四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2022.06.27

又右衛門、北海道 恵み野 恵庭へ ~第39回全国都市緑化北海道フェア開催~ 後編

今回は、前回に続いて、恵庭で開催されている『第39回 全国都市緑化北海道フェア ~ガーデンフェスタ北海道2022~』を見学した報告を、写真を中心にお届けします。

メイン会場は、恵庭駅と恵み野駅から歩いて15分ぐらいの位置にある「道と川の駅 花ロードえにわ」と隣接するエリアで開催されており、大きく分けて入口近くの【はなふるエリア】とそこから繋がる【かわまちエリア】にわかれている。
短時間の見学であったので全てではないが、順番にアップします。

まずは正面から入ると【はなふるエリア】「アーカイブプロムナード」があり恵庭の花のまちづくりの歩みなどが紹介されている。

そこから【はなふるエリア】を時計回りに見学していくと、人気の「キッチンガーデン」がある。素敵な彩りで最近流行りのガーデンである。

続いてハンキングバスケット。コンテストも開催されている。北海道の皆さんの作品が並んでいて魅力的な作品もあり楽しませてもらえた。

そしてここからは中央芝生広場花壇になる。その中で「虹色の鳥」と名付けられたエリア。色とりどりの花をひたむきにメンテナンスされている方が印象的であった。暑い中本当にご苦労様である。

その一部にはラベンダーの花壇もあり、より北海道を感じることができた。

そして中央広場花壇のステージ側にも黄色が多く使われた花壇があり楽しませてもらえた。

広い花壇を過ぎると、コンテナガーデンコンテスト会場になる。先ほどまでの花壇とは対照的に凝縮されたような感じであり、その違いに面白さを感じることができた。

その先には市町村コンテナがあり北海道内の自治体のPRコンテナがおかれていた。

また自治体出展花壇もあり北海道内外のPR花壇があった。そしてそこには地元兵庫県の神戸市も出展していた。

隣接して「グラベルガーデン」がある。乾燥を好む植物で構成され、ローメンテナンス。ここはとてもご活躍中で、先日別のプロジェクトでお会いした上野砂由紀さんが手掛けられたガーデン。

植物もボリューム感いっぱいに育っている。特に地面のボーダレス感が素敵に感じた。さすがである。
これで【はなふるエリア】をほぼ一周。他にも素敵な提案をされているところもあったが、ここはこの辺で。

一周したので、中央ステージを遠くから拝見した。
ステージの内容も良かったのだが、私は楽しそうに過ごしている親子の背中の方に気をとられてしまっていた。長らく自由に外に出られていなかったであろう家族がこのように楽しめるようになってきたことへの喜びと同時に、もうCOVID-19の蔓延がないことを心から願った。

そして、次の【かわまちエリア】へと向かうことにした。
その途中には飲食・物販エリアがあったが、どこも長蛇の列。正直お腹は空いてはいたが、この列に並べる時間はなく、つばを飲み込んで見て見ぬふりをして急ぎ足で移動した。

そして【かわまちエリア】へと入った。
まずは企業や団体、自治体などによる庭園出展エリアが続いている。出展数は約35。それぞれが趣向を凝らしての提案である。まずは入口には2027年横浜国際園芸博覧会のPRブースがあった。あと5年で開幕。A1クラスと言う最大の園芸博覧会。大きく期待を寄せるイベントであるのと同時に、花き園芸業界の一員として責務も大きいと感じるイベントであり、楽しみがいっぱいである。

そしてこのエリアから個人的に印象に残っている庭園を3つご紹介させていただく。
まずは朝からお世話になっている「きゃろっと」の内倉さんの「みんなのお庭」である。見事、恵庭市長賞・金賞を獲得されていた。内倉さん、おめでとうございます。

それと「のどかな時間」というタイトルのお庭。カッパが竿をたれ、ラッコ?が寝そべるゆったりとした雰囲気で、ほのぼの感が伝わってきてとても癒されたのと、バタバタの毎日の又右衛門はとても憧れを感じてしまい印象に残った提案であった。

これは庭と言うわけではないがJRAがお花でつくった馬による提案で、ここでは競馬のPRなどを積極的に行っていた。最近JRAと関連するプロジェクトを始めたこともあり、興味深く拝見した。アンケートにも回答してボールペンをいただき、お土産をつくることができた。JRAさまありがとうございました。

その他にも多くの団体の庭園や、高校生による全国造園デザインコンクールの庭園もあったが、とりあえずはこの辺にしておきます。これ以上はせっかくなので是非現地で観ていただければと思います。

このエリアを通りぬけると「市民参加型花壇」がある。“飾らない大らかな恵庭の景色を楽しむお花畑”をめざして市民の皆さんでつくられたとのこと。柔らかな色合いに恵庭の風景がうまくデザインされとても素敵である。地元宝塚でも同様な取り組みがさらに広がっていけばと感じさせられた。

この他にもピクニックガーデンなどもあり、素敵なエリアであった。ここを観終わったころには、スマホの充電もなくなり、時間もなくなってきたので見学は終了し、会場をあとにした。

会場から駅にはシャトルバスや周遊バスがあるが、せっかくなので【まちなかエリア】を楽しむべく、恵み野駅まで歩いて向かうことにした。

途中素敵なお庭があり、手入れされている方もいらっしゃり、お声掛けすると皆さんが笑顔でお答えいただけ、とても良い気持ちになることができた。

今回この地を訪れ、素敵な人や植物、まちに触れることができ、多くの恵みをいただくことができた。まさにその名「恵み野」にふさわしいまちであった。本当に皆さまありがとうございました。次にこの地を訪れるのは、会期が終わってからになるだろうが、また素敵な生長・成長を遂げられる“植物、人びと、まち”に再び出会えるのが楽しみである。

今回少し長いアップになりましたが、それでも私が時間の関係もあり全て観きれなかったのでご紹介できてない素敵な部分が多くあります。出展者、ブログを読んでいただいている方申し訳ございません。是非この続きは皆さんでお出かけいただき実際に触れてもらえればと思います。

来年の全国都市緑化フェアの開催地は仙台である。仙台にも多くのパートナーがいるのでこれもまた楽しみである。