四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2012.08.27

福島県 川内村訪問記 新しい出逢いと再会

一昨日、昨日と8月最後の週末、私は福島県の川内村を訪問させてもらった。
このきっかけは私が以前から本当にお世話になっているコドモエナジーの岩本社長との打ち合わせだった。
岩本社長は、以前から川内村において、壮大な計画を進められてきており、その関連のテレビ取材が週初めにあり、私も同席させていただいた。
その時に、私に原発被災からの復興において、川内村で何かできないかといっていただき、私は花の業界にいるので、私が出来ることとして、いくつかの提案をさせていただいた。
その時のテレビ取材班のメンバーが川内村出身ということもあり、私の提案にとても興味をもっていただけた。
そこから今回の話ははじまる。
思いついたらすぐ行動に移せねばと、その週末に岩本社長と郡山で合流し、川内村に連れて行ってもらった。
何を隠そう私に「思いついたらすぐ行動」を教えてくれたのは岩本社長である。
郡山から車で約2時間走ると、川内村。


本当にのどかな景色が目の前に広がる。

少し山道に入れば、このような景色があり

国道沿いにもこのような古民家もある
本当に素敵な村である。
でもしばらくみていると、

このような景色を多く見かける。
これは原発事故によって汚染された土を剥ぎ取り、大きなバッグに詰められ積み上げているのである。
透き通るような青い空、深く元気に茂る森の木々、その中にある放射能によって汚染された土が山積みされた青いバッグ。これらが産み出すコントラストはあまりにも強烈で、私の目の中に幾度となく飛び込んでくる。
ここで産まれ育った人は、この光景をどんな思いで見ているのか、きっと私の想像ははるかに超えているのであろうと実感した。
そしてその夜は宿泊施設である「小松屋」さんに、お世話になった。

ここのオーナーは井出さんといって川内村商工会の会長など様々な要職につかれ、川内村の発展に随分も前から、ご尽力されてきた方で、本当に要の方である。
そのような多忙な方が私のような若輩の言葉に耳を傾けていただき、ご意見、共感をもっていただき、温かく出迎えていただけた。
そして、そこでの話は岩本社長を中心に夜遅くまで続けられた。
そこでの話の内容、今後の取り組みにおいては、随時報告していければと思っている。
是非こんな私でもできること。こんな私だからできることで、何とかこの村の復興への役荷たてればと思う。花の力をかりて・・・
最後になるが、ここ川内村でも新しい出逢いがいくつもあった。さらに思ってもいなかった再会も感じた。
それは話の中で、私が8年前、ボランティアでモンゴルに学校を建てに行った時に、色々助けていただき本当にお世話になったNGO NICEの開澤さんの名前が出てきた。
何と言う偶然であろう。井出さんも私もその共通点に驚かされた。きっと運命なのかなとも感じた。
恐らく、数ヵ月後、彼との再会が出来るであろう。
そしてここ川内村で、また一つドラマが始まる気配を感じた。
まさに「人の駅 かわうち」を実感できた。

本当に皆さんに感謝です。
次号では川内村の素敵な景色、花たちをアップします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。