四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2024.07.03

又右衛門 オーストラリア紀行⑤ブリスベン市内にて

今日は、数日間仕事に食事、宿泊と全てお世話になったDanny宅を離れブリスベン市内へ向かう日である。

早朝にも関わらず、食事をご用意いただき、ギリギリまで打ち合わせを行った後、DannyさんとCarolynさんと強いハグと握手をかわした。そしてお互いの健康と近いうちの再会を約束し、後ろ髪を引かれる思いでKaoriさんの車に乗り込み、ブリスベン市内をめざした。

そして約1時間。まずは今回急遽参加いただいた同行者の方を空港にて見送らせていただき、私とKaoriさんは、夕刻の出発まで、ブリスベンにて活動をすることにした。

ただ先日から降り続いている雨が残っていたため、屋外での活動が難しく、私たちの事業の重要な一つでもある量販店での植物販売の参考のために数店舗見学をさせていただいた。

これは大手食品スーパーの花売り場、店員の方に声をかけさせていただくと、素敵な笑顔を返していただけた。ブーケが40AUDなので約4,000円。カスミソウだけの花束で約1,500円なので、日本に比べてお高めではある。ただ10年前に訪れた時のより、はるかに品質は良くなっていた。

またガーデンセンターも見学。広々とした敷地で展開がされている。郊外型ではないので大きな植物はないが、屋内外用の植物をチェックさせていただいた。

また植物はほぼ同様なものが日本でも販売されているので、価格以外は参考になるものは少ないが、陳列什器は卸店舗でもとても参考になるものを見かけることもあるので、しっかりチェックをさせていただいた。

また店内ではクイーンズランド州のこの時期が、ホリデイということもあり、子どもたちへの園芸教室も開催され熱心に子どもたちが参加している姿が印象的であった。

そして引き続き雨は降ったり止んだりで、屋外での活動には足元が悪く、その準備も整っていなかったため、過去に何度も訪れている大きな植物園視察は今回行わず今回お世話になったKaoriさんのご主人とのランチをはさんで、いくつかの屋外施設を見学することにした。

ここは通りすがりに、車の窓から馬の看板がたまたま目に入り、Kaoriさんにたずねると競馬場とのこと。そこで急遽少しだけ車を停めていただいた。以前のもこのブログでアップさせていただいたことがあるが私たちグループでは日本にて競走馬向けマリネックスを製造販売したり、協力会社では植栽の改善に関わらせていただいていたりすることから、レーシングコースには興味があり、せっかくのチャンスなので少しの時間であるが視察をさせていただいた。

この日は競馬の開催日ではないのでひっそりとしてはいたが、興味深く柵の外からDOOMBEN競馬場を見学させていただいた。

そして驚きなのが、道を挟んだ向かい側には、もう一つ競馬場があるとのこと。あまり詳しくはないが日本ではまずそのような場所はないはずである。どうして2つの競馬場が並んでいるのかは、リサーチできていないが、日本では中央競馬と地方競馬があるので、その2つが隣接しているのか?それとも同地区で競馬頻繁に開催されるためレースコース保全のために2つの競馬場を運営しているのか?など気になるところであった。

そしてわずかの時間であったが、もう一つのAscot Green競馬場をさっと見学させていただいた。ここも開催日ではないため関係者以外は人を見かけることはなかったが、コースの芝や植栽などを見学させていただいた。

そこでコースに隣接するレジデンスのようなものがあり、すでに入居済みの棟や建設中の建物もあった。それにしても建物のベランダの目の前がレースコースとは、競馬好きの方には、たまらない施設であろうと思えた。

これはランチをしたレストラン近くの植栽。この辺りは高級なエリアとのこと。うちっぱなしにボリュームのあるモンステラの植栽が、シンプルでかっこよい。

その他も高級エリアということもあり素敵であった。

その他にも公園を見学。大きなローズガーデンがあるが、改植などでほとんど開花はしていなかったが、作業の合間をぬって、私たちの質問にも答えていただけスタッフはとても親切であった。

他にも素敵な植物やご紹介したいものもあるがこの辺で。この公園を見終わる頃にはそろそろ活動のタイムリミットとなり、街中に少し立ち寄った後、再度ブリスベン空港へと向かった。

ここでKaoriさんとはお別れ。Kaoriさんには、この4日間つきっきりでアシストいただき、さらに通訳以外にも私が足らないことも補っていただき本当にありがたかった。素敵なパートナーである。心より感謝である。

そして別れ際では再会の約束と今後の協力をお願いし、私は手荷物検査場へと向かうことにした。

国内線で移動し、シドニー空港に到着したころには辺りはすっかり暗くなっていた。そこからホテルの有料ミニバスに乗ってホテルに到着。チェックインを済ませ、部屋に入ると早速シャワーを浴びた後、持っていたリンゴやスナックなどで簡単に夕食を済ませてから、寝過ごさないように、デスクワークはほどほどにして早めに眠ることにした。

さてと明日は帰国。無事に帰れますように。