四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2022.10.15

又右衛門、熊野へ。「縁」

13日に都内より戻り、14日は大阪でバタバタといろんな業務。何とか終えることができたので、眠い目をこすりながら、友人が関わるイベントに参加するため、朝一番、車で熊野へと向かった。

行楽シーズンと、全国支援キャンぺーンが始まったせいか、西行きの車は大渋滞。そのような光景を横目に見ながら、和歌山方面を目指した。

休憩をはさみながら高速道路をひた走り、約3時間で田辺まで到着。ここから下道で熊野古道に沿って北上である。

その入口付近で、目に飛び込んできたのが須佐神社の看板。その名の通り御祭神は素戔嗚の尊。私が最も崇める神様である。思わず車を Uターンさせて階段を上がり参拝することにした。

神殿前で祝詞をあげていると宮司様にお声掛けいただき、お祓いをしていただけた。何ともありがたいことである。

この時期には出雲の神在祭の時期であり、出雲へ行くときには須佐神社には欠かさず参拝しているが、今年はまだ予定が決まらず行くことができるかどうかわからなかったので、この地で参拝できたことは非常に嬉しく思えた。

そして再び車に乗り込み先へと進む。道中渋滞もなくスムーズであったために目的地である熊野高原に1時間半ほど早く到着したので、ここまで来たならせっかくなのでと熊野本宮を参拝した。

熊野本宮は確か2年ぶりになるであろう。特別な空気に包まれながらリフレッシュし、とんぼ返りで高原を目指した。途中で買った好物のめはり寿司を頬張りながら、無事定刻に目的地付近には到着したが、少し無責任なナビのおかげで迷ってしまい、とんでもない山道を走り続け、やっとの思いで目的地であるSEN.RETREATさんに到着した。

今日はここで世界的に活躍され大きなイベントなどでもパーフォーマンスをされている書道家、堀真澪さんのワークショップがあるとお声掛けいただいての参加である。
そしてお声掛けいただいたのが、これまた凄くて空手で世界チャンピオンにもなった木幡さち子さんである。さち子さんとは以前から面識があり、ある共通の部分もあることがわかってから、親しくしている。そしてさち子さんが大阪から熊野に移住されることになり、それもあって今日の再会になった。

到着後しばらくして書道のワークショップがあり、皆さんに加わり、又右衛門も参加させてもらった。

私が書いた字を、赤で修正して、色々なコツなど手ほどきをいただけた。何とも贅沢な話である。

さらに参加者皆さんに絵馬に一字を書いてプレゼントしてくださった。

それぞれの書道教室終了後は、屋外での大きな文字を書く真澪さんのパフォーマンス。
真澪さんが筆をもち半紙に向かうと独特な緊張感が漂い、その中で筆を滑らせていく。まさにプロフェッショナルこそが創り出すことができる空気感である。そして一気に書き上げた字は「夢」である。書道5級の私が言うのも失礼な話だが、力強さと繊細さがある素敵な作品となった。

そしてその作品はこれで完成でなく、参加者それぞれがそこに一字を加えていく。又右衛門が選んだ字は「樹」である。何故この字を選んだかについては、深い意味はないが、何となく思い浮かんだのがこの字であった。

その後皆さんで記念撮影を行い、とても素敵なワークショップは終わりとなった。
さち子さんと真澪さんと、再会と今度一緒に世界の舞台で一緒にイベントをすることを約束して、後ろ髪を引かれる思いで、この地を後にした。

そしてここまで来たのだから、ほど近いところにある素敵な宿「霧の郷 たかはら」を再訪することにした。

オーナーである治安さんに挨拶をと思ったが残念ながら不在であったので、少し腰をおろして、素敵な景色の前でコーヒーをいただいた。

ここから眺める熊野は絶景である。とても素敵な風が吹き、お気に入りの場所である。しばしこの自然に身をゆだねながら素敵な時間を過ごした。

カウンターで治安さんへのメッセージを残して、スタッフの方に再訪を約束して、車に乗り込み、帰路に就くことにした。
約4時間で会社に到着。その後少し用事を済ませて、無事自宅に帰ることができた。

そして、真澪さんに書いていただいた絵馬がこれである。

まさに今日一日素敵な縁に恵まれた日になった。本当に神様や皆さんに感謝である。
そして再会、さらに一緒のイベントなど楽しみがいっぱいである。

今回いただけたご縁がどのように広がりをみせていくか楽しみで仕方がない。