四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2024.08.06

五輪のオリーブ

各国のアスリートが競い合うパリ五輪が開催され、連日その活躍をネットなどで拝見をしている。そして一生懸命に取り組むアスリートの姿に感動を覚える。

それと同時に開催にあたり建築、植栽、企画、運営など、表には出てこない人の努力も相当あるだろうなと思いながら拝見している。賛否両論もあるかもしれないが、まずは五輪が開催されることへの感謝を感じている。本当にご苦労様である。

そのような五輪中継を見ていると、東京五輪に併せて記念植樹させていただいた樹齢約1000年のオリーブの状態が気になり、都内出張時に時間をやりくりして夕方国立競技場に隣接する明治公園へと向かった。

このオリーブは東京五輪に併せ、入場セキュリーティーゲート近くに仮設置されたが、五輪自体がCOVID-19の影響で延期。さらに無観客開催となったため、皆さんの目には触れることをなかった。

そして明治公園の整備が終えるまでは、厳しい環境ではあったが、無事にこの地に植栽がなされ、何とか元気を取り戻してくれるようになってきた。私の手から送り出した子ではあるが、私にとっては大切な子の一人であるので、今年になっても4度ほど来て、勝手にチェックをしているのでよくわかる。

そしてオリーブくんを眺めながら、スペインの大地に植わっていた頃、多くの皆さんの手によって様々な準備がなされていた頃。そしてはるか日本までやってきてくれた時のこと。そしてこの地に設置させていただいた時のことなどを思い返していた。

そして現在管理されている方々の日々の努力に関わらしていただいた一人としての感謝をするとともに、このプロジェクトに関わった人々全てが金メダル受賞に等しいのではと思っているうちに陽は落ち、再会を約束してこの地を後にした。

さ~~パリ五輪も後半戦。観客がいる世界に戻ったことへの感謝と、日本はじめ各国の活躍を大いに期待しながら全ての関係者の応援をしていこうと思う。