四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今回はヤシのついてのアップ。先月訪問したヤシ専門の生産者を2か所再訪したのでそのご報告を。
まずは1軒目。魅力的なヤシを数多く生産しているナーセリーである。
ヤシ全般は、根を洗浄すると多くが枯死してしまうことが多いため、その課題をクリアするために前回訪問時に行ったテストの結果を確認するための訪問である。
結果は大成功と言いたいところではあるが、残念ながら望んでいた結果にはならず大きく弱ってしまっていた。
しかしながら、その結果を踏まえて再チャレンジしたものは、良い結果を出せていた。ただ、今回だけ何らかの偶然でうまくいった可能性もあるので、成功した方法で再び数種類を試すことにした。
このテストで好結果を残せれば、ヤシを洗浄して輸入することができるようになり、大きく前進できるので、来月訪問時の結果確認が楽しみである。
そしてもう一軒は、主にビスマルキアを先が見えないほどの広大な敷地で栽培をしている生産者。
特に写真のような大きなビスマルキアを生産しているのが特徴的である。恐らく中東など暖かい地域向けに大量販売するためであろう。
前回訪問時は、日本向けのようなサイズや数量には全く関心がなく、言わば門前払いのような感じであったが、何度か訪問することで少しずつ検討していただけ、ミニマムロットや価格などをご提案いただけるまでにたどり着いた。ここもまた大きく前進である。
写真にもある希少な種は、前回訪問時には「1本しかないため販売できない」と言われたが、今回は特別に販売して頂けることになり、テンションはMAX。彼らの気が変わらないうちにと、その場ですぐに購入させていただいた。さらに今後も色々取り組んでいただけると言っていただけ、ありがたいことである。まさに粘り腰が功を奏した。
さらにさらに、訪問から数時間後、写真のヤシを見つけた!とまでご連絡をいただけ、本当に感謝の思いである。このヤシを洗って日本に輸入、ということになるかは何とも言えないが、私の導入先は日本だけではないので、良い提案につなげられそうである。
数年前までは、日本で輸入可能であるココピートで植えられたスペインなどからのヤシ類が多くあったが、今は底をついてほとんどない状況であった。そこで土に植わったヤシを、根をきれいに洗浄し輸入することも検討したが、あまり良い情報はなかったので、今回は大きな進展である。
苗でも数年、そこそこの大きさになるまでなら5年以上はかかるが、植物の負担を考えれば最初から日本が輸入可能なピートモスやココピートなどの植え込み材で育てていくのがベストなので、現地パートナーとともに協力しながら進めていくので期待していただければと思う。
さてと、次回5月に予定している再訪時の結果を楽しみにしている。ワクワクである。