四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
MATAEMON'S THINKING BLOG
先月に引き続き今月もタイへ行くことになった。
今回のタイ訪問のメインは、本年度、JETROの輸出大国コンソーシアム支援企業にバラエングループが採択され、その一環でのタイ訪問となったのである。その輸出品目は世界が注目するバイオスティミュラントである「マリネックス」である。
水質改善 農作物用水|マリネックス (marinex.co.jp)
日本では有機栽培や特別栽培農業から、水産、品評会に名を連ねる観賞魚の育成など、幅広く使われており、今までタイにおいてもその有効性は確実にあると思っているが、実際にどうなのか?を実証実験をおこない、タイでの普及に向けての取り組みである。
まず、一足先に数日前にバンコクに到着し、まずは南や北へ移動してガーデンなどの視察と、又右衛門はさみの営業やいつもの生産地訪問、さらに別途特別なミーティングもしながら週末毎日車を走らせた。そして日曜日は、前回、前々回に、出逢った魅力的な植物を、日本に来ていただくための作業を行った。
まずは朝、ホテルを出発し、途中に集荷を行い、出荷場にて検品、根の洗浄、梱包などの準備を行った。
前々回では、この作業が雨に打たれながらになり、その後風邪をひいてしまったのか、帰国後も長く体調が優れなかったため、今回の快晴はとてもありがたく思ったが、そうは簡単にいかないものである。
ココピートで育てているとはいえ不可抗力や風で運ばれた土が含まれている可能性もあるので何度もチェック。また虫などが奥に潜んでいる可能性もあるため、疑わしき植物は、時には流水での洗浄を行いながら進めていく。その作業を現場の人にもしっかり見ていただきながら、数時間繰り返していると、結局今回もおかげさまで全身濡れてしまう。
そのような中、パッキングや虫対策で少し苦労し、時間はかかってしまったが、皆さんの協力でなんとか無事に終えることができ、後は書類を揃え、空港へと運んでいただくだけまで仕上げることができた。現場スタッフには多いに感謝である。そのお礼と言えるほどでもないが、日本から持参したお菓子を一人ずつ手渡しさせていただき、普段の感謝を伝えさえていただき、出荷場を後にした。
身体は濡れていたがまだまだ暑い時期で晴れているのでプールで泳いだようなものと思い問題ないと思っていたが、作業後にクーラーのきいた車に乗ると、同じことを繰り返しとなるタイでの活動の出だしとなってしまった。
しかしそれを大きく緩和させてくれたのが「カオトム(おかゆ)」である。冷えた身体を温めるのと、少し胃の調子が良くないので、遅いお昼はカオトム(おかゆ)だけをいただいた。バンコクでおかゆと言えばカオトムとジョークがある。私はカオトムが大好きで1日2回食べてもいいぐらいである。実際に3食連続カオトムということもある。
昨年まではタイの脂っこい料理なども問題を感じなかったが、最近は年齢を重ねたせいか、身体が油を受け入れられず、さらにタイの唐辛子はダメージを受けるため、控えているので、私にとってカオトムはとてもありがたい食べ物である。
そして美味しいカオトムを食べることができ、身体も温まり体力も回復してきたので、バンコク市内のホテルへと向かうことにした。
バンコク市内に戻り、出荷の手続きなどをおこなって、夕方の食事まで街歩き。途中でパワフルな植物移動販売車に遭遇。中々パワフルな。タイあるあるである。
その後も引き続き、週末に見積もり依頼をいただいた又右衛門ハサミのオーダーなどの整理をおこない、食事を済ませて、翌朝朝早いので、いつもよりは少し早めに休むことにした。