四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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少し話が前後してややこしいですが、昨日の午前中に訪問したViveros Canos社の訪問について書かせていただきたい。
早朝、アリカンテを出発。車でバレンシア方面へと向かう。途中車の入れ替えなどを行い、お昼前にバレンシア地方にて展開するViveros Canos社の訪問をさせていただいた。
Viveros Canos社はスペインにおいてユッカやアガベ生産を手掛けた先駆者であり、最高品質の植物を出荷する草分け的存在のナーセリーである。ありがたいことにバラエングループは長年Canos社の日本総代理店をつとめさせていただいており、スペインにおいてかけがえのないパートナーである。そのためスペイン訪問の際には、用事の有る無し関係なしに訪問をさせていただいている。
Canos社のほぼ全面を切り盛りするエレナさんは、私たちが予定より少し早く到着したのと、現在子育て奮闘中ということもあり、未到着であったが、ここの写真のとても柔和なスタッフ方々が大歓迎でむかえていただき、早速圃場を拝見させていただいた。
まずはこのエリアから。ここはご存知の方も多いとは思うが、日本向けに用意された防虫や防塵を行い、養生するための隔離施設、通称又右衛門エリアである。Canos社はスペインにおいていち早く又右衛門エリアの導入していただけたパートナーである。
その中には、日本向けの準備が整ったユッカ ロストラータ“ブルースワン”が多く過ごしてくれていた。何を隠そう最近日本では一般品種名と混同されている場合も多いロストラータの“ブルースワン”は、同社がネーミングしたものであることを知っていただければ嬉しく思う。そしてその認知度があまりに高くなりすぎたため今では商標登録ができないぐらいになっている。ある意味すごいことである。
他には“メデューサ”と名付けられたブルースワンのマルチタイプも圧巻である。ではここにあると言うことは、今年はまだ日本にはしばらく来ないのか?と思われるであろうがそうではない。今コンテナ数台が日本に向けて航行中であるので、しばらくお待ちいただければである。
その他にもアガベなどが多く準備されている。アガベはじめどのような植物があるかについて写真で少しご紹介したいと思う。
いかがですか?高品質のものであることを理解いただけたと思う。これらは日本に向けて輸出可能であるココピートにて栽培されているため、根洗いが不要のため安心して日本に迎えることができる。アガベにとって根洗いは大きなストレスとなり、そのことで開花して、枯れてしまうこともあるので、ココピートで育てられているものは貴重である。
(注:アガベのほとんどの品種は開花すると、その株自体は枯れてしまいます。)
広い圃場を確認しているとエレナさんが到着されたので、事務所の会議室で情報交換と今後についてなどをお話させていただいた。そして引き続きお互いの協力関係をしっかり確認し、秋の展示会にての再会を約束して、ナーセリーを後にした。