四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2024.06.24

【又右衛門 タイ紀行2024年6月②活動編 日本向け出荷】

今回の訪問中で行った主な活動中で、お話しできることをいくつか・・・

まずは、日本向け出荷を行ってきました。今回の出荷はアロカシア各種とネペンテス(食虫植物)です。まずはアロカシアから。

今回の日本向けアロカシアは、4種類。エレファントイヤーと言われるとても大きな葉に生長する品種(上の写真)写真の葉はあまり大きくないですが地面に植えるともっと大きくなります。

他にブラックタイプ、斑入りタイプ、葉が三角の少し耐寒性があると言われる品種を送りました。

土から掘り上げて、POTで管理していてもこのようにたくさんの根があります。一見写真だけ見ればきれいに洗えているように見えますが、この根元には多少土が残っています。

そのため、一旦ほとんどの根をそぎ落として、たわしと歯ブラシで完全に洗います。この作業を現地の方に任すと、ほぼ泥は残った状態となり、日本の検査では一発アウトになります。

ここで注意すべき点は、根周りを完全に洗いきると、いくら丁寧に行っても傷をつけてしまうため、私はマリネックス溶液にしばらく浸して、殺菌、保護、修復機能を増長させてから日本に送るようにしています。

※このブログを書いている時にはすでに日本に到着し、全てパーフェクト合格をしています。

また洗う時にはアロカシアの樹液に皮膚が反応する人が多くいます。又右衛門もその一人です。実際に半日この作業をしていたため、両手はかぶれたようになり、薄めの発疹とかゆみに悩まされました。約3日間症状は続きましたので、敏感な方はご注意くださいませ。

またネペンテスの出荷も行ってきました。写真のような希少なもの。

またふぐ提灯のような愛くるしいもの。

とても小さく可愛らしいものなど色々と。ネペンテスはCITESが必要な種になりますので、各種届を行ってからの輸出になります。決して輸送に強い種とは言えないため、アロカシア同様、植物検疫はパーフェクト合格し、私が送り出したものは、一足先に日本に到着しています。

今は植物部にて少し養生させてからの順次皆様のもとにお届けできればと思っています。楽しみにしてくださいね。