四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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朝目覚め、出発前までホテル周辺の植栽をチェック。空を見上げると結構分厚い雲で覆われている。降水確率は20%とのこと。この時期雨が少ないメキシコにおいてこのような天気とは、さすがレインマン又右衛門である。
そして車にスーツケースを積み込んでいざ出発。途中で朝・昼兼用のサンドウィッチを1つ買い込んで現地へと向かった。
その途中でユッカ カルネロサーナをチェック。ちなみにこの名前はカルネロス地区に多く自生していたことかついた名前のことである。わかりやすい。
またしばらく車を進めると、ダシリリオン ロンギッシマムに遭遇。ふわっと拡がる葉が美しい。ただ近年ロンギッシマムは制限がかかっているので輸出は困難かもしれない状況である。そのためもあってか、多くの方々から問い合わせをいただいている状況である。
そのことは置いといて、素敵な光景を前にして、車の中でさっとパンをいただいた。普段このような食事をとらないため、いつも以上に美味しく感じることができた。
そして再び車を走らせパートナーの管理施設へ。そこで現地の方を踏まえての打ち合わせ。ここにはダシリリオン ミキワネンシスやロンギッシマムなどが国内向けに準備されていた。ここで、日本向けについて相談をしてから、早速いくつかの植物を確認するために自生地に向かうことにした。
途中、アガベ ストリクタやサボテンなどをチェックしながら、山頂にむけて登っていく。
途中このような場所にて住んでいる方々がいたので挨拶と、この周辺のことについてヒヤリング。他地域から訪問するにはとても大切なことである。
ここでは香りのよい葉を生産しているようである。彼らはローリエといってはいたが、私には少し違うように感じたのでその種は定かではない。
コミュニケーションに時間をかけた後、さらに山を登る。途中岩肌にあるサボテンを見かける。今までサボテンへの興味は薄かったが、その可愛らしさに少しずつ魅かれるようになってくる。ただ採取も輸入もできないため、のめりこまないように自制する自分がいる。
さらに進むと、山肌にノリナ ネルソニーを見つけることができた。数はかなり少なく、見ることができたのは嬉しく感じた。
さらにアガベのモンタナを探しに山を登るが中々見つからない。そして雨こそ降らないが高地のため霧?雲の中で視界が遮られてくる。おまけに肌寒い。
大型のジョンソニーはいくらでもあるが、モンタナは見つからない。
そうこうしているうちに山頂近くまで到達しかけた時に、決して良い状態ではないモンタナを見つけることができた。ただ満足がいくものではないのでさらに登る。しばらくして山頂まで到達したが、モンタナを見つけることはできず、一旦あきらめて下山することにした。
険しい山道を下山できた頃には夕方になり、天気も怪しくなったので、比較的近くの山に、ミキワネンシスをチェックしに向かった。写真では見づらいが、後方の山一面にミキワネンシスが自生している。
一つひとつ見ていくと葉の長いもの、色の濃淡など個体差がある。そのために日本向けに送ることになったときの好みはしっかり伝えておくことにした。ちなみにこの種も、ミキワ地区にて自生が多いのでつけられた名前のことである。
それらを観ていると辺りは暗くなってきたので、毎日見かけるサボテン イワオくんに挨拶をして帰還することにした。ホテルに着いた頃にはすっかり周りは暗くなり、当然のように雨も降ってきた。
ディナーミーティングでホテル隣接のレストランで熱いスープで体を温め、暖房のないホテルの部屋へ各自戻ることにした。
部屋に戻ってパソコンを開けると、多くのメールが入ってきており、大バタバタ。ただまだ余力はあったので、せっせと苦手なデスクワーク。その後日付も変わり良い感じで眠くなってきたのでシャワーを浴びて寝るようにしよう。ただ寒いから今日は、ダウンベストを着たまま眠るようにします。明日は少し温かいところで眠れるかな~~(笑)
おやすみなさい。