四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2023.05.30

又右衛門 高知へ。② ~日本植物園協会 第58回大会・総会~

北川村を慌てて出発し、昼から市内にて開催の「公益社団法人 日本植物園協会 第58回大会・総会」会場へと向かった。

又右衛門は、広島市植物公園の日本最大のバオバブ移植プロジェクトを行い、その際に秋篠宮皇嗣殿下へのご説明役を仰せつかった際に、本協会の入会を勧めていただいてから会員とならせていただいている。

 

今回の総会は昨年同様に日本植物園協会 総裁でいらっしゃる秋篠宮皇嗣殿下にご臨席いただいたため、大変厳しいセキュリティーの中での開催となった。

初日はまず定時総会が開催された。続いて開会式がはじまり主催者である西川綾子会長の挨拶にはじまり、総裁である秋篠宮皇嗣殿下からの「おことば」をいただいた。

 

そして来賓紹介と高知県知事や高知市長市長の祝辞、今回の高知大会の開催園である牧野植物園 川原園長のあいさつが、とても厳粛な雰囲気に包まれた中行われた。

 

続いて表彰式、ナショナルコレクション認定証授与式があり、休憩をはさみ会場が変わり、意見交換会が開催された。意見交換会はCOVID-19などの問題もあり飲食はなしで行われた。

 

ただ今年は意見交換会に皇嗣殿下もご臨席され、多くの会員参加者と順次お話されていた。そして又右衛門は、以前お話をさせていただいてから少し時間が経っているので、私の活動や海外の植物について報告をさせていただき、直接ご意見を賜ることができ貴重な学びとなりました。

 

また多くの先生方、研究者はじめ会員の皆さまと、新たなご縁をいただくこともでき、初日を終えることになりました。

 

2日目の午前中は口頭での研究発表会が7つあり、どれもが興味深い内容であった。中でも、私が深く関わらせていただいたのもあるが、広島市植物公園の堀川氏による「国内最大のオーストラリアバオバブの開花」の発表から、皆さんに大切に育てられたバオバブが元気にしていることが伝わってきてとてもうれしく思えた。

 

そして休憩をはさんで、ポスター発表での研究発表会があり、11つのグループが提案をされていた。皇嗣殿下は全ての発表を丁寧に見てまわられて、発表者と意見交換をされていたのがとても印象的であった。

 

そして皇嗣殿下が全ての発表をご確認された後、少しの時間ではあるが西川会長や岩科会長などとともに、広島のバオバブや希少な植物についてなどの情報交換、意見交換が、昨日の厳かな開会式とは異なった、とても和やかな雰囲気で行われ、昨日に続いて皇嗣殿下より大きな学び、さらに宿題を授けていただくことができ、今後の活動への意欲が大いに高まるかけがえのない時間となりました。

 

その時の皇嗣殿下の温かく見守っていただくような笑顔や眼差しがとても印象的で、本当にありがたく感じました。そしてそのような時間は経つのが早いもので、皇嗣殿下は退席されることになり、又右衛門は、今日からまた1年間学びつづけ、また次の機会にしっかりご報告させていただくことを心で誓いながら見送らせていただいた。

 

その後昼食をはさんで、遊川先生等による生物多様性活動の報告会があり、これもまたとても学びが多く、又右衛門の脳はすでにキャパオーバーになっていた。

再び休憩をはさんで、分野別会議が個別の部屋にわかれて開催され、私は所属である第3分野に出席させていただき、新しくなった又右衛門リーフレットを配布し、1年間の活動報告などを行わせていただいた。

 

分野別会議終了後、再び会員が一堂に会して分野別会議報告会がなされた。その中で今回より会員になられた半田植物園 半田氏からも報告があり、堂々と報告をなされたのが印象的であった。

 

そして最後に来年度開催予定の水戸植物園からの挨拶があり、明日のエクスカーションを残して全てのプログラムが終え閉会となった。

そして一旦ホテルに戻り、着替えてから近くにある「ひろめ市場」という昔のフードコートのような素敵な場所にて大好物の鰹のたたきをいただいて、心もお腹も満たされて1日を終えることになった。

 

今回の大会は、写真撮影が禁止のため写真がなく文字ばかりで、読み辛いアップであったとは思いますがご了承いただければです。さて明日は最終日。これもまた、とても楽しみである。