四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今回は今年2度目の沖縄訪問となった。私はここ数年沖縄に来させていただくことは、あまりなかったのだが、あるプロジェクトにおいてのつながりにて今年2度目の訪問となった。
到着した初日は1日中、雨が降り、さすがレインマン又右衛門ぶりを発揮してしまい、仕事がしにくくご迷惑をかけたかと思ったが、沖縄では深刻な水不足で取水制限手前までの状況であったので、生産者の方々には皆さんからとてもありがたいさすがレインマンともお声掛けいただけた。
私たち花き園芸業界において沖縄と言えば、切り花や観葉植物などが多く生産される有数の産地である。特に沖縄の気候を活かした観葉植物の生産出荷は屋内トップラスであり、国内の園芸に関わるバイヤーが、定期的に訪問し、植物の確保するために訪れている。そして私たちグループの2部門もその中に含まれており、私たちの担当者は沖縄の生産者の方々と長年特別な関係を培ってこさせていただいており、本当にありがたいことである。
そのような関係がありながら、私が沖縄を訪問させていただく理由は、多くの関係者のような目の前に並んでいる植物の選定や確保ではなく、別の目的があっての訪問である。その一つが、農業分野において生産者や生態系など環境に配慮したグループ会社が開発する画期的な細胞膜透過性資材や技術の提案である。本州においてはすでに野菜やお米の生産者に導入いただき顕著な結果を得ることができており花卉関係においてもご相談をいただくことが多くなってきた。そのような取り組みが沖縄にてもお役に立てるのではないかと考えての訪問である。
その他には、数年前より地元の事業者の発展を目的とした壮大なプロジェクトが描かれており、そのキーマンたちとのディスカッションのためである。そのキーマンたちは、業界にてはとても名の知れた方々であり、それぞれが素晴らしいビジョンを持ち、すでに多くの活動や実績も残す素晴らしい方々である。またお互いの植物に関わる活動において互いがリスペクションし合える魅力的な方々である。そしてそのプロジェクトにおいて又右衛門が担えることや、必要性を確認することができ、とても意義のある時間が持てた。
私の役に立てることはどこまでかは未知数な部分はあるが、地元の発展、花き園芸の発展のために立ち上がった若き猛者と勇者の魅力的な計画に大いなる刺激と学びをいただき、ぜひ実現させたいと強く感じたので、又右衛門の持てるものを投じていきたいと思っている。とても壮大な計画であるので楽しみがいっぱいである。
そのほかにも以前からお世話になっている方々に相乗し生産者の訪問をさせていただくことで日々お世話になっている生産者へのご挨拶や移動中に、様々なことを学ばせていただけ、本当に意義深い沖縄訪問となった。
さらに大好物の沖縄ぜんざいも食べることができ大満足である。ただ大好物の三矢ボール(黄金ボール)が販売終了になったのと、帰りの車で、ペットボトルのさんぴん茶を半分以上ズボンの上にこぼしてしまって、空は晴天であったが私の体の一部はどしゃ降りであったことは残念ではあったが・・・・・。
このような感じの短い滞在ではあったが、今月少し歳をとった又右衛門を奮い立たせていただけるきっかけとなる訪問となった。様々なしがらみや問題など、これから多くのことで考え、悩み、苦しみに直面していくかもしれない。そしてその実現のためには今まで以上に時間と行動力が必要とされるため、今までの役割や活動を制限しなければならないことになるであろうが、その全てが植物のため、関わる人と一緒に笑顔を見るために繋がっていることを確信しているので“前へ。前へ”と歩んでいきたいと思う。
素敵な風を心と身体で感じながら・・・・・。