四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2015.04.15

古き良きもの。新しき良きもの。

私は最近、矢野TEA氏が手掛けるプロジェクトを通じ、日本古来の文化や伝統と新しき創造に触れる機会が増え、日々多くの人から感動や学びをいただいている。

そして今回も、多くの「素敵」に出逢えた。

まず昨日は、いつもお世話になっている幼友達のご紹介で、欄間に携わられていらっしゃる方への訪問させていただく機会をいただけた。

まず応接に通していただいたのだが、まずは目の前に素敵な作品が目に飛び込んできた。

いかがですか?絵や写真では表しきれない、立体感。陰影。
私の芸術に対する感性の高さは別として、私でもその作品の素晴らしさは十分に理解ができる。

その他にも素敵な彫刻や欄間が多く、保存されておりでおり、うならされるものばかりである。

本当は、キチンとした写真を撮って皆さんにお見せするのが礼儀であり、当たり前であるが、とりあえずこのような素晴らしい作品に出逢えたという感動をいち早くお届けするために、作者には本当に失礼であるが、今は、このなんちゃって写真のアップで辛抱していただければと思う。いずれしっかりとした写真、または現物の作品を、作者プロフィート共に、皆さんにお届けできればと思っている。

今回初めて作者とお話をさせていただく時間をいただけたのだが、とても人柄のよい方で、親切に、熱く語っていただけ、会話も弾んだため、あっという間に時間が過ぎてしまった。そして私たちが海外向けに取り組んでいるプロジェクトにも共感いただくことができ、今後もご協力いただけるとのこと。本当にうれしく有意義な時間であった。

さらに作者を紹介していただいた方もとてもアクティブに活動されている素敵な方であった。昨今とても人気のあるプロジェクションマップなどをはじめ、多くの事業を手掛けており、とても有名なイベントも手掛けてこられた実績の持ち主である。そんな青年とも出逢え、今後も何か植物を切り口に一緒に面白いことが取り組んでいくことができると、夢を勝手に膨らませることができた1日であった。

そして今日は、教材用の和風の小さな植物の依頼があったので、近郊で数多くの盆栽を手掛ける老舗に初めてお邪魔させていただいた。

そこには小さなものから大きなもの、様々な品種の多くの魅力的なものが、とても多く栽培されていた。

そこで私の好きな木の一つである藤の木に出逢えた。


盆栽仕立てのように手を加えているものではなく、自然に管理されていて、見方によっては龍の姿にも見えるフォルムが魅力的で、かなり惹きつけられるものがあった。

この訪問のおかげで、まだまだ一部に過ぎないが盆栽の素晴らしさ、奥の深さを再認識することができ、これもまたとてもいい機会になった。

私はこの2日間、日本の新しいもの、古き良きものに出逢うことができ、その素晴らしさを知ることができた。であるならばそれをできる限り多くの人に伝えたい。また伝える義務があるのではないかと思う。さらに、この両者の良きところを融合させて、新しき素晴らしいものを創りだしていくことができればと思っている。

このように来年の海外へのチャレンジに向けて、様々な技量や視点をもつ人がつながり、日々増えていくことに、静かな興奮をおぼえることが、日々の支えになっているのではないかと思う。ありがたいことである。