四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2024.12.31

1年の最後の日に想うこと(2024Ver.)

今年もあっという間に1年が経ち、そして昨年と同じような内容の言葉で締めくくらせていただくことができることを喜びに感じている。

今年1年間 パートナーと共に目的を共有し、取り組んでいけた結果であると思っているからである。

確かに数字としては、当初の目標より厳しい状況であったと言える。ただそれは努力を怠ったとかというより、業界全体が厳しい状況であったからだとも考えられる。しかしながら十分に業績を伸ばしている企業もあるので、そこは経営者である私の至らないとこであったと言えるので反省すべき点である。

ただ言い訳ではなく数字は十分でなかったが、今後につながる基礎となるものは残せていけたのではないかと思っている。

生産分野においては、日本においては秋田での松生産事業も本格的に始まり、昨年以上の結果を残すことができた。今後はさらに拡大をさせていきながら、地域の名産品としてつくっていければと考えている。

また新たに沖縄では、電撃的に素敵なパートナーと縁が繋がり、現状に保有されている20,000㎡の敷地での観葉植物の生産に関わらせていただくことになった。さらに11月から新たに造成された一等地にて、先週から新しいハウス建設のための基礎打ちを行うまで進めることができた。ここではパートナーと共に植物の魅了を伝える取り組みを行っていくことになる。大きな一歩を踏み出せたと言える。

タイにおいても、新たに借りる3ライ(5,000㎡)に遮光施設など出荷施設の建設に着手するまで進めることができた。ここでは日本の技術などを用い生産・養生などを進めていくが、日本向けにだけ生産するのではなく、近隣諸国向けや地産地消を視野に入れて取り組んでいくことになる。実際既にここで準備した植物が中東への輸出を成功させたことは、今後にとって大いに期待できることであったと言えるであろう。

さらにスペインでもパートナーとの共同にはなるが、日本向けの出荷準備施設、通称又右衛門エリアが増設されることが行うことができたのは大きな収穫である。今後は輸入だけではなくここをハブにして日本の花きを欧州に出荷していければと夢が膨らんでいく。

またオーストラリアでも日本向けのスペシャルな植物を確保していただける施設が整いかけているなど、今後は他国でも同様な取り組みを行っていければとも考えている。このように国内外で生産を拡大していければと考えている。

本業と言える卸部門は、市場入荷の状況や取引先の状況など、自助努力だけでは何ともならないところもあるが、大きな変化もなく横ばいから少し軟調であったかもしれない。ただ横ばいが必ずしもマイナスとは思っておらず、労務改善に着手しながら、現場は工夫し横ばいにもっていけたことは評価できると思っている。これを粘り強く耐えながら進めていくことができれば、きっと陽が差し、追い風が必ず来る。実際にその気配は感じている。後はその陽が差し、風が吹いたときに、いち早く帆を掲げ、強い力で前に進むことができるかということであろう。それが私の役割であり、責務であると思っている。

いずれにしても一緒に歩んでくれる仲間や世界に拡がるパートナーのおかげで、大きく前に踏み出せた1年であった。みんなには本当に感謝である。この場を借りて「ありがとう。」と伝えさせていただきたい。ただ残念なことに年末の最後まで走り切れず、他界したメンバーもいた。労働とは関係ないとしても、仲間を失ったことは悲しく残念である。そのような悲しみに耐えながらも、その穴を埋めたチームは素晴らしかった。

また関連会社を含め大きな功績を残し、卒業していくメンバーもいる。ただ彼らは単に去っていくのではなく、そのようなメンバーが知恵を出し合い、新たなチームをつくり新たな目標のために進んでいければと思う。個人的には新たに定年などなく、個人の自由というような組織なものができれば面白いと考えている。まだまだ思い付きではあるが・・・・・。

さ~来年もいつもの仲間に加え、新しく繋がる仲間やパートナーと共にしっかり1年間取り組んでいきたいと思っている。

有限会社薔薇園植物場ブログ

最後になりますが今年も1年間私の稚拙な又右衛門ブログをお読みいただきありがとうございました。相変わらずの日本語や文章力で、読みづらいとは思いますが、皆様からの励ましの言葉に支えられて続けることができました。来年も皆様におだてられながら引き続き書いていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

最後になりますが1年間本当にありがとうございました。どこまで皆様にお会いできますことを楽しみにしております。良い年をお迎えられますよう・・・・・・

バラエングループ代表 金岡信康

植物活動家、ボタニカルプロデューサー 四代目 金岡又右衛門