四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今日3月3日は、「世界野生生物の日」である。
幼かった頃は3月3日といえば「ひな祭り」で、旧家だったこともあり女の子はいなかったが大きな雛飾りがあり、その日は少し贅沢な食事であったことを憶えている。
学生の頃には、家業の花屋の手伝いで、節句用の桃のパック花を作る忙しさに翻弄されていた日でもあった。
そして私が家業に加わることになってからは、任されたのが生花部門であったため、パック花用の桃を手配するために、多くの産地を回っていたことが思い出される。
近くの川西や池田の産地に始まり、和歌山それに茨城など矢口桃や新矢口桃の手配で、色んな所を買い付けや契約のために回っていたことが懐かしく感じる。
そして10数年前から世界を周り、様々な国の大地を踏み、多くの動植物たちと出逢ったことから3月3日は「世界野生生物の日」というのがまず頭に浮かび上がるようになってきた。
世界に飛び出した頃には、あまりにもユニークな植物に出逢うことで驚きを感じ、時には手に入れたいという衝動にかられそうになったこともあったが、国際ルールの遵守をできなければ又右衛門活動とはいえないため、自制していた時期もあった。今は植物をまもらなければならないという気持ちが強く、3月3日は「ひな祭り」同様に「世界野生生物の日」が多く人に知られるようになればと思っている。
是非、皆様も野生生物との共生、共存について今一度考えていただければと思う。
文明と言う大義名分のもとに行われてきた人間本位の開発によって失われる命や自然があることを。そしてそれは取り戻せないということを。
決して同じことを繰り返さないために・・・