四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2023.08.11

いすみへ。そしてお盆。

先週末は地元のお祭りもあったため、宝塚に戻り、週明け再び関東へと向かった。

今回の目的は、今春、包括連携協定を結ばせていただいた千葉県いすみ市に、ミーティングと現地調査であった。いつものように朝一番の飛行機で羽田へ。

そこからモノレールとJR線を乗り継いでいくと、通常なら午後からの打ち合わせに十分間に合うのだが、今日は東京駅にて列車に乗った後、京葉線区での事故によって大きく遅れての到着となった。

まずは市役所にて、簡単にミーティング。環境に配慮した新しい技術の説明をさせていただき、その有効性に期待を持っていただけた。

そして何よりも現場一番なので、今回の協定にもある観光としての花き園芸で起きている課題解決と、いすみ市の取り組みについて触れさせていただいた。

最近では多くメディアにも取り上げられている「いすみ鉄道」 特に菜の花と桜の時期が美しく、多くの人が訪れる観光スポットでもある。今の時期、菜の花は咲いてはいないが、透きとおった青空と緑に、黄色の可愛らしい電車が映えて魅力的な光景であった。

また国吉駅周辺では、農園や花壇など様々な取り組みをされていたのが印象的であった。

ただ、いすみ鉄道沿線の美しい光景や、駅周辺の取り組みが保たれているのは、その裏方でいすみ市の方々や地域ボランティアの日々活動があるからである。頭が下がる思いである。

その他にも、リーガースベゴニアなどの生産者やその他の施設などを周らせていただくことができ、ほんの一部しか見ることができてはいないかもしれないが、実際に現地を訪れ、植物に触れ、土に触れることにより、現地の状況や課題などを少し理解できたと思う。さらに何よりも現場で活動される方々からの声は貴重で、その努力は尊く思えた。今後も引き続き、現地の人びとや植物に触れ、耳を傾けながら、私たちのもつ新しい資材や技術などによって、後押しをできればとあらためて思うことができた。

そして時間が許される限り現地を案内いただき、制限時間となったので、都内に向かうことにした。

その帰りの途中、急遽仲卸の社長からご連絡をただき、美味しいハンバーグをいただきながら、今後についてなどをざっくばらんに話し合うことができた。ぜひこのような若手がどんどん育っていただきたいと思いながら、私が残せることを考えながらこの地を後にした。

翌日も都内にて活動。うだるような暑さの中、屋外を歩き周ってへこたれそうになることもあったが、一か月おきのタイでの活動のおかげもあり、少し強くなったのか、何とか能動的に動くことができた。

週中には台湾のビジネスパートナーに訪問していただき、久し振りの情報交換もでき、貴重な時間を過ごさせていただくことができ、実り多い週となった。

今週このような時間を過ごすことができたのは、この暑い中でもへこたれずに本業の卸に徹して活躍してくれている素敵なスタッフのおかげである。彼らの植物に対する想いやお客様への想いは半端ではない。頼もしい限りである。私はそのような背中を見ることで、活力が生まれてくる。ぜひ何とか厳しい夏、お盆を駆け抜けて欲しいと心から願ってやまない。