四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今週、オーストラリアでの弊社が日本総代理店をつとめさせていただいているナーセリーから、すごいのが無事到着した。
オーストラリアのネイティブ プランツの代表格とも言えるグラスツリー(グラックボーイ)である。
そのグラスツリーの中でも、シルバーブルーの葉が美しく、もっとも人気であり、希少性の高い、グラウカである。
そしてさらに希少なマルチヘッドである。このサイズは日本で流通させられるものでは恐らく最大級であろう。見事である。
今まで、多くの人が、この種のものの輸入に取り組んできたが、成果が残せず、多くの人が断念してきたのだが、昨年、ナーセリーや農学者、政府機関の協力によって、発根済みで輸入に成功した。今も元気に日本で育っている。そして今回さらを進化させ、このような見事なマルチヘッドの輸入することができた。
ネットでは、ベアルートでの輸入でも可能とは言われているが、私の経験値では、それはかなり至難の業でリスクが高いのではないかと思っている。それにはグラスツリーの特性があるからである。そしていくつかの課題をクリアし、やっとここまでたどり着けた。
中にはこんなツインタイプもある。
小さなシングルのグラスツリーでさえ、日本ではめったにお目にかかれないため
これだけのグラスツリーを目の前にすると、日本ではないところにいるのかと勘違いしてしまうぐらいである。
ここまで到達するには本当に多くの人の協力や支援があった。
でもそれだけでは不可能であったと思う。そしてそれらに加えて多くの人の情熱があったからこそである。さらにグラスツリーの応える力があったように思う。
それらが相まって言葉にはならない植物と人との会話が成立した結果であると言えるのではないだろうか・・・。
近いうちに日本の植物園や各所で観ていただける時が来ると思う。その日が待ち遠しく思える。
きっとグラスツリーもそう思っているに違いないのではと思っている。