四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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数時間の睡眠後、早朝起床。今日が本格的活動日になる。
まず朝7時 朝食前にナーセリーのオフィスでモーニングミーティング。
本日と明日の活動予定と今回のビジネスの方向性の確認。
8時30分から近くのレストランに移動し、朝食をとりながらも、打ち合わせ。
その後戻り、まずは自生しているところを散策。レアものやユニークなものを探しに行くことになる。
まずは、ディクソニア アンタルクティカが多く、自生する場所へ。
専門の方なら、ご存知の人も多いかもですが、日本国内に輸入され、流通している木性シダは、ほぼこの品種と言っていい。別名 ソフトツリーファンなどとも言われている。
この種の特徴は、ベアルートで入荷させても、発根、活着しやすいと言われているため、手がける輸入者も多いと思う。昨年の私たちの入荷テストでも発根している。
ただ現地に行かず、日本にて購入できるものには、私自身個人的にも興味が薄いし、日本のカスタマーも、私とパートナーシップをもっていただいている意味がないと思うので、何か面白いものがないかと探索。
早速自生地に足を踏み入れてみる。そんなに険しい道のりではないが、国内の整備されたナーセリーとは当然違う。
途中で野バラのつるに足を引っかけられたり、ヒルにくっつかれたり・・・。
日本であれば蚊に刺されただけでもネガティブであるが、ここではそんなな状況であっても興奮しているためか全く痛みは感じない。それどころかさらにエキサイトしてくる。
そのような中。日本ではないであろうユニークなタイプのもの実際にいくつか探しあててきた。早ければ今春には届くであろう。是非続報を楽しみにしていただければと思う。
続いて他の種のものを・・・
これはキャティア オーストラリス。この発音では通じず。サイアスィアと言った方がいいみたい。別名 ラフツリーファン。
遠目には、ディクソニアとほぼ同じ。一般の人なら、間近にみても違いを感じられないほど。
でもこれは品種の違いではなく、植物の分類自体が違う種であり、輸出にはクリーニングなどの手間が多くかかる。また輸入後の発根などの管理が難しいので、輸送にテクニックが必要である。
さらにワシントン条約の規制対象種でもあるため、手続きも煩雑になってくる。
それであれば、わざわざそのような多くのリスクを抱えてまで輸入する必要はないであろうと思うであろう。
でもこの種はディクソニア アンタルクティカに比べ、多くの欠点こそあるが、とても大きな利点がある。それは、ディクソニアが直射日光には、弱いのに対し、発根活着すれば、直射日光にも強いという屋外管理や庭植えにするのはとても大きな利点があるからである。これなら格段に活用範囲が広がってくる。
それら以外に、次のこのような品種のものを、自生していたり、ナーセリーで管理していたりしているものを見せていただくことができた。
Dicksonia(ディクソニア)では
Cyathea(サイアスィア)では
これらのように幹が黒光りするもの。ゴールドに輝くもの。シルバーに輝くものなど。
この中には、かなりのレアものがある。
シルバーのものは、葉を裏返すと、裏白の様にシルバーに光ることから、原住民が、裏返した葉を山道に敷き、道標がわりに利用をしたとのことであった。またニュージーランドのオールブラックスなどの紋章にも描かれているとのことを教えられた。
この中から厳選したものを、1年以上かかっても良いので、慎重に養生し、最善の輸送手段をとって、輸入をしていこうと思っているので、ご期待いただければと思う。あ
さらに進み巨大なツリーファーンに勇気と力を充電し、遅めのランチも兼ねて、近くにあるパークへ移動した。
今まではツリーファーンの下もしくは横を歩いて来たのだが、今度は上からディクソニアを見てみた。私たちは間近に触れて、見ることができても、このように上から見ることはここでしかできないのではないだろうか・・・。
天に向かって雄大に葉を広げる姿の美しさは、文明のないころの人たちには、許されなかった天のみぞが観ることができる素敵は光景であったのであろうと感じた。そしてそんな素晴らしい光景にしばし心を奪われたり、好奇心をあおられたりで、多くの時間を費やした。
そして、夕方からディナーに向かう。夕方と言っても日没が21時ごろなので、日本では十分、夜と言える。
ナーセリーから車を走らせ、港で、、さっと食事を済ませ、Great Ocean Roadの絶景にわずか10分程度であったが滑り込みセーフでギリギリ身を置くことができ目に焼きつかすことができた。
その景色の素晴らしさを伝えるには私の下手な文章や言葉はいらないと思う
もっと素敵な光景を見たい方はネットで観ていただければと思う。
Twelve Apostlesという名所であるが、本当に素敵であった。
しばらくして日没を迎え、ホテルに戻り、明日最終日のための準備を行った。日没が遅いためと、やるべきことも多く、気が付けば今日も2時をまわってしまっていた。
とうとう明日は最終日。残された短い時間で多くのことはできないが、簡単に来ることができる場所ではないので、できるだけることを伝えて行ければと思う。
おやすみなさ~い。