四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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8月8日は「ひょうたんの日」、皆さんご存知でしたか?と胸を張って言いたいところではあるが、実は私、ひょうたんから多くのご縁をいただいているにも関わらず、このことは頭に入っておらず、全てのミーティングを終え、帰路にて同行いただいたパートナーから教えてもらったのである。お恥ずかしい限りである。ひょうたんさんお許しを。
さて、そのことは置いといて、あらためて今日8月8日は「ひょうたんの日」です。
では何故8月8日になったのかと言うと、皆さんも想像されたかと思いますが、ひょうたんの形が数字の8に似ているというのが由来とのことです。納得ですね。
今日がひょうたんの日であることを意識していたわけでもなく、いつものように新しいプロジェクトの相談と、植物の定期点検のために都内へと向かった。
午前中は赤坂。とても良い状況で生育をしており、管理されていらっしゃる方々の植物への愛情を十分に感じ取ることができ、大変うれしく思いました。
午後からは打ち合わせのために東京農大に隣接する進化生物学研究所へと向かった。
そして研究所所長・理事長である湯浅先生と面談させていただき、新しいプロジェクトの相談と、いくつかのことについてご指導をいただくことができた。
その中でも特に興味深かったのは「ひょうたん」の話題であった。ひょうたんは1万年前頃にアフリカより日本に伝わったとのこと。1万年前といえば縄文時代の早期ですね。驚きです。
ひょうたんは日本最古の栽培植物とも言われており、その用途は多岐にわたっていた。特に土器より軽いため、水の運搬などにも用いられ、各国の生活において多く利用されてきた。
特に航海において水は欠かせないが、積める重さにも制限があったため、重い土器ではなく、ひょうたんのような軽いものは重宝されたようである。
他にも書き出したら終わらないぐらいのひょうたんのお話をたっぷり聞かせていただくことができた。ひょうたんに興味を持たれた方は、この続きを湯浅先生が執筆された「ヒョウタン文化誌」を読まれたらと思います。
持ち時間も無くなってきたので、研究室での打ち合わせを一旦終えバイオリウムを再び見学し、植物やカメ、レムール達に挨拶をした。
バイオリウムでは、以前マダガスカル視察にご一緒させていただいた伊藤先生と再会することができた。
月末から手掛ける新しいプロジェクトについて触れてみると、その大きなヒントとなるような活動をされていたと聞き驚きであった。まさに“瓢箪から駒”のように感じた瞬間であった。さらにその場で無理を言って、来週に再訪し、ご指導をいただけるとのことで、本当にありがたく、またツイていると思えた。
そして最後は3人で写真を撮り来週か再来週の再訪を約束して、次の打ち合わせに向かうことにした。
次の打ち合わせでは、私たちの製品を海外展開したいとお考えの方との面談。製品の価値を高く評価いただけており、とても嬉しく感じるとともに、今後に期待をしたいと思った。
このような感じでバタバタのスケジュールを全て終えて、地下鉄で宿泊地へと向かうことにした。
その電車の中、初めて湯浅先生にお会いした時のことを考えた。
埼玉 寄居で全国愛瓢会の展示会が開催され、その会場にご挨拶に行かせていただいてからのご縁であったことを思い出し、本当に懐かしく感じた。
まさかその時には、マダガスカルに同行させていただいたり、客員研究員にしていただいたりするまでの関係になるとは思っておらず、ひょうたんから始まった湯浅先生や、そこからさらに広がったご縁、数字の「8」漢字にすれば「八」、まさに末広がりのご縁を感じた。
まさに「ひょうたんの日」に相応しい素敵な1日となった。