四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今日は、甲南学園中学校・高等学校の2022年 第2回ソフィア講演会にて、僭越ながら講演をさせていただいた。
ソフィア講演会とは、甲南学園中高にて年に2回開催される生徒向けのプログラムである。今までにはOBであるスポーツ用品で著名なMIZUNOの水野様や小林製薬の小林様、JAXAの野口様、読売ジャイアンツの桑田真澄様など錚々たる方々が講演されており、私のようなもので良いのか?とも感じながらも、山内校長先生から直接のご連絡をいただき、私としても植物の魅力を若い世代に伝える絶好の機会であると思い、二つ返事でお受けした。
私が少し前に甲南学園の評議員を務めており、その任期を終える時の最後の挨拶がきっかけとなり、今回の講演の依頼に至ったとのことであった。
少し前から連日深夜まで資料づくりに時間を費やし、一人でデモも行い、前々日には講堂で機材の動作チェックも念入りに行い、さすがA型と言えるほどの態勢で本番の朝を迎えた。
学校に到着し、校長先生と少しお話をして、早々に講堂に移動し講演のセッティングと、今回の講演に関わるアフリカバオバブの木とマダガスカルの木彫りを陳列した。
今日の講演は「世界の感動を日本に。日本の感性を世界へ。」と題し、バラエングループと4代目金岡又右衛門としての活動などを、午前と午後、中学校、高等学校に分かれて、100分と質疑応答の10分との2時間弱の持ち時間で行う予定である。
そしていよいよ午前高校生の部の本番スタートの時間になり、生徒代表が丁寧に私のプロフィールを読み上げてくれた。
かなり緊張はしていたが、先日のシャンプーハットのてつじさんからいただいた助言を胸に、元気よく?舞台へと駆け足で出ていった。
講演は結構長いので、生徒たちの集中力を保つために、動画をいくつか差し込み、質問形式も取り入れて進めた。植物の名前を答える質問では、多くの生徒が積極的に答えてくれたり、予期せぬスライドで盛り上がったり、多くの生徒がコミットしてくれて、演者としても大変助かり順調に進めていくことができた。
講演の途中では動画の際に、又右衛門はジャケット姿にお色直しさせてもらったり、普段着の口調で自由にお話をさせてもらったりし、ちょうど定刻に講演を終えることができた。
そしてお昼休憩には生徒や卒業生が来てくれて、短い時間ではあったが有意義なお話をさせてもらえた。中には中学校時代から京都大学と研究をしている生徒さんがいて、高校生とは思えない取り組みをしていることを聞かせてもらい、驚きと将来への期待が膨らんだ。また庭師をめざしているという卒業生も挨拶に来てくれて、素敵な時間を過ごさせてもらった。
午後からは中学生。基本は午前中と同じ話ではあるが、始める前に校長先生から「午後はおしてもいいですよ」と言っていただいていたので、少しスピードを遅くするなど、ちょっと工夫をした。
講演中は先ほどの高校生とは違った反応があったり、面白い盛り上がりをするところもあったりで、少し時間はおしてしまったが、2時間強で無事に終えることができた。最後に花束までいただけ、緊張はしたものの、とても楽しい時間となった。
講演をさせていただいたから言うのではないが、改めて甲南学園は素敵な学校であることを認識した。
今回の講演は午前午後合わせて4時間超。生徒約1,100名、そのご家族、学校関係者を含め、さらに1週間の限定者のみのYouTube公開を含めると2,000名近くの方にお聞きしていただけたようである。
このように多くの人に植物から預かったメッセージや、又右衛門の想いを伝えることができ本当にありがたく思う。
そして今回の講演を通じて若者たちが、一人でも多く植物への関心を高めてくれれば本望であるし、少しは植物への見方も変わってもらえたのではと勝手に思っている。と言うのも講演中はとても素敵な輝いた眼で見つめてくれていた生徒が多くいたからである。そのような眼の残像と、のどの痛みを心地よく感じながら、学園を後にした。
最後になりますがあらためてこのような素敵な機会をいただいた山内校長先生はじめ学園の皆様に感謝いたします。本当にありがとうございました。先生方や生徒の皆さんから多くを学ばせていただくことができました。またいつかさらに成長をした生徒の皆さんに会えるのを楽しみにしています。
さ~~次の舞台はどこの学校かな???(笑)楽しみである。