四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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気がつけばもう3月。今年のお朔日参りも今日で3度目。確かに陽も長くなり、少しばかり温かくなったような気がしますね。
毎月のお詣りをして事務所に戻ると、私の机に「花卉園芸新聞」が届いており、先日取材していただいた記事が掲載されていました。
今月から順次始動させていくローズガーデンリユースマーケット。
この取り組みは実際には数年前から進めていた計画であり、COVID-19による影響など厳しい状況に少しでも早くと思いながらも中々スタートまでこぎつけられなかったのだが、担当スタッフの強い力もあり何とか事業開始までこぎつけることができた。
そもそもこのような事業をはじめようと思った理由は何かというと、単純に社会全体と同様にエシカルや持続可能、環境配慮などが当たり前になっていく中、花き仲卸としてやれることがないかということであった。
しかし、今まで新品の商品を売ることで収益を得てきた卸なので、経営に影響は与えないであろうか?今まで支えてくれている資材メーカーとの関係性を崩してしまうことにならないか?などを考えて、踏み切れずにいた。
そのような中、COVID-19影響が本年になっても続き、大きな装飾などの機会が大幅に減った取引先が増え、花器の使い道が無くなってしまったり、新しい花器を購入する利益を産み出せていなかったり、様々な問題を抱えることになってしまったため、環境のためもあるが、少しでも日々お世話になっている花店やフラワーデザイナーのお役に立てればと思い準備を進めていた。
資材の仕入れ先などとの関係性が悪くならないかの心配もあったが、資材メーカーの方々とお話をすると、コンテナ不足で十分な供給ができない状況でもあり、私たちの取り組みに対して、問題提議をされることは無かった。むしろ支持するので引き続き協力関係を保ちながら、進めていきましょうという言葉をいただけ、今回この機会にこそ始動させるべきという判断に至りました。
正直、古物商の認可は持っているものの、まだまだリユース業界の知識は乏しく、試行錯誤を繰り返してきたが、この方法が正しいというまでには至っていない。少々見切り発車的なところがあるので、これからは皆さんの言葉を丁寧に聞き取りながら、柔軟に、より良い仕組みづくりのためルール変更をしていければと考えています。
使い道が限られている大きな花器や、なかなか手が出なかった高価な花器をシェアしたり、倉庫に眠っていた花器を有効活用できたり、使い捨てに切り替わっていたスタンドなども再利用できたりすることになるであろう。
今までリサイクルショップに持ち込めば二束三文の扱いであったものが、価値をわかる人、有効活用できる人に、それなりの価格で手渡せられるようになることでwin-winの関係が構築され、少しでも花き関係の方々の支援に繋がればと思っています。
まずは皆さんからの提供から始まるこのビジネスモデル。どしどし持ち込んでいただければと思っています。
詳しいことは薔薇園植物場大阪営業所 事業企画 0668673900までお問い合わせくださいませ。