へ到着。ここでオリーブについての今後の取り組みや、日本以外の海外出荷の相談などを行ってきた。

ここで少しTEA TIMEをして、事務所近くの出荷場へ戻り、出荷間際の植物のチェックを行った。

これはダシリリオン ロンギッシマムこの中から状態のいいものを送ってもらう。

相変わらずの美しさのユッカ ロストラータ ブルー・スワン。このナーセリーの一押し商品である。

これはユッカ リネアシス、ユッカ ケレタロエンシス。美しい形。

これはトリーミング前の ユッカ ロストラータ ヒドラ。幹の分岐具合は、まだ見えないが、トリーミング後はいい感じに仕上がると思う。

そして、なんとダシリリオン ウォーレリーのカール。突然変異で出たのだろう。彼らは、ノリナ ネルソニー トルネード同様に別名 KANAOKA MODELと嬉しそうに言っていた。何にせよ。このようにネタとして言ってもらえるのもありがたいと感じながら愉快に視察をした。

これは人気の100年オリーブ(百年オリーブ)数は潤沢にないが、いい感じで仕上がってきている。来年の到着が楽しみである。

そうこうしているうちに、ランチタイム。いつも行きつけのレストランで食事をごちそういただけた。

そこでレストランの素敵な店員さんに、私がつけているネックホルダーがどこで買えるのかをきかれたので、買ったばかりで汚れてもいなかったので、そのまま差し上げた。

食後のデザートは焼きリンゴ。大好物でもあり、お昼から食事を堪能できた。

午後は主にデスクワーク。今後のことや、日本総代理店の契約更新などについての意見交換を行い、夕方まで熱く語り合った。

最終的にさらにこちらとしては常に向上心を持ち、オリジナルや高品質のデザットプランツを供給してくれるViveros Canosへの不満はなく、先方も弊社への信頼は揺らぎないものであるとのことから複数年の日本総代理店契約を更新することになった。

でもしかし、私は思う。
日本総代理店として他社には無い素敵な植物を販売できるということより、こんな素敵な人たちの代弁者であり、彼らとともに歩むことができることを何より誇りに思う。と言うことを・・・。
そしてミーティング終了後、バレンシアまで送っていただき、食事を済ませ、ホテルに戻り、デスクワークを終えて、深夜ベッドに横たわった。