四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今日の午前中はヌレスにあるナーセリーViveros Canos社に訪問をさせていただいた。
Viveros Canos社は、ユッカ類をメキシコからの輸入品には問題が多いことにいち早く着目し、スペインにて優良な株からティッシュカルチャで増殖生産し、そこからさらに選別を繰り返すことで、他にはないような美しく、さらに耐湿性もあるものを多く世に送り出してきたスペインにおいての草分け的存在である。
中でもシルバーブルーに輝く種”ブルースワン“は世界中の憧れの品種となった。
他にもとても大きなメデューサなど現在も世界中から要望が集まる種を生産している。
今回の訪問は、そのような素晴らしいパートナーとの日本総代理店の継続契約のため本社へと向かった。まず訪問しお互いの近況報告をしたうえで、来年度以降についての話となった。
その話はすぐに終わり、大変ありがたいことに来年以降も変わらず日本においての総代理店をお願いしたい。今後の全てを任すとまで言っていただくことができ、とても嬉しく身の引き締まる思いがした。さらにアジア他国への進出にも応援いただけるとのことであった。
そして来年の出荷の調整などを行った後に、早速圃場に向かい日本向け養生・管理施設(通称 又右衛門エリア)のチェックを行った。
エリア内にはメデューサやリネアリス、ブルースワンが出発を控えてくれていた。
また又右衛門エリアとは別にメデューサはじめユッカ類
アガベ・マンガべなども順調に生産されていた。
またサボテン類など魅力的なものも多く生産が進んでいた。事務所近くの圃場を見学した後、車で移動し来年に掘り起こす予定の圃場に向かうことにした。
そこには、マルチヘッドのブルースワン マウレーンが一面に拡がっていて圧巻であった。おおよそ背丈ぐらいのサイズで、頭が5つはゆうにあるであろう逸品である。その数500以上とのこと。
この畑を来春に掘り上げる予定のため、又右衛門が再訪しまず選別をさせていただけるとのことである。嬉しい限りである。
他にはエレファンティペスの葉の広い種もあり、青々と葉も輝いており綺麗であった。
人気のダシリリオンも多くあったので、いろいろと見学をさせていただいた。
そして再び車に乗り込み近年に建てた新しい施設を見学させていただくことにした。
ここにもブルースワンはじめ多くのユッカが管理されていた。
これはユッカ グロリオサの葉の広い種でローンスター。通常のグロリオサは年に1回花が咲き、そのダメージは大きいが、このローンスターは花が年に2度咲くがダメージがほとんどないとのことである。日本でうけるかは未知数ではあるが・・・・ほかにもノリナネルソニーなどもあったが、日本向けには厳しいとのことであった
この他にも時間の限り見学をさせていただいたが、畑以外の施設でも8ヘクタールあるとのことで、周り切ることができずであったので来年4月の再訪時にあらためてゆっくり周らせていただくことにして、この地を後にした。そして車に乗り込み南下し、エルチェ方面に向かった。
途中ではイベルフローラではじめて会ったナーセリーの訪問を行い夕方にエルチェのパートナーのナーセリーへと急行した。
ここは大きなブラヘアを多く保有していて魅力的である。ただ皆さんも知っているかと思うが、ヤシ類は根洗いを行うとほぼ枯れてしまうため、大きなヤシを日本に輸入するのはかなり難しい。そこでこの難問を何とかクリアできないかとお互いが取り組んでいる方法があり、何とか来年あたりには結果が出せそうなところまで来ているので楽しみである。
他には大型のフィカス類もあり、まだまだチャレンジしたいこともあるので今後が楽しみである。
そしてランチも食べずに動き続けた1日はあっという間に終わり、ホテルに戻りこのブログを書いている。明日は早くも最終日、それも半日しかない中で最後までできるだけ植物に触れていこうと思っている。ではではこの辺で。