四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
MATAEMON'S THINKING BLOG
今日は又右衛門が会員である日本植物園協会主催の第19回植物園シンポジウム「守り、つなぐ、江戸園芸」が神代植物園で開催された。
以前から江戸園芸や古典園芸には関心があり、浮世絵とのコラボレーションに関わらせていただいていたので大変楽しみにしていたシンポジウムである。私は現地にて参加予定であったが、この会でもCOVID-19の影響により、オンラインでのみの参加しかできなくなり、自宅からの参加となってしまった。
『第1部 江戸の園芸植物を守る』では、
「日本植物園協会ナショナルコレクション認定制度と現在までの認定コレクション」としてナショナルコレクション委員会の倉重祐二様から丁寧な説明とご紹介があり、ナショナルコレクションの意義や目的などについて知識を深めることができた。
続いて「江戸の花サクラソウ~品種と栽培文化の継承に向けて~」として、さくらそう会世話人代表・日本植物園協会名誉会員の鳥居恒夫様から、サクラソウの魅力や生い立ちから現在にいたるまでを写真でご紹介いただき、サクラソウの奥深さを学ぶことができた。
さらに「江戸の園芸と令和のガーデニング 古くて新しい植物 松葉蘭」について、日本松葉蘭連合会・静岡伝統園芸保存会の落合啓二様のご講演により、松葉蘭の魅力と古典園芸への興味がさらに深まった。中でも「松葉蘭」と「マツバラン」の呼び方も園芸品種ともともとの種で変えているとのことに、へ~~っと、うなずかされることが多かった。
その後「ナショナルコレクション制度を活用した江戸の園芸植物の保存」として神代植物公園松井映樹園長と演者によるパネルディスカッションも開催され、興味深い内容のお話を多く聞けました。
『第2部 江戸の園芸文化を知る』では「神代植物公園のウメコレクションとウメ園」として神代植物公園園芸係長の石川等様からウメ園の案内があり、あっという間に3時間が経ってしまい、学びと楽しみをたくさんいただき閉会となった。
今回のシンポジウムは、現地で観たかったのが正直なところであるが、来年の楽しみが1つ増えたと思っておくことにしたいと思う。
それにしても園芸は奥深いものであると実感できる1日となった。