四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2022.05.17

又右衛門、岐阜へ。前編 ~ぎふワールドローズガーデン~

今日から3日間の予定で岐阜に向かった。今回の岐阜は、各務原にて開催される日本植物園協会の総会に出席するための訪問である。

そして、せっかく二代目又右衛門(金岡喜蔵)がこよなく愛したバラの生産拠点である岐阜に行くのであれば、現地で薔薇に触れようと思いたったのに加え、前日に、香川の深井先生がアップされたFacebookに後押しされ、急遽「ぎふワールドローズガーデン」まで足を延ばすことにした。

途中工事渋滞などもあり出発から約4時間かかり、無事に到着。昼からの総会に間に合わせるためには30分少々しかないが、駆け足で施設内を観ることにした。

正面入り口を入ると、まずかわいいモニュメントがあり、その向こうにはバラが一面に広がっていて壮観である。

進んでいくとCENTER COURTと呼ばれる施設があり飲食ができる。1500円前後のランチメニューやパンケーキセットなどもあり、まだお昼前ではあったが結構多くの方が利用されていた。

さらに進むと白いバラのエリアなどがあり、清々しい気持ちになれる。この時期にここでウエディングなどを行いたい人は多くいるであろうな~と感じた。

続いてアーケードくぐり、素敵なバラを観ながら進むと、外観が木製の大きな見晴台のようなものがあり、そこに登ってみると

その先に拡がるローズガーデンが一望できる。

そして振り返ると両脇のバラの回廊の中央に拡がる芝生広場が美しい。

本当はゆっくりここで過ごしたかったが、さっと降りて、進んできた回廊から芝生広場をはさんだ反対側の回廊をバラを観ながら戻ろうとすると、以前からお世話になっているこの施設の責任者でもある上田先生とばったりお会いでき、少しだけ立ち話をすることができた。
まさかこの広い施設と多くの来場者の中でお会いできるとは思っていなかったので、とてもご縁を感じた。

そしてお互い時間がないので今日のところは立ち話で終え、再訪問を約束して、次に進むことにした。

途中、施設内を走る列車や素敵なバラたちにも出会えた。

薄ピンクやオレンジ、黄色、紫などどれもが個性的で素敵であった。そして何よりとてもきれいに管理されていて、その素晴らしさには正直驚かされたぐらいである。
日々の管理などに頭が下がる思いで、見習わなければならないことが多いと感じた。

入場ゲート方面にもどり、奥の方を覗いてみるとお子様の遊具施設や音楽堂もあり、様々な年代の方々が楽しめる施設になっていると感じた。

さすがに駆け足で見学しても、この広い施設を楽しむには時間が足らず、後ろ髪を引かれる思いで出口に向かう時に、一種のバラが目にとまった。

そうそれは「ピース」である。
私が幼い頃に一番好きであった品種で、二代目又右衛門が「ピース」の存在を教えてくれたのを憶えている。久しぶりに「ピース」に逢えるとは、まるで二代目に呼ばれたような気がした。そしてまだまだ精進しなさいとお尻を叩かれているようであり、励ましてくれているように感じた。

素敵なバラたち。素敵な施設。それを支える方々のおかげで素敵な時間を過ごさせていただくことができ本当に感謝である。今度来る時はゆっくり訪れたいと思う。再訪が楽しみである。